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プランの始め方

2022.06.19

もう6月も後半ですね。

 

古今は新規プロジェクトが少しづつ動いています。

 

 

 

私は市内のとある新築を計画中。

 

 

横浜市なのに高さや面積制限など
気にしなくていいくらいの土地の広さ。
でも制約が少ない分、可能性が広がり逆に難しい。

 

 

敷地の大小に限らずプランの進め方は

まずは敷地を見に行きます。
・高低差
・隣地建物
・既存樹木
・そこから見える景色
・採光のとれる方向
・電柱やブロックなど工作物

・・・

これらを確認します。

 

特に
その敷地に立ったとき、
視線の抜け方や視界に入るもの(周りの景色)は
写真や図面ではわからず
現地に行かなければ得られない情報です。

 

これらを考慮していくと
(「敷地をよむ」ともいいます)
その家の方向性が見えてくるのですが

 

ご要望を取り入れながらプランを進めていく中で、
スムーズにいくときもあれば
なかなかできない事も…。

 

間取りばかりに気を取られすぎていると
外環境が疎かになっていることもしばしば。

 

さて、今回は…

なかなかまとまらず思考停止中。

一旦休憩してまた取り組みます。

 

 

代田

らっしゅ!

2022.06.14

 

ざ・雨男鈴木です。

 

 

この時期雨が降るのは、私のせいではありません。

 

それは入梅したから。

 

 

毎日曇天、しとしとと雨は降るものの蒸し暑いわけではなく

少し肌寒い日も多く、案外過ごしやすい日が続いている感じ。

 

ここ何日かは日中の雨が少なく、夜だけ降るみたいな感じで、

先月末と今月頭に上棟した新築も、

思いのほか外部工事が順調に進んでおり一安心。

 

 

梅雨入り前に、長らくお待たせしておりました、

外構工事×2件の植栽工事もやっとこ終わり、

2件同時に外観写真を撮影してきました。

 

 

 

 

2件とも東京都町田市の新築。

互いに、緑豊かな周辺環境で外構のみどりが

入ると、周辺の緑に建物が溶け込み

工事中の建物が、ようやく景色の一つになった感じがします。

 

 

今月中に施工写真UPしたいと思います。

 

 

変わって週末は引き渡しラッシュ。

 

 

こちらは厚木のリノベーション。

ご両親との同居の為に

ご実家の2階にキッチン・浴室を新設をしました。

 

1Fではご両親が在宅しながらの工事だったので、

音や出入りで、ご迷惑お掛けしたかと思いますが、

無事お引渡し終わり何よりです。

 

 

 

 

こちらは横浜市の若葉台団地のリノベーション。

4年ほど前に同団地で施工した『わかばの住まい 「ろ」』の

内覧に来ていただいた住まい手さんが、

ずーーーっと、想いを温めていただいて、

お声掛けいただき、完成までこぎつけました。

 

若葉台団地での施工実績は4件目となりますので、

 

『わかばの住まい 「に」』

 

ということになりますね。

 

 

 

 

着工ラッシュからの

 

完成ラッシュからの

 

施工例ラッシュ。

 

 

月内に。。。

 

やらなければ。。。。

 

 

 

古今 鈴木

てづくり

2022.06.04

 

 

最終仕上げを迎えているご近所若葉台の住まい。

 

随所に住まい手と職人と古今の造る楽しさが感じられる、

そんな仕上がりになっている気がします。

 

 

思い切ってレンジフードを天井に埋め込み、

 

天井を下げグッと落ち着きが増したキッチン。

 

こじんまりとした空間に各種面材もご機嫌に納まってます。

 

 

 

 

  

 

モルタルの壁はエタノール暖炉とやらが納まります。

 

初の試み。火入れは試験運転の時だけで冬までおあずけかな。。。

 

 

 

毎物件お決まりの古今造作も。

ここ最近定着しつつあるオリジナル背もたれ。

 

古今造作部長の鈴木氏直伝のタオル掛けの部材作成中。。

 

完成写真撮影が楽しみです。

 

 

増島健人

 

家の在り方

2022.05.29

  1. 来ました。

 

うざったい夏が。。。

まだ5月ですぜ~

勘弁しておくれ

 

私の自宅は、藤沢なので

浮かれポンチな人達がわちゃわちゃして

生活道路がまあ混むわ混むわ。

 

現場、日影がないと焦げる。

思考が止まる。

 

海、人多い。海ぬるくなる。

自転車で海まで行けるのに

わざわざ二時間三時間かけて

千葉・茨城・福島に逃げる。

 

もう藤沢離れたいと思うことも

しばしば。

 

こんなこと言ったら誹謗中傷だが

この二年は落ち着いて暮らせた。

 

 

嫌いだわ、夏。

 

 

 

 

 

さて、最近の家々。

 

すみれが丘の家2021

 

三月の現場写真。

 

植栽のおかげで家の重心が下がる。

より落ち着いた雰囲気になった。

お庭に植栽がある方々は

知っているが、5月の植栽の成長は

すさまじい生命力とエネルギーの塊。

 

そこををくぐりぬけ、

植栽はグングン成長、根付く。

 

来週末の真鶴の上棟が

過ぎたら各物件、植栽の緑が

そろったので各物件(4物件)

まとめて施工事例写真を撮りまくり

ホームページに掲載したいと

思ってます。

 

 

 

 

鵠沼桜が岡の住まい

二年前にフルリノベーション

させていただき、家にお金がかかりすぎて

お庭の手入れを先に延ばしていたが、

ここにきてようやくお庭に着手。

 

 

元々、素晴らしいお庭があり、

少し硬い印象のお庭であったが、

デッキ、景石を整理し、

視線を遮る杉のフェンス、

堅木のデッキを設けて

 

ようやく元々このようなお庭ありきの

設計をしていた計画が活きた。

 

家の中と同様、また一つ籠れる

たまり場的な場所ができて

ほんと羨ましい。

 

日々の子育て、家事をこなしながら

夫婦ともども暮らしを楽しみ、

素敵に住みこなしてくれていて

うれしい限りです。

 

 

 

 

県内某所

この風景画のような写真。

どこよこれ。

 

 

あれ?竹富島?沖縄?ってなる。

 

 

現在PLANを

提出し、見積もり作業中の

案件の敷地の写真。

 

六月中旬には大勢が判明するが

まだまだクラウンチングスタート姿勢。

 

不動産屋さんと住まい手さんと

既存古屋・植栽・構造物などの

解体確認を一緒にしてきた。

 

元々、植栽が伸び切り、

古屋も母屋と倉庫で3棟あった。

 

古いアルミフェンスや

あまりにも巨大な景石、

いくつもの植栽が

あった中、写真のこの一本

の木だけが目に留まり、

ほかの植栽には忍びなかったが

この木だけ

解体屋さんに残してもらった。

 

住まい手さんも

住宅建築が好きで、

感覚を共有できた気がしたが

きっと私と同じように

健気な立ち姿と

葉の付き方に魅力を感じて

くれたのだろう、

この植栽を残すことに

賛成してくれ、

この写真がある。

 

何の付き合いも愛情も

まだ皆無だが、こうして既存の

植栽を一本でも残せると、何かを

引き継いで次世代につなげている

感覚になる。

 

そんなに大きな木ではないが、

この土地の生き字引として

ご神木として

この地を見守ってほしいと

思っている。

 

しっかり家の中から、貴方を

愛でれるところに窓を計画させて

頂きます!

 

いったんご神木の事は

置いといて、なんせこの敷地

657㎡!!≒200坪 笑

 

 

えっ、広すぎるじゃん。。。

構造物なくなってより。。。

 

 

解体確認した三人、

広っ。。。

って口々に。

 

住まい手の子供だけ

縦横無尽に走り回って、一言。

 

プール置きたいって一言。

 

いやいや、無限におけるよ笑

 

 

いつも横浜で斜線制限やら

隣地距離やら建蔽率やら

テトリスのように姿・形を変え

家つくりをしている私たちにとって

いつもの時間がとっても馬鹿らしく

なる土地。

 

 

いつもならそれらを念頭に

法をかわしながら

耐震・断熱気密・希望の間取り、

作り手としてのデザインの

4要素をバランスを取りながら

平面・立面を組んでいくが、

まあこの敷地の中では

自由すぎて困ってしまう。

 

 

住まい手は家の大きさは

30坪程度良いと言う。

 

 

一度、総二階の30坪を

敷地に落としてみたが、

まあTVのぽつんと一軒家みたいな。

 

 

空きスペースをどうやっても

埋められないと思い、この時期

木材・鉄筋・コンクリ・板金などが

価格が上がる中、やはり思考は

平屋になる。

 

 

でも最近、平側をファサードとして

家を作ると、軒を深く出すことで夏場の日射は

防げて、建物の外観は土地に馴染むように

作れるが、壁面が屋根でほとんど

覆わられてしまうため、冬場の直射日光

が限られた時間しか得られずらく、

家の奥まで直射日光が届かない

ために冬場の室温が体感として

寒くなるのを痛感してきた。

 

言わずもがな、薪ストーブ・エアコン・

暖房機に頼る家になる。

 

姿としての家に一定の自己満足感

はありつつも、暮らす人たちの

体感を聞いてしまうと、整えるの

難しいなあといつも感じていた。

 

 

 

切妻屋根の平側をファサードにした

弊社事例

 

天窓で内部の光量を補完している。

南に面するため、夏場は天窓付帯の

電動スクリーンにて日射遮蔽できる

 

 

 

 

寒くなるということはやはり室内も

暗くなりがちで、補完する北側の窓、

天窓で間接光を得るよう調整が

必要になるということ。

 

ただ安定した北側の間接光や

東側の間接光は美しく優しくも

優しすぎて温熱には

寄与してくれない。

 

だから、それらと共に

冬場の直射日光が室内に入るよう

計画するのは本当に今の家にとって

大事。

 

特にそこで暮らす人たちにとって。

 

 

掃出しの窓で直射日光を受けれると

ストーブ二個分の熱量になる。

 

 

いわば天然のストーブ。

 

 

夏場の日射遮蔽しながら

冬場の日射取得をどこまで

考えられるか、合わせて

家の外観を整え、内部空間を

温熱とともに豊かに外を

愛でる家をどう提案できるか。

 

この敷地に求められる

家の在り方。

 

吉田兼好の言葉

「夏をもって旨とすべし」

 

冬はいかようにも過ごせるが、

夏はどうしようもないので、住まいは

夏の暑さ対策を基本につくることが

基本であるという考え。

 

 

甚だ疑問。

 

 

おそらく、行間を読めば、

違うことを言ってる気もするが、

今でも事あるごとに住宅業界では

重んじられている。

 

 

でも年齢が上がって、寒さに

耐えられなくなってきて、

合わせて

夏場の暑さが異常で、むしろ

夏場のエアコン制御の大事さが

増している昨今。

 

 

むしろ逆で夏場の日射遮蔽を

ある程度行いながら、ガラスによって

熱量を吸収させ、冬場の自然室温

(20°くらい)を家の性能で

どう保てるか考えていくと、

やはり直射日光の導入をちゃんと

考えていかないと。

 

断熱は保温。

いくら断熱が上がっても、熱源が

なければ寒い。

 

熱源を機械に頼るか、太陽に助けてもらうか。

 

パッシブデザインが難しいです。

 

 

ちなみに

この敷地にはこのような

建物を提案させてもらった。

 

 

 

妻側をファサードにして、

南面にしっかり開口部を設け、

直射日光を受け取る玄関兼

リビング兼薪ストーブ置場を

兼ねるたたき土間にしっかり

蓄熱させ、輻射熱効果を

狙いつつ、妻側ファサードの

メリットである南に面する壁面

にハイサイドライトも考慮し、

緩勾配の屋根にして、

窓と屋根の軒の出との距離を近くして、

日射遮蔽し、かつ窓の上だけ壁を50cm

出して、家の劣化を防ぐ

というもの。

 

 

 

妻側のファサードは外観デザインが

整いづらく、非常に難しいと

やってみて思ったが、

この敷地のおかげで

東西に建物を広げて、敷地余りを

なくしつつ、平屋の土地に根付くような

姿を保ちつつ、温熱を考慮した形と

なるかと模索している。

 

 

建築を知ってる住まい手からも

アメリカのアイクラーホームの

フラットハウスのような体裁で、

建築家の前川國男さんの自邸のような

南面の在り方、雰囲気になるとうれしいですと。

(知ってますね~さすが。

私の設計力が問題。)

アイクラーホームの家々。

 

 

 

 

 

 

いやいや、やっぱり

前川国男さんお自邸、改めて

感嘆。すごい。やばい。

(私ごときがおこがまし)

 

深くない小庇で日射を調整、

ふさぎ切れないものは

内部の障子で調整。

 

冬場は全開放で日射取得も

自由自在。

 

かっこよさと整いやすすさで

安易に平側の軒が深い家を

作るというものとは一線を画す

整った妻側のファサード。

 

見れば見るほど、この家の在り方は

ただの懐古主義ではなく、

今の季節感、温熱の考え方

にも通づる普遍的な日本の

家の在り方を提示してる。

 

パッシブデザインの

日射遮蔽の考え、日射取得の考え

が全部入ってる気がする。

 

 

 

 

設計士としての役割は

一先ずここまで。

 

ここからは

工務店として、家の大きさは

29坪と抑えに抑えたが、

平屋だと総二階に比べて

基礎と屋根が大きくなるので

割高になってしまう予算を

どう抑えるか。

 

ほんと最近予算が合わない。

木の家の工務店の集まりでも

みんな苦しんでる。

 

木材価格を中心に値段が天井知らずで

上がりまくってる。

前の価格を知ってる我々は

非常に腹が立つ作業、

大っ嫌いな見積もりを作成中です。

 

ここで予算が大きくオーバー

してしまえばこの提案は、本末転倒。

 

次の案になってしまう。

(最悪、総二階でもこの土地に馴染むような

PLANをPLAN2として提案してます)

 

 

私も造りたい、住まい手も是非といってる中、

どうなるか。

 

窓もあまり高価なもの

ご提示せず、性能は良いものでも

既製品サイズで、気密に劣っても

廉価なものに。

 

構造もできるだけ単純化して、

木材減らす設計で。

 

やることやってんぞ。

 

あとは他力本願。

頼むぜ、木材屋さん

 

くどいけどもう一読み。

HOUZZさんより取材記事がでました。

よろしければ一読みくださいませ。

ここでも天窓で光量を補完、

電動スクリーンで遮蔽機能付帯、

床下ACで冬の対策してます。

HOUZZ記事

 

古今 元井

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

性能評価

2022.05.22

先月、ほぼ同時期に着工した2棟

順調に進んでおります。

 

相模原 T邸はまもなく上棟

 

現時点の天気予報では「晴れ」

 

しかし、最近はコロコロ予報が変わるので

油断はできません。

 

 

この2棟は4月から始まった
【断熱性能・等級5】と
【一次消費エネルギー性能・等級6】
という、新しい指標を取得の為
『性能評価』という住宅の性能を表す証明書を取得。

 

性能評価の審査中は
「よく細かい小さい事に気づくなー」とか
「そんな指摘必要か???」と。

 

造るものは同じなのに、
証明書1枚を取得するのに
いつもより少し作業と時間のかかる申請手続きでしたが
なんとか無事に終わり一安心。

 

年々、こういった事務手続きが

複雑・多様化していると感じます。

 

もっと単純、簡潔にできないものか、

その時間を設計や現場業務の方に費やしたいものです。

 

 

 

さて、最近はいつも以上に

問い合わせが増えている感じがあります。

 

今週はマンションリノベと新築の現調へ。

 

基本設計の方も何件か進行中。

一気に忙しくなりそうな予感。

一軒一軒、丁寧に進められるよう向き合っていきます。

 

代田倫子

みどり

2022.05.15

 

 

皆さん今年のゴールデンウィークはどうお過ごしでしたでしょうか?

 

3~5日は本栖湖へキャンプに行ったものの、

前後ははっきりしない天気だったので、

基本家で過ごしていました。

 

普段は億劫でなかなか手を付けられない、

お庭の手入れをしていたりしたのですが、

これはこれで、やり始めると面白く、

ここ3年ほどで大きくなった、玄関先の

シマトネリコとオリーブの木を

ばっさばっさと剪定し始めると、

ポリ袋3袋ほどの枝葉を切り落とし、

玄関先がすっきりしました。

 

しばらく葉に隠れて見えなくなっていた、

【SUZUKI】

の表札が見えるように。。。

 

これでamazonも迷わず届くようになるかと。

 

 

 

 

その後、あまりにもすっきりとした花壇に

ホームセンターで南天を買って植えたり、

実家の庭先から、シダ植物を盗んできて植えたりと、

していたら、

 

母親から

 

「手入れも大してしないくせに、そんなに植えちゃって・・・・」

 

と、確信をついた事を言われました。

 

 

 

正直、山や海だと自然の中で遊ぶのは大好きですが、

庭いじりをしたり、

植物を育てたり、

あまり好きではなかった私。

 

やり始めるとこれも面白いもので、

この時期スクスクと枝葉を伸ばし広がる、

庭木を見るとまるで我が子を見ているような

愛おしささえ感じます。

 

買ってきた時は15㎝ほどの苗木が、

わずか3年で3mを超えるシンボルツリーに

育つといと愛おしい。

 

 

 

今月末に上棟予定の相模原のT様邸。

10棟ほどの建売分譲地の中で、

一軒だけ古今での工事なっています。

 

すでに外構まで出来上がっている、

周辺の建売は、ブロックとアルミフェンス、

土間コンクリートのみで構成された外構。

 

せめて一本だけでも、シンボルツリーのような

緑が建物に入るだけで、

グッとする見た目になるのになぁ。

 

なんて、見渡しながら

工事を進めている鈴木でした。

 

(もちろんT様邸は植栽の計画まで考えてますよ)

 

古今所の造作事情。

2022.04.28

 

 

 

 

直近3現場での造作キッチン。

 

 

シナ&米松の角材+格子状になっている部分は杉の床材を引き割って仕様。

 

 

こちらもシナランバー。

 

 

出隅の納まり。ランバーの小口は留め。

 

 

 

またまたシナ。

 

横移動の際、足が引っかからないよう方立て(縦に伸びている間仕切り)は底板面でカット。

 

現場を納める際の配慮(実物で見る使い勝手など)と見た目のバランスは、

作るものによって何を優先するかで変わってきます。

 

もちろん打ち合わせで決めた大事な部分だったり、

打ち合わせで拾いきれなかった納まりに関しては、

しっかり説明して施工してます。

 

 

じゃなくて、、

特に見えないところ

(建具がついたら見えなくなるだったり、

そもそもこんなところは出来上がってしまえば注視する箇所じゃない)

について大工さんと熟考する事が増えました。

 

あくまで現場の裁量なので、

ここはこうゆう風に納めたんですよ~なんて野暮。

 

ってことは自己満?

僕はロマンと名付けました。笑

 

 

脚光を浴びることはないなんてことない所に、

少し時間をかけてどう見えるかを考える。結局見えないのに。笑

 

完全にロマンですね。いやエゴかも。。

 

 

今まではわからなかったことが、理解できるようになってきて、

楽しみとして昇華できるようになってきたからこそのこだわれる所。

 

やりすぎない程度に。

 

増島健人

 

GW休暇のお知らせ

2022.04.28

 

 

 

GW休暇のお知らせ

 

4/29~5/8の期間 GW休暇を頂きます。

この間、古今の住まい手さんは遠慮なく

担当者の携帯かメールへ。

 

まだお会いしていない方はお手数ですが、

弊社サイトよりメールにてご連絡をお願いします。

順次ご返信させていただきます。

info@kokon-sumai.co.jp

 

 

 

 

各々の春

2022.04.21

春です。

 

陽気の良い日々が増えてきて、

 

あっという間に、皮膚が焼ける

 

あの夏がくると思うとゲンナリします

 

 

大人になっても

 

冬が好き、夏が嫌い。

 

 

古今としては

 

様々なところで物件が

 

進行中で、現場の鈴木・増島も

 

バタバタしていますが、

 

個人的には新築二件実施設計打ち合わせ、

 

外構工事のみで比較的、日常や業務

 

を落ち着いてこなせる業務量の

 

小休憩な4月の前半となっていました。

 

 

 

なので、メンテの依頼や追加工事での

 

対応など今まで少し先延ばしにさせて

 

頂いていた事を対応していく事ができ、

 

作った責任を全うしている、もしくは

 

役割を果たせたような、別の意味での

 

充実感を感じる期間でした。

 

 

 

住まい手さんから、

 

バタバタを見越して

 

「メンテお願い、でも

 

急ぎじゃないよ」といって

 

言ってくれる方々がほとんどで

 

メンテが溜まってくると逆に

 

その言葉にも裏読みしてみたりして

 

気になって気になって。

 

 

 

 

 

 

メンテで訪問させていただいた

人と猫と本の家

 

 

一年経ち、色味もだいぶこなれた感じ。

 

 

 

 

メンテ中、住まい手の一人、K氏は

 

半外空間のプライバシーの保たれた

 

庭を眺められる安心できる空間で

 

うっつらうっつら。

 

 

 

市井の暮らしのなかの何げない一コマ

 

だけど、こんな風景を見せていただいた

 

ことがどれだけ設計者を幸せな気持ちに

 

させてくれたか。

 

K氏はわかっていないだろう。

 

 

 

ここの家は、床下エアコン採用で

 

冬の間、運転し続けてもらったが

 

上手く結露はコントロールでき、

 

NO結露で終えられたようだ。

 

 

 

その代わり、過乾燥、空気の

 

対流が原因だと思うが、

 

引き込みの建具の無垢木製引手と

 

建具が境目で剥離。

同じ家の中でも

 

反っている建具とそうでない建具が有って

 

写真だと伝わらないが、なかなかの

 

ねじれ具合。

 

 

 

ある種、春は

 

寒さからいきなり温かくなり、

 

乾燥から湿潤と春は目まぐるしく

 

環境が変化するように、木も

 

呼応してこの時期は捻じれや

 

木の動きが激しい季節。

 

 

 

最近の家は、断熱気密化とエアコンの制御で

 

緩やかな温湿度変化になっているが、

 

特に空気の滞留が生まれやすい

 

壁の中に袋状に引き込まれていく形の

 

引き込み建具のねじれがが大きかった。

 

 

 

各所で交換・調整など適宜対応

 

させてもらいます。

 

 

 

 

 

 

そんなこんなであっという間の

 

小休憩が過ぎ、あれよあれよで

 

新築が二件着工していきます。

 

 

 

 

 

 

相模原:T邸

↑神主さんの笑顔良すぎて、口元だけぼかし無

 

 

スタイルの良い美男美女、打ち合わせ中に

 

生まれたおこちゃんの家。

 

 

 

コンパクトでシンプルな矩形な形

 

だけど、素材感から

 

建売分譲地の中で浮くこと間違いなし。

 

 

 

これだけ木材価格がUPして、

 

打ち合わせ最中、やっぱりお金で

 

テンション落ちて、色々、優劣

 

つけて、いろんな思い、苦しさに、

 

ほんとに耐え忍んで

 

一緒にやってきた。

 

 

 

若いのに本当に肝が据わってて

 

物差しがはっきりしていて

 

尊敬する二人。

 

 

 

純粋にいい家にしてあげたいって思う。

 

古今みんなで応援します。

 

 

 

 

ご主人Tさん、普段あまり口数が多い方ではないが

 

やるときはやる男、そして

 

何気ないときに本気出す男。

 

 

 

鍬入れの儀にて、剣道仕込みの

 

腹にしっかり籠った声で

 

「えい!えい!え~~~~い!」

 

 

 

 

今まで見て鍬入れの中で一番

 

カッコよかった。。。

 

 

でも、隣で妻笑う。

 

 

 

いいんだよ、

 

こういう時に恥ずかしがらず

 

出来る人、好き。

 

 

 

参列に戻るとき、サムズアップ

 

して出迎えました。

 

 

 

早速、翌日から

 

根切りして工事開始です。

 

 

 

真鶴:M邸

こちらもシンプルな矩形。

 

木材が異常高騰のこんなご時世。

 

その形になる

理由がはっきりしないなら

構造がシンプルで、使う木材が

減らせるシンプルな矩形でよい。

 

その代わり、間取り、素材

窓の設計はしっかり

こだわれば、十分いい家になる。

 

それでも高いよ、家が。

 

見積提示が嫌いだったのが

もっと嫌いになってます。

 

 

週末の地鎮祭・翌週の着工に向けて

準備。

 

草刈り前

 

草刈り後

 

増島と二人で。

 

なにこの草の密度。

結構きつかった。。。

 

牧場にある鉄製のトンボ

みたいな草をまとめる

器具がないとおわらんとの

ことで、途中で買ってくるやら、

もうこれ以上生えて

ほしくないから防草シートも。

 

もう年齢的に

業者さんにお願いしたいこの頃。

 

いつまで続くかなー。

 

この家の外壁は濃いめの土色。

 

この土地に根付くように家が建ってる

ように見えればと思い、各種色味調整中。

 

西湘バイパス通行止めマジで

迷惑だけど、しゃーない。

 

海と山と家と。

折り合いがつくように。

 

 

 

 

今後、

 

現地調査にお伺いさせて頂く方、

打ち合わせが始まる方々、

 

木材価格が折り合わず、PLAN

変更を余儀なくされる方、

 

土地を買われて、PLAN提示を

お待ちいただいる方、

 

各々の春です。

 

 

 

ちなみに私は角膜の中にレンズを

入れる手術を受けて、視界がクリアに。

 

まだ目がぼけてるけど、前に前にです。

 

古今 元井

 

 

 

葉祥明美術館

2022.04.16

あっという間に桜が散ってしまいましたが、芝桜は今が見頃。

我が地元伊勢原市の渋田川の芝桜は有名です。

 

毎年、開花予想が発表され開花宣言が出され、

お花見へ…

 

落語でも「あたまやま」や「長屋の花見」といった

お花見の演目があり

昔から日本人が楽しみにしている行事だという事が分かります。

 

あっという間に散っていくからこそ儚く、毎年待ち遠しいのですね。

 

 

 

さて、こちらは子供の頃見ていた葉祥明さんの絵です。

サンリオのキャラクターの中で唯一?あった風景画。

今でも好きな絵の一枚。

 

なんと鎌倉に葉祥明美術館がある事を最近知り、

行ってきました。

 

北鎌倉の円覚寺近く、

閑静な住宅地の中にある一軒家の洋館です。

 

 

 

鑑賞しながら、

ここにもともと住んでいた人や

ここでの生活が想像できるような空間。

 

しかし、後から知ったのですが

この建物はとある家族が暮らす家をイメージし、

この建物自体が一冊の「絵本」というコンセプトで

この美術館の為に建てられたものという事でした。

 

展示してある作品と相まって

語りかけられているような、

なんとも言えない気持ちになった空間がありました。

 

小さな絵を購入。

殺風景だった部屋がやさしくなった気がします。

 

代田倫子

丹沢鍼灸治療院&Muscle tribe

2022.04.11

 

 

 

古今 鈴木です。

 

 

 

今回は先月完成引き渡しをした、

秦野市南矢名の新築の宣伝をさせてください。

 

 

前にもブログで紹介したように、

ここの住まい手さんは私の友人。

 

そんなこともあって、普段の古今の建物とは一風変わった

仕上がりとなりました。

 

というのも、この新築は住居兼店舗で

鍼灸治療院とトレーニングジムを併設したお店になります。

 

 

 

トレーニングジムということもあって、男らしく真っ黒の外観。

出来上がったその姿は、まさに砦。

 

 

内装もOSB板剥き出しの壁に、これまた真っ黒な天井。

スペースいっぱいに並べられた器材の数々。

海外から取り寄せた、珍しいマシーンもあるらしい。

(ジムに通った事がないのでよくわからないのですが)

 

 

 

ジムトレーナーの方と少し話をし聞いた事によると、

腰痛だとか肩こりだとかは根本、

筋肉の衰えによる体バランスの崩れからが要因と

なるのだが、治療院に通院される患者さんへの

トレーニングアドバイスを治療院では

なかなか出来なかったということ。

 

 

逆も然りトレーニングで故障した方には、

症状を治療院に正確に伝えることが難しく

感じていたということ。

 

 

ならば、いっそのこと治療院とジムを併設し、

お互いに情報を共有すればいいじゃん。

 

ということで、今回の計画になったという話でした。

 

 

 

その話を聞きながら、

工務店にとっての不動産屋だなぁ。。。

 

古今にとっては、いつも不動産でお世話になっている

アーキプロジェクトさん や すみたい地所さん

との、同じ価値観を共有できるパートナーの

大切さを改めて感じた今日この頃でした。

 

 

お近くの方やご興味のある方、

マッチョになってモテモテになりたい方

はぜひ行ってみてくださいっ!!

 

 

 

古今  鈴木

意識と自然

2022.04.01

この時期になると環状4号線の桜並木に毎年感動。 

秋になれば事務所前は一面イチョウの葉っぱ。 

冬は空気が澄み渡って遠くまで見渡せる透明感。 

夏は、、、暑い。笑
このあたりの田園風景もステキです。
 
 

何気なく毎日通る道に季節を感じられる情景があるだけで、
あれやこれやと段取りやら考えている脳内が思考停止して、
ぼけーっと、綺麗だな~。
 

あの瞬間は何にも代えがたい至福の時間だったりします。
けどコントロールはできません。
 
 

意識や考えとは裏腹に、脳が強制的に自然に考えることをやめる瞬間って
他にどんな時だろう。好きなことに没頭している時とはまた違うし
むしろそんな時でもこの世界に引き込まれてしまう事もあったり。

 
 

そんなどうでも良い事、真剣に考えちゃってる増島です。

 
 

若葉台 マンションリノベ

 
 

安定したペースでコツコツ進んでいます。
 


 

思い切って限界まで下げたキッチン天井。
 


 

掃き出しに向かって≒6mほど伸びる平天井は羽目板が張られる予定。
 
 

マンション特有の梁型凸凹メリハリ天井感をうまく中和狙い。

 
 

意識的にあえてやったことの効果が、
仕上がりに、もっと言えば経年で寂びとなるか。
ある程度の想像できている部分を超えてほしい思いです。

 
 

増島健人

連子(れんじ)

2022.03.25

ようやく寒の戻りも落ち着き

本当の意味で春らしくなってきた。

SPRING 春 バネ。

 

ん?

 

春はバネのように飛び跳ねて

飛び出していく意味もあるのかな、

ふっとおもい、調べると、

ほんとにそうなんだ。

 

びっくり。

 

家での暮らしにとっても

窓を開けて換気するのも、

空気を流すのも、せっかく温めた

暖気がもったいないと思わなくて

よい季節になりました。

 

飛び出していくという意味を持つ

SPRINGは、開け放つ解放感にも通づる。

 

「SPRING」

流石、春にふさわしい言葉でした。

 

 

さて、題名にもあるように

「連子」をご存じでしょうか。

 

私が、一番有名な連子は?といわれて

思いつくのは、奈良の法隆寺の

にある連子窓の回廊。

 

一つ一つの連子窓から望む庭が

連子の木らに内と外を一線引かれながら

不思議な一歩引いた安心感のある外の景色に

切り取られ、連子の効果を味わいやすい。

 

 

一般的には格子といわれるが、

定義としては

縦横に細い木を隙間を開けて

組んだものを格子、

縦方向だけで並べたものを連子

と言われる。

 

連子窓の寺の起源によると

櫳(れい)または櫺(ろう)

の字があてられ、櫺は木の格子の意味

櫺は牢の意味があるらしく、

檻の意味で作られたという説がある。

 

檻と同意語の連子窓がどういう意図で

寺院などに使われたかという疑問は、

法隆寺が聖徳太子の霊を祀るために

建てられ、太子一族の怨霊を閉じ込める

意図があったという説もあり、だとすると

疑問が解ける気がしてくる。

 

古い郭の町並みにも残る

格子はあでやかで美しい表情

があるが、格子のある開口部ゆえに

外界との交流が可能だったとしても

その格子の一番の役割はあくまでも

遊女を閉じ込める檻でもあるという

ことからするとあながち間違ってるとは

言えない気がする。

 

奈良 @大和郡山 遊郭跡

 

 

近代・現代では
どちらかいうと格子の役割は
町家としての日本建築らしい表構え
としてだけでなく、
見知らぬ人に対して閉じつつ、
隣人などの対しては開かれて、
内外の区切りとして閉じず開かない
という特性を生かして、
人の心に冷たくも、ある時は
心を開いているようにも感じる
人と人との連帯をつなぐような

役目もあるように思う。

 

あわせて、日本の住居の高温多湿
の夏をどう涼しく過ごすかという
課題に対して、格子という装置は、
隙間を作り、風を通して
かつ日射や風量の調節ができ、
内から外は見えるけど、
外から内は見えづらいという特性で
視線をある程度シャットアウトしつつ、
防犯にもなり、外景色を取り込み、
内側に陰影の美しい表情を作る
ことができる優れモノの装置。

 

でも、今の住居についている

いわゆるアルミ製の面格子、鉄格子といわれる
ものは、防犯の役割のみに特化したもので、
格子の意味の一つ、檻の意味が非常に強く、
閉じ込める要素がありありで
伝統的な格子のような機能や美しさはなく
どうしても好きになれない。

 

温熱環境として、環境が変わり、
時代とともに求められるものが変わり、
家も性能値が重視されるようになり、
暖かく涼しい、バネのような飛び跳ねる
ような年中SPRINGの家が求められ、
明日の現代住宅を作ろうとする立場では、
避けては通れない課題にはなってきているのは
間違いないけど、同時に建築との間に
交感するものがなく、自然との対話もできない
ような家を作るつもりは毛頭ない。

 
 

格子や連子は、
古来の寺院の連子窓の形式が民家や町家
に引き継がれ、時代は変わって求められる
機能は変わっても今も変わらず、日本の景色
をつくる大事な要素だと思っています。

 
 

格子は外からも美しいけど、個人的には
内側からのシルエットとしてみるのが
最も美しいと思っています。

 
 

ここにはきっと格子と交感する日本人の
精神があり、日本の風土や文化が生み出した
形式を明日の現代住宅を作るため、その家の
近所の一つの景観を作るために大事な要素
としてこの装置を引き継いでいきたいなと
思っています。

 
 

 
 

事例1
中古購入した元々の家の設えに
準じて設けた連子窓。

 
 

事例2
外構と前面道路との間に
日射調整・風量調整・視線の調整
にゃんこの脱走防止として
設けた格子。

 

 

 

 

 

 

 

事例3

防犯・外とのワンクッションでつけた

地窓に設けた格子

すみれが丘の家2019

 

 

 

 

事例4

設え・外部の構成要素としての格子

和泉の家

 

 

 

事例5

日射調整・風量調整・視線の調整として

大開口に格子雨戸

井ノ口の家(また写真撮ります)

 

 

最近は台風も巨大化。

 

作り手としていつも

二年前?三年前の19号レベルを

想像して恐怖を感じてしまいます。

 

正直、あれの前ではデザインよりも

意味のある機能性。

 

怖すぎて、シャッターや雨戸も

見直す時期に来ています。

 

木製で作ればいいんだけど

ウッドショックで木がべらぼうな

値段。

 

アルミ製の機能性重視なもの、

木製格子や連子の表情の

すばらしさをわかりつつも

のど元過ぎればなんとやらで

恐怖感が薄れて

金額と折り合いがつかないこともしばしば。

 

提案する優先順位に

いちいち悩んでいます。。。

 

格子や連子の意味、

精神の交感の部分は忘れないけど、

この悩みはきっと尽きないです。。。

 

 

古今 元井

 

 

お引渡ししました

2022.03.19

【中井町・平屋の住まい】

外構工事を残してお引き渡しです。

 

もともと母屋の隣で、畑として利用されている土地

最初に現地に行った時は

まだまだ野菜栽培中で緑々しい景色がありました。

 

周りは住宅地だけど程よく畑や緑もあり

この土地柄を生かし、

のんびりと穏やかに暮らせるような

隣家との距離感や母屋との関係を考慮し

計画を進めていった住まいです。

 

 

切妻屋根と片流れ屋根の組み合わせのL型形状

 

軒先は細く造り

正面の片流れの軒先をスッキリと見せています。

 

 

外部は

そとん壁にアクセントの杉板張り

 

 

 

 

内部は

杉の床、栂の天井、珪藻土の壁(一部クロス)

 

 

ダイニングキッチン

奥にはパントリー~洗面~浴室と家事動線がスムーズに。

構造上、どうしても必要な梁と柱はあえてしっかりと見せて。

 

 

リビングの一角は床を一段下げ〈たまり場〉を。

障子の先には別の部屋が続きます。

 

 

室内側からサッシフレームが見えない全開放サッシ。

 

防犯・台風対策として外側に格子戸。

 

個室に設けた出窓ベンチ。

 

お庭の緑が見える玄関の小窓。

 

これから外構工事

6帖程のウッドデッキを計画中

完成をお楽しみに!

 

代田

そとん壁

2022.03.12

 

長かった・・・

 

ようやくだ。

 

 

 

 

 

昨年末に外部木工事が終わった中井町の新築だが、

下地モルタル塗りが完了してから2か月経過しても

足場をばらす事が出来なかった。

 

 

というのは、古今で多くの家で使用する

外壁仕上げのそとん壁は施工上、

乾き切る前に気温が下がってしまうと

白華現象という白く粉を吹いた様になってしまうため、

仕上げを行うことをためらっていました。

 

 

過去に一度、仕上げ塗りを行った翌日に

関東地方に寒波が入り、氷点下まで冷えて

外壁が真っ白になってしまった失敗をしており、

同じ轍は踏むまいと、私も元井もかなりナーバスになっていました。

 

 

そんな中、元井さんから

 

『一か月予報では2月末から暖かくなるようだ。』

 

と、教えてもらい半信半疑・工期ギリギリの状態で、

時が満ちるのを待っていました。

 

 

 

2月28日、まさに2月末!

それまでの低気温から打って変わり、

ポカポカの春陽気。

 

 

 

時は満ちたっ!!

 

 

 

 

 

左官屋さん総出で一気に仕上げます。

 

 

 

 

 

 

本当に待ったかいがありましたわ。

 

白華も出ることもなくそれはそれは綺麗に仕上がりました。

 

 

これ以上伸びたら、引き渡しまでに間に合わないかも・・・

とヒヤヒヤでしたが、一つ荷が下りました。

 

 

 

来週末にはお引渡し。

 

 

最後の追い込み掛けていきます!

 

 

 

 

古今 鈴木

 

勢いまかせ

2022.03.06

ようやく恒例の初詣に箱根神社へ。

 

毎年少しずつ時期が遅くなっているような、、、笑

 

しっかりご祈祷もしてもらい、決意新たに良い気分転換にもなりました。

 

 

某所 マンションリノベ

 

早くも床が貼り終えられそうなスピード感

 

いつもの古今テイストとはまったく違う仕上がりになる予定です。

ざっくりとした感じ。もうこの抽象的な表現からして面白い住まいに仕上がるだろうなと楽しんで施工しています。

 

天井のスラブ(コンクリートの躯体)は基本的に表しで仕上げ、

照明器具や電気の配線も表し。

 

どんな仕上がりになるのか途中でどんなひらめきが生まれるか。。

 

今後の自分に期待です。笑

 

 

 

常識を疑う様な事が多くなってきた世の中で、

根本だけは変わらないって信じて。こんな時こそ頑張るぞ。

 

息巻いて決意表明したところですが、、

28年の我が人生、ついに花粉症を発症いたしました。(疑惑)

こんなにも辛いとは。早くも挫けそうです。。。笑

 

 

増島健人

終わらない唄

2022.02.25

すみれが丘の家  2022

 

ようやく内部お引渡し。

 

工事の頭には、コロナ木材不足の煽りを受け、

二週間から三週間近く遅れ、大工さんも

その煽りで前現場の工期がのび、木工事着手も

遅れ、終いには給湯器が入らない、機器が入らない

トイレが入らない。

 

結局未だにコンロだけ入って来ない。

(代替コンロでその場しのぎ)

 

職人もコロナの影響で働けない

人々も出てきて、急遽別の職人を

手配する。

 

ほんと精神的にキツイことが

多かったが、

何とかやりくりをしながら、

引越しにこぎつけた。

 

うん。こぎつけた感が凄い。

(この半年、常に脇汗が半端なかった気がする)

 

明日には、住まい手さんのモノになり、

住まい手さんの住み熟しが始まります。

 

床下エアコンの使い方や、土壁のメンテ、

無垢の木の扱いなどお伝えすることが

たくさんあります。

 

少しづつですが実践を通して

お伝えし、住み熟す術をお伝え

できればいいなと思っています。

 

外構も一部。

中古の大谷石にて土留めと

階段作り。

ここの住まい手も植栽大好き人間。

 

ひと月かひと月半くらい

かけながら外構を仕上げていきます。

 

 

 

青葉区:N邸 リノベ

古今初の中古+リノベ、国の補助金、市の補助金を受けての

リノベーションでした。

 

インダストリアルデザインのご主人・奥様と

二人の子供の家。

 

支給のIDEEの照明が似合います。

 

この子の構造と三次元の動きが見えなすぎ、

想像できなくて照明の取り付け位置を

内装後にやり替えたのは

言うまでもないです。。。

 

立地と構造上の暗さを補うため

キャットウオークを設置。

 

今後、ご主人のDIY工事をやっていただきながら

またコロナで部品が調達できませんが、

弊社のやるべきことをやっていきます。

 

補助金絡みは本当にやることが

1.5倍になる。

 

でも勉強になった。

 

お住まいになって馴染んだら

またちゃんと写真を撮らせてください。

 

 

 

 

 

今後の古今

 

相模原:T邸

ついこの間、第一子が誕生。

お父さんとお母さんは必死で良い家にしようと

してるぞ!すくすく育て!

 

 

 

真鶴:M邸

子供たちを立派に育て上げ、

ご夫婦で東京から移住。

 

崖の上の小高い場所にあり、もちろん海VIEWです。

その窓の計画を私を含め三人で練っています。

 

塩害をもある地域、風の吹き上げも怖い。

 

メリットをより良く、

デメリットをより軽減させ

それらを共存させることが必要。

 

要所に気を遣う工事となりそうです。

 

 

 

 

若葉台団地:H邸 リノベ

古今のせいでだいぶ待ってくれました。

ご迷惑をおかけいたしました。

ありがとうございます。

 

大工さんがようやく空きました。

しっかり作り上げていきます。

 

 

 

厚木:O邸 二世帯リノベーション

絶賛打ち合わせ中。

Oさんもお待たせいたしました。

構造に配慮しながらまずは解体。

 

 

 

 

以降には

鎌倉、平塚、都筑?、が待ち受けています。

 

外構や追加工事・メンテのご依頼も

隙間を使ってやっていきます。

 

 

私たちも4人。

職人さんも以心伝心するため少数精鋭。

 

やれる量は限られています。

 

でも

可能な限り、一件にあてれる時間を

確保しつつ、向き合う時間をちゃんと

作って、数ある建築人から古今に

お願いしてくださる意味を対価として

表現したいと必死です。

 

 

建築を続ける以上、

終わらない唄(終われない唄?)ですが、

唄を鼻唄にしながらも、自分たちの尻を

自分たちで拭ける仕事として

邁進していきます。

 

でも一休みしたいが本音。

 

一休みします、

きっと。たぶん。絶対。

 

 

古今 元井

 

 

 

木工事追い込み中

2022.02.20

今年は例年より寒いと感じます。

自宅の電気代が昨年よりかなり上がって辛いところです。

 

 

最近の世界情勢をみると

エネルギー問題は重要課題なんだと感じます。

 

 

エネルギーで戦争も起こるし、

エネルギーがないと人が死ぬ。

経済にも私たちの生活にも大きく関わり。

 

日本のエネルギー政策はどこに向かうのでしょう。

 

 

 

住まいの分野では

4月より省エネルギー性能に

今までの最高基準『断熱等級4』より上の

『断熱等級5』という基準が新たにできます。

その上には等級6,7という等級まで。

 

日本の家はどこに向かうのか、

これに対応する補助金制度もできたりとしていますが、

こうやって家の性能を定義化していくと

世の流れで致し方なく基準に乗せようとするもの、

やたらと数値を追いかけて「いい家」を標榜するもの、

高気密高断熱をやんわり否定し人の暮らしを変わらず

作ろうとするもの、様々。

 

基準に乗せるには、お金をかけて性能のいい部材を

テトリスのように入れていけばよい。

 

そこには設計力・施工力・日本人としての

暮らしのセンスなどの

時間をかけ、手を練って実務を積んだ人間にしか

備われない能力は必要ない。

 

家の数値は一つの家の側面で在り、

すべてではない。

 

だけど、温熱環境に直結する、一つの

目安になるのは確か。

 

基準に乗せたうえで、家つくりのエッセンスとして

それらの能力を組み込んでいく調整力が問われている。

 

古今としての家つくりは

どこに落とし所をつけていくのか、

ある程度、定まってはいるが、

目先ではなく、30年から50年、その家族が

住んでいく事を想像し普遍的な日本人らしい

暮らしの指標を定めていこうと思う。

 

 

 

 

さて、

 

『中井町の平屋の住まい』

 

バタバタと木工事が追い込み中。

今日行ったらホント、バタバタしていました。

 

 

これから順次仕上げ工事に入ります。

 

 

仕上げの珪藻土が塗られたら

またガラッと雰囲気が変わるでしょう。

 

 

 

天気予報と睨めっこしていた外壁左官の仕上げも

そろそろかしら...。

 

 

代田

 

ご依頼。

2022.02.09

 

 

なにやら明日は都心で大雪予報。

 

明日からの数日交通麻痺で、どう動けるかわからないので

今週当番のブログを焦って書いている鈴木です。

 

 

 

 

【秦野店舗付き新築】

 

秦野の新築は針灸治療院とトレーニングジム併設の

住居となり、道路際には20坪オーバーの広いアリーナ

を併設した建物になります。

 

 

住まい手さんは私の友人なのですが、

大工さんが壁のOSB板(仕上げ)を貼り終えたと

同時に大量の筋トレ機材を運び込み、

何やら色々と組立・設置を始めました。

 

何やらマッチョマン×3人で、嬉しそうに組立しております。

 

 

 

筋トレに全く興味のない私なのに、大工さんの邪魔にならないよう、

後で運び込まれたバーベル等を壁に寄せたりと、

やりたくもない筋トレをして筋肉痛に。

 

 

これを機に筋トレにでも目覚めようかな・・・。

 

オープンは春を予定しているので、

ちゃんと決まりましたら、また告知させていただきます。

 

筋トレに興味ある方はぜひ!

 

 

 

【世田谷マンションリノベ】

 

 

こちらは解体工事が完了した世田谷のマンションリノベ。

 

ここの住まい手さんも友人。

 

しかも、古今でのリノベ2回目という猛者。

 

1回目は【世田谷vintageマンション】

 

家族が増えて手狭になったということで、

今住んでいる3件隣のマンションに鞍替え。

 

またしても、古今の施工例とは違ったテイストに仕上がる予定です。

 

 

 

【平塚幸町の新築】

 

 

最後のこちらも物件も友人からの依頼。

 

依頼内容は

 

「豪邸を建ててほしい」

 

 

 

それは抽象的すぎるやろ・・・

 

 

新築設計の前に、道路切り下げや境界ブロックのやり変え等

やること盛りだくさん。

 

 

 

 

みんな友人だから、お互いに言いたい放題。

 

だから、めんどくさい事もあるけど、

試しにやってみたかったことなんかも、

積極的に提案・チャレンジ出来るから、

いざ始まると色々と楽しい。

 

 

日頃は、連絡ベタであまり連絡を取り合わない私なのに

家造りを任せてくれるみんなに感謝です。

 

 

みんな、かっけー家つくるぞ===!!

 

 

 

古今 鈴木

 

怒涛の1ヶ月

2022.02.05

 

 

絶賛仕上げWEEK。

 

身体は何とかなる、問題は心。笑

この期間はずーっとソワソワ、地に足ついてない感覚に見舞われます。

 

あの時の自分大丈夫か?

間違いない道順を踏んでいても、

この性分と一生付き合っていかなければと既に腹くくってます。

 

工程どっ被りの2物件。

共通して光を導く設計が目を引く仕上がりとなりました。

 

近郊 マンションリノベ

 

既存は約50㎡ほどのスペースに3部屋とDK。

 

賃貸としてだけでなくいずれ住むかも?の下、

2面性を補えるPLANが必要でした。

 

床や壁の仕上げ、設備品の一部は、賃貸仕様。

間取りや造作は古今仕様。

 

思い切った棲み分けでしたが、うまくバランスの取れた空間に。

 

閉塞的な完全個室は居住空間には存在せず。

玄関入ってすぐに回遊できる収納スペースと洗面台。

動線はシンプルにとか、利便性とか、その辺りの狙いは一旦置いといて。。

住まい手の逆転的な発想がプランと絶妙にハマったのを覚えています。

 

 

光と風を素直に導くための思い切った間取り。

 

 

誰かに貸すのがもったいない。そんな賃貸物件に仕上がりました。

 

 

きっと暮らし上手な人が選んでくれる気がします。

 

 

 

青葉区の戸建てリノベ

 

 

 

こちらも引き渡し間近。

 

 

補助金の対象工事を網羅していたり、

懐かしさと新しさを調和させた古今らしさだけでなく、先進的な取り組みにも注力しました。

 

 

 

2階の南側にサンルームを設け、

床は格子状のキャットウォークのようにすることで、最大限に陽の光を一階リビングへと導く設計。

エッジの効いた発想ながらもしっかりと理にかなっていて、格子の隙間から控えめに降りてくる光が心地の良い空間になりました。

 

2階サンルーム。

バタバタしていて昼間の写真が撮れず……

 

 

ガラスを通して見る新旧の調和。

個人的にここからのアングルが好きです。

 

 

 

 

 

すでに別場所でマンションリノベ一件、

ご近所旭区若葉台にて同じく一件。

 

 

始まってます。

 

 

 

 

 

 

 

増島健人

それぞれのそれぞれ

2022.01.28

新年明けて、明けた瞬間から

なんだか気を遣う事案が個人にも

仕事でも多く、気疲れしてしまう

ことが非常に多いひと月でした。

 

もう半年くらい働いた感じ。

 

私らしいといえば私らしいし、

正面からぶち当たりにいかない

ような嗜みもいい加減上手く使えよ

と自分で思いながら、別の人への迷惑、

波及などを考えると黙ってるわけにも

いかないと。

 

 

そういうフェーズだと割り切り

ましたが、外部要因や人は変えられない、

変えられるのは自分だけと思いながら、

GO FOR IT精神で 進んでいきます。

 

 

 

図師町の家

外構まで大枠が完成しました。

 

様々な間取りや建物形状の

調整を経て、予算を抑えつつ、

折角打ち合わせしてきたのに

ウッドショックによる価格変動の悪影響

受けながら進んできた家。

 

昨年末にお引渡しとお引越し。

 

 

また写真撮影の機会もあると

思いますが、植栽の葉っぱが芽吹くころには

裏の小川、林と共に暮らしが営まれます。

 

 

外壁に使ったそとん壁(火山灰)で

材が足りず、左官屋さんが後日付け足した

部分が見事に色が変わってしまい、

そこを5度以下になる寒い時期にまた補修すると

白華現象も起こってしまうデリケートな

素材で、住まい手さんにも了承いただき、

春の温かさまで補修を

待ってもらうことになってます。

 

東京ではあるけれど、北風が吹き抜け、

同じ市内でも寒い地域になる場所。

 

少し気の使い方が違うなと肌で実感

しました。

 

施主DIYのウッドデッキの完成を

楽しみに待ちつつ、経過観察が

続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

すみれが丘の家 2022

足場が外れ、外観が見えてきました。

 

外観

木製雨戸を設置すれば、

外部建築要素の完了が見えてくる。

 

 

 

 

玄関

米松のW1300木製引き戸。

気密部材のおかげ(のせい)で少し

戸が重たいが、うまくコントロール出来た。

 

 

 

 

内部 杉の無地上小無垢階段

 

 

 

 

 

キッチンから望む LDK

入隅に向かって両方向から木製サッシがある。

デッキや植栽を介し、ここから外と繋がる。

 

地窓からぜひ緑を望めるようにしたい。

 

 

 

二階居室 南東面窓 陰影が美しい。

 

 

 

二月中に内部完成、お引越。

 

給湯器もなかなか納期が出てこなくて

ヒヤヒヤでしたが、直前に確保の連絡。

 

Hさん、ツキ持ってます、僕と違い。。。

 

明日は、外構打ち合わせ。

 

住まい手の奥様は、

子育て、勤務しながら

ランドスケープを学校で勉強

されている。

 

植栽への想いも深く、

この家の外構も、

外へ、社会へ緑地を展開し、

雨がしっかり地面に浸透し、蒸発して

住宅地のヒートアイランド現象の

ようなものを少しでも制御する

社会的な責務を負えるお庭になれば

と思っている。

(駐車場の土間コンクリートは、

個人的にはNGにしたい)

 

 

感覚の合う方々との家つくりは、

言葉が合っているかわからないけど

本当に楽しい。

 

自分のやりたいことと合致してると

なおのこと。

 

重圧も同時に感じて

苦しくなることがあるけど、

やっぱり一区切りすると、次の

家つくりをしている。

 

任せられてる役割を果たしたい。

 

 

 

古今 元井

 

 

天井の板張り

2022.01.22

今年も既に3週間が過ぎてしまいましたが

みなさま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

中井町の平屋の住まいです。

 

先日のブログでもあったように

天井の羽目板が張り終わりました。

 

ヘム(栂)という木材で、

木目が控えめで上品な仕上がりになります。

今回は塗装はせずこれで完成です。

 

 

 

 

 

 

 

この谷の交差する部分が

綺麗に納まるかドキドキしていましたが

惚れ惚れと見入ってしまいました。

 

この天井以外にも

枠と枠が交差する部分や

造作家具が絡むところなど

 

悩まして手間が掛かるところが色々と...

 

現場に着いて早々

「いや~大変だよ~」

と、大工さん。

 

今回、古今の仕事が初めての

手伝いで入ってくれている大工さんも

大変と言いつつ、

次もこういう現場があったら

またやりたいな~と。

 

何だかんだ言って、

楽しんで仕事をしてくれています。

 

 

大工さんありがとう。

引き続き、よろしくお願いします。

 

代田

 

 

猛威振るって

2022.01.17

 

 

皆様本年もよろしくお願いいたします。

 

 

このまま終息する事はないだろうなぁ。

と思ってはいましたが、

やはり猛威を振るってきましたね

 

おみくろん。。。

 

 

もう何ですか?おみくろんって。

 

 

 

息子の小学校でも複数人感染し、

どうやら明日から休校。

 

 

 

詳しくはわからないので、安易なことは言えませんが、

そんなに重症化もしないみたいな症状なので、

名前付きの 風邪 って感じじゃダメなんですかね?

 

 

現代はなんでもかんでも、細かなところまで

わかってしまうので、どんな事にでも名前が

ついてしまうから・・・

 

 

 

 

 

 

さて、今年も早々に各々の現場で大工さんが猛威を振るっています。

 

 

 

【町田のウッドデッキ】

大変長らくお待たせいたしました。

ようやく形になり、出来上がった姿を見て大工さんも私も

しばらく感無量で眺めておりました。

 

 

傾斜地でのウッドデッキ作成、

幅7m 奥行き2m の巨大ウッドデッキ。

なかなかのやりごたえでした。

 

 

 

デッキの柱を長く伸ばして、先に建物の壁に取り付けてあった

桟からタープを掛けられるようにデザインしました。

 

もちろん、傾斜で高さがある部分には目隠し兼

手摺りを設けました。

 

 

 

 

【中井の平屋】

 

 

こちらは新年早々雪降る中、

大工さんがせっせと天井羽目板貼り。

 

なんせ、L型の間取りの天井が勾配天井なので、

谷の部分が

 

 

こんな仕上がりに。素晴らしい。

写真で見るよりも実物の景色は、

空間丸ごと凛としています。

 

 

 

【秦野の新築】

こちらは店舗付き住宅なので、なんせデカい。

大工さん一人でコツコツと、

ひたすら断熱材を詰め込んでおります。

 

 

 

 

外では左官屋さんが一人でコツコツと猛威を振るっていました。

 

 

ベージュの防水紙の色が貼られてるを見て、

やっぱ土色の外壁がいいなぁ・・・

って、少し心が揺らいでしまいました。

 

ちょっと変更提案してみようかな・・・

 

 

古今 鈴木

 

 

 

謹賀新年

2022.01.07

 

 

新年あけましておめでとうございます。

 

 

仕事始めからいきなり雪に見舞われ、

てんやわんや。

 

木工事完了間近で一番現場に居なければならない時に、、、

もうほんとに天気を恨みました。

 

 

 

毎年恒例、浅草寺。

 

 

おみくじの効力が強すぎたみたいです。

二回連続凶!そんなことある?

確か去年も凶でした。。笑

 

 

所詮おみくじなんですが、さすがにへこみました。

 

 

おかげで正月休みの浮かれた気持ちを一気に引き戻されました。

 

今年はより一層気を引き締めて丁寧な家造りを。

 

 

本年も宜しくお願い致します。

 

増島健人

景観と風景のあいだ

2021.12.23

20代のころ、壮年期の人たちに40代はびっくり

するくらい早いぞーって言われてて、

30代を経てわかってたつもりが、

一年って早いですねーっていう会話も

言い過ぎて、言いたくないのに

まだ言い足りない。

 

 

一年って早い。

 

 

日々、自分なりの目標を追いかけて

嫌な思いも苦労も心労もあって

体もしっかり疲れて、おかげで

達成感も結果もついてきてるけど、

365日あって、8760時間あって、

525.600分あるのに

結局何をしてた?って思ってしまうほど

やっぱりどうしても一年って早い。

 

 

時間軸は人によっても場所によっても

置かれている環境によっても、意識によっても

大きく違う中、僕らが生業にしている家つくりに

とってはより時間軸が異なる。

 

それらに通ずる本に

 

「 景観十年、 風景百年、 風土千年 」

 

という風土工学の提唱者の言葉があります。

 

著書を引用しますと、

「景観が損なわれる」という言葉を耳にすること

が多いが、景観とは壊されるもので

十年間以上は定着しないものである。

壊されずに残るものが風景といえ、さらに、

評価が定着すると風土になる。

 

どこの地域でも新しい景観を造れば

最初を良いなぁと思われるだろうが、

その地域の個性というものを把握し、

その個性に適した景観でないかぎり、

その景観は色褪せてきて風景として

後世に残ることは不可能だろう。

 

とある。

まとめると

 

 

景観は、10年スパンで

今現在の私達の暮らしを

反映するが、いずれ

壊れゆくもの。

(店舗やイベントショップ、家も当てはまるか)

 

風景は、100年スパンで

過去から今現在にかけての

歳月を経て、その地域の独自性を帯びて、

景色として定着したもの。

(白川郷の茅葺屋根の家々など)

 

風土は、1000年スパンで

その土地の時間軸の中に、

そこで生活を営む人々の歴史、

文化が蓄積され、その心を読み

取れるもの。

(法隆寺や東大寺など)

 

 

 

私たちの生業の家つくりは

どんなに建物を良質な材料で作っても、

再利用できる材料で作っても

景色に馴染むデザインとして

落とし込んでも、結局

建物の基礎がコンクリートであって

それがある以上、壊すときは産廃だし、

コンクリートの寿命がその建物の

寿命となることが多い。(≒60年)

 

 

劣化したコンクリートを補完したり、

強靭化する方法もあるが、

もう100年寿命が延びるわけもなく

あくまで補強でしかない。

 

 

 

ということは、上記の定義に当てはめると

僕らの仕事は、

景観にはなれるが、風景にはなれない

かもしれないということだが、せめて、

私たちのような建築業者は、

関わる家つくりや外構の緑において

クライアントの日々の生活の営みが

その土地に息づくことを考えながら、

後世へと「景観」を「風景」として繋げるよう

育んでけるようにしていかなきゃなと。

 

 

上記の定義だと、

「景観」と「風景」のあいだの家つくり。

 

 

そのための家の配置、デザイン、

素材選定を思慮し、その素材が

生きるよう丁寧に建築していく

事が僕らにできることだ。

 

そして↑来年の抱負!

 

 

 

来年は2022年。

2022年生産緑地問題。

(知ってますか?)

農地が宅地に変わり、多くの

無作為な目先の利益のための

建築計画が実行されるかもしれない。

 

 

もうそんな時代じゃないのに。

 

 

 

農地と共に

きっと風土にはなれないけど

地域の人々の記憶に残る

「景観」と「風景」のあいだの場所に

その場所がなっていくことを切に

願います。

 

 

 

今年も古今を頼って下さり、

ありがとうございました。

 

来年度は新築もありますが、

生まれ変わらせるリノベ計画が多い印象。

 

リノベも立派な

「景観」と「風景」のあいだの家つくり。

 

私たち古今も引き続き私たちにできることを

やっていきます。

 

 

 

よいお年を!!

 

 

古今 元井

 

~年末年始休暇 のお知らせ~

2021年12月26日~2022年1月5日まで休業とさせて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

外壁

2021.12.19

より一層寒さが増してきましたね。

 

今年一番の冷え込みと聞いていたので

着込んで現場に行ったら

日差しが強く暖かい。

 

太陽の暖かさはこの時期とても気持ちいいです。

 

 

 

さて、

こちらは中井町・平屋の住まいの

玄関ポーチ部。

 

 

「外壁仕上げは板張り」

 

ではなくて、「モルタル(そとん壁)」になります。

 

こちらはモルタルを塗る前の状態。

 

「アラシ」というモルタルの下地となる木が張られています。

 

片流れ屋根に合わせて

妻側を斜めに貼ってあり、

面白くていいなと思ったり。

 

きれいに張られていますが、見えなくなってしまいます。

 

ここまでで外壁工程の半分くらい。

 

 

 

外壁の構造は・・・

 

構造用パネル(耐力壁)

透湿防水シート(湿気を壁内に留まらせなくするもの)

通気胴縁(通気層となる部分)

アラシ(この写真の状態。「木ずり」ともいいます)

↓   ここまでは大工さん、これ以降は左官屋さん

アスファルトフェルト(防水シート)

ラス網(モルタルを絡ませ落ちないようにする金網)

下地モルタル

↓  十分に乾燥させて…

仕上げ(そとん壁)

 

出来上がりを見ただけではわからない、

見えない工事をひと工程ごとに着実に

進めていきます

 

 

そとん壁は外気温が低いと

仕上がりが左右されるので、

これからの時期、

現場監督は天気予報に注視して

タイミングを狙っています。

 

毎週の社内ミーティングでも

いつやるか?天気はどうだ?

と話題に出ています。

 

今年もあと2週間。

最後まで気を引き締めて終わらせたいと思います。

 

代田

 

 

 

直感

2021.12.10

 

 

以前のブログにも同じような事を書いた

ような気もするのですが、

ようやく形になったので改めて。

 

 

 

はじめてここの敷地を見に行ったのを今でも

ハッキリと覚えています。

 

 

ショールームに来ていただいた住まい手さんの

お話しを聞き終わり、そのまま元井さんと二人で

敷地を見に行きました。

 

 

 

造成はされているものの、

いわゆる四角の土地ではなく

台形にゆがんだ高台から望む、

遠くまで見渡す景色。

 

 

理屈や計算からではなく、

それは直感で、

間取りや窓の位置を思い描いていたと

思います。

 

 

その直感を建物として具体化する事は

正直初めての事も多く、

工事中は直感を信じた自分を恨みすらしました。

 

 

ですが、足場がバレて、養生が外れ、

各々の窓から見える景色が

はっきりと見えた時には、

直感を信じて良かったぁ。と。

 

 

 

 

LDKから望む景色は、空と自然と街並みが1/3ずつ。

 

 

 

2階のフリールームには、人を猫にしてしまうような
たまり場ベンチを。

 

 

 

南のお宅が敷地ギリギリまで迫り、

南からの採光が難しかったので、

LDKは南の窓を敢えて無くしました。

 

その代わりに大きな吹き抜けを設け、

FIXの窓からの採光を。

 

 

どこか落ち着いた空間を造るために

必要だと思っている(自論ですが)

 

 

 

【直射日光の出し惜しみ】

 

 

 

うまく具現化出来たと思います。

 

 

 

 

正直、私自身でもかなり奇抜な提案であったと思います。

 

ですがそんな突拍子もない提案を受け入れ、

一緒に具現化してくれた住まい手さんに

本当に感謝。感謝。です

 

 

 

まだ、も少しやること残ってしまっていますので、

ビシッっと決めて、ちゃんとした写真撮らせてください。

 

 

 

古今 鈴木

誰かのために

2021.12.03

 

 

今年最後のブログ当番となりました。

 

いやー早すぎる。

 

毎年、毎月、毎週、口に出している気がしますが、

それだけ没頭できているってことで折り合い付けてます。

 

年内木工事完了を目指しているリフォーム2件。

 

大田区のマンションリノベ

 

青葉区の戸建てリノベ

 

正直なところギリギリ。。

 

穏やかに正月休みを迎えられるかどうか、止まれません。

 

 

 

 

相変わらずの資材やらなんやらの価格高騰。

 

どうにかその影響を、分散させてやりくりしています。

=品質低下なんてもってのほか。

金額以上の影響が家造りに及ぶまいと、半分意地です。

 

 

 

材料の荷上げ屋さんを検討していたところ、

材木屋さんから、荷上げ手伝うからその分補填しなよ。

ってありがたいお言葉。

 

荷上げ屋さん頼んだ方が材木屋さんは楽だし、

費用だってこちらが負担する分デメリットしかないはずなのに。

何より材料高騰のあおりなんてみんな一緒。

 

自分が思っている以上の

深い意味なんてないのかもしれないけど、

ほんとにうれしかったな。

 

 

同じ状況下でもそれに対する対処の仕方は全然違う中で、

自分の時間と労力割いて協力してあげようって

心持に感動した瞬間でした。(勝手にポジティブ解釈)

 

 

 

誰かのためになることが世の中の仕事の大半で、

その対価としてお金を頂く。

 

それで成り立ってるんだから、

それ以上でも以下でもないのはわかっているつもり。

 

で結局はもちろん自分の為。なんだけど、

自分本位が勝って、

最終的な目的にしか理由を見いだせなくなる事ほど

寂しいことはないよねって思います。

 

 

なんでもそうだけど、

家造りは特にいろんな人たちとの関わり、

協力の中で成り立っている業種。

 

 

この心持で初めてありがとうって心から言えるし、

またお願いしますって繋がりができて。

 

 

the 綺麗事。

なのはわかっているし、

考え方なんて人それぞれ~なのもわかっています。

 

 

ただ、知識とか技術とか至らないところ、

そのせいで迷惑かけたり?

その分、こんな心持でカバーしているつもりです。笑

 

 

 

 

貴重な残り1か月。

 

相変わらずバタバタ忙しない中、心だけは穏やかに。

 

 

 

増島健人

初挑戦の結果

2021.11.29

今年、初挑戦であった中古を取得し、

古今で手を入れ、付加価値向上を施し、

再販していく新たな古今の家つくり。

 

一番最初に、見学に来てくださった方が

手を挙げてくださり、融資も無事に通り、

近く、お引渡しとなる。

 

 

改装前 外観

 

屋根は板金瓦葺き。

外壁はサイディング。

 

注文住宅だったと思われるが、

時代を感じる外観。

 

 

 

改装後外観

格子(正しくは縦格子は連子という)を道路面に。

 

外観は、ここに縦格子を設えれば、

上手く整うなあと感覚があって、屋根形状も

素直で建売然のゴテゴテ装飾もなく、

ファサードを整えやすい形状だったのいうのも

ここを買う決めてだった。

 

中古+リノベにおいて、

屋根形状や建物の外観を変えていこうと

するには、とても大きな費用が掛かり、

当然その場合には窓の位置なども

大きく変更していく事になる。

 

窓の位置を変えると、耐震の壁が位置変更になり

また別の位置での設置や、下階、上階との

耐震バランスまで考慮していく必要が出る。

 

要は芋づる式にお金がかかり、

押さえどころがわからなくなる。

 

であれば、全面改装か?という話に

なってくるし、そもそも新築同等の

費用が掛かってまで、これを改装するという

価値が受け入れられなくなってくる。

 

いかに押さえどころ、線引きを

するポイントを探し、考えようによっては

妥協点になるのかもしれないが

その建物状況に合った落とし所を見つけて

いけるかが費用を抑える最大のポイントであり、

中古+リノベにおいて

費用的メリットを出す肝となる。

 

だから、元々の外観にどれだけのポテンシャル

があるかということ、それを見つける目線が

有るかということが非常に大事ともいえる。

 

改装後の外壁は、既存

サイディングパターンが幾何学模様

のようなパターンで、その上に塗装だけだと

そのパターンは残って浮き出てしまうし、

そもそもサイディングの劣化ポイントでもある

目地・各種取り合いからの防水性能に

不安があるので、カチオン系の

左官にてパターン消しを兼ねて行い、

艶消しの耐候素材で仕上げている。

 

マットな質感となり、昭和感が軽減したと思う。

 

 

 

 

 

 

改装前 内装

 

純和風の内装で、襖で仕切られる

懐かしいおばあちゃんちのような

間取り。

 

 

 

 

改装後 内装

 

造作で作ったであろう階段は

リビング側へ取り入れ、間仕切りは

撤去し、ワンルーム化させた。

 

いつも古今が生業にしている

特定の住まい手のための家つくりではなく、

どういう価値観で、誰が買ってくれる

かわからない不特定多数の人のために、

意味のある家を作るという行為に、

どこに目線を向けていいのか

分からなくなり、

古今関係者で話し合いしていたのを

思い出します。

 

多分、コロナの猛威の最中、

実施していた無観客でのライブや

演劇、スポーツなど、関係者は

ここの「誰に向けて」の折り合いが

非常に難しかったのではないかと

思った。

 

 

結局、ここなんじゃないのと

僕らが落ち着いたのは、

耐震・断熱性能を向上させ、

建物寿命を延ばし、今の現代人の

暮らしにも対応できる間取り形状、

作りこみすぎず、住んだ人が

色々変えていけるよう余白を残し、

どこの馬の骨かわからなかった

家を、建物の素性や性格が

買ってくれた人にもわかるよう

にしていき、かつ、古今の色も

忘れず、古いものを生かすような

デザインという、なんとも多方向だけれど

まずは、自分たちがこんな中古再販なら

良いと思えるものを

取捨選択していこうという所から

始めていった。

 

 

着工後にも

給水管や排水管が予想以上に劣化し、

お金がかかっても全交換を判断しなきゃ

いけなかったり、柱がシロアリにやられて

いたり、予想以上に現場判断で建築技術者

としてのモラルを問われるところが頻発し、

いつもの悩みとは違う形での悩みが常に

関係者にあった気がしています。

 

人の顔(住まい手の顔)が見えないという

のは実際恐ろしく、いつもなら顔が見えるから

この人のために、あの人のためにと思えるのが、

事業としてのお金のやりくりが天秤に乗ると

まあ悪い別人格の人間が出てきがち。

 

そこは建築技術者としてのモラルがないと

臭いものにふたをする、見て見ぬふりをする

という行為に直接繋がるなと如実に感じた。

 

おそらく建売の家つくりをやってると見える

景色がなんだろうと。

 

そういう面での難しさや、コストコントロール、

どこまでやっていくかという、いい塩梅探しなど

やはり手を付けてこそのわかることが多かった。

 

再販をやっていくメリットも多く、

間が空いた職人さんに仕事を作れたり、

オーダーメイドをやるにはまだ経験不足の

若い現場監督や設計者のいい足慣らしにも

なり、責任を抱えすぎず経験が

できる場所としても機能していけ、何より

スケジュールを作り手主導で進めていける。

 

もちろん、売れないというリスクも考慮

しなければならない点で、博打的な要素も

あり、大きなリスクも抱える可能性があるが、

今は不動産目線での土地の価値しかないけど

可能性・ポテンシャルのある家を

建築目線で見つけて、そのポテンシャルを

引き出し、家の寿命を延ばして価値を作る

という作業に、こんなに材木が高い

今だからこそ、空き家が多い今だからこそ

意味がある建築行為だと思っている。

 

私たちも、がむしゃらな30代を超え、

40代になって、先が見えてきた今だから

こそ、折角同じ手を動かすなら、仕事と言えど

有限の時間を仕事に使うなら、自分たちのために、

価値を共有できる誰かのために

意味のあるものに使っていきたいという欲が

年々大きくなっています。

 

ある人にとって意味のある事、

不特定多数に人にとって意味のある事、

建築を、家作りを通して、自己満足も兼ねて

人の役に立てれば、言うこと無し。

(もちろん収支は対価に合わせて。)

 

今までは縁や口コミに頼ってきたモノを

それらを結びつけるチャンネルつくりも

来年は整えたいと思っています。

 

相変わらず、1年先まで埋まっていく

スケジュールは変わらないし、

目の前にやらなきゃが山積してるけど、

自分たちの立場や存在価値を見失わない

形を見つけていきたい。

 

 

 

古今 元井

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中井町 平屋の住まい

2021.11.21

中井町 平屋の住まいです。

 

上棟して1ケ月。

 

サッシが付きました。

 

 

 

 

メインである全開放サッシ

 

いくつか絡みがあり、

図面通りに納まるかドキドキしていましたが、

無事に付いて一安心。

 

 

この全開放サッシは

通常は室内から見えるサッシのフレームが隠れ、

その分ガラス面積が大きくなるので、

同じ大きさのサッシと比べ窓が大きく見えます。

 

 

フレームが隠れるので、

閉まっているのか開いているのか分からないくらい。

 

 

ぼ~としているとガラスに突っ込んでしまいそうな。

 

 

この写真は閉めている状態

 

室内から見える深い軒が趣を感じます。

 

平屋の場合、

同じ面積の2階建てと比べ、

平面の面積が大きくなるので、

家の中心部に光が入りにくかったり

廊下を設けると、

各部屋が孤立され風が抜けなかったりということがあり得ます。

 

こちらの住まいは

長手方向は12m  短手方向は10m

 

家の中心LDKからダイレクトに各部屋を配置し、

引き戸を開けておけば風も視線も抜けるよう、

欄間を設け採光を確保しています。

 

 

着々と進んでいます。

完成をお楽しみに。

代田

イメージ

2021.11.14

 

 

すっかり日が暮れるのが早くなって、

 

 

「遅くまで残業してしまったな・・・」

 

 

 

 

と、時計を見ると17時。。。

 

 

 

 

なんて季節。

 

 

大工さんも早々に照明を付けて、

暗い中がんばってくれております。

 

 

 

冬至に向けて太陽高度も日に日に下がり、

 

窓からの陽射しの入り方を検証するのにはもってこい。

 

 

 

 

先日上棟した【秦野の新築】は

住居スペースとなる部分の南側に

店舗スペースが来る設計なので、

1Fリビングへの陽射しの入り方を

しっかりと考慮する必要がありました。

 

 

 

南の店舗部分の屋根が高くなりすぎないように、

一部を下げ、設計段階からしっかりとシミュレーションを。

 

 

 

 

しっかりと中庭にも陽があたっていることを確認。

 

 

もひとつ設計段階で気を付けていたのは、

 

店舗から洗濯物が見えないこと。

 

 

 

店構えがいいお店でも、駐車場から洗濯物が見える

何てことは絶対にNG。

 

 

勝手なイメージだけど、お蕎麦屋さんとかで美味しいのに

バルコニーがお店側にあって洗濯物が見えるだけで

なんだか美味しそうに見えない。イメージ。

 

 

 

中庭を作り、プライベート空間はしっかりと区切りました。

 

 

 

とりあえずデカすぎて、やることも考えることもいっぱい。

 

まだ、始まったばかり。気が抜けません。

 

 

 

 

 

 

話変わって、前回の増島のブログでも紹介のあった、

お引渡しを終えた【図師町の家】。

 

 

来週から外構工事が始まるのですが、

駐車場とお庭の間にちょっとした土留めが

必要なのですが、

 

設計の元井と住まい手さんと職人さんでイメージの

共有が必要。

 

 

どんな感じと職人さんに伝えればよいかな。

と考えていたところ、こども達を連れて行った

公園に これだ! を発見。

 

 

思わず写真を撮って来ました。

 

 

 

 

なんか雰囲気よくないですかね?

 

 

こども達からは

 

「パパなに写真撮ってんの?」

 

と・・・・

 

 

 

 

設計段階と実際の完成。

 

イメージが違う。

 

と言われてしまうのは一番辛い。

 

 

自分が想像していたものを伝え切れていなかった。

 

 

とはならないように。

 

 

 

住まい手さんとのイメージの共有はもちろんのこと、

 

忘れてならないのは職人さんとの共有。

 

 

 

口ではしっかり説明したんだけな。

 

 

なんてことにならないようにね。

 

 

 

 

古今 鈴木

 

 

着工&お引き渡し

2021.11.08

 

 

今日解体が完了した、大田区のマンションリノベ。

 

 

これまた久しぶりに無機質な光景。

スラブ、躯体剥き出しのガラッとした感じ。

普段作っている住まいとは真逆なこの感じも好きです。

 

 

簡単にはいかないマンション特有の難しさも、

現場を納める楽しみとして昇華できる様になってきた今日この頃。

 

試されているかのようなこの感覚も好きです。笑

 

この物件は当面賃貸として、いずれ住むかも、、の元に打ち合わせを進めてきました。

 

賃貸としてを念頭に置いている中で、

このこじんまりとした限られた空間だからこその、

やりたい事とのバランスを取るのに難儀しました。

 

打ち合わせを重ねるごとに、

こんな賃貸あっても良いんじゃない?

これが徐々に濃くなっていった気がします。

 

 

 

まだまだやることはありますが、一旦区切りとしてお引き渡しの儀を終えた新築。

 

窓という窓からは常に緑豊かな借景を拝めて気持ちの良いに尽きる住まい。

 

ほぼ毎日現場にいってこの光景を見てたはずなのに、

撮影中改めて感じる緑の癒しに何度手持のiPhoneで写真を撮ったことか、、

 

見返すと同じ角度からの写真が何枚も。笑

 

 

施工事例、お楽しみに。

 

 

増島健人

それぞれの試行錯誤

2021.10.30

井ノ口の家

 

朝の6時まで雨。

 

おいおい、雨男の鈴木。

 

たのむぜ~と思いながら

 

現場へ着。

 

 

 

みるみる晴れてきて、

 

Iさん(住まい手)、日ごろの行い、さすがです

 

って思いながら作業に移りました。

 

 

ここんちは、今の時代、神奈川ではほんとうに

 

絶滅危惧種になりつつある平屋建て。

 

 

屋根を薄く、かつ通気を確保できる形、

 

寄棟という屋根形状での通気を確保するため、

 

現場作業での試行錯誤の造作により、

(図面で見てるのと、三次元やっぱ違います)

 

少し手間取りましたが、結果

 

上手く各部が大枠で納まり、

 

無事に棟あがりました。

 

 

少しづつ、着実に進めていきます。

 

 

 

 

ウッドショック

 

井ノ口の家でもそうだが、

 

ウッドショックの影響が酷い。

 

 

ニュースでも報道がない上、

 

コロナが落ち着きつつある昨今だがら

 

世間が忘れつつあるあるが、

 

木材の価格上昇は何も落ち着かないし

 

むしろまだ高騰している。

 

 

すでに、材木費は1年前の2倍近く。

 

特に桧の柱材、米松の梁材、杉の羽柄材

 

などは前年比220%以上の値上がりが

 

続いており、今年いっぱいは値上がりが

 

続くと予想されている。

 

春には落ち着くといううわさもあるが

 

同じ仕事量で売り上げが倍である現状を

 

好む輩も間違いなく居ると思う。

 

 

 

特にそれが

 

川上(原木供給)で、いままで国、仕組みに

 

無下にされてきた国産材の過去を考えると、

 

容易にこのうまみを逃がすわけもないと。

 

 

川中(問屋・プレカット事業者)と結託している

 

状況もあるのかもしれない。

 

 

一気に市場に木材が余って、価格が暴落することも

 

あるだろうから調整も必要だろう。

 

 

 

でも、川下(工務店・住まい手)は

 

本当に苦しい。

 

 

 

すべてをすべて価格に転嫁してしまえば

 

楽で損はしない。

 

 

でも、住まい手の実情を近くで知る僕らは

 

この苦しさを何とかしてあの手この手で

 

分散させようと気概だけはあって、

 

操作は試みるものの、この金額の上がり方

 

にはまったく追髄できる額ではない。

 

 

今も、来年着工の見積もりをいくつか

 

提出させてもらったが、建築費で

 

前年比+300万程度の余計な費用が

 

掛かっている。

 

 

ステンレスや板金、電材、内装材、

 

石膏ボードなど、あらゆるものが

 

値上がりをしている。

 

 

いままでの常識や概算が通用

 

しないような変革期。

 

 

大局的にみれば、国産材が上手に計画植樹、伐採、

 

適正な価格での流通をしていければ、

 

安い外材、化学建材加工品だらけの日本の家も

 

変わるきっかけになるのではと思っているが、

 

みんなきっと目先のことで必死。

 

 

目の前にいる住まい手は、去年はこの

 

予算感で家が普通に建ったのに、今は

 

このために建たない。

 

 

何かをあきらめて、追い付く額ではなく、

 

「いえを建てる」根本を見直すような

 

方々も出てくる。

 

 

飲食店の補助金も、規模の大中小にかかわず、

 

一律で、旨味を享受して人、二束三文な人。

 

 

まだ補助金があるだけいいよ。

 

 

見積をご提示したときの、住まい手の顔が

 

曇っていくのを見るたびに、不条理が頭から

 

離れなくなる。

 

 

 

最近、川中(木材問屋)の日本の三本の指に入る

 

問屋の実務に当たる人たちと話す機会があり、

 

こんな時だからだからこそ、うちの事業規模の

 

会社が動かなかったら、なんの意味があると

 

言って、必死になって現状を少しでも

 

好転させるために旧態のしがらみを壊すような

 

動きをしている人がいらっしゃった。

 

 

聞いてもないのに、こういう風に

 

なったらこう動くんだ!っていいながら

 

熱弁してた。

 

 

ちゃんと試行錯誤してる。

 

 

現実は今すぐは変わらないが、

 

気持ちが救われる。

 

 

社内にはきっと疎ましく思うやつも

 

いるんだろうと、政治と同じで旧態を

 

死に物狂いで守ろうとするんだろうと。

 

 

本当に負けないでほしいと思った。

 

 

気合や根性論が冷ややかな目で見られる時代。

 

今はそれらが熱量という言葉に変わっただけ。

 

 

自分を突き動かすのも、周りにいる人に伝播

 

していくのもそれ。

 

 

試行錯誤は続きそうです。。。

 

 

 

 

 

人と本と猫の家

 

夏まで工事していたお家の撮影に

 

お伺いさせてもらいました。

 

 

 

いやはや、素敵にお住まい。

 

ここだけ、空気感が違う。

 

まだ、住んでもらって3か月だけど

 

気持ちよく住んでいただけているようで

 

上記みたいなことがある中で、

 

本当に心が救われる。

 

 

ここんちの女の子もお喜び。

 

 

 

むむむ。

 

 

 

おりゃ。

 

 

みんな見て~

 

 

ほんといい子。

 

カメラの前にすっと現れてポージング。

 

カメラマンもメロメロのここんちの

トップモデル。

 

 

 

同じ猫飼いとして、

 

同じモノつくり側の人間として、

 

住まい手にも、色々、教えていただき、

 

こちらがお渡しできるもの以上のモノを

 

頂いてます。

 

 

これからも少し先を行く、人生の先輩のお二人に

 

寄りかかる気満々です。

 

 

今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

(露出をいじってたら、

写真が暗くなってすいません。。。)

 

 

近く、カメラマンの撮った上手な写真で

 

きっちり施工事例にUPしていきます。

 

 

 

 

 

たまに相容れない人と付き合いで

 

減っていくし、年とともに熱量が

 

目減りしてる感覚があるけど、

 

年を経て増えている経験値や

 

合う人達との付き合いで復活する

 

熱量を融合しながら。

 

 

 

なんか知らんが、まけね~ぞ。

 

 

古今 元井

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

進むデジタル化

2021.10.24

もう10月が終わろうとしています

今年もあと2ヶ月だなんて思ったり

時間が経つのが年々益々加速しています。

 

 

この時季ならではの気持ちの良い天気や

旬のものをゆっくりと頂き味わいたいものですね。

 

 

さて、

 

先日事務所に高校生からメールが来ました。

 

建築系の進路を希望しているとの事で、

自分の進みたい学部を卒業した方がその後、

実際にどのような仕事に従事し活躍をしているのか、

お話を伺いたいと。

 

 

 

『住まい』に興味を持ち始めた高校生時代から

その後の進路〜就職〜転職〜現在に至るまで。

私の経験談を話させて頂きました。

 

 

最初の数年は修行のつもりで、

意外と地味で忍耐と体力のいる仕事ですよ

など。

 

 

 

人材不足のこの業界。

 

 

建築をやりたいという貴重な存在です。

 

 

この業界に入って十数年

就職した時からの一番の変化は

IT、デジタルですね。

 

 

 

ここまでデジタル化が進むとは想像を超えています。

 

 

先日メディアで

とある大学の建築学部の授業で、

3Dプリンタを使い、設計に取り入れていく

取り組みを紹介しておりました。

 

 

 

複雑で難しい形状を作る事ができ、

工期短縮、機械が作るので人材不足にも対応でき、

意匠的にも優れたものができると。

 

 

3Dプリンタを身近に耳にしてまだ数年だとおもいますが、

海外では住宅を造り、現実に住んでいると。

 

 

そういうの苦手だなんて言ってられないな。

 

 

ワクチン2回打てたし

気になっていたあの建築や

新しい事を吸収しに出かけてみようかと思います。

 

代田

や り が い

2021.10.15

 

 

 

先日、頼りにしていた建材屋さんの担当さんが

 

退職のご挨拶に来られました。

 

所長さんまで上がられていたのにも関わらず

 

50歳過ぎにして、新たなる一歩を踏み出すとのこと。

 

聞けば、次の職種の内容と同じ様なことを

 

知り合いの方にしてあげた際に、

 

大変感謝された感覚が忘れられずに、

 

それを生業とする衝動を抑えられなかったということでした。

 

安定を捨ててでも

 

仕事としてのやりがいを選ばれたのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

今期は、例年になくリノベーションよりも新築の

 

割合が多いため基礎屋さんと顔を合わせる機会が

 

多くなりました。

 

 

古今は横浜にあるので必然的に神奈川県の仕事が

 

多いのですが、どういうわけだかお願いしている

 

基礎屋さんは西多摩の基礎屋さん。

 

イメージ的に少し怖い人が多い

(鈴木の偏見かもしれませんが)

 

職種なのですが、

 

腰が360度曲がってしまうのではと

 

思わせるほど物腰柔らかな基礎屋さん。

 

 

片道1.5~2hかけて遥々工事を請け負ってもらっています。

 

先日一服の時の話で、自宅から5分のところの工事を

 

断ってまで古今の仕事をやってくれてると聞き、

 

 

「遠路はるばる申し訳ないです。」

 

なんて言ったら

 

 

 

古今の仕事は面白いからね!

 

 

 

と、心トキメク素敵なお返事。

 

 

 

古今の新築の立地の多くは

 

傾斜だったり

 

狭小だったり

 

斜めだったり

 

やっぱり傾斜だったり

 

 

 

基礎工事としてはやりづらい場所が多いのですが、

 

それを面倒くさいと思わず、

 

面白いと言ってくれるなんて。。。

 

 

 

基礎屋さんだけではなく

 

大工さんへのキレイに見せるための凝った納まり。

 

タイル屋さんへの目地無し大判タイル貼り。

 

電気屋さんへの照明・スイッチ等高さの拘り。

 

左官屋さんへの各箇所の塗り物の塗り分け。

 

設備屋さん、内装屋さん ・・・ 等々

 

 

他社から比べると きっと

 

「めんどくせ~~~~~」

 

 

って叫びたくなるような事を

 

面白がって付き合ってくれる方々に

 

本当に感謝です。

 

 

 

もちろん、仕事なので赤字になるような

 

ボランティアになるわけにはいきませんが、

 

それぞれの仕事の腕試しをするように、

 

やりがいを持って仕事をすること。

 

この気持ちで皆さん動いてくれているように感じます。

 

 

自分も前職を離れる時の

 

志を改めて思いだしました。

 

 

 

住まいは買う(売る)もの

 

ではなく

 

造るもの。と。

 

 

 

たたみかける様に次々とやる事が

 

舞い込んできますが、

 

やりがいを感じて、面倒くさがらず丁寧に。

 

 

 

古今 鈴木

備えあれば。

2021.10.08

 

 

木工事完了間近。

 

 

 

 

造作材はラワン主体。

枠も巾木も造作家具もほぼラワン。

個体によって色味の出方が著しいので、材料の風合いを見極めて今回は蜜蠟ワックスに。

 

日差しの強い夏場は、ブラインドで和らげることができるし、

この陽だまりは季節問わず人気ポジションになるんだろうなと。

 

このくらいになってくるとのちの工程もびっしり隙間なく組んでいるため、

何か問題は出ないかとかあれが足らないとか、

少しの動きでも大い影響が出てくる瞬間に落ち着きが無くなります。

 

備えあれば憂いなし。

何事もそうですが、建築に従事するようになってから身をもって痛感しているこの言葉。

 

ここから怒涛の仕上げラッシュも気を抜かず。

 

 

青葉区の戸建てリノベ

 

着工しました。

久々のこの風景に懐かしさすら。

 

天井に組まれた下地を見て、

釘一本ずつ抜いてまで再利用したいと心から思わされた、

ここ最近のウッドショックによる材料の値上がり。未だ止まる気配なし。。

 

こればっかりは備えきれない事態でしたが、

より一層少しでも材料を無駄にしない精神が大事になってきます。

むしろ今できるのはそれくらいで、、

 

現場の裁量で左右されるのは目に見える仕上がりだけではないし、

色んなもののバランスを保つのが現場管理の一番の仕事だと再認識。

普通が普通じゃなくなっていく転換期的。

 

ゆっくりでいいからコツコツ着実に進めていこうと思います。

また転ばないように。。

 

 

 

手応えあったのでもうひとこすり。。。笑

 

増島健人

 

何を磨くか

2021.10.01

明日、ワクチン二回目。

 

ダウンするのか、しないのか。

 

 

私の人生の中で、「はい、ラッキー!」っていう

 

側に何か振れたことは一度たりともなく、

 

駄目の方にほぼ100%で振れる。

 

 

こういう場面に出くわすたびに、さすが

 

俺の人生らしいわと不思議と腑に落ちている。

 

 

今回のワクチンの副作用はラッキーアンラッキー

 

ではなく、体質の問題だと思うので、また

 

別の振れ幅があるとは思うが、どちらに転ぶか

 

少し胸がざわざわしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

胸がざわざわといえば、

 

台風の影響が一番ある日の前日に

 

木製サッシを納入日にしていた現場。

 

 

2021年から2022年のすみれが丘の家

 

木製サッシはオーダーの為、2か月前発注。

 

日程の操作は難しい。

 

 

合わせて、木製サッシが85㎏近くあるので

 

搬入人数も押え、仮置き、一時置き、

 

枠を仮固定、サッシ据え付けなど

 

まあやる事が満載で、どうサッシを搬入して

 

どう振り回して、どういう段取りでっていう

 

部分がほんとに大事。しかもここんちは二枚セット!

 

 

 

 

そこに来て、台風。

 

 

 

はい、でました~、アンラッキー側。

 

 

 

一週間前、台風発生。

 

→関東来そう。やめろやー

 

 

 

3日前、猛烈な台風。

 

→関東向かう。

 

太平洋側に逸れろ~

 

 

 

 

前日、施主のHさんと電話で、

 

右に逸れろっていう念を送ってますと

 

言い合う。願いあう。

 

 

 

 

 

最悪、雨が降っても多少

 

風が吹いてもいいように

 

ガラスに吸い付く吸盤の持ち手を

 

用意したほうが、滑るということに

 

対応できるなと思い、4つ用意。

 

 

 

 

当日、雨がぱらついてますが、

 

風にあおられることもなく、

 

決行!

 

 

 

 

変な汗を一杯かきました。

 

取付の際も、一筋縄じゃないね。

 

 

 

大工さんとあーだこーだ言いながら、

 

臨機応変な多少の加工も含みながら、

 

設置できました。

 

 

 

 

このお家は、L字の形状をしていて

 

真ん中の入隅柱を中心に左右に引き込む。

 

 

左右に開けば、3m程度の大開口となり、

 

この近辺が、お庭と家を繋ぐ、

 

外でもない内でもない中間領域となる。

 

 

 

 

日射と雨を防ぎ、雨の日すら、

 

夏場の日射がキツイですら

 

気持ちの良い空間。

 

 

 

 

家はこの部分がどうしっかり

 

作りこまれているかが、

 

目に見えない居心地というものを生む。

 

 

 

 

数値化がもしかしたらできるのかも

 

しれないが、

 

周辺環境、壁の面積、窓の面積、天井高さ、

 

軒の出、庇の出、目隠し、家の中での配置、

 

庭のレイアウト、デッキの大きさ、etc…

 

 

 

 

条件は様々だ。

 

 

 

 

シェルターとも言える、という装置の中で

 

人を自然の一部に戻すような、またはそれに

 

繋がる仕組みを家の一部に組み込む事が

 

どうできるかが居心地を生む最大の鍵で、

 

そこに加えて、ハード面ソフト面の

 

煩雑な情報や物事をいい塩梅で整え、どこを

 

落しどころにして、どう目に見えないものを

 

生むかは、正直、経験しか役に立たないと思って

 

います。

 

 

 

 

僕は僕なりに思慮できることをやろうと思う。

 

結果が見えるのは、来年の冬。

 

 

 

 

日向に猫が集うように、

 

この場所も住まい手家族が自然と集う

 

場所になればと願っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

友人と話していて

 

建築業界も自分が気になる何か、

 

ではなく「誰かが良いと言っている何か」

 

に取り付けれたように、熱心な人が多いよね

 

っていう話をしていました。

 

 

 

 

やっぱりそういう意味でも、

 

自分でちゃんとその周りで

 

起こった喜怒哀楽をちゃんと経験して、

 

自分の肌感覚にすとんと落ちるような

 

経験を通じた理解をしないと、

 

残るのは結局、表層的な上辺。

 

 

 

 

 

こういう上辺が積み重なると

 

正直に人に伝えられなくなるし、

 

当たり前だけど、作るものが嘘に

 

もなってしまう。

 

 

 

 

虚栄心、良いものの偶像ばかりを

 

磨いて、自分の矜持みたいな部分が一向に

 

磨かれないのも、なんだか

 

無駄に思えてしまう。

 

 

 

 

極端かもしれないけど、

 

こういう場面、流れに巻きこまれそうに

 

なっていくとき、今の判断は、子供のころ

 

こういう大人ってかっこいいと思えたか?

 

っていうトコロだったりします。

 

 

 

 

自分自身はどの年齢も、自分が思い描いていた

 

よりはずいぶん精神年齢が子供だなと

 

感じているから余計かもしれないが、

 

自分よりも年下の世代の人たちに

 

まっすぐにちゃんと目を見て物事を話せるか?

 

っていう部分を意外と大事にしてる自分に

 

気付きます。

 

 

 

 

 

何を磨くかを間違えたくない。

 

 

古今 元井

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

着工しました

2021.09.25

例年より新築の割合が増えており、

今年6件目の新築現場が始まりました。
   

 

「中井町・平屋の住まい」です。

 

着工に先立ち先日地鎮祭を行いました。
   
   
地鎮祭は「猿田彦神社」に依頼。    
    

新しい事を始める際に良い方向に道案内をしてくれる

「導きの神様」と呼ばれています。

 

 

敷地条件や隣家との距離感、住まい方など考えた際

 

必然となったL型の形状。
  

L型の入隅部2面に全開放サッシと
  

ウッドデッキを設け
  

室内と外を繋げる。
 

 

室内は勾配天井・フラット天井を使い分け、
  

天井高さにメリハリをつけ、空間を作っています。
  
  
  

春先の完成を目指し進んでいます。
  
   

進捗状況をお楽しみに!
    

 

 

 

代田

 

とりあえず、現場の様子をね。

2021.09.17

 

 

 

明日は台風直撃ですかね・・・

 

以前からご案内させていただいております、

 

相模原のリノベ販売物件の内覧会が、

 

明日・明後日とあるのですが、

 

あまり荒れてほしくないものです。

 

お陰様で、ブログを見ていただいている方から

 

多くのお問合せをいただきました。

 

 

 

こんなにも多くの人が、古今のブログを

 

チェックしていてくれているのだなぁ。と。

 

 

 

OBさんの家に伺うと、

 

「ブログ見る限り忙しそうですね!」

 

なんてよく言われます。

 

 

新築やリノベをやり終えても尚、

 

古今のブログをチェックしてくれているとは。

 

愛を感じますね。。。

 

 

たまに、両親からもブログネタを突っ込まれたり。

(はずいからチェックするなよ・・・)

 

 

さて、現場は足場が架かっている現場も多いので、

 

台風前はいつもバタバタ。

 

物など飛ばされないよう、養生・片付けに追われます。

 

 

 

 

【町田市山崎町の新築】

 

台風接近前に足場バラシが終わったので、

周囲を片付けて来ました。

 

 

シンプルな外観に嘴の様に突き出た

 

玄関庇がとってもキュート。

 

玄関ドアはベニヤで仮塞ぎですが、

 

木製ドア吊り込みが待ち遠しい。

 

内装の仕上げも完了し、残すは設備・建具のみ。

 

最後の追い込みをかけています。

 

 

 

【町田市図師町の新築】

 

 

アイキャッチとなる、

 

大型スライドウィンドウ&木羽目板貼りのテラス屋根。

 

これだけ大きいと重たく、開くのが大変ではと思いましたが、

 

そこはしっかりメーカー側も対策してあり、

 

開く初動は枠側のレバーを引くことで、

 

スーーーーーーっと動きます。

 

 

閉まる時もちゃんとショックダンパーが働き、

 

バタンッなんてならないようになってます。

 

 

 

 

【川崎市麻生区の新築】

 

 

写真ではなかなかどうして、伝わらないこの空間。

 

屋根も壁も軒の出もすべてが、斜めのテラススペース。

 

高台からの景色独り占め。

 

ここの壁も木羽目板貼りになります。

 

 

どう撮ったらうまく写真に残せるのか、

 

今からモヤモヤしています。

 

 

 

 

【秦野の新築】

 

 

デカい。  とにかく   デカい。

 

新築あるあるなのですが、

 

基礎の段階だと、心配になるくらい

 

実際の建坪より小さく感じるものですが、

 

既にデカさを感じ取れます。

 

来月、上棟ですが骨組みが出来たら

 

どんだけ大きく感じる事やら。

 

 

 

【すみれが丘の新築(仮)】

 

 

床下エアコン採用のこの現場。

 

基礎空間も室内となるため、

 

床板で閉じる前にしっかりと清掃をします。

 

エアコンの風で埃が舞ってしまっては、

 

たまったもんじゃないですからね。

 

 

 

 

 

現在進行中の住まい手さん達も

 

きっとブログをチェックしているだろうと、

 

工事報告も兼ねて、鈴木のブログとさせていただきます。

 

 

ご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

古今  鈴木

秋雨の出来事。

2021.09.10

 

 

 

打ち合わせ中の住まい手さんたちからも、

 

見てみたいとの声をたくさん頂いている自社物件。

 

ようやく外回りも完成に近づき、先日この住まいのアイコンである格子も取り付けました。

 

 

 

 

 

 

粋な外観に。背景が曇りなのが残念。。。

大工さんと僕の二人がかりで丸一日。

自画自賛です。よくやった。

 

 

納まりとか難しい話は置いといて(結構複雑なので)ちょっとした小話。

 

作成取付塗装全てをやった訳ですが、

途中雨に降られ中断。

10分ほどで止み再開したのですが、

屋根は鋼板瓦葺き、雨のおかげでまあ滑るんですよね。

 

勘のいい方はこの辺でお察しの通り、

 

はい、私盛大にすっころびました。

 

しかも屋根の上なのでそのまま地面まで落っこちるところでしたが、雪止めのアングルに引っ掛かりセーフ。

 

いやー悔しかったですね。

恥ずかしいというより、悔しかった。

 

運動神経は良い方なので今までこうゆう失態は犯したことなかったという実績から生まれた謎のプライド&

屋根の上を滑り台のように滑り落ちる自分を想像して、何とも滑稽な、漫画みたいな展開に悔しすぎて。笑

 

怪我もなかったので、

ここまでなら無事でよかった。で済むのですが、、

 

その時私は塗装作業中。

 

 

勘の良い方はここでお察しの通りPt.2。

 

転んだ拍子に手に持っていた塗料缶、自分にぶちまけてしまいました。

 

幸い無色、ですが油性。ベッタベタです。

おまけに飛び散った塗料のおかげでもっと滑るようになっちゃいました。

 

しかし、恥ずかしさ悔しさからなのか、

 

転んだ2秒後には屋根に飛び散った塗料を拭いてました。

 

無かったことにしたかったんでしょうね。

 

 

そんなこんなで完成した時は喜びもひとしおでした。

 

9/18.19.25.26は完全予約制の完成見学会を予定しています。

 

ご興味ある方是非。

 

すみません。いつもブログ当番の時は何を書こうか下書きまでしている私ですが、今回ばかりは考えてたものが一気に滑り落ちてしまったため、こんなブログで失礼します。

 

増島健人

 

矜持、譲りたくないです。

2021.09.03

ぬる~い海風の夏から、一気に秋冬モード。

 

お盆のお休みも雨ばっかりでしたね。

 

 

今も、残暑とは思えない、寒々しさと雨。

 

 

「もう家にいろよ、はい強制ねっ」って

 

わたしたちの自粛ができない状態を

 

見越して天気の神様が采配を振るって

 

いるような気配がします。

 

 

 

夜とかも北風が抜けていきます。

 

 

毛布二枚かけてないと寒くてね。

(きっと自宅が築45年だから)

 

 

突然ですが、

北風が吹いて寒くなると

やけにシュールなこいつを思い出す。

 

 

 

そう。北風小僧の寒太郎

 

 

口ずさむにはまだちょっと早いのですが

 

昭和生まれは歌えますよね。

 

 

 

子供心にこのアニメーションの

 

シュールさは逆に刺さり、今でも

 

なんだか特別視を寒太郎に向けています。

 

 

 

 

 

 

某所:新築 外構

 

7月末に建物をお引渡し、外構を

 

新規の植栽のみとし、グランドフィナーレ

 

を迎えようとしています。

 

 

 

杉板塀

かつて日本にたくさんあった杉の板塀。

 

なつかしさすら覚えますが、芯材・骨材は

 

アルミと硬木のイペ材も用いて、長期の耐久性

 

を確保し、更新可能な仕上げのみに杉板を

 

使っています。

 

 

 

板を互い違いに貼る事で、通風を確保しながら

 

視線を防ぐ、日本古来の張り方です。

 

 

 

 

素敵な板塀になりました。

 

 

きっとすぐにグレーに変色してきますが、

 

その時は周囲にすっと馴染み、風景に溶け込んで

 

くれると思います。

 

 

 

ここんちは、やることがほんと風流。

 

 

 

 

 

①つくばい

バルブをつけて、水の量を調整し、

 

ぽちゃん。。。。ぽちゃん。。。。

 

っていう感じで水が滴るように。

 

 

 

住まい手共、現地で話していましたが

 

このぽちゃんが粋で風流と思っていた

 

日本文化ってやっぱりリスペクトすべき

 

文化性だねって話していました。

 

 

 

 

②四ツ目垣

 

敢えて間隔も、長さも、太さも揃えない。

昔からの職人からしたら、セオリーではないと。

 

 

いや、センスを見せつけたと思ってるよ。

 

 

うちの外構職人 good job。

 

 

 

 

 

③既存の石共を再利用した庭園。

 

取り壊す前から大事にしてた

 

庭の石たちが飛び石・敷石に。

 

 

石の間には、苔を這わす予定。

 

 

 

紅葉もご家族が大事にしてたものを再利用。

 

 

 

年数を経て・大事にお手入れが続いてこその

この粋な枝ぶり。

 

 

シンボルツリーにも。

 

 

一部の子は植え替えをして少し

 

元気がないのでちゃんと

 

生きてくれるか心配。

 

 

 

 

建築工事中、これらの植栽と石を再利用するため、

 

現場に行ったら水あげて、職人さんには

 

無下に扱わないよう注意喚起。

 

 

 

既存に生えていた植栽を

 

偶然にも動かさず、そのまま

 

残せたのも幸いだし、新しい建物にも

 

偶然にも影響しないように生えてて

 

くれました。

 

 

建物工事前に植え替えを

 

行っていたら、生かすのは難しかった

 

と思っている。

 

 

こうやって上手く残せることはほんとに少ない。

 

 

 

この子は運ももってるし、

 

手間も暇もかかっているから

 

こうやって表舞台で伸び伸びしてる

 

姿を見て、実は感動すでにひとしおです。

 

 

 

なんとか根ずいてくれと願いつつ

 

新規の植栽達の植え込みを残し、

 

フィナーレを迎えます。

 

 

 

内部も素敵に住みこなしてくれています。

 

 

写真撮影が楽しみです。

 

 

 

 

 

今日の一コマ。

職人さんがなぜか撮影。

元井が照明つけてます。

(第二種電気工事士資格、持ってますよ!)

 

実は、この5分前、電源線が寸足らずで、

 

延長する際、バチって100vが体に通電。

恥ずかしくて、言えなかったが、

 

何事もなかったように作業してました。

 

久しぶりに喰らったぜー。

 

 

 

 

 

 

 

すみれが丘の家 2

 

 

すみれが丘に弊社、二件目の

 

新築住宅が上棟しました。

 

 

 

すみれが丘の家はすでに①があり

 

ネーミングどうしようかと実は悶々

しています。

 

 

 

答えが出るまでは毎回名前が

 

変わるかもしれません。Hさん相談させてー。

 

 

 

 

 

 

 

レッカーが遅刻する、

 

来たとおもったら操縦士が新人君で

 

レッカー据え付けに時間かかり。。。

 

 

私と増島の指示であーだこーだして。。。

 

 

疲れるわ~。

 

 

こんなトラブルにも負けず、

 

無事に上棟しました。

 

 

棟木まで据え付けて

 

みんなで四方清め。

 

 

 

 

さあ、ゴングが鳴った感じ。

 

 

 

 

 

 

忙しいからってやることはやる。

 

 

普通のことを普通にやるために、

 

 

必死に整理して、優先順位決めて、

 

段取りして、時間を確保して。

 

 

 

 

自分の仕事における矜持と言える部分は

 

妥協したり、見落としたりしたくない。

 

 

死守する所存です。

 

 

 

古今 元井

 

 

 

 

材木状況とオープンハウス

2021.08.28

  1. 残暑が厳しいこの頃

 

 

 

ウッドショックの影響がここにきて更に顕著に出てきています。

 

材木の供給が怪しいと話が出てきたのが2月頃

そこからじわりじわりと金額が上がっており。

 

単純にお金を払えばできる。

というだけでなく、

当たり前にあったものが入手し辛くなったりと、

材料自体の確保も難しくなっています。

 

全ての材料を大事に無駄なく

使っていかなければという状況です。

 

 

 

 

現場だけでなく設計の段階でも

そういうことに気を使いながら進めていきます。

 

プランをする時はグリットといって

基本となる寸法(910)を組み立てていきます。

 

これは尺(しゃく)モジュールといって昔から使われている寸法です。

 

3=910

 

これは、材料の規格寸法によるもので、

石膏ボードやベニアなどのボード1枚の大きさは

910✖️1820が基本です。

 

基本は柱は910や1820の間隔で入れ、

そのあいだに455㎜間隔で間柱という下地材を入れます。

それもあり

455、910、1365、1820...

 

といった寸法にすること

材料を無駄なく効率的に使う事ができます。

 

柱や梁は3m4mが主流です。

4mを超える材料を使わないような

間取り・構造を考えるのも大事です。

 

 

余談ですが

 

 

建築現場では尺以外にも

昔からの寸法の呼び方を使うことが多く

 

柱や梁のサイズを言うときによく使われる

『寸(すん)       

1=30

120㎜角の柱だと「4寸柱」

 

材料の長さによく使われる

『尺(しゃく)

一尺=303

三尺=910

 

3(910)×6(1820)のボードは

「さぶろくばん」と呼ばれます。

 

部屋の大きさや梁のスパンなどに使われる

『間(けん)

一間=1820

8畳の部屋は2×2

 

もっと小さい単位だと

『分()

1=3

などなど。

 

工事中の現場に行ったら大工さんや職人さんが

 

「あの尺の梁はさ〜・・・」

「この見つけ何分(なんぶ)にする?」 

 

なんて会話が聞けるかもしれませんよ。

 

 

先週もお知らせしています

『相模原市 東淵野辺』の現場

 

こんな時期なのでなかなか見学会ができていませんでしたが、

予約制で見学会を開催いたします。

 

内部は先週のブログであったので、今回は外観を。

外壁面にアクセントとなる格子がまだですが。

 

 

代田

 

 

 

 

 

自社物件オープンハウス。

2021.08.21

 

 

いやーーーーーー、

 

まるで梅雨の様な長雨で、せっかくのお盆休みが

 

丸つぶれじゃ!!

 

とがっかりしている反面、盆休みだったので

 

工事工程にさほど影響が出なくてほっとしています。

 

何より休みの最中に台風だなんだとあったので、

 

被害が出なくて一安心。

 

長雨が止み、夏らしい日がぶり返してきましたが、

 

 

現場の窓から吹き込む風は

 

湿気っぽさが和らぎ

 

 

どことなく夏の終わりを感じるようになりました。

 

 

おそらく窓の外が

 

 

 

こんな景色だから。

 

 

 

みどりを抜けてくる風は、

 

アスファルトやコンクリートを抜ける風より

 

本当に気持ち良く感じますよね。

 

 

 

こんな景色を望めますが、分譲地の中なんですけどね。

 

 

ちなみにどの窓からもこれでもか!

 

 

というほどみどりを切り抜いく事が出来ました。

 

 

工事が進むのが楽しみです。

 

 

 

 

 

続いて、こちらはお盆前に内部工事を終えた自社物件。

 

オープンハウスを9月18日・19日・25日・26日で行う予定です。

 

こんなご時世ですので、完全予約制となっていますので、

 

 

内覧希望の方は予めご連絡ください。

 

 

場所は神奈川県相模原市中央区東淵野辺になります。

 

 

 

 

 

築50年近くになる木造一戸建てですが、

 

前の家主の代からリフォームを重ね、

 

大切に手を加えられて来たと思われる物件を、

 

フルリノベーション。

 

 

 

内装はもちろんのこと、

 

建物の根本となる耐震・断熱についても

 

現行の新築と変わらない仕様に仕上げました。

 

 

 

 

 

 

ただただ、キレイにするだけのリノベーションでは

 

他の再販業者と変わらないと思い、

 

古今らしく敢えて古き良きところを

 

残して仕上げました。

 

一般的には「えーここ古いまんまじゃん・・・」

 

と思われるのでは・・・

 

 

 

との駆け引きに怯えながら、

 

かなり古今らしいギリギリの線を

 

攻める事が出来たと思います。

 

興味のある方は是非一度ご覧ください!!

 

 

 

古今 鈴木

相模原市の住まい&夏季休暇のお知らせ

2021.08.09

 

いよいよクリーニングも終え、

 

残すところ外回りちょこっと。

 

 

築年数なりの古さを、

住まいの生命に関わる所はもちろん、

快適に生活できるよう今の住まい方に寄り添った

「できること」を古今なりに調和。

 

 

このできることというのがミソで、

全て手をかけるのではなく、住んで初めて気付く事への余白、

この建物が移り行く住まい手を見守ってきたであろう証を残しつつ仕上げました。

 

古さと新しさを混同させたことで

フレッシュなのにどこか懐かしい、包容力のある住まい。

 

ご興味ある方、是非。

 

 

夏季休暇のお知らせ

 

8/8~8/16の期間 夏季休暇を頂きます。

この間、古今の住まい手さんは遠慮なく担当者の携帯かメールへ。

まだお会いしていない方はお手数ですが、弊社サイトよりメールにてご連絡をお願いします。

順次ご返信させていただきます。

info@kokon-sumai.co.jp

 

 

増島健人

 

オリンピックがなんだ。

2021.07.31

オリンピック開催中。

 

 

10年後くらい、コロナの中、

 

よくオリンピックやったよね、

 

やってよかったよね、なのか

 

あれをやらなければ、、、なのか

 

 

どうなるか。

 

 

時間経過の中にだけ答えがあります。

 

 

でもやっぱりこんな世の中だからこそ

 

見たかった興奮と感動があるのも確か。

 

 

個人的には、サーフィン。

 

 

もっと波のいい中でやらせて上げたかったが

 

これぞサーフィン、天候は運。クローズアウト!

 

 

表現場所のコンディションは、

 

日により、時間により変化し、

 

その変化に柔軟に、常に冷静で客観視

 

していないとあの広い海の中で

 

一人取り残される。

 

 

 

サッカーでいうとゴールが大きくもなり、

 

小さくもなり、時にはドリフ大爆笑のように

 

ゴールポストに足がニョキっと生えて

 

グランドを走り回る中、そのグランドすら

 

ねじれて、縦横比がぐちゃぐちゃになり、

 

その中でシュートを打って

 

決めきるような、コンディションに

 

瞬間的に自分しかいない状況ですべてを

 

判断し、技を繰り出す

 

瞬間芸の側面をもつサーフィン。

 

 

各種スポーツで最速に上達するコツである

 

反復練習が全くと言っていいほどできない

 

サーフィン。

 

 

 

だから本当にうまくならない。(才能もあるよきっと。。。)

 

 

でも、この刹那的で、地球の鼓動の中、胎動の中、

 

風が吹き、波ができ、重力で波が崩れる

 

という超自然的な構造の中に、

 

乗るという行為をすることで

 

ちっぽけな人間ごときが自然環境の一つに感じられ、

 

いつだって自然への畏怖と敬意を同居させながら

 

海との一体感を感じれるのが一番の魅力だと思う。

 

 

僕みたいな飽きっぽい人間が10年以上も

 

続いてる大切な生きる栄養素の一つ。

 

 

最近、目の手術して、しばらく海に入れずの

 

時間を過ごしましたが、いちいちイライラするし

 

肩が背中がウズウズするし、落ち着かないし。

 

改めてサーフィンとの付き合い方を

 

真剣に考えました。

 

 

久しぶりに海に入れた幸せな瞬間を

 

忘れずに今後もお付き合いしていきます。

 

 

しばらく海に入れず、サーフィンを初めた

 

頃に戻ったかのような実力になったのは

 

言うまでもないです。。。はい。

 

 

 

 

さて、もうひとつ、サーフィンよりも

 

ふた回りくらいエネルギーを注ぐ矛先、家作人。

 

 

古今スタッフみんなの情熱の注ぎ口、続々です。

 

 

これに目を向けている間は

 

オリンピックがなんだ状態です。

 

 

町田・山崎:Y邸

分譲地ではない敷地。贅沢な景色です。

景色に、建物に順応していくように

今物件の軒裏は現し仕上げ。

 

 

外壁の土塗りが仕上がった時に

真価が見れるはずです。

 

 

 

 

 

町田・図師:Y邸

上棟はあいにくの雨。

 

住まい手も雨の中、できていく自分たちの家を

感慨深く望む。

 

さすがに、野地板は貼らずに、この日は終了。

みんな雨と暑い中の雨具で下着がびしょ濡れでした。

 

今や屋根まで貼られて、ようやく雨仕舞ができて

一安心。

 

二階の寝室のコーナーサッシの展望。

 

 

 

大型引き込み窓と景色を切り取るFIXサッシ。

 

 

窓に対して意識があるのとないのとじゃ

見た瞬間にわかる。

 

窓の設計は、その家や住まい手に対しての想い、

設計者の設計観と様々な気遣いが

一番反映される場所。

 

今の段階だとまだ断片的だけど

上手く意図が感じられ、すこしホッとする瞬間。

 

 

 

 

 

川崎:T邸

 

こんなに晴れていたのに。。。

 

この後、滝のような雨が。。。

 

雨男(古今 鈴木)恐るべし。

 

ここは分譲地の一画。

間違いなくこの環境ならこの区画を選ぶ。

 

それを頼らずに自分たちで見つけてきた

若い住まい手の感覚が誇らしい。

 

周辺環境・住まい手の感覚に寄り添う

設計ができていると思う。

 

ディティールを詰めるだけ詰めたら

あとはしっかり現場で、丁寧に作り上げよう。

 

 

 

 

 

 

最近、作家してる友人に言われた。

 

 

 

人生をかけた仕事ではなく、

 

いつもそこにある仕事に対しての

 

丁寧さは、携わった人間の内面の

 

誠実さが如実に現れると。

 

 

ドキューンでした。

 

確かに。。。

 

 

自分の仕事、スタッフの仕事、職人の仕事、

 

忙しさ・効率と反比例するけど、

 

同じ仕事なら、少しでも人に、成果に

 

貢献をしていける方に舵を切ろう。

 

 

それが正しくできる環境で仕事したいと

 

切に思うし、あきらめないよ。

 

 

お盆明けに上棟が一件、

 

9月の中旬に二件。

 

 

 

その仕事に対しての良し悪しの

 

匙加減をちゃんと見極め、

 

この仕事でやるべき、到達すべき

 

仕事の勘所を間違えないように。

 

 

 

サーフィンも住まいづくりも

 

井の中の蛙大海を知らず

 

は危険。

 

 

 

 

踏ん張るよ、がんばるよ

 

 

 

 

自分たちにエールです

 

 

 

 

 

 

古今 元井

杉のフローリング

2021.07.25

私が今住んでいる賃貸マンションの床は

複合フローリングといって、

合板を重ねて薄い化粧材の木を表面に貼り、

その表面にコーティングする塗装をしたものや、

CF(クッションフロア)といって、

クッション性のある塩ビ素材で水廻りによく使われるもの、

フロアタイルといって、見た目はフローリングですが、

CFと同じ塩ビ素材で、

下足の店舗の床にも使われる硬くて丈夫なもの 

などが使われています。

 

 

これらのおかげでこの時期、素足だとベタベタし気持ち悪い。

冬は寒いし硬くて痛い。

古今では杉フローリングをお勧めしています。

ベタつかず、さらっとした足触り。

そして柔らかく温かい。

杉は他の材種に比べると、

含んでいる空気量が多い為、柔らかくて温かいのです。

 

その分、傷付きやすかったりするのですが、

それが味や思い出となったりします。

実家が無垢の杉フローリングだったので、

一度、経験してしまうとこの差は顕著です。

 

断熱材やサッシで家の性能が数値で出てきますが、

それだけではない快適さもあるんですよ。

 

 

 

 

代田

適材適所

2021.07.17

梅雨明けましたね。

太陽光線が肌に刺さります。

今年もまた汗との闘いが始まります・・・

 

 

 

「風強い~」

 

「雨が~」

 

「暑い~」

 

「台風~」

 

「寒い~」

 

 

と一年中文句を垂れている鈴木です。

 

 

 

二週連続で新築工事の上棟があり、

納まり・段取りで目がグルグル回っております。

何はともあれ、まずは二棟とも無事に棟上げも終わり、

一安心。

 

 

古今で木工事をお願いしている大工さんは

基本的に4組の方々に工事をお願いしています。

4組の内3組はいわゆる一人親方。

皆さんこれをいうとビックリされるのですが、

戸建ての新築工事やリノベーション工事の

大工工事は基本的に一人の大工さんが

工事を行います。

 

古今の新築の場合ですと、

3カ月前後一人でコツコツと造っていくのです。

 

 

 

 

けれども、上棟の日だけは話は別。

 

 

大工さんや鳶さんなど総勢10人前後で、

一気に屋根工事まで終わらせます。

 

 

 

 

 

 

 

上棟の日には毎回、大工さんの仲間が助っ人に来てくれます。

工事の様子を見ていると、

毎度お馴染みのメンバーということもあり、

 

 

 

建物の歪みを見る人

 

材料の段取りをする人

 

納まりを考える人

 

率先して上に登る人

 

等々

 

 

 

阿吽の呼吸で、自分の仕事をこなしていきます。

それぞれが役割分担をしっかりと理解して

動いているからこそ出来る技。

 

 

 

 

 

 

 

 

話は変わって内装のお話。

 

 

室内を彩る内装材にもそれぞれの役割分担があります。

 

 

古今で良く使用する内装材の役割分担は主に

 

 

珪藻土(高い調湿作用)

 

漆喰(殺菌作用)

 

紙クロス(珪藻土程ではないが調湿作用)

 

塩ビクロス(汚れに強く安価)

 

等々・・・

 

 

調湿作用が高いからと言って、

洗面所やマンション北側(マンションの造りにもよりますが)

のお部屋に珪藻土を塗ったりすると、

多くの湿気を珪藻土が吸い込み、

返ってカビを繁殖させてしまう

危険性も有ります。

 

 

 

もちろん、珪藻土・漆喰・紙クロスなどの自然素材が持つ

和かなテクスチャはいいものですが、

単に塩ビクロス=悪

というものでもないと考えています。

 

 

 

小さなお子様がいるようなお宅では、

玄関の壁やスイッチの廻りなどの壁は

どうしても汚れてしまいます。

 

 

そういったところには適材適所、

汚れを落としやすいものを。

 

 

与えられた空間で最大限に

力を発揮出来る物を使えれば、

長く住まう中でより良い物になっていくと思います。

 

 

 

 

古今 鈴木

 

 

作り方を考える

2021.07.09

 

 

 

 

 

 

今年の梅雨には泣かされました。

地元静岡県東部では、橋の倒壊や土砂崩れ。

熱海の土石流なんかは全国的に報道されていました。 

建築に従事する者として他人ごとではないというか、

関係はないのかもしれないけど、

なるべく産廃を出さないように、

古今でも気を付けているつもりです。

 

というより、もったいないから無駄が出ない

ようにって心がけが何かに繋がっていく

だろうと思っています。

 

一日も早い復旧を祈ります。

 

 

梅雨真っ只中での新築ラッシュ。

雨上棟一転今日は噓みたいに晴れ、

そして嫌味なほど暑い。。

晴れてほしかった思いも

このうだるような暑さには勝てなさそう。

 

とは言え、事故もなく無事に建ち一安心。

 

 

 

 

 

 

 

この壮大でどこか懐かしい景色を背景に、

ここからはコツコツ住まいが出来上がっていきます。

現場管理としては、ここでもっと詳細な図面を作ります。


納まり図とか施工図なんて言います。

もっとわかりやすく言うと、作り方の説明書。

設計段階でもたくさん検討し図面になったものを、

もっと綿密に納まりを検討し、

それをもとに職人さんと打合せ。

 

仕上がりに、もっと言えば住まいに直結する大事なこと。 

難しい検討材料が多いほど、気も抜けませんが面白い。

 

ある程度のセオリーがありながらも、

納め方も人によって違ったりします。

 

例えば、大開口の窓だったりアイコン

的な造作だったり、、

 

映えるような場所だけでなく

出来上がってしまえば何気なく

映る住まいのあちこちにも、

建築の面白さがこもっていたりします。

 

 

 

増島健人