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はじめまして

2019.09.07

 

 

 

 

はじめまして。

 

今月から古今に入社しました、増島と申します。

 

静岡県東部を中心に、住宅の設計施工などを行う工務店にいましたが、

 

自身のスキルアップのため古今を修行の地として選びました。

 

 

 

経験、知識、どれをとっても至らない所ばかりですが、

 

ご縁を頂き古今の家づくりに参加できることを嬉しく思います。

 

 

 

 

 

入社5日目、いきなりブログを書けとの事で何を書いていいやら・・・

 

 

 

とりあえず今回は自己紹介で勘弁してください。

 

 

 

 

 

生まれも育ちも静岡県で、建築の学校を出たわけでもなく、

 

約4年前この業界に飛び込みました。

 

 

 

 

 

とにかく現場に行って仕事を覚えろ。

 

完全に現場たたき上げスタイル。

 

 

 

 

 

毎日現場に行き、職人さんの手元をしながら建築を学んできました。

 

半分職人でした・・・

 

 

 

おかげさまで?今ではどの職人さんの手元でもある程度は「使える」ようにはなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

3年目くらいからようやく物事の辻褄が合いだし、

 

 

図面も見れるようになり建築の楽しさを感じてきたのを覚えています。

 

 

 

 

 

石の上にも三年 よく言ったものだなと感心しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

楽しさ、辛さ、難しさが分かるようになってきた今だからこそ、

 

 

 

もっと広い世界を見たい。

 

ここでもっと知識と経験を吸収したい。

 

 

 

そう考え、古今を修行の地として選びました。

 

 

 

 

 

 

至らないことだらけで、ご心配おかけしてしまう事も多いと思いますが、

 

 

素晴らしい先輩方の胸を借りて、ご迷惑にだけはならないよう

 

 

 

古今とお施主様の家づくりを通して成長していけたらと思っています。

 

 

 

 

 

温故知新の精神で、頑張ります。

 

 

 

 

増島健人

 

 

 

 

 

おいしいと刺激

2019.08.29

個人的に嫌な夏が終わろうとして

くれてます。

 

古今にシャワーをつければ良かったと

もしくは、今からでも遅くない、

ベランダにお風呂作ったろうかしらって

毎年思ってる気がする。

 

夏のいいところは、そうこう考えてる

内に厳しい短い夏が終わってくれるところ。

 

今年も何度もあー糞食らえだ夏なんてって

思ってたら、暑さが控えめになってくれて

あら、君の暑い勢いは終わりかいって

強気になってる今日この頃です。

 

さて、先日調布にあるマルタという

焚き火料理のお店にいってきました。

焚火料理というと、ざっくり薪の匂いが

ついて、繊細な味とは遠いイメージがあった。

 

どっこい、料理は、味の裏にまた味があり、そのまた

裏に風味や滋味などが素材感がドスンと感じられる料理。

 

日本らしい深みのある繊細さは残しつつ、

多国籍なテイストを感じられる。

 

薪の風味もBBQな感じではなく、

ホントに良いさじ加減でひっそりと。

 

本当にあまりにも美味しくてただただびっくりした。

料理で驚いたのは何年振りか。

やっぱり、達観してる何かには絶妙なさじ加減

が存在していると思う。

 

たぶん、個人的にも僕の舌に合っていたと思う。

 

合わせて、お店に食べにくると気になってしまう

従業員さんたちのふるまい。

(性格悪し)

スタッフさんたちのホスピタリティも程よく、

この店で働く気概や誇りをもって働いてるなという印象。

本当にいい時間を過ごせたし、

純粋に「好き」でした。

 

建物には古木や間伐材、大谷石、などの日本

をちゃんと感じる内装。

 

それと注目すべきは外壁。

ケボニー化された杉の外壁を使ってある。

 

ケボニー化。

僕も実は初めて聞く言葉でいろいろ調べたら

柔らかい針葉樹材(ソフトウッド)を硬くて

腐朽に強い広葉樹材(ハードウッド)のような材質に

変える技術をケボニー化といい、それを

用いた杉の外壁が張られている。

 

しかも、貼り方がまた達観してて、捨て貼りを下に張って、

7mm透かして化粧の杉板を上に貼っているため、

すっきり見える。

 

針葉樹は従来、内装材や外構材として硬度が不十分

とされてきたが、ケボニー化によって日本木の代表、

杉やヒノキを外壁材や外構材としてハードウッド同等の

メンテへの気遣いで使えるようになるという。

 

 

この技術は率直に常識を変えるかもと感じた。

 

 

詳しくはケボニー化でググると相当興味のある

内容がぞくぞく。調べてみてください。

環境に対しても意識が高い。

 

 

私たち自身もイぺ材(横浜の大桟橋や商業施設の

外部の床に多く使われる木)などの熱帯雨林で

伐採される木をメンテナンスフリーという理由で

ウッドデッキなどで大量に使っていくことに

何か代替できないのかとかんがえていて、

屋久杉や特殊な自然塗料を用いて耐候性を

上げてイペよりも安価だという理由もあるが

他の材料で代替することもしてきたが、

安価な材料に塗装すると塗料と手間でイペと

ほとんど金額が変わらなくなる実情もあり、

やはりメンテナンス性能でイぺ材などの

ハードウッドに代わる素材を見つけられて

いなかった。

 

個人的にはこの技術はすごい衝撃で、

帰り際にまじまじと見てきました。

 

シェフに何かありました?って心配されましたが。。。

仕事をお伝えしたら、色々裏話聞かせてくれました。

ここのシェフもオーナーも実直な物作りの人の印象。

 

このお店のオーナーは本業が空間緑化や外構。

 

日々、木と向き合い、今、日本の木の実情や

世界で起こってる問題、熱帯雨林の伐採・亡失に

加担してしまっている事実から、使われている素材

にこだわりと世間への訴えのようなものをそこから感じた。

 

熱帯雨林の森は毎年 スコットランドの大きさと

同じ面積が無くなっている事実、

最近のブラジルの熱帯雨林の火災による

亡失。(人災?)

自分も熱帯雨林の森を亡くしている一旦

を担っているという事実。

 

こういうこと書くと薄っぺらく見えるから

嫌なんだけど、でもやっぱり

まったく他人事には思えず。

 

 

ヨーロッパではすでに広まっており、

日本でも時間の問題か。

ただ、こういう新素材は、日本の一般流通には

材料の安定性や金額面、利権やetc…で

だいぶ時間がかかる。きっと。

(まずは、古今事務所で実験したい。)

 

 

車の自動運転は、100年の車業界を変えると

いわれているが、ケボニー化は、建築業界を

変えていく技術にぜひしていってほしいし、

よくある何かの利権の塊になってほしくないと心から

願う。何か自分たちもできれば。

 

おいしさと刺激。

考える事と口を喜ばす、いい時間でした。

 

古今の現状は、

種を蒔いて、実になり、収穫するという工程の

収穫にあります。

 

施工品質や自分たちの働き方を担保するため、

あまりにも収穫があって、全てを収穫はできない

かもですが、ちゃんと次に繋げるために踏ん張り時です。

 

いつか僕たちもしっかり発信できるように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

喫茶ココンを開催します!

2019.08.27

こんにちは!古今です!

 

暫く間が空いておりましたが、

毎回ご好評頂いております、

『喫茶ココン』を9/6(金)に開催致します。

是非、古今の空間でグリーンを眺めながら

癒しのひと時をお過ごしください!

 

本日より営業しております。

2019.08.19

本日より、夏季休暇を終え通常通り営業しております。
皆様暑い暑い夏休みはいかがお過ごしでしたでしょうか…。
 
 
  
  
朝から休み前に現調に伺ったリノベーション現場の作図を…、
なんとか頭を切り替え集中…。

早速やる事沢山でせかせかと動いています。
  
   

さて、古今の新しい冊子ができあがりました。
  
  
我々の仕事はふたつとない『住人十色』の住まいを造ること。
設備や物に頼らない、住まい手の暮らしを造る。
素材や造り手の温かさと住まい手の丁寧な暮らしを感じられる本になっています。
  
  

  

  
こちらは資料請求いただいた方にお送りしております。
また、事務所前のポストにも入れておりますので、是非!

かなりモサモサしていたお庭ですが、先日猛暑の中、フラフラになりながら草むしりをしたかいがあり、スッキリしました。

代田

夏季休暇のお知らせ 8/11~8/18 

2019.08.06

2019年8月11日~2019年8月18日まで、

夏季休暇をいただきます。

 

この間、古今の住まい手さんは

遠慮なく担当の携帯かメアドへ。

 

まだお会いしていない方は

お手数ですが弊社サイトより

メールにてご連絡を。

 

順次ご返信させて頂きます。

 

お問い合せ

info@kokon-sumai.co.jpでもお受けいたします。

 

余談

現場あるあるですが

職人が動くと、やれ材料が足りない

やれ納まりがわからないなどで

さすがに本当のお盆は現場も休みですが、

それ以外の日は

電話が鳴るんで、全く夏休みが夏休みでなくなる。

 

他社ではこのあたりから働き方改革で

完全に現場を止めるんだそうです。

 

古今もそうしたいけど、職人は日給月給。

働いてなんぼ。理解が出来る。

 

せめて、前もってお盆前までに来て、

内容を把握しようとしたり、聞くこと

先回りして聞いてくれるくらいの段取りや

配慮をしてくれると有難いよねっていつも思う。

 

塩梅があるのか、ないのかわからないけど

いい塩梅って難しい。。。

 

 

良い夏休みを。

 

元井

「涼」を感じて。&お盆休暇のお知らせ

2019.08.03

 

 

 

 

ア   ヅ    イ    ・・・

 

 

 

 

 

毎年ブログに書いていますが、自分の父親は夏場Tシャツを

6枚前後着替える程汗っかきな猛者です。

 

 

自分も若いころは、夏場でもそれほど汗をかく事も無かったのですが、

齢35を超えた頃から、確実に父親の遺伝子を引き継ぎ、恥ずかしい程

の汗をかくようになってしまいました・・・

 

 

現場では図面と照らし合せながら、職人さんと話しているだけなのに、

動き回っている職人さんより汗をかいてしまいます。

 

 

 

打ち合わせに伺えば、住まい手さんに

 

『エアコンつけましょうか?』

 

と気を使わせてしまいます。

 

 

 

どうにかならないものでしょうか・・・

 

結構悩んでます。。。

 

 

 

 

そんなことはさておき、

 

先週・今週と着実に新たな現場が着工し、

 

もう暑いなんて言ってられません。

 

 

今週から始まった『緑山の住宅』へ向かう際、

 

あまりにも、いい景色につい車を路肩に停めて、

 

写真を撮ってしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

横浜市青葉区とは思えないこの風景。

 

この日は東京でもこの夏初めて猛暑日を観測した日でしたが、

 

緑の中を吹き抜ける風は  『涼』  を感じました。

 

 

 

偶然見つけた現場への抜け道、癖になりそうです。

 

 

 

 

 

変わってこちらは『鴨居の住宅』。

 

横浜市の耐震工事補助金の検査も無事に終わり、

暑い中せっせと木工事を進めてくれています。

 

 

 

 

 

実際は足場の養生ネットに囲まれてしまっていて、

風の抜けも悪く現場はとても暑いのですが、

この外壁の構造的なスリットを

観ているだけで、何故か  『涼』  を感じます。

 

 

 

風鈴の音を聞くと  『涼』  を感じるのと同じように、

 

格子などの視覚的効果でも、 『涼』  を感じるのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

2019年8月11日~2019年8月18日まで、

 

お盆休暇をいただきます。

 

 

 

この間、古今の住まい手さんは

遠慮なく担当の携帯かメアドへ。

 

まだお会いしていない方は

お手数ですが弊社サイトより

メールにてご連絡を。

 

順次ご返信させて頂きます。

 

お問い合せ

 

info@kokon-sumai.co.jpでもお受けいたします。

 

 

 

私は南アルプスへ  『涼』  を感じに行ってきます。。。

 

 

古今  鈴木

 

 

 

 

 

妄想と計画と実践と

2019.07.26

いよいよ夏本番。

マジでやめてくれと思う。

現場で物を考えてられない。暑い。。。

夏なんてなくなればいいと思っている。

 

でもこのまま梅雨明けしないで秋になったら

なったでなんか寂しいし、四季大丈夫かと

心配になる。

 

きっと暑い夏がなければ

落ち着いた秋も過ごしやすい春も

そう感じにくいのかもしれない。

 

そう考えると暑い夏も必要なんだと

思ってしまう。

 

しょうがないから夏来てもいいよ

って思う。(何様?)

 

 

 

さて、古今は

妄想(基本設計)計画(実施詳細)実践(施工)

で良い感じにワシャワシャしています。

 

これまた暑い現場から帰ってきて

切り替えて計画や妄想。

 

一日のなかで頭の切り替えが難儀なので

この日は実践系、この日は妄想、この日は計画と

日によって頭を切り替えて動いています。

 

 

計画

閑静な周辺環境の中、建て替え計画中の案件。

住まい手も勉強熱心で、色々な本、雑誌、実際の視察や

お泊りまで敢行して、「自分たちにとって何が心地よいか」

という疑問に真っ向から向き合ってる住まい手。

 

がしかし、敷地は、

第一種高度地区で高さを制限され、ロフトありだと

どうしても建物が間延びして見えてしまう。

合わせて、40%の建蔽率。

建も横も駄目。拷問です。

 

まるで一昔前の外堀から埋められるお見合い結婚の

ように、がんじがらめからスタートする妄想は

苦しい以外何物でもなく、なんで家作るのにこんなに

縛りがあるのかと。

 

そんな縛りの中から生み出た形。

端正な顔つきになって良かった。

難産だったと思う。

 

 

古今でもなかったW2500の一枚木製サッシ採用。

能舞台のようなデッキに遠近感が出るように大中小の植栽、

敢えて土留めは設けず、安息角で石積み、

目隠しの竹塀など

かなり仕上がった身なりで進んでいきそうなH邸。

ワクワクします。

 

最近、個人的にジェフリーバワ熱が沸騰していて

家と外部の繋がりを一層意識している気がします。

 

 

 

 

 

 

実践系1

古今では手掛けることが多いテラスハウス。

多摩のこの物件は、弊社おなじみのアーキプロジェクト

さんとの協同物件。

 

住まい手さんとアーキプロジェクトさんで

1年弱物件を探しながらようやく捕まえた物件。

 

美しい佇まいの玄関。

 

上手に住み熟せば、暮らしがまとまりやすい

テラスハウス。

 

10月末の完了に向けて、解体工事。

 

 

 

 

実践系2

こちらは古今からほど近い団地リノベ。

 

木工事が色々紆余曲折あったものの

ようやくひと段落。

 

いつものモルタル壁&撥水塗料仕上げのための上塗り最中。

 

調合の時はいつも立ち合いで。

左官屋さんと様々なバランスを作ってやってきて、

今回も少し改良。

この案件は、自分たちの物差しピーンな住まい手と

他、色々なプロフェッショナルな方々と

共同作業もあり、古今は内装担当。

 

9月完成目指して、絶賛仕上げ工事中。

 

 

 

妄想系

こちらの住まい手も、緑豊かな自分たちの感覚に合う物件を

古今とアーキプロジェクトさんと一緒に探しました。

 

一度、出産のため、間が空きましたが、

お父さん、お母さんになることできっと

家の在り方や暮らし方への思いにだいぶ変容が

あったのではないかと思う。

もしかしたら、こうありたいな~が

こうありたい!って強く思えるように

なったともいえると思う。

 

良いタイミングで生まれてきたね。

もうすでに親孝行してますよ、君は。

 

 

PLANが固まってきたので、

次は住まい手も僕も現実に引き戻されるお金。。。

 

正直、一番つまらない作業。

でも、家作りの場合は、妄想と現実はいつも

ワンセット。

 

実際、設計施工の私たちの家作りでは

設計者本人が現場監督の立場でお金の算段をする。

だから、設計者の立場でこだわりを出しやすく、

監督の立場で節約を心掛けることで、住まい手の

こだわりを把握した上での優劣を可能な限り

操作できるのが、このスタイルの最大のメリット

だと思っている。

 

自ずと住まい手のこだわりの最短の道を

提示できる。

 

だから、つまらないが、しゃーない、やるか。

 

となる。

 

ガンバリマス。

 

 

 

足元を覗きまくって、つまずかないよう

転ばないように。

 

元井

設計の仕事は考える事

2019.07.19

もう7月も後半ですが、ギンギンの夏とはまだいかないようですが、じんわり暑いですね。


毎月数回、古今でお花屋さんの営業をされているKONITAさんが事務所に飾ってくださいました。
これだけで夏を感じます。

  
  
今週は一戸建てリノベーションの現調へ!
新たに土地から購入されたお家です。
   
解体して全て新しくするのもいいけれど、残し新たに住まわれる、
きっとそのお家も喜んでると思います。
  
この仕事を始めた頃よく「設計の仕事は考える事」と言われてきました。
最初は全然まとまらなく、できなくて...。

今でもまとまらなく煮詰まって止まってしまう事もありますが、
考えてると自ずと見えてくるものがあります。

ファーストプランを提出するまでの約3週間、考えて・煮詰まって・また考え少し進んでの繰り返しです。

AIが進んで人でなくてもできる事が増えていますが、この部分は決して機械ではできないと思っています。
     
ただ、最近少しずつAIというか機械を活用している事があります。
図面を書くCADソフトは色々あるのですが、今使っている物はかなり優秀で、平面図・立面図といったものだけでなく、
パースとか構造計算とか色々なシュミレーションとか...様々な事が一台でできるので、
時間の短縮・効率化もそうですが、プレゼンテーションにも大活躍しそうです。
   
ただ、ITが苦手な私。少し時間がかかりそうです...

代田

「LiVES」に掲載されました。

2019.07.16

 

こんにちは、古今です。

 

先週14日に発売された、
住宅&インテリアマガジン『LiVES(ライヴズ)』に私たちが設計・施工を行ったリノベーション物件、
舞岡の家」が掲載されました。

 

 

 

 

私たちのコンセプトとも似ている、
「懐かしさと新しさ 木使いの家」という特集記事にてご紹介いただきました。
記事中では、目指した設計、そして多様な樹種の使い方についてお話いたしました。

 

 

 

 

また、同特集記事には、私たちが施工で携わった「青葉の新築」の設計を行った
「NLデザイン設計室」さんの事例も掲載されております。(こちらは全くの偶然で私たちもビックリ!!)

 

 

「LiVES」は全国書店にて発売中です。

 

 

是非ご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木の使い分け

2019.07.12

 

 

一件住まい手さんに送り出せば、また一件新たな現場が始まりました。

 

今月から9月に掛けて、怒涛の着工ラッシュが決まっており、

お盆休みをまともに休めるのか、今からヒヤヒヤしている鈴木です。

(自分の段取り次第なのですが・・・・。)

 

 

先日も、横浜で大規模な戸建リフォームが着工し、

着々と工事を進めています。

 

 

本日設置した、玄関脇の大型FIX。

 

 

 

近隣の建物と近く暗くなりがちな箇所にあるので、大胆に窓を設け明るさを確保しました。

 

リビングから延びる中廊下の真正面上に配置し、廊下までヒカリを

取り込んでくれると思います。

 

ちなみにこのガラスは、【スリガラス】ではなく【にごりガラス】。

スリガラスはサンドブラストで表面に傷を付けるのに対し、

にごりガラスは薬品で表面を曇らせるそうです。

 

私も今回初めて知りました。

 

スリガラスは2mの長さのガラスは作れないという事で、

にごりガラスを採用しています。

 

スリガラスと見比べましたが、パッと見はまったく区別出来ませんでした・・・・

 

 

 

そんなこんなしていましたら、ふらっと住まい手さんがお母様と一緒に

現場の様子を見に来られたので、

床や天井、耐震の筋交などの説明をさせていただいたら、

 

 

 

『孫の夏休みの自由研究に丁度いいじゃない!』

 

 

 

と一言。

 

 

私達建築従事者としては当たり前に、箇所ごとに使い分けている

木の材質を研究材料として、考えてみるのも面白いかも!

 

と、現場で盛り上がってしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

柱や土台は腐れに強く堅い桧

 

 

梁や根太・垂木等の横架材には粘りのある松

 

 

直接接するフローリングにはぬくもりのある杉

 

 

ウッドデッキには水に沈む程堅く重たいアイアンウッド

 

 

etc・・・・・

 

 

 

一軒の木造住宅を造るのに、箇所箇所に10~20程の材種を使い分けしています。

 

その木の特性を最大限発揮できる場所に。

 

 

 

 

 

 

自宅の構造体が丸見えの状態なんて、一生に一度二度あるかないか。

 

写真や木端等を集めて、まとめたらきっといい思い出になると思います。

 

 

もうすぐ夏休み。

 

現場で大工さんを交えながらレクチャー承ります!!

 

 

 

古今   鈴木

 

 

 

 

 

 

せっかく力

2019.07.05

夏の匂いがプンプンしてきています。

夏は嫌い。あらゆることに品が無い感じがする。

THE、元気の押し売り向日葵も。

 

古今は着工ラッシュ、おうちの打ち合わせラッシュ。

 

そんな中、新しいメンバーを迎えるべく

普段あんまりできない備品の事や

今後、古今の層をより分厚く、柔軟

にしていく試みも少しづつ動いています。

 

先の事を考えすぎて、足元を掬われていては本末転倒。

何事も結局、さじ加減がもっとも重要。

何気に頻繁に足元覗きながら進めています。

 

 

先日、世田谷に用事を済ませ、いつもなら

ささっと帰ってしまう所、ふっと思いついて

せっかくだからと少し足を延ばして

内藤廣さん設計のちひろ美術館・東京に

行ってきました。

 

糸井重里さんのほぼ日で紹介されていた

ショーン・タンを見てみたかった。

 

 

 

最近は、出力出力ばっかりで、疲れてしまって。

アンテナも鈍って、この仕事で設計施工一貫でやる際には

もっとも力を発揮し、古今らしさが如実に出る部分であり、

自分で自分の持ち味だなあーって自認する「せっかく力」

をほんの少し珍しい形で発揮できました。

(たぶんいつもならめんどくさくて足は延ばさない)

 

 

結果、来てよかった。

展示物より、ミュージアムショップ近辺に長く

居座り、中庭中心にコノ字型に配置された中庭を

眺めながら、見本の本を読み漁りました。

 

なんか引き込まれる感じ。

タッチと世界観が直感的に「いい」

と思いました。

 

自宅でゆっくり眺めたくて、アライバルという

↑文字や文章の無い想像力を働かせて読む絵本を買いました。

 

人それぞれ想像によって解釈が違い、微妙に物語の内容が

変わってくるという斬新な絵本で、小学校時代にいたずら書き

していたような地球外生命体のような生き物もすごく親近感

が湧く感じ。

 

ほんの少しですが、せっかく力のおかげで入力ができました。

 

事務所と現場と(たまに海)の往復だけだとどうも

頭が気だるくなります。

 

こういう時間の大事さを改めて感じます。

 

 

 

せっかくだからあそこで余った端材を手摺にしよう。

せっかくだからデザインと使い勝手を両立させよう

せっかくだからもう一回り感触を柔かくしよう。

 

 

 

 

楽しみな新築、進行中の現場、着工する現場が目の前に。

どう「せっかく力」を発揮出るかはしっかり入力も必要。

 

わたしも40歳。残りの人生は「せっかく力」次第で

どうにでも面白くなると信じてます。

せっかくをこじらせて、人様に迷惑を掛けない程度に

絶妙な大人のさじ加減で。

 

元井

 

 

 

2019.06.28

令和最初の台風が来るという事で構えておりましたが、このあたりの地域はほぼ影響がなく
現場の方も問題なく進んでおります。
ただ、暑さは増しているようで、耐えられず事務所はエアコンを付けてしまいました。

事務所も風が入ると気持ちいいですが、無風の時はただただ暑い。
窓から風を取込むウインドキャッチャーなんて言葉も定着しましたが、
取り込むだけでなく、通る道・抜ける計画をしないと。
最近の住まいは高断熱なので、一度熱が入るとなかなか抜けにくい。
結局は暑いままです。
窓ひとつでその家の印象がガラッと変わります。
外観のデザインだけでなく、採光・通風・外部からの視線、プライバシー、防犯など、多くの事が絡みます。
というか、生活するうえで大事な事ばかりだと。

また、平面上では分かりにくい高さですが、床から窓までの高さが低いとその分、風は床に近いところを通ります。ソファーに座ったり寝転んでリラックスしている所にスーっと風が通る。気持ちいいです。

最近の猛暑ではやはりエアコンに頼らざるを得ないのですが、
住まいの温熱環境をより快適にするにはいくつか案が出ているので、また別の機会にお知らせできればと思います。


こちらは先週のブログに登場の今週お引き渡しのマンションリノベの現場。
マンションではなかなかできない大空間を天井の高さ・仕上げを変えてメリハリを付けて仕上げています。

代田

イッキツウカン

2019.06.22

 

 

はい。

 

 

東京オリンピック2020 観戦チケット予約  夫婦共々全て落選した鈴木です。

 

開会式みたかったなぁ~   と言いますか、

子供達に見せてあげたかったなぁ~~~

 

 

オリンピック熱が梅雨寒の様に冷え切ってしまいました。

 

まぁ、始まればまた加熱するのでしょうが。

 

 

 

 

 

 

 

以前からインスタで少しですが、現場状況をUPしていました

マンションリノベーションの現場が、

本日のクリーニングにて完了します。

 

 

住まい手さんとキャンプや釣りと趣味話で意気投合し、

打ち合わせ段階から楽しくお仕事させていただきました。

 

現場がはじまってからも、現場判断にてところどころで急遽、

内容・納まりを変更させてもらったりし、

より良い住まいに仕上がったと思います。

 

 

 

 

 

かなり大胆に配置したアイランドキッチンは、

当初シナ材での造作で予定していましたが、

独断でシルバーハートという家具で使われるような、

広葉樹の突板に変更させていただきました。

 

大空間のLDKの真ん中に鎮座するキッチンだけに、

その存在感に見合う物をチョイス出来たと思います。

 

 

 

 

 

キッチンバックセットはお手持ちの家具を下部に収納出来る様オープンに。

背板は有効ボード仕上げにして、フックなど掛けられる様に。

 

近年ではレンジの大型化に対応出来る様、

カウンターの奥行を50cmで設計します。

 

写真のカウンターの奥の方が壁に向かって少し斜めにカットされているのも、

向かいに来るダイニングテーブルとの兼ね合いを考え、

急遽現場判断で納まりを変えました。

 

 

 

 

ご予算の関係上当初、取止めになっていたリビングの建具ですが、

懇願して変えさせていただきましたw

 

既存の造りの関係上、高さが1m80cmしか取れない納まりだったので、

縦の框より横の框を細く造り、シュッと見える様に考えました。

 

キッチンの面材で余った、シルバーハートの面材を利用する事で、

材料費を抑える様に努力!

 

 

 

 

 

このような感じで古今の家造りは現場が進むにつれ、

内容が少しずつ変化したりする事も。

 

 

初期のご相談から設計・詳細打合せ、現場管理まで、

一気通貫で行っている古今ならではなのかもしれません。

 

営業・設計・現場管理と分業されているやり方と違い、

生産性は低い事でしょう。

 

 

ですが、住まい手さんと半年近く打ち合わせを重ねて、

趣味・思考まで踏み入ってお聞きする事で、

成せる事だと思います。

 

 

 

決して、

 

「こうやった方が簡単だし、安く済ませられるから・・・」

 

では無く、

 

「こうした方が使い勝手も良く、かっこいい!」

 

の変更を、たくさん考えて行きたいものです。

 

 

 

鈴木

 

 

 

 

 

 

施工事例追加&仕事の伝え方

2019.06.12

綾瀬の家を施工事例に追加しました。

綾瀬の家

 

ここんちの暮らしの上手さには舌を巻きます。

ホントは細部までお見せしたいのですが、大きく

プライベートな部分なのでいつかの機会で

御見せ出来ればと思っています。

 

まずはいくつかの写真のみ。

 

 

仕事の伝え方

さて、来月の今頃から夏にかけて

相当量の物件が動きます。

 

古今と手を組み、打ち合わせを始める物件

着工していく物件、来年に建っていく物件、

改装計画中の物件など、物件量もさながら

コダワリのある方々ばかり。

 

正直ビビってます。。。

 

そんな中、手伝ってもらいながらも

隙を見つけてはカタログ作成

や写真撮影、取材などを行い

人となりならぬ、古今となり

を知ってもらうために動いています。

 

日々の忙しさにかまけて

ここをさぼると積み上げたものが

無になるような気がして。。。

 

 

いつも思います。

美味しいパンがあるとして、その美味しいパンも

食べたいけど、その美味しいパンを作ってる人たち

の方に実はもっと興味があったりします。

 

そのパンを作ってる人たちがどんな人で

どんな思いで、どんな工程でっていう

そのパンがつくられた背景や人となり

がわかると、もっとそのパンの事を知れるから

かもしれない。

 

実際、知るとそのパンの価値も味も上がったり、

時には下がったり、金額を鑑みて納得したり

しなかったり。

 

つくってる人の思いと願いみたいのものが

見えると、物に初めて価値が出る気がします。

 

 

雑誌やら、写真集やらを見て動かされる

ものだったり、心に居座ったりするのは、

カタログとか写真とかっていう物や物体じゃなくて

そこに映る雰囲気や向き合っている姿勢

が伝播し、じんわり伝わる思いみたいなもの。

 

だから自分たちも思いや願いが伝わるよう、

写真も文章のフォントや字の間の空間や

余白なんかもこだわりたいって思ってますし、

手に触る紙の媒体も大事にしたいと思っています。

 

でも、僕らは自分ら家をつくるのが仕事。

 

ここに時間とられすぎても本末転倒なので

控えめにこだわってますが、どうにかして

日々の業務をしている日常を切り取れないかだったり、

人に伝える方法なんかも模索しています。

 

時代の流行りのフェイスブックやインスタも

洩れずになんとかこなしていますが、しっくり

こないなあと思いながら、人に伝えるツール

として、古今らしくアナログだけど

ブログを綴ってます。

 

やっぱり、手間がかかっても「らしい」も大事。

 

ここも時代と自分たち合う形に則り、柔軟に

伝え方を変えていきたいと思っています。

 

そんなこんなで日常は過ぎていきますが、きっと

みなさん大なり小なり、自分たちと向き合っている人は

伝え方に関して同じこと思っているように思う。

 

 

 

むずかしいことをやさしく、

やさしいことをふかく、

ふかいことをゆかいに。

 

 

井上ひさしのさん言葉。

 

 

ここに思いや願いを乗せて

日々一歩づつ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロフトの手摺

2019.06.07

先日完成したリノベーションの現場にて。
  
元々勾配天井だった部屋にロフトを新たに作りました。
  
下から見上げた時「!?」

梯子を登って見てみると「!!!!」


  

なんかやってる~(ちょっと変わった納まりをしているという事です)
  
見えないところで継いでるのかと思ったがそうではなく、貫通している!
  
横の手摺に柱部分を開口して、通しています。
柱勝ちで横の手摺を差すのがよくある納め方ですが、
今回はひと手間かけて、仕上げていました。
  
大工さんよくやったな~と。
 
角の丸みを作るのも大工さんです。
実際手が触れる所だからこそ、丁寧に優しい感じに仕上がっています。
  
手仕事だからできる技ですね。

代田

ざ・しんぷる

2019.05.31

 

 

先週の元井のブログでもありましたが、気候も温かくなり新緑が映える季節になりましたね。

 

 

先日お伺いした、【相模原のタイニーハウス】も、緑に囲まれ素敵な感じになって来ました。

 

 

 

 

外壁のウッドシェイク貼りや内装のDIYをセルフビルドで行った住まい手さんですが、

今度は薪棚のDIYがはじまり、少しばかりですがお手伝いさせていただきました。

 

 

たかが薪棚と高をくくり、お手伝いを申し出たのですが、

流石、セルフビルドを申し出た住まい手さん、薪棚も妥協を許しません。

 

 

 

屋根にまでウッドシェイクを貼ってしまいました。

 

その上建築中に余った材料を上手く使い、格安で仕上げております。

 

完成引き渡しのタイミングでバタバタしていたこともあり、

まだ完成写真が撮れていないので、

緑が映えるこの季節に是非写真に納めようと思います!

 

 

 

 

DIYと言えば、先日現場で私も少しDIYを手掛けてきました。

 

 

 

コチラの古今らしい突き出しの小窓。

 

建具や枠の工事はもちろん建具屋さん大工さんに造ってもらいました。

 

注目して欲しいのは、ひょこっと出ているつっかい棒です。

 

 

大げさな金物などを使わず、素朴にシンプルに。

よくつっかい棒を採用するのですが、

 

どこかに行ってしまったり。

 

ぶつかって落ちてしまったり。

 

 

なんとかならないものかと頭を悩ませ・・・・

 

 

こんな感じに。

 

 

扉の戸当たり部分の一部を削り、その中につっかい棒をin。

 

根本をビスで固定してスライドさせると、

 

 

 

こんな感じに出てきます。

 

機構はいたって素朴でシンプルに。

 

機構が複雑になれば、壊れやすく調整も難しくなります。

 

 

10年後も50年後も100年後だって、

 

簡単に修理出来るそんな普遍的な物を、

 

どんどん生み出していきたいものですね。。。

 

 

 

古今  鈴木

 

 

モハモハ

2019.05.24

古今の入口がモハモハ。

毎年この時期になるとグリーントンネルが出来ます。

去年の台風で何本かやられて、心配

したけど、みんな無事にモハモハしてくれた。

 

入り口がこうなると春が来たと実感できる。

なんて入りずらい入り口だと思う。

 

5年前はよく客商売っ気が全くないとか

中が見えないから何してるかわからないとか、、、etc.

 

当時は確かに閑古鳥泣いてた時期もあって

後悔したこともあるけど,

でもこれは設計当初からの構想通りなんです。

 

今や、みなさん、人間が避けるようにして

通ってきてくれます。

 

強制季節感アプローチです。

 

季節感があまりない人生を送ってきたので

ここで少しでも季節感を味わおうとしてます。

 

 

今や芝生に代わるグランドカバーとして

古今の住まい手にもご紹介している

イワダレソウ。

別名 品種改良したものはクラピア。

繁殖力が強くて、雑草も防いでくれて

この小さな花を咲かせる。

 

古今でもアプローチ入り口に植えている。

冬の間は死んでたんじゃないかと思うくらい

ベージュなのに、春になるとこうやって緑緑して

可愛い花を咲かせる。

 

好きです、イワダレソウ。

 

 

綾瀬の家

 

緑と薪棚が入りました。

アオダモ・ポスト下の下草が今後モハモハしてくれるでしょう。

ここんちでも、コンクリート平板の飛び石に

イワダレソウを植えて、玄関アプローチにしていく

構想です。

 

 

ウッドデッキ設置。気持ち良さが倍増。

ウッドデッキ出来た時、住まい手と皆で

寝っころがって出来た―って言ってたのを

思い出します。頑丈にフェンス作ったけど

十分気を付けて。。。それだけが怖い。

またキャメラマン入れて

施工事例UPしていきます。

 

 

 

 

さて、今後の古今、着工していく物件

詳細打ち合わせの物件、ご提案中の物件

合わせると10件以上の家づくりが待っています。

 

普通のことが普通に出来なくなるのが一番怖い。

 

だから、いつもより少し時間がかかっても

普通のことを普通にやろうと必死に粘る。

 

小手先の事、らしくない事はしたくないし。

 

心して望む所存。

 

 

嫌味みたいに5月のくせに30度超えてるけど

なんとか乗り切ったね!よく頑張ったわ俺達って

言い合えるように。

 

 

 

 

そろそろ着工です

2019.05.17

現場の方は落ちついていましたが、また少しずつ動いていきます。

古今に入社し打ち合わせをしてきました現場がそろそろ着工の時期となりました。
築約40年、耐震性の向上、間取りの変更かつ増築もあり、大規模なリノベーション工事です。

横浜市のエコリノベーション(省エネ改修)の補助金制度を利用する予定です。
既存住宅に対し、断熱性の向上につながる工事に対し一部補助がでます。
「寒さは万病のもと」と何かの本に書いてありましたが、冬の低温による死亡者は熱中症による死亡者にくらべてはるかに多いのだそうです。
インフルエンザには室温を20℃程度に保つことが予防にもつながるそうです。
しかし、まだまだ「断熱性」の大切さをを知らない方も多いようで...

仕上げや設備・造作家具など、こだわりがたくさんある住まいですが、目に見える部分はもちろん
冬の暖かさ、快適さなどの部分もどう変わるのか、楽しみです。


写真は現在詳細打ち合わせ中の現場の模型です。
こちらもリノベーション。

既存の窓・外壁をどうしようか…。

新築だと、デザイン的にコスト的に難しいなら「やらない」で終わることが、
「どう残して、調和させるか…」悩ましいところです。

お客様がイメージしている方向へ近づくよう、練っています。

連休もあっという間に終わり、忙しくなる予感を感じているこの頃です。

代田

本日より通常営業しています

2019.05.07

 

首をながーーーーーーーくして、

待っていた10連休もあっという間に終わってしまい、

本日より古今 通常営業しております。

 

 

 

例の如く、鈴木家の連休はキャンプへGOと決まっており、

5月1日もキャンプ場で迎えました。

 

 

何故か『0:00になったら令和って叫ぶんだ!』とハイテンションだった

長男も22:30頃には就寝。

自分もキャンプ場で何か起きるのでは・・・

と、根拠の無い期待をいだいて起きていたのですが

23:40降り止まぬ雨。

 

ランタンが灯っているのも、我サイトのみらしく真っ暗。

 

5月1日を待たずして、シュラフにもぐり込んでしまいました。

 

 

朝起きても何が変った訳でもなく、

先ほど大工さんの請求書に【令和元年】って書かれているのを見て、

初めて時代が変わったと実感しました。

 

 

 

 

 

 

キャンプでは本栖湖へ行って日の出前に起床し、

コソコソと去年中古で購入したカヤックに乗り込み、

念願だった朝霧の中の独りカヤックを楽しんでしまいました。

 

 

もう、この世に自分独りしかいないのでは・・・

と思わせるほどの静けさ。

 

 

独り湖面を漂っていると、日の出とともに目の前には

バーーーーンっとこの景色!

 

 

 

 

もう最高のGWになってしまいました。

 

 

 

 

話変わって同じく5月1日に発売された 雑誌【BRUTUS】に

古今で手掛けた、相模原の新築が掲載されちゃいました!

 

 

古今と住まい手さんのハーフビルドで建てた新築。

住まい手さんのセンスが光る家に仕上がっています!

 

 

 

心も体も10連休で過充電し過ぎたので、

 

お仕事バリバリ頑張ります!

 

 

 

古今 鈴木

 

GWのお知らせ 4/27~5/6

2019.04.24

古今はGW休暇で4/27~5/6まで

お休みをいただきます。

 

この間、古今の住まい手さんは

遠慮なく担当の携帯かメアドへ。

 

まだお会いしていない方は

お手数ですが弊社サイトより

メールにてご連絡を。

 

順次ご返信させて頂きます。

 

お問い合せ

info@kokon-sumai.co.jp

 

 

最後のひと手間

2019.04.24

綾瀬の家

 

現在、古今にお声掛け頂いている

将来の住まい手さん、詳細打ち合わせの住まい手さんに

古今住まい手だけのOPENHOUSEとして見てもらいました。

 

図面だとなかなか想像が難しい天井の高さや

部屋の広さと視線の抜け感、温熱環境を実際に

肌で体感して頂ける良い機会となりました。

 

ご提案している素材の質感や

内装のしっとり感など体感頂き、

もやもやがクリアになったとか

ウチの広さはもう少し欲しい、など

それぞれ住まい手さんの抱えてられた

悩みに直接の体感で解決できたようで。

 

 

やはり実物に勝るものはないですね

 

 

綾瀬の家の住まい手さんに感謝です。。。

 

 

住まい手さんに直接見てもらった後に

写真撮影。

外構と、建物外観はもう少し工事が

残っていたのでまずは内部だけ。

 

 

 

 

 

いや、しかし、本当に素晴らしいビュー。

この土地を決断された理由がここにあります。

 

 

 

水回りの壁仕上げ

今までの古今の施工事例でもよく行うモルタル仕上げ。

今までは珪砂や松煙をモルタルに丁度良い配合で混ぜて

上から浸透性防水塗料を塗っていたのですが、

今回は原材料はそのままに

外部コンクリート用の撥水塗料と

少しでもムラが無くせるよう

コンクリートステインを塗布しました。

 

出方が塗ってる本人もわからない塗りムラが

抑えられるのと同時に少し表面が艶消し程度に

光沢が出るのですが、かなり強い撥水効果が

期待できるのです。

安心して拭き拭きできます。

色も少し品のあるグレーにしたくて。。。

 

 

事前のサンプル作成、10個以上作って、

水をかけて、油をかけて、拭いては etc.

いろんな塗料試して、ようやくです。。。

 

 

 

過去の事例では

住まい手さんには事前に特にキッチンでの油はねの染み込みや

水跳ねのシミなどが残る可能性がある旨伝えさせて頂いて

施工に至っておりますが、アフターメンテにお伺いさせて頂いた際に

わかっちゃいたけど気になったモルタルの小さなヒビや油はね

水跳ねシミにこの塗料と、ひと手間で

抜群の効果を上げてくるのではないかと

期待しています。

 

 

過去の事例の住まい手さんたちは皆ざっくりしてくれていて

まあ気になると言っては気にになるけど、質感に満足

しています~とは仰って下さってはいるので、安心は

していますが、メンテで使える塗料が出来そうなので

今後も経過観察しながら上手く付き合っていきたいな

と思っています。

 

 

最後のひと手間

古今ではアフターメンテに行って

住まい手といろんな話をします。

 

住まい手さんも暮らしに意識が高いので

いろんな情報をフィードバックしてくれます。

 

そのたびにこうしようかあーしようかと

みんなで話していたことの一つ。

 

 

 

玄関横の壁汚れ。

 

 

当然、床から玄関は一段下がっているので

その際に必ず壁に手を体の支えとして置きます。

その部分だけ手垢で汚れます。

弊社の場合、自然素材を壁仕上げに使う事が多く

がっちり拭けないので、汚れが残りやすかったのです。

 

手摺つけりゃ良いじゃん。

ごもっとも。

 

壁仕上げをふき取りやすいものにすりゃいいじゃん。

ごもっとも。

 

ごもっともなんですが、いかにも手摺然のもの、

特に手摺のブラケットがダサいのと金属感、

プラスチック感がでるのが嫌で嫌で。

 

壁仕上げも

質感やしっとり感の全くない壁仕上げのものは使いたくない。

 

今回、ここの住まい手さんと施主検査に臨む際、

黙っていたのですが、住まい手さんの手がすっと

その部材に自然と伸びました。

 

住まい手さんも

お!ちょうどいい!気持ちいい!

あれ?こんな手摺今回の設計にありましたっけ?

 

心の中で やったぜ!

その部材がこれ。

 

階段手すりのタモの端材で作った

手添え材。

 

現場やりながらどういう形状にしようか

色々これもサンプル作りながら

この形状に至りました。

 

最初は、もう少し小さいハッピーターン

みたいな形状してました。

 

でも、握るにも手を添えるにでも

大きさ、形状、デザイン共に中途半端。

 

で思いきって

大きくして、取付け位置を少し低めに

付けることで、上側を掴むもよし、

手を添えるでも良し、子供も使える

高さまで調整しました。

 

デザイン的にもスッと馴染むし

造作感や使用感も悪くない。

 

暇を見つけてはシュコシュコ削って。

 

お年寄りから子供までみんなが使いやすい

ものではないけれど、古今の家には合いそうです。

最後のひと手間、上手くいったみたいで良かった。。。

 

 

 

綾瀬の家は、住まい手が落ち着き次第、

古今が落ち着き次第またOPEN HOUSEを

行わさせてもらいます。

 

その際は是非見て掴んで感想を

教えてやってください。

 

 

元井

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

方形屋根

2019.04.20

先週行った芦ノ湖キャンプ村です。
キャンプに行った訳ではなく、RUNです。マラソンです。
このキャンプ場から三国峠までという、高低差約300mの過酷なコースです。
結果は報告する程ではないので置いておいて...
  
 
このキャンプ場、建物が美しい。
    
その最大の特徴が『方形屋根』。
方形屋根とは基本は寄棟ですが、四隅がすべて中心1点に集中する構造です。
    
キャンプ場の建物は、切妻屋根でログハウス調というイメージですが、
軽井沢の別荘地みたいな雰囲気です。
    
それぞれのキャビンはもちろん大きめ管理棟やトイレ棟などもすべて統一されたデザイン。
小ぶりな建物は1つの方形で、大きくなると、2つ3つと連立させて。
屋根だけでなく開口部の取り方も外壁も周囲と馴染んでいて美しい。
  
方形屋根って、意識しないとできないんです...建物が正方形でないと。
なので最初に屋根形状から入り、間取りを決めていく。
また、平屋と相性のいい屋根だと思うので、なかなか機会がなく…。
   
いつかやりたい方形屋根。
 
    
思いがけずいいものが見れた休日でした。

  
代田

ほどほどが一番

2019.04.12

 

今朝は目覚ましよりも早く目が覚めた。

 

 

 

昨日からずっと考えても、纏まらなかったリノベーションの間取りが

ふと頭に浮かんだ。

 

あそこに増築すれば・・・。

 

 

 

出社して早速図面に起こしてみる。

 

なんとかなりそうだ。

 

法的にも問題ない。

 

よし!これで行こ・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

トイレがない・・・・。

 

鈴木プランニングあるある。本当に詰めが甘い。。。

 

 

 

 

それでも何とかまとまり。

 

ラフプランを手書きで起こしてみる。

 

 

 

ちょうど向かいの席では、代田さんが他の物件のプランの

色付けを行なっていた。

 

自分も色付けにチャレンジしてみるとする。

 

学生時代から色付けは大の苦手で、

なんというかついつい手を加え過ぎてゴチャゴチャしてしまう。

 

 

 

やりすぎないように。

 

やりすぎないようにと。

 

 

 

 

 

ここら辺で止しておこう。

何事もほどほどが一番。

 

 

 

住まいつくりもほどほどが一番。

 

折角の新築・リノベーションついつい、

あれもこれもと盛りだくさんになりがち。

 

 

住まいが好きだからこそ、ついついね。

 

 

 

 

 

 

先月末、長男の誕生日に行ったキャンプ。

 

キャンプが好きだからついついギアが増えてしまうけど、

ほどほどが一番。

 

シンプルに。

 

 

購買意欲をグッと我慢。

 

ほどほどに。

 

 

 

 

住まいつくりも最初から完成体になってしまうと、

維持していくだけの楽しみだけ。

 

 

お気に入りのベースを元に、

育てていく楽しみの余白があると、

朝早起きしてしまうくらい楽しいかも。

 

 

 

 

古今  鈴木

 

 

足るを知る。

2019.04.05

綾瀬の家

着工から≒4.5か月。

細かい金物付は残しつつ、

ようやく床の養生が剥がれて

ご開帳。

 

まずは古今に問い合わせ頂いている

方々に見て頂こうと思っております。

 

≒28坪 過不足なく住める広さ。

 

KOKON HUT

の仕様がグレードUPし、住まい手ならでは

の仕様、周辺環境に合わし景色を望む

仕様も加わって、手前味噌ですが

「足るを知る」家になっていると思います。

 

一般の方向けは、住まい手の御厚意に

より、お引越しして頂き、外構や緑が

作られ、お荷物が入り、落ち着いた段階で

OPEN HOUSEを行えることになりました。

 

住まい手の御都合が整い次第、

ご連絡いたします。

 

 

 

住まい方や収納量、木の経年美化具合などが

見れるいい機会となります。

 

家は人が住むと表情をがらりと変え、

悪いとらえ方をされる生活感という言葉ですが、

私は、小奇麗さが取り除かれ、その人ならではの

血が通ったなあという印象をいつも受けます。

 

家の外観も緑や植栽が入ると一気に

血が通う感じになる。

 

家も人が住んでなんぼだ。

 

早く住み熟して欲しいなと思う。

(スミコナスと読みます)

 

 

足場もばれて

さあ次は外構だ。

KOKON HUTの代名詞 ▲庇も健在です。

 

 

一難去ってまた一難。

 

一難は嫌だけど、これまた一難がないと

面白くもないとは不思議なもの。

 

こまったね~。

 

 

 

 

 

 

春ですね。

2019.03.29

すっかり春だな…と思いきや、今日は冬物のコートで出勤したりと、なんだか落ち着かない気候ですが、
事務所のお庭のお花も咲きだしました。
 
もう3月も終わり、来週月曜日の出勤時にはフレッシュな新社会人を目にすることになりますね。
私自身古今に入社し早くも3ヶ月がたとうとしています。全然フレッシュ感はありませんが…
 
以前の会社では主に新築に携わっていたので、
リノベーションの楽しさ・難しさを感じながら過ごしています。
制限がある中でどこまでできるのか。
建築的な部分も、コストの面でも。
 
障子ひとつにしても、障子紙の張り替えだけでも蘇った感がありますが、
中桟を一部取ると、また違ったデザインになり雰囲気が変わる。
ひと手間・ひと工夫が面白い。
 
窓・建具の枠も、交換となると1~2万とか1ヶ所につきかかるので、それが全部だと…負担になってしまう。
少しの工夫でそのまま利用できるように。
 
あとは新しい所と既存の所が調和するよう…
  

  
今日はKONITAさんより余ったお花で!と、いただきました。お花をもらうなんてめったにないので凄くうれしかったです!ありがとうございます。
  
KONITAさんの営業、次回は4月17日です。
代田

建物と生活の一コマ

2019.03.23

 

次々と桜の開花も発表され、現場で片付け作業などしていると、

汗ばんでしまう季節になったな・・・

 

 

と思えば、

 

 

このみぞれ混じりの雨と。

 

 

ん~~~~。先週に薪ストーブの柵も外してしまった。

 

早かったか・・・

 

 

 

 

本日雨天でなければ、新しい古今カタログの為に【平塚の平屋】の

外観撮影に伺うつもりでしたが泣く泣く断念。

 

後日撮影とし、もう一件予定していた戸建てリノベーション現場へ。

 

 

 

この戸建てリノベーションのお宅は去年工事した【青葉の新築】で

 

設計をしていただいた NL&DESIGN 丹羽さんの設計で、

 

再度工事をさせていただいた物件です。

 

 

年末のお引渡しだったのですが、年末ギリギリまで工事となってしまったので、

完成写真を撮れず仕舞いだったので、改めて完成写真を撮らせてもらいました。

 

 

 

 

 

古今の専属カメラマンがパシャリ。

 

いつもより緊張されている様子。

 

 

なにを隠そうここの住まい手さんはプロカメラマン。(水中)

 

 

 

 

 

 

やっぱり建物という枠に、生活という中身が入ると絵になりますね。

 

 

 

 

 

階段裏で一件使いにくそうな本棚も、

 

 

 

 

 

こんな素敵な居場所になります。

 

こういった他の方の設計した物件を手がけると、大変参考になります。

 

 

次マネしてみよう・・・

 

 

 

 

 

古今専属カメラマンなかなかいいショット撮るじゃないですかね!!

 

 

鈴木

 

 

交わるところ

2019.03.14

少しづつ暖かくなってきていますが

現場に出ていると、

まさに三寒四温で日々、春になっている

ことをちゃんと実感できます。

 

現場も職人さんもやりやすくなる春です。

 

 

 

さて、そんな中、古今は創業以来の繁忙期を

その春から夏に迎えようとしています。

 

春から打ち合わせの住まい手。

着工準備を迎える住まい手。

着工していく住まい手。

 

中には過去、少しづつ少しづつ改装を重ね

今や3期工事、4期工事のお庭まで実施を目指す

住まい手も。

 

改装するごとに暮らし方が変わる住まい手を

通して、私たちの仕事が、いかに住まい手の

生き方や人生に関与していることか、

あらためて思い知ると同時に、

事の重大さに今更ながら少しビビります。

 

 

でも総じて頼ってもらってありがたい。

 

 

忙しくなるぞ。

今、ここで出来ることをやろう。

 

 

 

綾瀬の家

木工事も終わり、ようやく終わりが見えてきた。

階段手すり。

 

 

足場シートで見えないけど、景色を望む窓。

 

 

二階の子供室。

窓に向かって勾配天井。

こうすることで余計な情報が遮断され、

景色を望む窓になると考え設計した。

 

 

北側寝室窓。

 

北側の安定した光が入る場所に出窓を設けた。

 

6畳に満たない小さな主寝室だけれど

この30cmの出窓の跳ねだしている部分が

あるとないとでは見え方や部屋の圧迫感が全然

違うのです。

 

ここは、窓上部のみテーパーとって

出窓正面のみ木材を貼っている。

 

いいアクセント。

 

 

 

家にとって窓は大事。

 

窓辺を大事にすると品が増す気がします。

 

 

設計時は、周辺環境に準じながら

外観のデザインや光の入り方、風や外の景色の

取り入れ方を意識した窓辺のデザインをしていますが、

最近は、家の耐震力が取りやすくなり、以前ほど

耐震力に目を向けながら窓の開口部を開ける検討

をしなくて良くなった。

 

だから、窓も居場所として捉えると

自ずとその家にとってきっとここの窓が

一番気持ち良いっていうのが見えてきます。

 

本当は木製サッシにしたかったり、お金の

かかるフルオープン窓にしたかったりは

あるけれど、その制限内でどこまで出来るか

いつも戦って、検討に検討をしてる気がします。

 

 

でもこうしてみたらどうかな、

あーしてみたらどうかなとか、

ある程度の制限のある中で

考える苦しさと、そういう事を

思慮する楽しさがいつも一緒にあって

その交わるところに、初めて

いいモノや良い居場所ができるような

気がします。

 

 

だから、時間が無くなる事が一番の敵。

 

 

楽しくないのは人として不味いので

しっかり順序良く進めていきたい。

 

 

 

 

 

 

 

設計するということ

2019.03.08

春が近づいている気配を感じるこの頃。

先月現調でお伺いした何軒かのお庭には梅の木があり、
寒い中、白や赤の花を咲かせ、色を添えてくれていました。
花が咲く木・実がなる木は季節を感じられますし、できるだけ残し、設計の中に取り入れたいところではあります。

今年の桜開花予定は3月21日だそうです。
毎年お花見の時期になると、世間はなぜあんなに騒ぐのか…と思ったりしますが、自分もお花見行きたい!と心躍っているなと...。

さて、数年前から言われていました「住宅の省エネ基準義務化」が見送られましたが、
快適な家の条件のひとつは『断熱性』です。
その「家」の断熱性能を数値で表すことができます。この数値化を義務化しようという話だったのですが…。
『冬暖かく、夏涼しく、快適に過ごせる家』これは誰もが望んでいるものだと思います。

ただ、断熱だけではなく、採光・通風などもとても重要なものです。
でもこれらは、周囲の環境によっても変わってきますし、断熱性のように数値では表しにくい部分ですが、
設計者としてその土地をよく読み取り、周辺環境も取り入れて設計していく事が気持ちのいい家を作る条件だと思います。街を歩いていて様々な住宅を見ますが、その土地だけで完結している家が多いなとよく感じます。

また、これらと並行して大切なのは住まう方の生活スタイルです。
先日読んだ記事に収納ができない奥様の話がありました。
収納スペースは十分あるのに家が片付かないのは、奥様のせいだとご主人から言われ自己嫌悪に陥っていたとの事。
しかし原因は家自体の設計にあり。必要な場所に必要な収納がない。
その家をリノベーションする際、設計者と打ち合わせで生活スタイル、動線、収納する物・量・場所をきちんと整理し設計されました。
その後、家はすっきり片付き快適な生活を送られているそう。

ただ収納スペースを設ければいいわけではなく、住まう方の暮らしに応じてご提案することが大切だなと。
数値に表れない大切な部分が『住まい』には大きくあるのです。

代田

神は細部に宿る

2019.03.01

 

 

先週の元井のブログの一行

 

 

『いつも書くコトや報告するコトが目的になってないか?て

 

自問自答します。・・・・』

 

 

 

 

ものを書く事が苦手な私にとって、

 

プレッシャー以外の何物でもありません・・・

 

 

 

 

古今の仕事を少しでも知ってもらえるように、

 

全体が出来上がってしまうと、

 

あまり気が付いていただけない細かなところを

 

ご紹介させていただきます。

 

 

 

 

あと少しで木工事が完了となる、横浜市青葉区のリフォーム現場。

 

 

まずは、玄関から見える正面の柱。

 

 

 

構造的に抜く事が出来ない柱なので、既存柱の4方に

 

薄い木材を貼って仕上げています。

 

 

 

 

板と板がピターっとくっついて、綺麗に仕上がっております。

 

プレス機などもちろん無い建築現場で、

 

手道具と感覚だけで、この精度はおそれいります。

 

 

 

 

続いてコチラ。

 

 

 

 

キッチンカウンターとなる壁をシナの突板を貼ってお化粧しました。

 

 

注目してもらいたいのは、右端のコーナー部分。

 

 

 

アップ写真がコチラ。

 

 

 

 

通称 【とめ】

 

といわれる材料同士を45度に切り合わせる事により

 

材料の切り口部分を見せない様に納める方法です。

 

 

 

 

ここまでは建築ではよく見られる方法なのですが、

 

 

 

 

施工途中段階の写真がコチラ。

 

 

 

わかるでしょうか?

 

端っこだけが45度に加工されています。

 

厚さ5.5mmの板と厚さ21mmの異なる板で【とめ】を作る為、

 

一手間かけています。

 

 

 

 

角に何か化粧材を付けてしまえば簡単に済んでしまうのですが、

 

こういった一つ一つ手間を掛けた細部が集まり、

 

全体の雰囲気を作っていくのだと思います。

 

 

まさに  『神は細部に宿る』  といったところでしょうか。

 

 

 

こんな仕事を文句も言わずにやっていただける大工さんは

 

本当に古今の宝だと思います。

 

 

 

(苦笑いはされましたがwww)

 

 

古今 鈴木

 

 

a place for good time

2019.02.23

a place for good time

良い場所は良い時間を作る

 

 

昨日、参加した会合で建築雑誌編集長が

良い家には当たり前の顔してこれがある

という話があった。

 

確かにそうだ。

言語化を敢えてしていないだけで

体では実感している気持ちいい場所が

良い家にはあると思う。

 

しかも一つではなく、家の中にいくつかある。

 

この季節この時間帯は

ここが気持ちいい、

この場所の一番気持ち良いのはこの季節の

この時間帯だ、のように、猫のように

その季節その日その時間で居場所を変えていける

場所をもつ家は、a place for good timeの家

だろう。

 

 

綾瀬の家 (KOKON HUT 第二段)

この家でもその場所作りをつくろうと

思慮している。

 

この敷地の最大のウリはこのビューだ。

 

 

 

一番ビューがあるところ、採光と通風が良いところに窓を設けて

そこにベンチ代わりの階段を設置。

 

階段を1Fと2Fを繋ぐだけの「通過する場所」ではなく

その日その時に合わせて眺める位置を変え、ビューの高さを

変え、座る場所を変え、深呼吸したり、本を読み物思い

にふけったり、etc。

 

まさにa place for good timeの一つの場所

として機能を持たせようと考えている。

 

現場ではすでに階段を設置。

足場シートがあるから、まだビューは望めないが

元井さんの意図がわかりました~と言ってくださいました。

 

ここで営まれる彼らの普通の暮らしの

一ページになることを期待。

 

上手くいくといいんだけど。。。

 

 

 

 

もう一つ。

KOKON HUT  古今的勝手な代名詞。

 

三角庇

 

 

 

 

この敷地では真っ黒三角庇よりも、緑多い周辺環境や

ファサードデザインを考えた時、裏は木の方がしっくり

来るなと思い米松材を貼った。(もちろん防火処理)

 

板金屋さんの手仕事である端部のテーパー処理のおかげで

すごくシャープなんだけど、手仕事感が、あったかさが

残る三角庇となった。

 

テーパー処理は本来、水を切る役割を担うための形状。

 

思いのほか決まって嬉しくなったが、まさに用の美となった。

 

 

 

 

思うこと

 

デザインという言葉にも色々意味があるけど

この場合は見た目としてとらえた時、

人の目だけを意識して作ったものは、ちゃんと

古くなれていない気がする。

 

誰かに引き継がれる時間の流れがあって

いざそのタイミングになった時、見た目だけでは

大事にされていない。壊される。捨てられる。

 

これは歴史が証明していて

結局、美しくていいモノしか大事にされない。

 

いいモノとは

経年美化する素材、

アナログで直して使える、

定番に最新、その環境に適したものを

加えて最適化したモノ、、、etc。

 

世の中、最強のエコロジーはロングライフ。

 

時間が作るであろう世界観をイメージして

いまの仕事に意識して携わっていきたいなあ

と思う。

 

 

これは僕らのブログも同じ。

ここでいう見た目は書くこと。

いつも書くコトや報告するコトが目的になってないか?て

自問自答します。

 

 

よくよく見ると手前味噌によくなっていて

こっぱずかしくなることも多々あるけれど

目的は僕らを知ってもらうコト。

 

読む人たち・これから家をつくる人に

物差しを提示するような

意味や情報がそこにあるかというコト。

 

 

そして、同じ感覚の住まい手とともに

ロングライフデザインな家を造ること。

 

大きな意味で社会に地域に家作りで貢献すること。

 

それをお伝えていく場がこのブログであればと

願い思いながらいつも描いています。

 

 

 

 

今日は 喫茶古今。

なかなか予約が取れない・食べれない4haさんと

良い空間でおいしいモノを食べて

a place for good timeの一つ。

 

形を変え、変化しながら続けていきたいなあ。

 

元井

 

 

 

 

 

 

箱根神社へ

2019.02.15

今週は毎年恒例の箱根神社に初詣?といいますか、厄払いに行ってきました。
スタッフ3人それぞれ前厄・本厄・後厄と揃っているので節分は過ぎてしましましたが、ご祈祷もしていただき、これで一安心です。
大きな事故、怪我がなく過ごせますように…。

 

 

写真は現在打ち合わせ中の増改築現場の模型です。

図面上ではなかなか想像し難い部分も模型ですとわかりやすく、外部の仕様を決める際など、イメージしやすくなります。

つい上から見がちですが、近づいて実際の目線の高さから見ますと、実際の見え方に近くなりますので、屋根があまり見えないなとか、特に気にしていなかった部分が実は目に入る部分だったと、気付きもあります。

             

 
~お知らせ~
来週末(23日)は古今事務所にて鎌倉にあるお店『4ha(ヨツハ)』さんによる【喫茶ココン】がオープンします。

事務所前を通られた際、古今事務所をカフェかな…?思う方もおられるようです。
が、その日は本当にカフェになります。
暖かい飲み物とおいしいお菓子・キッシュなどを用意してお待ちしております。

来週(20日~22日)はKONITAさんのお花屋さんも営業します。
 
ふらりとお立ち寄りください。

代田

予感

2019.02.08

 

明日は関東地方平野部でも雪が降る予報です。

 

 

昨日、古今事務所に来訪いただいた、新潟にある建材屋さんの営業さんも、

『今回の雪はやばそうですね・・・』と、新潟へ帰っていきました。

 

 

積もってしまったら、明日出社出来ないかもしれないので、

今日中にお当番のブログを書こうと思います。

 

 

 

 

以前のブログで強化ガラスの納期遅延で遅れていた、

猫ハウスへ【すけすけキャットウォーク】の設置に伺ってきました。

 

 

 

透け透けです。

 

パンツ丸見えですね。

 

 

あいにくお猫さん達は前日の引っ越しでお疲れだったのか、

寝室でお昼寝をされていました。

是非、キャットウォークをしている姿を写真に納めたかったのですが

残念です。

 

 

 

 

帰る間際に一匹だけ起きて来てくれたのですが、

 

 

 

ハッ!?     「デカい・・・・・・・」

 

 

 

ガラスは大丈夫でしょうか・・・。

 

今のところご連絡は無いので大丈夫でしょうw

 

 

 

 

話は変わりまして、数か月前に以前勤めていた会社の後輩から

 

「家を建てたいので相談にのってもらえますか?」

 

とお問い合わせ。

 

 

 

何度か打ち合わせを重ねて、

晴れて昨日土地購入の契約を交わしたとの事。

 

 

もちろん以前の会社もリフォーム業だったので、

自分の他にも沢山お願い出来る人もいたであろうに、

その中から選んでもらったのは、

本人には面と向かって言わないですが、

 

 

 

 

めちゃめちゃ嬉しい。

 

 

 

正直 鈴木 気合い入っています。

 

 

 

 

 

 

今までに使ったことのない素材や、組み合わせをどんどん提案してしまおう!

 

 

まだまだこれからブラッシュアップは必要ですが、

 

 

カッコよくなりそうな予感。     してます。

 

 

 

鈴木

 

 

 

 

2019+30日

2019.01.31

2019 明けまして1か月。

 

 

さあ、年が明けたし、家づくりを

するかっていう方々の勢いを感じます。

 

 

新年から新築・中古&リノベ物件探し

の住まい手さんちらほらいらっしゃり、

 

昨年からのお付き合いで

いよいよ本格的に詳細打ち合わせに入ってく

住まい手さんたちあり、

 

既に着工し、絶賛工事中の住まい手さんあり、

 

いよいよ着工していく住まい手さんありと、

 

それぞれ違うタイミングであるけれど

 

古今をパートナーに選んでくれた方々のため、

 

そして、何より自分たちが作り手として

家作りにのめり込む環境作りのために、

 

今年も GO FOR IT 精神

で走り始めています。

 

 

 

綾瀬の家

年が明けて、一緒に現地で状況説明と

現場打合せ。

 

家づくりのタイミングしかほぼ

登ることない屋根の上。

 

住まい手さんと棟登。

 

 

現場内、内部は断熱材でもっこもこ。

 

断熱の抜けや弱部を確認したいときはやっぱりこれ。

サーモカメラ。

 

抜け道発見。

 

大工さんに姑みたいなことしてんな~って言われましたが

どれだけ時代が変わってもまだまだ

 

 家は人の手が作る。 

 

と今でも信じています。

 

だからこそ、人の手、人の眼だけでは限界があるところは

 

時代に逆らわず。

 

 

同じような施工方法を取っていた

舞岡の家のオーナーからも引き渡し後のお話で

外気温が朝方0度近くであっても内部は

かなり温度のムラなく、均一化ができているそうで、

これだけワンルームの間取りでも寒くない

という報告を頂き、一安心しています。

 

温湿度計を常に気にしてくれているそうで

今冬で具体的な数字を頂きつつ、

今後も良いフィードバックがもらえそうです。

 

 

石膏ボードで見えなくなってしまう前の

小さな積み重ねが、住まいの温熱環境をより

良くすると信じて。

 

 

 

 

冬の建築旅

久しぶりに遠出の建築旅。

生まれて初めての広島。

いってみたかったぜ広島。

 

日本人としていつかはと思っていた

丹下建築、平和記念資料館。

 

極寒で雪降って、手がかじかみ

合わせて、本館工事中なので

写真はないが、圧倒的なフォルムと

追悼のコンセプトを肌で感じました。

 

 

藤森照信建築 in   広島 神勝寺 禅と庭のミュージアム

藤森さんらしさ満載の社務所。

いつも思うのは日本とアフリカを感じる。

 

 

独特な屋根のリブ。

 

 

実は板金です。きょえ~。

 

 

これも面白かった。五感がフル稼働。洸庭

 

サインがかわいい。

見るものが見ごたえあったのと、お寺一周

ゆっくりみると1時間くらいかかるかもだけど、

茶室があり、現代的な寺院や贅沢な景色が広がり

庭のセンスも良くて境内の散歩がほんとに気持ち良かった。

 

 

最後に尾道で安藤建築を見下ろす。

沖に島が連なる風景って独特で

瀬戸内ならではの風景。

関東の海になれていると

いい意味で違和感感じる風景。

 

日本の美しさと多種多様さに改めて

感服の旅でした。

 

今年もまた頑張りまっしょい。

 

元井

 

 

 

 

 

 

はじめまして

2019.01.25

はじめまして。こんにちは。
今月より入社しました代田と申します。
ひょんな事から古今と出会い、家づくりに共感しこちらで働く事となりました。

早速、二世帯住宅へのリノベーション工事、建て替えの新築工事など、図面を描いています。
   
今までも『住まい』の建築に関わる仕事をしておりました。
図面を描いたり、打ち合わせしたり、現場で確認や納まりの打ち合わせをしたり、職人さんに小言を言われたりと...
   
この仕事は昔から受け継がれてる部分と新しく取り入れられる部分とがあり、何年やっていても色々な事にアンテナを張り、考え・悩み・勉強の日々です。

私自身は3年程前に実家の建て替えをし、『木の家』に住んでおります。
床・天井に杉を使用し、柱・梁を表しにした空間です。

建て替え前はかなり古い家でしたので、断熱材はほぼ入っていなく、暖房を入れないこの時期の室温は外と変わらないくらい寒かったです。
家を建てた後、『床暖を入れれば良かった』などと良く聞きますが、無垢の床のおかげで、この時期、お風呂上りや夜中目が覚めてトイレに行く時も素足のままで大丈夫なくらいです。
実際、自分が暮らしてみて、無垢の心地よさを改めて実感しています。
   
    
古今と縁ができました方のこれからの生活基盤の住まいが快適に心地良い空間となりますよう、
一緒に家づくりを進めていきたいと思いますので、これからどうぞよろしくお願いいたします。
 
 
 

古今は『設計事務所+工務店』です。
設計から施工まで、しかも分担制ではなく、設計者自身が設計打ち合せから現場監督まで一貫しており、もちろん、間取りだけでなく、使う材料・仕上げの素材・コーディネートなどすべて行います。
一人でそんなにやるのか!と最初は驚きでしたが、私も必死で付いていかなければと!覚悟を決めました。
  

今週行った現場にて…

スタッフの鈴木さんが現場で余った材料で家具を造っていました。
まさかここまでやるなんて・・・!

代田倫子

日々成長

2019.01.19

 

 

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

 

 

 

また、新たな1年が始まりました。

 

今年は箱根駅伝では青山学園が連覇を逃すにはじまり、

天皇の即位による年号の改定や、消費税UPなど

既に分かっている事だけでも、変動でバタバタしそうな一年となりそうです。

 

年始早々オリンピック需要による納期遅延の先制パンチを食らい、

スタートダッシュで躓いてしまった私ですが、

古今も新しいスタッフをお迎えし、時代の波に乗り遅れる事無いよう、

万全の態勢でこの変革に挑んでいきたいと思います。

 

 

NEWスタッフからは来週ブログにて挨拶があると思います!

 

 

 

 

強化ガラスの納期遅延によって2019年出鼻を挫かれましたが、

来週のお引渡し向けて町田のマンション改装工事は

着々と進んでおります。

 

こちらの物件は以前にもタッグを組ませていただき工事をした

ショセット建築設計室さんの設計物件です。

 

 

 

 

 

『猫好き』の『猫好き』による『猫』のため  の住まいづくり。

 

 

・キャットタワー

・猫トイレ

・猫BOX

・猫扉

・爪砥対策

・猫毛対策

 

etc・・・・

 

 

後日完成したら個々をご紹介いたします。

(強化ガラスが見せ場なのに納期遅延の為)

 

 

 

今回見ていただきたいのはこちらの扉。

 

俗に言うアウトセット建具という壁の外側を走る扉なのですが、

鴨居という建具を滑らせる上枠の無いスッキリデザイン。

 

 

開けても金物が見えない造りになっています。

 

 

当初は違う金物を使って作る予定でしたが、

現地で設計屋さん+建具屋さんで打ち合わせをしながら、

建具が動く金物を現地で製作してもらい、

取付をしました。

 

(機構は企業秘密ですw)

 

 

 

ついつい普段慣れている納め方で進めがちですが、

たまに設計事務所さんの仕事をやると

その要求に応える為に、新しいアイデア・技法が生まれ

自分の引出しになるので、刺激になりますね!

 

 

 

2019年もどんどんと引出しを増やしながら、日々成長!と

住まい造りをしていきたいと思います!!

 

 

鈴木

昨日から。。。

2019.01.08

 

明けましておめでとうございます。

本年も宜しくお願い致します。

 

本日より業務再開しております。

 

年末に家作りを考えている方々からの

問い合わせが毎週のようにありました。

 

合わせて、昨年から引き続き詳細打合せ、

物件探しを行っている方々の動きもあわただしく。

 

つくりて・すまいて

共にいい1年にするため

全力で前に進みます。

 

 

 

年末年始休暇のお知らせ 12/27~1/6まで

2018.12.20

今年は本当に実りある1年になりました。

御縁のあった方々、心より感謝致します。

 

 

2018年12月27日~2019年1月6日まで

年末年始休暇を頂きます。

 

今年もKONITAさんお飾り。

こんなのホームセンターで売ったら激売れしそう。

1点ものなんであしからずですが。

クリスマスまだだし!って声在りそうですが

古今はクリスマスは無視します。

 

 

年内、KONITAさん古今にてまだ営業日

ありますので是非。

 

12/21.27.28.29

 

 

 

古今も今までとは違ったフェーズに

突入していく気配がしているので

ゆっくり休みます。

 

この間、古今の住まい手さんは

遠慮なく担当の携帯かメアドへ。

 

まだお会いしていない方は

お手数ですが弊社サイトより

メールにてご連絡を。

 

順次ご返信させて頂きます。

 

お問い合せ

 

info@kokon-sumai.co.jpでもお受けいたします。

 

 

 

この時期お会いする方に

あれっ今年は最後かな?会うかな?

一応言っときます、良いお年を!っていう

一連のやり取り。

 

 

 

去年もまったく同じ感覚で

ブログ書いた気がして。。。

 

 

やっぱり書いてた。

 

 

言ったほうも言われた方もホクホク。

相変わらず感覚的に

私なんかこのやり取り好きなんだなあっと。

 

 

今年最後のブログかな?違うかな?

あと1週間あるし、クリスマスまだだし。

やることまだあるし。

 

 

でも一応言っておきます。

みなさま、良いお年を!

 

 

 

 

 

柔軟の強み

2018.12.14

綾瀬で行っている新築工事

KOKON HUT(綾瀬の家)

先日、無事上棟。

 

寒空の中、大工さんたち頑張ってくれて

日が落ち始める16時には屋根下地まで

終わりました。

 

 

 

 

屋根下地が組み上がると楽しみなのが屋根からの景色。

 

未だに怖くて大工さんたちのように梁の上を歩けないけど

下から見てた景色ではない、新しい景色がみえるので

密かにいつも楽しんでいます。

 

富士山はこの土地からは残念ながら右の山に隠れて

見えませんが、それでも素晴らしいVIEW。

 

遮るものがないので、風も光も存分に浴びれます。

 

その分、最近の暴風雨はえぐいので、その対策は

いつも以上に気を使うつもりでいます。

 

 

 

今物件は、軒が建蔽率に余分に入ってしまう

くらい出しています。

 

遮るものがないので、今はありがたい陽光も

夏場は遮らないとキツイくらいの日射が

ここには降り注ぎます。

 

日射遮蔽の意味では十分この深い庇で

防げるよう設計しています。

 

 

日本人はやっぱり軒が深いと落ち着く。

 

風も敷地の特性上吹き抜けてくれるので

有難いのですが、暴風雨の際はやっぱり

屋根を持ち上げるような力がこの軒に

かかってきます。

 

本来できるだけ屋根は薄く見せたいですが

金物を併用しながら屋根垂木をいつもより

厚めにして吹き上げる風に対する

対策をしています。

今後、屋根と軒天、外壁の取り合いなど

漏水対策もこれでもかっていう

位していくつもりです。

 

 

 

デザインや見た目も大事ですが

工事中や設計中にしかできない

技術者としての気配りや

マニュアル通りに施工するのでは

なく、土地や環境に合わせて

柔軟に設計施工をしていけるのが

我々の強み。

 

上棟時に棟梁も同じことを思って

話してくれた。

 

すっごくすっごく嬉しかった。

 

言われたことしかやらない職人が多く

気遣いもへったくれもなくなってきた昨今,

図面に書いてないから、言われてないから、

ではなく、自分の仕事に誇りを

持っていないとこういう感覚には

ならない。

 

 

自分で自分の仕事に誇りと責任を持つ。

 

 

仕事である前に、住まい手の一生に一回の

家づくりに携わる、建築人であること。

それに応えられる腕と知識と精神を担保に

柔軟に物事に対応していける事。

 

 

物事の本質はここにあると思う。

 

 

あ~やっぱり仲間だな~っと思ったのと

最少人数で運営している会社の立場と

事務作業、他物件の設計作業で

現場に行けるタイミングも限られている

僕らからすると

こういう感覚で古今の家づくりに

関わってくれてありがたいな~って。

 

出会ったころからするとだいぶ

棟梁も年を取ったけど

まだまだ一緒に作っていたいし、

相変わらず頼りになるなあ~って

思ったのを憶えています。

 

棟梁はウチのブログなんて見やしない

だろうけど、嬉しかったから載せます。

 

 

年内は外部の透湿性能を持った耐力面材、

サッシを付けて、雨養生・防犯養生

をして来年を迎えたいと思っています。

 

 

元井

 

 

 

 

おうちのまどり

2018.12.08

 

12月だってのになんていう暖かさなんでしょう。

 

我が家の薪ストーブも3回ほどしか出番がなく、暖房もまったく付けずに過ごせています。

 

 

炎みたさにストーブを焚くが、すぐ暑くなりゆっくりと炎を楽しめません・・・

 

暖かいのは嬉しいが、薪ストーブ好きにはもどかしい天気です。

 

 

 

 

 

 

今年の夏に完成引き渡しした【相模原タイニーハウス】のご主人も、

初の冬シーズン到来も、なかなか薪ストーブを焚けずモヤモヤしていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

お引渡し後の外構工事もほぼ完了し、残りは植栽を植えるだけとの事。

駐車場脇にはシンボルツリーを植える予定なので、緑が入った後の写真が楽しみです。

 

外部の完成写真は緑が映える春頃に撮影したいですね。

 

 

 

 

 

 

 

玄関脇に付いた呼び鈴は、インターホンではありません。

もちろんカメラなどついてません。

 

ピンポーーーン♪   とは鳴らず、  ヴィーーーー!  っと鳴ります。

 

このブザーを探すのはなかなか苦労しました。

何せカタログでは肝心の音が確認出来ないので、とりあえず設置してみて、

 

ヴィーーーー!  っと鳴った時は

 

電気屋さんと  「これだね。この音。。。」 と、ニヤニヤしたものです。

 

 

 

 

 

 

異様な暖かさにご主人と共に燻っているバーモントキャスティングのアンコール。

 

4か月前に完成引き渡ししたと思えないほどのアンティーク感をかもし出していました。

 

 

 

 

 

 

 

キャンプ・フライフィッシング好きなご主人の為に、間取りを駆使して確保した、【The男の隠れ家】 。

 

同じ趣味を持つ自分にとってもこの場所の大切さは身に染みてました。

 

アウトドアで使う物が多いので、なんとか玄関近くに作れないものかと考え、

水廻り(洗面・トイレ・風呂)を中二階に移動させることによって生まれた

スペースに【The男の基地】を作る事が出来ました。

 

 

【相模原タイニーハウス】のテイストは普段古今で手掛けているテイストとは違い、

内装デザインとしては住まい手さんのセンスに大きく依存し、

教えてもらいながらの設計となりました。

 

実際力不足だったかもしれません。

 

 

 

 

 

でも、帰り際に住まい手さんから、

「鈴木さんの設計したこの間取り本当に気に入っています!」

 

と仰ってくれた時、照れ笑いしてましたがメチャメチャ嬉しかったです。

 

 

 

鈴木

 

 

多忙は怠惰の隠れ蓑

2018.11.29

師走らしい日々になってきました。

毎年おんなじこと言ってる気がする。

ていうか夏ぐらいも師走みたいだったし。

 

師走は今年の事は今年で処理するという

制限のあるまた違ったチャンネルの

忙しさもあるからですかね。

 

 

 

数年前ぐらいから勝手に敬愛する

糸井重里さんの言葉に有りました。

 

「多忙は怠惰の隠れ蓑」

 

という言葉。

 

 

要は、忙しい、というのは良くも悪くも

目の前のことに集中している訳で、

ある種の満足感や達成感を味わうことが出来る。

 

しかし、本当に「大事なこと」や

さらに言うと「なぜ?」とか「未来のこと

が全く考えられなくなってる。

 

目の前の忙しさで一杯一杯になって

なぜ忙しいのかという根本的な課題の解決

をせず、忙しいを隠れ蓑にしてやり過ごしてる

誤魔化している状態ともいえる。

 

現場でわしゃわしゃしている時、

お金の計算とか事務作業で忙しい時、

忙しいって言っている人を見るとき、

忙しいって自分の顔に出ちゃってんな

って思う時、いつもこの言葉を思い出す。

 

でも思い出すけどあまりにも忙しさに

負けて、怠惰でもいい! 今は!

って思いながら、忙しい顔してるとき

もある。

 

自分で解かってやってるんだ!って

言い聞かす。

「無知の知」ということにして

自分を丸め込んでたりもする。

 

たぶん、こんな葛藤があるだけまし

って事ですよね。

 

ましなのか?

 

とりあえず、

「多忙は怠惰の隠れ蓑」

だなって思った時、これを思い出してる

間はまだドンマイ状態だと勝手に思う

ので、その時は深呼吸をして手と頭を

再起動できればと思っている。

 

 

綾瀬の家(KOKON HUT第二弾)

地盤改良を終えて、基礎工事真っ最中。

地鎮祭の時に、綾瀬の五社神社さんから頂いた

土地の神様を鎮める鎮物を基礎内にIN。

 

12/中旬の上棟に向けて、やることやっていきます。

 

 

港北:S邸 ワンルームリノベ

以前のブログで紹介した解体前の落書き壁の物件

先日、私は別件で立ち合えなかったのですが

無事にお引き渡しが完了。

 

色味は当初の住まい手さんの要望よりも

少し明るくなりましたが、最初から

色味を塗装で載せるよりも、木の焼け

を待ってじっくり色の変化を味わって

行きましょうと現地での色打合せにて

摺合せが出来たことで、素肌感のある

仕上がりとなった。

 

後ろに控えるサッシとの割り付けが合わず

障子に映るサッシの桟の影がどのように

出るかなと皆で懸念してましたが、

思ってたよりも気にならず。

 

まずは、喜んで頂けたようで本当に良かった。。。

 

ここに暮らしが入って、初めて僕らの仕事の

価値が見えると思っている。

 

使い勝手や素材感。

小物が入った時の雰囲気。

 

この時に初めて自分たちの結果が見える。

 

2割ビビり、8割楽しみでしょうがない。

 

Sさん、今度こそいらっしゃるときに

手土産もってお邪魔します。

 

 

さて施工事例。写真は撮った。

うちの鈴木君の施工事例UP待ちです。

しばしお待ちを。

 

元井

 

たたみ の かほり

2018.11.23

 

こんにちは。鈴木です。

 

アラフォー男子には急激なこの冷え込みが身に沁みます。

 

背後霊でも背負っているのでは?と思うほど、肩が重たいとです・・・・

 

 

ですが、そんなことでへこたれていられません。

今年もあと一か月ばかり、

楽しいお正月の為に全力疾走して、燃え尽きたいと思います!

 

 

 

 

先日、また一人かわいがって育てた娘をお嫁に出しました。

 

 

 

 

これはお嫁に行く前日の物語です。

 

 

 

この洗練された美しプロポーション(笑)

潔さを感じます。

 

 

 

しっかりとお嫁に出しても恥ずかしくない子に育ってくれました。

 

 

 

そんな結婚式の前日、最後の工事は畳の新調です。

 

 

 

納品されると家中に香るイ草のかほり。とても癒されます。

 

畳屋さんの雑談では、畳イ草の香りはイ草の香りと泥染めの香りが混ざって、初めて出るとの事。

こんなにいい香りなのに、香料では再現出来ないそうです。

 

 

以前に和紙畳メーカーの営業さんに聞いたところ、

和紙畳にイ草の香りを付けようと開発を進めたそうですが、

結局再現する事が出来ず諦めたとの事。

 

【たたみのかほり】なんていう芳香剤あったら売れると思うのに残念です。

 

 

 

 

 

毎回ブログで近々施工例UPします!と言っていますが、

また一件増えてしまいました・・・

 

ノルマがどんどん貯まっていきます・・・

 

 

 

 

近々施工例UPします!!

 

なんとか年内には・・・・・    あと一か月ガンバリマス。

 

 

鈴木

安心、安堵感の周辺にシアワセはある

2018.11.15

いよいよ KOKON HUT 第二弾着工です。

建物の大きさは変わらず、住まい手の要望をすくい取り

外部仕様は周辺環境に合わせ、内部の仕様をその方たち

仕様にしています。

 

耐震等級3(建築基準法の1.5倍)にして

出来るだけ開口部を景色を切り取れるよう

最適な位置に配置。

 

少し予算は上がってしまったけど

KOKON HUTをそのまま移行するよりも

住まい手のお人柄や家族構成、使い勝手、

周辺環境にすっと馴染むようになったと

思っています。

 

 

生憎の曇り空の中、地鎮祭。

奥様が激写しててくれました。

自分のエイエイエイ!最中見るのは新鮮でした。

左手には竹林、右手には林、その緑を縫うようにして

この敷地からは視線が抜け、このビューを大切にした

窓の配置で設計しています。

 

窓の正面には階段があり

階段を階段のままの用途だけでなく、

ベンチ代わりにしてこの景色を望みます。

 

窓のガラスもここは準防火地域で

網入りガラスが必須でしたが、ここぞとばかり

ビューのある3か所の窓は網の無い

透明防火ガラスを採用。

 

黄昏ているのは、TVのディレクターさんのお仕事を

されている激務のご主人。

 

東京での土地探しから海方面へ移行、

お気に入りが先に買われてしまったり、

中古+リノベを検討したり

一日に物件を何件見たかな。

 

紆余曲折、

ここまでたどり着いた訳で。

後ろから勝手に想い感じながら激写。

 

 

奥様も生活力が高く、打ち合わせの段階から

奥様のご意見で自分の設計を変更したことも

しばしばあり、楽しい打合せをして

ここまで来ました。

 

明日から、地盤改良。

一緒に土地探している時から想定していましたが

やっぱり調査の結果、造成地であるが故

地盤耐力の数値が芳しくなく

余計な費用が加わりましたが

住まいにとっては、いくらいい建物作っても

下が悪いとお手上げ。

 

安心、安堵感の周辺にシアワセに似たものが

あると思います。

 

来週から基礎工事。

いよいよです。

 

 

 

 

仕事の合間を縫って刺激物。

東京カテドラル聖マリア大聖堂

 

一言でいうと、荘厳。

 

天窓から入る光とコンクリ打ちっぱなし感の

みせる表情が、静謐で厳か。

 

建築を学んだ時から教科書に載っていた建築。

 

見たかったんです。見れました。

 

ミサも出席させて頂き、パイプオルガンも堪能。

 

やることが多い時ほど、必要な刺激。

 

今年もあと1.5か月。

 

頑張りまっしょい。

 

元井

着工前のワクワク

2018.11.09

 

なにを隠そうわたくし鈴木、若かれし学生時代の趣味は廃墟廻り。

北は岩手から南は長﨑まで、車で寝泊まりしながら炭坑や鉱山などの

廃墟を写真に納めながら廻った過去があります。

 

もう時効?なので綴りますが、今や世界遺産となった長崎の端島

通称:軍艦島 が世界遺産になるかなり前に、地元漁師に直接依頼し

瀬渡ししてもらい1日カメラ片手に島中を巡り、写真に納めました。

 

軍艦島には大正5年に建築された、日本最古のRC造の建物があり

建築の勉強をしていた学生にとっては、人で賑わい繁栄していた街・建物が

その輝きを無くし朽ちていく姿もまた印象深いものでした。

 

 

 

 

だからという訳でもないのですが・・・

 

リフォーム前解体完了時の建物の姿には、ワクワク・ドキドキしてしまいます。

 

先日開催した OPEN HOUSE のチラシでも使用した、解体後の写真。

 

 

究極の生活感の無さ。美しい・・・

また、ここからこの美しさに負けない様な設計を行わなければならない

プレッシャーも感じます。

 

 

先週末から着工した町田のマンションリノベーションの解体現場も

 

 

究極のワンルームw

 

住まい手さん以上にワクワク・ドキドキしている鈴木です。

 

 

 

 

話かわってこちらも先日初めてお伺いした、横浜市のとあるマンション。

玄関からリビングの扉を開けると真正面のこじんまりした部屋に

ぽつんと置かれたパキラ。

 

(写真は敷居の段差を計測したものですが・・・)

 

もうなんかビビーーンと来ましたw

 

なんとかご要望・ご予算が合うようにご提案出来るよう頑張りたいっ!!

 

 

古今 鈴木