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意識と自然

2022.04.01

この時期になると環状4号線の桜並木に毎年感動。 

秋になれば事務所前は一面イチョウの葉っぱ。 

冬は空気が澄み渡って遠くまで見渡せる透明感。 

夏は、、、暑い。笑
このあたりの田園風景もステキです。
 
 

何気なく毎日通る道に季節を感じられる情景があるだけで、
あれやこれやと段取りやら考えている脳内が思考停止して、
ぼけーっと、綺麗だな~。
 

あの瞬間は何にも代えがたい至福の時間だったりします。
けどコントロールはできません。
 
 

意識や考えとは裏腹に、脳が強制的に自然に考えることをやめる瞬間って
他にどんな時だろう。好きなことに没頭している時とはまた違うし
むしろそんな時でもこの世界に引き込まれてしまう事もあったり。

 
 

そんなどうでも良い事、真剣に考えちゃってる増島です。

 
 

若葉台 マンションリノベ

 
 

安定したペースでコツコツ進んでいます。
 


 

思い切って限界まで下げたキッチン天井。
 


 

掃き出しに向かって≒6mほど伸びる平天井は羽目板が張られる予定。
 
 

マンション特有の梁型凸凹メリハリ天井感をうまく中和狙い。

 
 

意識的にあえてやったことの効果が、
仕上がりに、もっと言えば経年で寂びとなるか。
ある程度の想像できている部分を超えてほしい思いです。

 
 

増島健人

連子(れんじ)

2022.03.25

ようやく寒の戻りも落ち着き

本当の意味で春らしくなってきた。

SPRING 春 バネ。

 

ん?

 

春はバネのように飛び跳ねて

飛び出していく意味もあるのかな、

ふっとおもい、調べると、

ほんとにそうなんだ。

 

びっくり。

 

家での暮らしにとっても

窓を開けて換気するのも、

空気を流すのも、せっかく温めた

暖気がもったいないと思わなくて

よい季節になりました。

 

飛び出していくという意味を持つ

SPRINGは、開け放つ解放感にも通づる。

 

「SPRING」

流石、春にふさわしい言葉でした。

 

 

さて、題名にもあるように

「連子」をご存じでしょうか。

 

私が、一番有名な連子は?といわれて

思いつくのは、奈良の法隆寺の

にある連子窓の回廊。

 

一つ一つの連子窓から望む庭が

連子の木らに内と外を一線引かれながら

不思議な一歩引いた安心感のある外の景色に

切り取られ、連子の効果を味わいやすい。

 

 

一般的には格子といわれるが、

定義としては

縦横に細い木を隙間を開けて

組んだものを格子、

縦方向だけで並べたものを連子

と言われる。

 

連子窓の寺の起源によると

櫳(れい)または櫺(ろう)

の字があてられ、櫺は木の格子の意味

櫺は牢の意味があるらしく、

檻の意味で作られたという説がある。

 

檻と同意語の連子窓がどういう意図で

寺院などに使われたかという疑問は、

法隆寺が聖徳太子の霊を祀るために

建てられ、太子一族の怨霊を閉じ込める

意図があったという説もあり、だとすると

疑問が解ける気がしてくる。

 

古い郭の町並みにも残る

格子はあでやかで美しい表情

があるが、格子のある開口部ゆえに

外界との交流が可能だったとしても

その格子の一番の役割はあくまでも

遊女を閉じ込める檻でもあるという

ことからするとあながち間違ってるとは

言えない気がする。

 

奈良 @大和郡山 遊郭跡

 

 

近代・現代では
どちらかいうと格子の役割は
町家としての日本建築らしい表構え
としてだけでなく、
見知らぬ人に対して閉じつつ、
隣人などの対しては開かれて、
内外の区切りとして閉じず開かない
という特性を生かして、
人の心に冷たくも、ある時は
心を開いているようにも感じる
人と人との連帯をつなぐような

役目もあるように思う。

 

あわせて、日本の住居の高温多湿
の夏をどう涼しく過ごすかという
課題に対して、格子という装置は、
隙間を作り、風を通して
かつ日射や風量の調節ができ、
内から外は見えるけど、
外から内は見えづらいという特性で
視線をある程度シャットアウトしつつ、
防犯にもなり、外景色を取り込み、
内側に陰影の美しい表情を作る
ことができる優れモノの装置。

 

でも、今の住居についている

いわゆるアルミ製の面格子、鉄格子といわれる
ものは、防犯の役割のみに特化したもので、
格子の意味の一つ、檻の意味が非常に強く、
閉じ込める要素がありありで
伝統的な格子のような機能や美しさはなく
どうしても好きになれない。

 

温熱環境として、環境が変わり、
時代とともに求められるものが変わり、
家も性能値が重視されるようになり、
暖かく涼しい、バネのような飛び跳ねる
ような年中SPRINGの家が求められ、
明日の現代住宅を作ろうとする立場では、
避けては通れない課題にはなってきているのは
間違いないけど、同時に建築との間に
交感するものがなく、自然との対話もできない
ような家を作るつもりは毛頭ない。

 
 

格子や連子は、
古来の寺院の連子窓の形式が民家や町家
に引き継がれ、時代は変わって求められる
機能は変わっても今も変わらず、日本の景色
をつくる大事な要素だと思っています。

 
 

格子は外からも美しいけど、個人的には
内側からのシルエットとしてみるのが
最も美しいと思っています。

 
 

ここにはきっと格子と交感する日本人の
精神があり、日本の風土や文化が生み出した
形式を明日の現代住宅を作るため、その家の
近所の一つの景観を作るために大事な要素
としてこの装置を引き継いでいきたいなと
思っています。

 
 

 
 

事例1
中古購入した元々の家の設えに
準じて設けた連子窓。

 
 

事例2
外構と前面道路との間に
日射調整・風量調整・視線の調整
にゃんこの脱走防止として
設けた格子。

 

 

 

 

 

 

 

事例3

防犯・外とのワンクッションでつけた

地窓に設けた格子

すみれが丘の家2019

 

 

 

 

事例4

設え・外部の構成要素としての格子

和泉の家

 

 

 

事例5

日射調整・風量調整・視線の調整として

大開口に格子雨戸

井ノ口の家(また写真撮ります)

 

 

最近は台風も巨大化。

 

作り手としていつも

二年前?三年前の19号レベルを

想像して恐怖を感じてしまいます。

 

正直、あれの前ではデザインよりも

意味のある機能性。

 

怖すぎて、シャッターや雨戸も

見直す時期に来ています。

 

木製で作ればいいんだけど

ウッドショックで木がべらぼうな

値段。

 

アルミ製の機能性重視なもの、

木製格子や連子の表情の

すばらしさをわかりつつも

のど元過ぎればなんとやらで

恐怖感が薄れて

金額と折り合いがつかないこともしばしば。

 

提案する優先順位に

いちいち悩んでいます。。。

 

格子や連子の意味、

精神の交感の部分は忘れないけど、

この悩みはきっと尽きないです。。。

 

 

古今 元井

 

 

お引渡ししました

2022.03.19

【中井町・平屋の住まい】

外構工事を残してお引き渡しです。

 

もともと母屋の隣で、畑として利用されている土地

最初に現地に行った時は

まだまだ野菜栽培中で緑々しい景色がありました。

 

周りは住宅地だけど程よく畑や緑もあり

この土地柄を生かし、

のんびりと穏やかに暮らせるような

隣家との距離感や母屋との関係を考慮し

計画を進めていった住まいです。

 

 

切妻屋根と片流れ屋根の組み合わせのL型形状

 

軒先は細く造り

正面の片流れの軒先をスッキリと見せています。

 

 

外部は

そとん壁にアクセントの杉板張り

 

 

 

 

内部は

杉の床、栂の天井、珪藻土の壁(一部クロス)

 

 

ダイニングキッチン

奥にはパントリー~洗面~浴室と家事動線がスムーズに。

構造上、どうしても必要な梁と柱はあえてしっかりと見せて。

 

 

リビングの一角は床を一段下げ〈たまり場〉を。

障子の先には別の部屋が続きます。

 

 

室内側からサッシフレームが見えない全開放サッシ。

 

防犯・台風対策として外側に格子戸。

 

個室に設けた出窓ベンチ。

 

お庭の緑が見える玄関の小窓。

 

これから外構工事

6帖程のウッドデッキを計画中

完成をお楽しみに!

 

代田

そとん壁

2022.03.12

 

長かった・・・

 

ようやくだ。

 

 

 

 

 

昨年末に外部木工事が終わった中井町の新築だが、

下地モルタル塗りが完了してから2か月経過しても

足場をばらす事が出来なかった。

 

 

というのは、古今で多くの家で使用する

外壁仕上げのそとん壁は施工上、

乾き切る前に気温が下がってしまうと

白華現象という白く粉を吹いた様になってしまうため、

仕上げを行うことをためらっていました。

 

 

過去に一度、仕上げ塗りを行った翌日に

関東地方に寒波が入り、氷点下まで冷えて

外壁が真っ白になってしまった失敗をしており、

同じ轍は踏むまいと、私も元井もかなりナーバスになっていました。

 

 

そんな中、元井さんから

 

『一か月予報では2月末から暖かくなるようだ。』

 

と、教えてもらい半信半疑・工期ギリギリの状態で、

時が満ちるのを待っていました。

 

 

 

2月28日、まさに2月末!

それまでの低気温から打って変わり、

ポカポカの春陽気。

 

 

 

時は満ちたっ!!

 

 

 

 

 

左官屋さん総出で一気に仕上げます。

 

 

 

 

 

 

本当に待ったかいがありましたわ。

 

白華も出ることもなくそれはそれは綺麗に仕上がりました。

 

 

これ以上伸びたら、引き渡しまでに間に合わないかも・・・

とヒヤヒヤでしたが、一つ荷が下りました。

 

 

 

来週末にはお引渡し。

 

 

最後の追い込み掛けていきます!

 

 

 

 

古今 鈴木

 

勢いまかせ

2022.03.06

ようやく恒例の初詣に箱根神社へ。

 

毎年少しずつ時期が遅くなっているような、、、笑

 

しっかりご祈祷もしてもらい、決意新たに良い気分転換にもなりました。

 

 

某所 マンションリノベ

 

早くも床が貼り終えられそうなスピード感

 

いつもの古今テイストとはまったく違う仕上がりになる予定です。

ざっくりとした感じ。もうこの抽象的な表現からして面白い住まいに仕上がるだろうなと楽しんで施工しています。

 

天井のスラブ(コンクリートの躯体)は基本的に表しで仕上げ、

照明器具や電気の配線も表し。

 

どんな仕上がりになるのか途中でどんなひらめきが生まれるか。。

 

今後の自分に期待です。笑

 

 

 

常識を疑う様な事が多くなってきた世の中で、

根本だけは変わらないって信じて。こんな時こそ頑張るぞ。

 

息巻いて決意表明したところですが、、

28年の我が人生、ついに花粉症を発症いたしました。(疑惑)

こんなにも辛いとは。早くも挫けそうです。。。笑

 

 

増島健人

終わらない唄

2022.02.25

すみれが丘の家  2022

 

ようやく内部お引渡し。

 

工事の頭には、コロナ木材不足の煽りを受け、

二週間から三週間近く遅れ、大工さんも

その煽りで前現場の工期がのび、木工事着手も

遅れ、終いには給湯器が入らない、機器が入らない

トイレが入らない。

 

結局未だにコンロだけ入って来ない。

(代替コンロでその場しのぎ)

 

職人もコロナの影響で働けない

人々も出てきて、急遽別の職人を

手配する。

 

ほんと精神的にキツイことが

多かったが、

何とかやりくりをしながら、

引越しにこぎつけた。

 

うん。こぎつけた感が凄い。

(この半年、常に脇汗が半端なかった気がする)

 

明日には、住まい手さんのモノになり、

住まい手さんの住み熟しが始まります。

 

床下エアコンの使い方や、土壁のメンテ、

無垢の木の扱いなどお伝えすることが

たくさんあります。

 

少しづつですが実践を通して

お伝えし、住み熟す術をお伝え

できればいいなと思っています。

 

外構も一部。

中古の大谷石にて土留めと

階段作り。

ここの住まい手も植栽大好き人間。

 

ひと月かひと月半くらい

かけながら外構を仕上げていきます。

 

 

 

青葉区:N邸 リノベ

古今初の中古+リノベ、国の補助金、市の補助金を受けての

リノベーションでした。

 

インダストリアルデザインのご主人・奥様と

二人の子供の家。

 

支給のIDEEの照明が似合います。

 

この子の構造と三次元の動きが見えなすぎ、

想像できなくて照明の取り付け位置を

内装後にやり替えたのは

言うまでもないです。。。

 

立地と構造上の暗さを補うため

キャットウオークを設置。

 

今後、ご主人のDIY工事をやっていただきながら

またコロナで部品が調達できませんが、

弊社のやるべきことをやっていきます。

 

補助金絡みは本当にやることが

1.5倍になる。

 

でも勉強になった。

 

お住まいになって馴染んだら

またちゃんと写真を撮らせてください。

 

 

 

 

 

今後の古今

 

相模原:T邸

ついこの間、第一子が誕生。

お父さんとお母さんは必死で良い家にしようと

してるぞ!すくすく育て!

 

 

 

真鶴:M邸

子供たちを立派に育て上げ、

ご夫婦で東京から移住。

 

崖の上の小高い場所にあり、もちろん海VIEWです。

その窓の計画を私を含め三人で練っています。

 

塩害をもある地域、風の吹き上げも怖い。

 

メリットをより良く、

デメリットをより軽減させ

それらを共存させることが必要。

 

要所に気を遣う工事となりそうです。

 

 

 

 

若葉台団地:H邸 リノベ

古今のせいでだいぶ待ってくれました。

ご迷惑をおかけいたしました。

ありがとうございます。

 

大工さんがようやく空きました。

しっかり作り上げていきます。

 

 

 

厚木:O邸 二世帯リノベーション

絶賛打ち合わせ中。

Oさんもお待たせいたしました。

構造に配慮しながらまずは解体。

 

 

 

 

以降には

鎌倉、平塚、都筑?、が待ち受けています。

 

外構や追加工事・メンテのご依頼も

隙間を使ってやっていきます。

 

 

私たちも4人。

職人さんも以心伝心するため少数精鋭。

 

やれる量は限られています。

 

でも

可能な限り、一件にあてれる時間を

確保しつつ、向き合う時間をちゃんと

作って、数ある建築人から古今に

お願いしてくださる意味を対価として

表現したいと必死です。

 

 

建築を続ける以上、

終わらない唄(終われない唄?)ですが、

唄を鼻唄にしながらも、自分たちの尻を

自分たちで拭ける仕事として

邁進していきます。

 

でも一休みしたいが本音。

 

一休みします、

きっと。たぶん。絶対。

 

 

古今 元井

 

 

 

木工事追い込み中

2022.02.20

今年は例年より寒いと感じます。

自宅の電気代が昨年よりかなり上がって辛いところです。

 

 

最近の世界情勢をみると

エネルギー問題は重要課題なんだと感じます。

 

 

エネルギーで戦争も起こるし、

エネルギーがないと人が死ぬ。

経済にも私たちの生活にも大きく関わり。

 

日本のエネルギー政策はどこに向かうのでしょう。

 

 

 

住まいの分野では

4月より省エネルギー性能に

今までの最高基準『断熱等級4』より上の

『断熱等級5』という基準が新たにできます。

その上には等級6,7という等級まで。

 

日本の家はどこに向かうのか、

これに対応する補助金制度もできたりとしていますが、

こうやって家の性能を定義化していくと

世の流れで致し方なく基準に乗せようとするもの、

やたらと数値を追いかけて「いい家」を標榜するもの、

高気密高断熱をやんわり否定し人の暮らしを変わらず

作ろうとするもの、様々。

 

基準に乗せるには、お金をかけて性能のいい部材を

テトリスのように入れていけばよい。

 

そこには設計力・施工力・日本人としての

暮らしのセンスなどの

時間をかけ、手を練って実務を積んだ人間にしか

備われない能力は必要ない。

 

家の数値は一つの家の側面で在り、

すべてではない。

 

だけど、温熱環境に直結する、一つの

目安になるのは確か。

 

基準に乗せたうえで、家つくりのエッセンスとして

それらの能力を組み込んでいく調整力が問われている。

 

古今としての家つくりは

どこに落とし所をつけていくのか、

ある程度、定まってはいるが、

目先ではなく、30年から50年、その家族が

住んでいく事を想像し普遍的な日本人らしい

暮らしの指標を定めていこうと思う。

 

 

 

 

さて、

 

『中井町の平屋の住まい』

 

バタバタと木工事が追い込み中。

今日行ったらホント、バタバタしていました。

 

 

これから順次仕上げ工事に入ります。

 

 

仕上げの珪藻土が塗られたら

またガラッと雰囲気が変わるでしょう。

 

 

 

天気予報と睨めっこしていた外壁左官の仕上げも

そろそろかしら...。

 

 

代田

 

ご依頼。

2022.02.09

 

 

なにやら明日は都心で大雪予報。

 

明日からの数日交通麻痺で、どう動けるかわからないので

今週当番のブログを焦って書いている鈴木です。

 

 

 

 

【秦野店舗付き新築】

 

秦野の新築は針灸治療院とトレーニングジム併設の

住居となり、道路際には20坪オーバーの広いアリーナ

を併設した建物になります。

 

 

住まい手さんは私の友人なのですが、

大工さんが壁のOSB板(仕上げ)を貼り終えたと

同時に大量の筋トレ機材を運び込み、

何やら色々と組立・設置を始めました。

 

何やらマッチョマン×3人で、嬉しそうに組立しております。

 

 

 

筋トレに全く興味のない私なのに、大工さんの邪魔にならないよう、

後で運び込まれたバーベル等を壁に寄せたりと、

やりたくもない筋トレをして筋肉痛に。

 

 

これを機に筋トレにでも目覚めようかな・・・。

 

オープンは春を予定しているので、

ちゃんと決まりましたら、また告知させていただきます。

 

筋トレに興味ある方はぜひ!

 

 

 

【世田谷マンションリノベ】

 

 

こちらは解体工事が完了した世田谷のマンションリノベ。

 

ここの住まい手さんも友人。

 

しかも、古今でのリノベ2回目という猛者。

 

1回目は【世田谷vintageマンション】

 

家族が増えて手狭になったということで、

今住んでいる3件隣のマンションに鞍替え。

 

またしても、古今の施工例とは違ったテイストに仕上がる予定です。

 

 

 

【平塚幸町の新築】

 

 

最後のこちらも物件も友人からの依頼。

 

依頼内容は

 

「豪邸を建ててほしい」

 

 

 

それは抽象的すぎるやろ・・・

 

 

新築設計の前に、道路切り下げや境界ブロックのやり変え等

やること盛りだくさん。

 

 

 

 

みんな友人だから、お互いに言いたい放題。

 

だから、めんどくさい事もあるけど、

試しにやってみたかったことなんかも、

積極的に提案・チャレンジ出来るから、

いざ始まると色々と楽しい。

 

 

日頃は、連絡ベタであまり連絡を取り合わない私なのに

家造りを任せてくれるみんなに感謝です。

 

 

みんな、かっけー家つくるぞ===!!

 

 

 

古今 鈴木

 

怒涛の1ヶ月

2022.02.05

 

 

絶賛仕上げWEEK。

 

身体は何とかなる、問題は心。笑

この期間はずーっとソワソワ、地に足ついてない感覚に見舞われます。

 

あの時の自分大丈夫か?

間違いない道順を踏んでいても、

この性分と一生付き合っていかなければと既に腹くくってます。

 

工程どっ被りの2物件。

共通して光を導く設計が目を引く仕上がりとなりました。

 

近郊 マンションリノベ

 

既存は約50㎡ほどのスペースに3部屋とDK。

 

賃貸としてだけでなくいずれ住むかも?の下、

2面性を補えるPLANが必要でした。

 

床や壁の仕上げ、設備品の一部は、賃貸仕様。

間取りや造作は古今仕様。

 

思い切った棲み分けでしたが、うまくバランスの取れた空間に。

 

閉塞的な完全個室は居住空間には存在せず。

玄関入ってすぐに回遊できる収納スペースと洗面台。

動線はシンプルにとか、利便性とか、その辺りの狙いは一旦置いといて。。

住まい手の逆転的な発想がプランと絶妙にハマったのを覚えています。

 

 

光と風を素直に導くための思い切った間取り。

 

 

誰かに貸すのがもったいない。そんな賃貸物件に仕上がりました。

 

 

きっと暮らし上手な人が選んでくれる気がします。

 

 

 

青葉区の戸建てリノベ

 

 

 

こちらも引き渡し間近。

 

 

補助金の対象工事を網羅していたり、

懐かしさと新しさを調和させた古今らしさだけでなく、先進的な取り組みにも注力しました。

 

 

 

2階の南側にサンルームを設け、

床は格子状のキャットウォークのようにすることで、最大限に陽の光を一階リビングへと導く設計。

エッジの効いた発想ながらもしっかりと理にかなっていて、格子の隙間から控えめに降りてくる光が心地の良い空間になりました。

 

2階サンルーム。

バタバタしていて昼間の写真が撮れず……

 

 

ガラスを通して見る新旧の調和。

個人的にここからのアングルが好きです。

 

 

 

 

 

すでに別場所でマンションリノベ一件、

ご近所旭区若葉台にて同じく一件。

 

 

始まってます。

 

 

 

 

 

 

 

増島健人

それぞれのそれぞれ

2022.01.28

新年明けて、明けた瞬間から

なんだか気を遣う事案が個人にも

仕事でも多く、気疲れしてしまう

ことが非常に多いひと月でした。

 

もう半年くらい働いた感じ。

 

私らしいといえば私らしいし、

正面からぶち当たりにいかない

ような嗜みもいい加減上手く使えよ

と自分で思いながら、別の人への迷惑、

波及などを考えると黙ってるわけにも

いかないと。

 

 

そういうフェーズだと割り切り

ましたが、外部要因や人は変えられない、

変えられるのは自分だけと思いながら、

GO FOR IT精神で 進んでいきます。

 

 

 

図師町の家

外構まで大枠が完成しました。

 

様々な間取りや建物形状の

調整を経て、予算を抑えつつ、

折角打ち合わせしてきたのに

ウッドショックによる価格変動の悪影響

受けながら進んできた家。

 

昨年末にお引渡しとお引越し。

 

 

また写真撮影の機会もあると

思いますが、植栽の葉っぱが芽吹くころには

裏の小川、林と共に暮らしが営まれます。

 

 

外壁に使ったそとん壁(火山灰)で

材が足りず、左官屋さんが後日付け足した

部分が見事に色が変わってしまい、

そこを5度以下になる寒い時期にまた補修すると

白華現象も起こってしまうデリケートな

素材で、住まい手さんにも了承いただき、

春の温かさまで補修を

待ってもらうことになってます。

 

東京ではあるけれど、北風が吹き抜け、

同じ市内でも寒い地域になる場所。

 

少し気の使い方が違うなと肌で実感

しました。

 

施主DIYのウッドデッキの完成を

楽しみに待ちつつ、経過観察が

続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

すみれが丘の家 2022

足場が外れ、外観が見えてきました。

 

外観

木製雨戸を設置すれば、

外部建築要素の完了が見えてくる。

 

 

 

 

玄関

米松のW1300木製引き戸。

気密部材のおかげ(のせい)で少し

戸が重たいが、うまくコントロール出来た。

 

 

 

 

内部 杉の無地上小無垢階段

 

 

 

 

 

キッチンから望む LDK

入隅に向かって両方向から木製サッシがある。

デッキや植栽を介し、ここから外と繋がる。

 

地窓からぜひ緑を望めるようにしたい。

 

 

 

二階居室 南東面窓 陰影が美しい。

 

 

 

二月中に内部完成、お引越。

 

給湯器もなかなか納期が出てこなくて

ヒヤヒヤでしたが、直前に確保の連絡。

 

Hさん、ツキ持ってます、僕と違い。。。

 

明日は、外構打ち合わせ。

 

住まい手の奥様は、

子育て、勤務しながら

ランドスケープを学校で勉強

されている。

 

植栽への想いも深く、

この家の外構も、

外へ、社会へ緑地を展開し、

雨がしっかり地面に浸透し、蒸発して

住宅地のヒートアイランド現象の

ようなものを少しでも制御する

社会的な責務を負えるお庭になれば

と思っている。

(駐車場の土間コンクリートは、

個人的にはNGにしたい)

 

 

感覚の合う方々との家つくりは、

言葉が合っているかわからないけど

本当に楽しい。

 

自分のやりたいことと合致してると

なおのこと。

 

重圧も同時に感じて

苦しくなることがあるけど、

やっぱり一区切りすると、次の

家つくりをしている。

 

任せられてる役割を果たしたい。

 

 

 

古今 元井

 

 

天井の板張り

2022.01.22

今年も既に3週間が過ぎてしまいましたが

みなさま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

中井町の平屋の住まいです。

 

先日のブログでもあったように

天井の羽目板が張り終わりました。

 

ヘム(栂)という木材で、

木目が控えめで上品な仕上がりになります。

今回は塗装はせずこれで完成です。

 

 

 

 

 

 

 

この谷の交差する部分が

綺麗に納まるかドキドキしていましたが

惚れ惚れと見入ってしまいました。

 

この天井以外にも

枠と枠が交差する部分や

造作家具が絡むところなど

 

悩まして手間が掛かるところが色々と...

 

現場に着いて早々

「いや~大変だよ~」

と、大工さん。

 

今回、古今の仕事が初めての

手伝いで入ってくれている大工さんも

大変と言いつつ、

次もこういう現場があったら

またやりたいな~と。

 

何だかんだ言って、

楽しんで仕事をしてくれています。

 

 

大工さんありがとう。

引き続き、よろしくお願いします。

 

代田

 

 

猛威振るって

2022.01.17

 

 

皆様本年もよろしくお願いいたします。

 

 

このまま終息する事はないだろうなぁ。

と思ってはいましたが、

やはり猛威を振るってきましたね

 

おみくろん。。。

 

 

もう何ですか?おみくろんって。

 

 

 

息子の小学校でも複数人感染し、

どうやら明日から休校。

 

 

 

詳しくはわからないので、安易なことは言えませんが、

そんなに重症化もしないみたいな症状なので、

名前付きの 風邪 って感じじゃダメなんですかね?

 

 

現代はなんでもかんでも、細かなところまで

わかってしまうので、どんな事にでも名前が

ついてしまうから・・・

 

 

 

 

 

 

さて、今年も早々に各々の現場で大工さんが猛威を振るっています。

 

 

 

【町田のウッドデッキ】

大変長らくお待たせいたしました。

ようやく形になり、出来上がった姿を見て大工さんも私も

しばらく感無量で眺めておりました。

 

 

傾斜地でのウッドデッキ作成、

幅7m 奥行き2m の巨大ウッドデッキ。

なかなかのやりごたえでした。

 

 

 

デッキの柱を長く伸ばして、先に建物の壁に取り付けてあった

桟からタープを掛けられるようにデザインしました。

 

もちろん、傾斜で高さがある部分には目隠し兼

手摺りを設けました。

 

 

 

 

【中井の平屋】

 

 

こちらは新年早々雪降る中、

大工さんがせっせと天井羽目板貼り。

 

なんせ、L型の間取りの天井が勾配天井なので、

谷の部分が

 

 

こんな仕上がりに。素晴らしい。

写真で見るよりも実物の景色は、

空間丸ごと凛としています。

 

 

 

【秦野の新築】

こちらは店舗付き住宅なので、なんせデカい。

大工さん一人でコツコツと、

ひたすら断熱材を詰め込んでおります。

 

 

 

 

外では左官屋さんが一人でコツコツと猛威を振るっていました。

 

 

ベージュの防水紙の色が貼られてるを見て、

やっぱ土色の外壁がいいなぁ・・・

って、少し心が揺らいでしまいました。

 

ちょっと変更提案してみようかな・・・

 

 

古今 鈴木

 

 

 

謹賀新年

2022.01.07

 

 

新年あけましておめでとうございます。

 

 

仕事始めからいきなり雪に見舞われ、

てんやわんや。

 

木工事完了間近で一番現場に居なければならない時に、、、

もうほんとに天気を恨みました。

 

 

 

毎年恒例、浅草寺。

 

 

おみくじの効力が強すぎたみたいです。

二回連続凶!そんなことある?

確か去年も凶でした。。笑

 

 

所詮おみくじなんですが、さすがにへこみました。

 

 

おかげで正月休みの浮かれた気持ちを一気に引き戻されました。

 

今年はより一層気を引き締めて丁寧な家造りを。

 

 

本年も宜しくお願い致します。

 

増島健人

景観と風景のあいだ

2021.12.23

20代のころ、壮年期の人たちに40代はびっくり

するくらい早いぞーって言われてて、

30代を経てわかってたつもりが、

一年って早いですねーっていう会話も

言い過ぎて、言いたくないのに

まだ言い足りない。

 

 

一年って早い。

 

 

日々、自分なりの目標を追いかけて

嫌な思いも苦労も心労もあって

体もしっかり疲れて、おかげで

達成感も結果もついてきてるけど、

365日あって、8760時間あって、

525.600分あるのに

結局何をしてた?って思ってしまうほど

やっぱりどうしても一年って早い。

 

 

時間軸は人によっても場所によっても

置かれている環境によっても、意識によっても

大きく違う中、僕らが生業にしている家つくりに

とってはより時間軸が異なる。

 

それらに通ずる本に

 

「 景観十年、 風景百年、 風土千年 」

 

という風土工学の提唱者の言葉があります。

 

著書を引用しますと、

「景観が損なわれる」という言葉を耳にすること

が多いが、景観とは壊されるもので

十年間以上は定着しないものである。

壊されずに残るものが風景といえ、さらに、

評価が定着すると風土になる。

 

どこの地域でも新しい景観を造れば

最初を良いなぁと思われるだろうが、

その地域の個性というものを把握し、

その個性に適した景観でないかぎり、

その景観は色褪せてきて風景として

後世に残ることは不可能だろう。

 

とある。

まとめると

 

 

景観は、10年スパンで

今現在の私達の暮らしを

反映するが、いずれ

壊れゆくもの。

(店舗やイベントショップ、家も当てはまるか)

 

風景は、100年スパンで

過去から今現在にかけての

歳月を経て、その地域の独自性を帯びて、

景色として定着したもの。

(白川郷の茅葺屋根の家々など)

 

風土は、1000年スパンで

その土地の時間軸の中に、

そこで生活を営む人々の歴史、

文化が蓄積され、その心を読み

取れるもの。

(法隆寺や東大寺など)

 

 

 

私たちの生業の家つくりは

どんなに建物を良質な材料で作っても、

再利用できる材料で作っても

景色に馴染むデザインとして

落とし込んでも、結局

建物の基礎がコンクリートであって

それがある以上、壊すときは産廃だし、

コンクリートの寿命がその建物の

寿命となることが多い。(≒60年)

 

 

劣化したコンクリートを補完したり、

強靭化する方法もあるが、

もう100年寿命が延びるわけもなく

あくまで補強でしかない。

 

 

 

ということは、上記の定義に当てはめると

僕らの仕事は、

景観にはなれるが、風景にはなれない

かもしれないということだが、せめて、

私たちのような建築業者は、

関わる家つくりや外構の緑において

クライアントの日々の生活の営みが

その土地に息づくことを考えながら、

後世へと「景観」を「風景」として繋げるよう

育んでけるようにしていかなきゃなと。

 

 

上記の定義だと、

「景観」と「風景」のあいだの家つくり。

 

 

そのための家の配置、デザイン、

素材選定を思慮し、その素材が

生きるよう丁寧に建築していく

事が僕らにできることだ。

 

そして↑来年の抱負!

 

 

 

来年は2022年。

2022年生産緑地問題。

(知ってますか?)

農地が宅地に変わり、多くの

無作為な目先の利益のための

建築計画が実行されるかもしれない。

 

 

もうそんな時代じゃないのに。

 

 

 

農地と共に

きっと風土にはなれないけど

地域の人々の記憶に残る

「景観」と「風景」のあいだの場所に

その場所がなっていくことを切に

願います。

 

 

 

今年も古今を頼って下さり、

ありがとうございました。

 

来年度は新築もありますが、

生まれ変わらせるリノベ計画が多い印象。

 

リノベも立派な

「景観」と「風景」のあいだの家つくり。

 

私たち古今も引き続き私たちにできることを

やっていきます。

 

 

 

よいお年を!!

 

 

古今 元井

 

~年末年始休暇 のお知らせ~

2021年12月26日~2022年1月5日まで休業とさせて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

外壁

2021.12.19

より一層寒さが増してきましたね。

 

今年一番の冷え込みと聞いていたので

着込んで現場に行ったら

日差しが強く暖かい。

 

太陽の暖かさはこの時期とても気持ちいいです。

 

 

 

さて、

こちらは中井町・平屋の住まいの

玄関ポーチ部。

 

 

「外壁仕上げは板張り」

 

ではなくて、「モルタル(そとん壁)」になります。

 

こちらはモルタルを塗る前の状態。

 

「アラシ」というモルタルの下地となる木が張られています。

 

片流れ屋根に合わせて

妻側を斜めに貼ってあり、

面白くていいなと思ったり。

 

きれいに張られていますが、見えなくなってしまいます。

 

ここまでで外壁工程の半分くらい。

 

 

 

外壁の構造は・・・

 

構造用パネル(耐力壁)

透湿防水シート(湿気を壁内に留まらせなくするもの)

通気胴縁(通気層となる部分)

アラシ(この写真の状態。「木ずり」ともいいます)

↓   ここまでは大工さん、これ以降は左官屋さん

アスファルトフェルト(防水シート)

ラス網(モルタルを絡ませ落ちないようにする金網)

下地モルタル

↓  十分に乾燥させて…

仕上げ(そとん壁)

 

出来上がりを見ただけではわからない、

見えない工事をひと工程ごとに着実に

進めていきます

 

 

そとん壁は外気温が低いと

仕上がりが左右されるので、

これからの時期、

現場監督は天気予報に注視して

タイミングを狙っています。

 

毎週の社内ミーティングでも

いつやるか?天気はどうだ?

と話題に出ています。

 

今年もあと2週間。

最後まで気を引き締めて終わらせたいと思います。

 

代田

 

 

 

直感

2021.12.10

 

 

以前のブログにも同じような事を書いた

ような気もするのですが、

ようやく形になったので改めて。

 

 

 

はじめてここの敷地を見に行ったのを今でも

ハッキリと覚えています。

 

 

ショールームに来ていただいた住まい手さんの

お話しを聞き終わり、そのまま元井さんと二人で

敷地を見に行きました。

 

 

 

造成はされているものの、

いわゆる四角の土地ではなく

台形にゆがんだ高台から望む、

遠くまで見渡す景色。

 

 

理屈や計算からではなく、

それは直感で、

間取りや窓の位置を思い描いていたと

思います。

 

 

その直感を建物として具体化する事は

正直初めての事も多く、

工事中は直感を信じた自分を恨みすらしました。

 

 

ですが、足場がバレて、養生が外れ、

各々の窓から見える景色が

はっきりと見えた時には、

直感を信じて良かったぁ。と。

 

 

 

 

LDKから望む景色は、空と自然と街並みが1/3ずつ。

 

 

 

2階のフリールームには、人を猫にしてしまうような
たまり場ベンチを。

 

 

 

南のお宅が敷地ギリギリまで迫り、

南からの採光が難しかったので、

LDKは南の窓を敢えて無くしました。

 

その代わりに大きな吹き抜けを設け、

FIXの窓からの採光を。

 

 

どこか落ち着いた空間を造るために

必要だと思っている(自論ですが)

 

 

 

【直射日光の出し惜しみ】

 

 

 

うまく具現化出来たと思います。

 

 

 

 

正直、私自身でもかなり奇抜な提案であったと思います。

 

ですがそんな突拍子もない提案を受け入れ、

一緒に具現化してくれた住まい手さんに

本当に感謝。感謝。です

 

 

 

まだ、も少しやること残ってしまっていますので、

ビシッっと決めて、ちゃんとした写真撮らせてください。

 

 

 

古今 鈴木

誰かのために

2021.12.03

 

 

今年最後のブログ当番となりました。

 

いやー早すぎる。

 

毎年、毎月、毎週、口に出している気がしますが、

それだけ没頭できているってことで折り合い付けてます。

 

年内木工事完了を目指しているリフォーム2件。

 

大田区のマンションリノベ

 

青葉区の戸建てリノベ

 

正直なところギリギリ。。

 

穏やかに正月休みを迎えられるかどうか、止まれません。

 

 

 

 

相変わらずの資材やらなんやらの価格高騰。

 

どうにかその影響を、分散させてやりくりしています。

=品質低下なんてもってのほか。

金額以上の影響が家造りに及ぶまいと、半分意地です。

 

 

 

材料の荷上げ屋さんを検討していたところ、

材木屋さんから、荷上げ手伝うからその分補填しなよ。

ってありがたいお言葉。

 

荷上げ屋さん頼んだ方が材木屋さんは楽だし、

費用だってこちらが負担する分デメリットしかないはずなのに。

何より材料高騰のあおりなんてみんな一緒。

 

自分が思っている以上の

深い意味なんてないのかもしれないけど、

ほんとにうれしかったな。

 

 

同じ状況下でもそれに対する対処の仕方は全然違う中で、

自分の時間と労力割いて協力してあげようって

心持に感動した瞬間でした。(勝手にポジティブ解釈)

 

 

 

誰かのためになることが世の中の仕事の大半で、

その対価としてお金を頂く。

 

それで成り立ってるんだから、

それ以上でも以下でもないのはわかっているつもり。

 

で結局はもちろん自分の為。なんだけど、

自分本位が勝って、

最終的な目的にしか理由を見いだせなくなる事ほど

寂しいことはないよねって思います。

 

 

なんでもそうだけど、

家造りは特にいろんな人たちとの関わり、

協力の中で成り立っている業種。

 

 

この心持で初めてありがとうって心から言えるし、

またお願いしますって繋がりができて。

 

 

the 綺麗事。

なのはわかっているし、

考え方なんて人それぞれ~なのもわかっています。

 

 

ただ、知識とか技術とか至らないところ、

そのせいで迷惑かけたり?

その分、こんな心持でカバーしているつもりです。笑

 

 

 

 

貴重な残り1か月。

 

相変わらずバタバタ忙しない中、心だけは穏やかに。

 

 

 

増島健人

初挑戦の結果

2021.11.29

今年、初挑戦であった中古を取得し、

古今で手を入れ、付加価値向上を施し、

再販していく新たな古今の家つくり。

 

一番最初に、見学に来てくださった方が

手を挙げてくださり、融資も無事に通り、

近く、お引渡しとなる。

 

 

改装前 外観

 

屋根は板金瓦葺き。

外壁はサイディング。

 

注文住宅だったと思われるが、

時代を感じる外観。

 

 

 

改装後外観

格子(正しくは縦格子は連子という)を道路面に。

 

外観は、ここに縦格子を設えれば、

上手く整うなあと感覚があって、屋根形状も

素直で建売然のゴテゴテ装飾もなく、

ファサードを整えやすい形状だったのいうのも

ここを買う決めてだった。

 

中古+リノベにおいて、

屋根形状や建物の外観を変えていこうと

するには、とても大きな費用が掛かり、

当然その場合には窓の位置なども

大きく変更していく事になる。

 

窓の位置を変えると、耐震の壁が位置変更になり

また別の位置での設置や、下階、上階との

耐震バランスまで考慮していく必要が出る。

 

要は芋づる式にお金がかかり、

押さえどころがわからなくなる。

 

であれば、全面改装か?という話に

なってくるし、そもそも新築同等の

費用が掛かってまで、これを改装するという

価値が受け入れられなくなってくる。

 

いかに押さえどころ、線引きを

するポイントを探し、考えようによっては

妥協点になるのかもしれないが

その建物状況に合った落とし所を見つけて

いけるかが費用を抑える最大のポイントであり、

中古+リノベにおいて

費用的メリットを出す肝となる。

 

だから、元々の外観にどれだけのポテンシャル

があるかということ、それを見つける目線が

有るかということが非常に大事ともいえる。

 

改装後の外壁は、既存

サイディングパターンが幾何学模様

のようなパターンで、その上に塗装だけだと

そのパターンは残って浮き出てしまうし、

そもそもサイディングの劣化ポイントでもある

目地・各種取り合いからの防水性能に

不安があるので、カチオン系の

左官にてパターン消しを兼ねて行い、

艶消しの耐候素材で仕上げている。

 

マットな質感となり、昭和感が軽減したと思う。

 

 

 

 

 

 

改装前 内装

 

純和風の内装で、襖で仕切られる

懐かしいおばあちゃんちのような

間取り。

 

 

 

 

改装後 内装

 

造作で作ったであろう階段は

リビング側へ取り入れ、間仕切りは

撤去し、ワンルーム化させた。

 

いつも古今が生業にしている

特定の住まい手のための家つくりではなく、

どういう価値観で、誰が買ってくれる

かわからない不特定多数の人のために、

意味のある家を作るという行為に、

どこに目線を向けていいのか

分からなくなり、

古今関係者で話し合いしていたのを

思い出します。

 

多分、コロナの猛威の最中、

実施していた無観客でのライブや

演劇、スポーツなど、関係者は

ここの「誰に向けて」の折り合いが

非常に難しかったのではないかと

思った。

 

 

結局、ここなんじゃないのと

僕らが落ち着いたのは、

耐震・断熱性能を向上させ、

建物寿命を延ばし、今の現代人の

暮らしにも対応できる間取り形状、

作りこみすぎず、住んだ人が

色々変えていけるよう余白を残し、

どこの馬の骨かわからなかった

家を、建物の素性や性格が

買ってくれた人にもわかるよう

にしていき、かつ、古今の色も

忘れず、古いものを生かすような

デザインという、なんとも多方向だけれど

まずは、自分たちがこんな中古再販なら

良いと思えるものを

取捨選択していこうという所から

始めていった。

 

 

着工後にも

給水管や排水管が予想以上に劣化し、

お金がかかっても全交換を判断しなきゃ

いけなかったり、柱がシロアリにやられて

いたり、予想以上に現場判断で建築技術者

としてのモラルを問われるところが頻発し、

いつもの悩みとは違う形での悩みが常に

関係者にあった気がしています。

 

人の顔(住まい手の顔)が見えないという

のは実際恐ろしく、いつもなら顔が見えるから

この人のために、あの人のためにと思えるのが、

事業としてのお金のやりくりが天秤に乗ると

まあ悪い別人格の人間が出てきがち。

 

そこは建築技術者としてのモラルがないと

臭いものにふたをする、見て見ぬふりをする

という行為に直接繋がるなと如実に感じた。

 

おそらく建売の家つくりをやってると見える

景色がなんだろうと。

 

そういう面での難しさや、コストコントロール、

どこまでやっていくかという、いい塩梅探しなど

やはり手を付けてこそのわかることが多かった。

 

再販をやっていくメリットも多く、

間が空いた職人さんに仕事を作れたり、

オーダーメイドをやるにはまだ経験不足の

若い現場監督や設計者のいい足慣らしにも

なり、責任を抱えすぎず経験が

できる場所としても機能していけ、何より

スケジュールを作り手主導で進めていける。

 

もちろん、売れないというリスクも考慮

しなければならない点で、博打的な要素も

あり、大きなリスクも抱える可能性があるが、

今は不動産目線での土地の価値しかないけど

可能性・ポテンシャルのある家を

建築目線で見つけて、そのポテンシャルを

引き出し、家の寿命を延ばして価値を作る

という作業に、こんなに材木が高い

今だからこそ、空き家が多い今だからこそ

意味がある建築行為だと思っている。

 

私たちも、がむしゃらな30代を超え、

40代になって、先が見えてきた今だから

こそ、折角同じ手を動かすなら、仕事と言えど

有限の時間を仕事に使うなら、自分たちのために、

価値を共有できる誰かのために

意味のあるものに使っていきたいという欲が

年々大きくなっています。

 

ある人にとって意味のある事、

不特定多数に人にとって意味のある事、

建築を、家作りを通して、自己満足も兼ねて

人の役に立てれば、言うこと無し。

(もちろん収支は対価に合わせて。)

 

今までは縁や口コミに頼ってきたモノを

それらを結びつけるチャンネルつくりも

来年は整えたいと思っています。

 

相変わらず、1年先まで埋まっていく

スケジュールは変わらないし、

目の前にやらなきゃが山積してるけど、

自分たちの立場や存在価値を見失わない

形を見つけていきたい。

 

 

 

古今 元井

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中井町 平屋の住まい

2021.11.21

中井町 平屋の住まいです。

 

上棟して1ケ月。

 

サッシが付きました。

 

 

 

 

メインである全開放サッシ

 

いくつか絡みがあり、

図面通りに納まるかドキドキしていましたが、

無事に付いて一安心。

 

 

この全開放サッシは

通常は室内から見えるサッシのフレームが隠れ、

その分ガラス面積が大きくなるので、

同じ大きさのサッシと比べ窓が大きく見えます。

 

 

フレームが隠れるので、

閉まっているのか開いているのか分からないくらい。

 

 

ぼ~としているとガラスに突っ込んでしまいそうな。

 

 

この写真は閉めている状態

 

室内から見える深い軒が趣を感じます。

 

平屋の場合、

同じ面積の2階建てと比べ、

平面の面積が大きくなるので、

家の中心部に光が入りにくかったり

廊下を設けると、

各部屋が孤立され風が抜けなかったりということがあり得ます。

 

こちらの住まいは

長手方向は12m  短手方向は10m

 

家の中心LDKからダイレクトに各部屋を配置し、

引き戸を開けておけば風も視線も抜けるよう、

欄間を設け採光を確保しています。

 

 

着々と進んでいます。

完成をお楽しみに。

代田

イメージ

2021.11.14

 

 

すっかり日が暮れるのが早くなって、

 

 

「遅くまで残業してしまったな・・・」

 

 

 

 

と、時計を見ると17時。。。

 

 

 

 

なんて季節。

 

 

大工さんも早々に照明を付けて、

暗い中がんばってくれております。

 

 

 

冬至に向けて太陽高度も日に日に下がり、

 

窓からの陽射しの入り方を検証するのにはもってこい。

 

 

 

 

先日上棟した【秦野の新築】は

住居スペースとなる部分の南側に

店舗スペースが来る設計なので、

1Fリビングへの陽射しの入り方を

しっかりと考慮する必要がありました。

 

 

 

南の店舗部分の屋根が高くなりすぎないように、

一部を下げ、設計段階からしっかりとシミュレーションを。

 

 

 

 

しっかりと中庭にも陽があたっていることを確認。

 

 

もひとつ設計段階で気を付けていたのは、

 

店舗から洗濯物が見えないこと。

 

 

 

店構えがいいお店でも、駐車場から洗濯物が見える

何てことは絶対にNG。

 

 

勝手なイメージだけど、お蕎麦屋さんとかで美味しいのに

バルコニーがお店側にあって洗濯物が見えるだけで

なんだか美味しそうに見えない。イメージ。

 

 

 

中庭を作り、プライベート空間はしっかりと区切りました。

 

 

 

とりあえずデカすぎて、やることも考えることもいっぱい。

 

まだ、始まったばかり。気が抜けません。

 

 

 

 

 

 

話変わって、前回の増島のブログでも紹介のあった、

お引渡しを終えた【図師町の家】。

 

 

来週から外構工事が始まるのですが、

駐車場とお庭の間にちょっとした土留めが

必要なのですが、

 

設計の元井と住まい手さんと職人さんでイメージの

共有が必要。

 

 

どんな感じと職人さんに伝えればよいかな。

と考えていたところ、こども達を連れて行った

公園に これだ! を発見。

 

 

思わず写真を撮って来ました。

 

 

 

 

なんか雰囲気よくないですかね?

 

 

こども達からは

 

「パパなに写真撮ってんの?」

 

と・・・・

 

 

 

 

設計段階と実際の完成。

 

イメージが違う。

 

と言われてしまうのは一番辛い。

 

 

自分が想像していたものを伝え切れていなかった。

 

 

とはならないように。

 

 

 

住まい手さんとのイメージの共有はもちろんのこと、

 

忘れてならないのは職人さんとの共有。

 

 

 

口ではしっかり説明したんだけな。

 

 

なんてことにならないようにね。

 

 

 

 

古今 鈴木

 

 

着工&お引き渡し

2021.11.08

 

 

今日解体が完了した、大田区のマンションリノベ。

 

 

これまた久しぶりに無機質な光景。

スラブ、躯体剥き出しのガラッとした感じ。

普段作っている住まいとは真逆なこの感じも好きです。

 

 

簡単にはいかないマンション特有の難しさも、

現場を納める楽しみとして昇華できる様になってきた今日この頃。

 

試されているかのようなこの感覚も好きです。笑

 

この物件は当面賃貸として、いずれ住むかも、、の元に打ち合わせを進めてきました。

 

賃貸としてを念頭に置いている中で、

このこじんまりとした限られた空間だからこその、

やりたい事とのバランスを取るのに難儀しました。

 

打ち合わせを重ねるごとに、

こんな賃貸あっても良いんじゃない?

これが徐々に濃くなっていった気がします。

 

 

 

まだまだやることはありますが、一旦区切りとしてお引き渡しの儀を終えた新築。

 

窓という窓からは常に緑豊かな借景を拝めて気持ちの良いに尽きる住まい。

 

ほぼ毎日現場にいってこの光景を見てたはずなのに、

撮影中改めて感じる緑の癒しに何度手持のiPhoneで写真を撮ったことか、、

 

見返すと同じ角度からの写真が何枚も。笑

 

 

施工事例、お楽しみに。

 

 

増島健人

それぞれの試行錯誤

2021.10.30

井ノ口の家

 

朝の6時まで雨。

 

おいおい、雨男の鈴木。

 

たのむぜ~と思いながら

 

現場へ着。

 

 

 

みるみる晴れてきて、

 

Iさん(住まい手)、日ごろの行い、さすがです

 

って思いながら作業に移りました。

 

 

ここんちは、今の時代、神奈川ではほんとうに

 

絶滅危惧種になりつつある平屋建て。

 

 

屋根を薄く、かつ通気を確保できる形、

 

寄棟という屋根形状での通気を確保するため、

 

現場作業での試行錯誤の造作により、

(図面で見てるのと、三次元やっぱ違います)

 

少し手間取りましたが、結果

 

上手く各部が大枠で納まり、

 

無事に棟あがりました。

 

 

少しづつ、着実に進めていきます。

 

 

 

 

ウッドショック

 

井ノ口の家でもそうだが、

 

ウッドショックの影響が酷い。

 

 

ニュースでも報道がない上、

 

コロナが落ち着きつつある昨今だがら

 

世間が忘れつつあるあるが、

 

木材の価格上昇は何も落ち着かないし

 

むしろまだ高騰している。

 

 

すでに、材木費は1年前の2倍近く。

 

特に桧の柱材、米松の梁材、杉の羽柄材

 

などは前年比220%以上の値上がりが

 

続いており、今年いっぱいは値上がりが

 

続くと予想されている。

 

春には落ち着くといううわさもあるが

 

同じ仕事量で売り上げが倍である現状を

 

好む輩も間違いなく居ると思う。

 

 

 

特にそれが

 

川上(原木供給)で、いままで国、仕組みに

 

無下にされてきた国産材の過去を考えると、

 

容易にこのうまみを逃がすわけもないと。

 

 

川中(問屋・プレカット事業者)と結託している

 

状況もあるのかもしれない。

 

 

一気に市場に木材が余って、価格が暴落することも

 

あるだろうから調整も必要だろう。

 

 

 

でも、川下(工務店・住まい手)は

 

本当に苦しい。

 

 

 

すべてをすべて価格に転嫁してしまえば

 

楽で損はしない。

 

 

でも、住まい手の実情を近くで知る僕らは

 

この苦しさを何とかしてあの手この手で

 

分散させようと気概だけはあって、

 

操作は試みるものの、この金額の上がり方

 

にはまったく追髄できる額ではない。

 

 

今も、来年着工の見積もりをいくつか

 

提出させてもらったが、建築費で

 

前年比+300万程度の余計な費用が

 

掛かっている。

 

 

ステンレスや板金、電材、内装材、

 

石膏ボードなど、あらゆるものが

 

値上がりをしている。

 

 

いままでの常識や概算が通用

 

しないような変革期。

 

 

大局的にみれば、国産材が上手に計画植樹、伐採、

 

適正な価格での流通をしていければ、

 

安い外材、化学建材加工品だらけの日本の家も

 

変わるきっかけになるのではと思っているが、

 

みんなきっと目先のことで必死。

 

 

目の前にいる住まい手は、去年はこの

 

予算感で家が普通に建ったのに、今は

 

このために建たない。

 

 

何かをあきらめて、追い付く額ではなく、

 

「いえを建てる」根本を見直すような

 

方々も出てくる。

 

 

飲食店の補助金も、規模の大中小にかかわず、

 

一律で、旨味を享受して人、二束三文な人。

 

 

まだ補助金があるだけいいよ。

 

 

見積をご提示したときの、住まい手の顔が

 

曇っていくのを見るたびに、不条理が頭から

 

離れなくなる。

 

 

 

最近、川中(木材問屋)の日本の三本の指に入る

 

問屋の実務に当たる人たちと話す機会があり、

 

こんな時だからだからこそ、うちの事業規模の

 

会社が動かなかったら、なんの意味があると

 

言って、必死になって現状を少しでも

 

好転させるために旧態のしがらみを壊すような

 

動きをしている人がいらっしゃった。

 

 

聞いてもないのに、こういう風に

 

なったらこう動くんだ!っていいながら

 

熱弁してた。

 

 

ちゃんと試行錯誤してる。

 

 

現実は今すぐは変わらないが、

 

気持ちが救われる。

 

 

社内にはきっと疎ましく思うやつも

 

いるんだろうと、政治と同じで旧態を

 

死に物狂いで守ろうとするんだろうと。

 

 

本当に負けないでほしいと思った。

 

 

気合や根性論が冷ややかな目で見られる時代。

 

今はそれらが熱量という言葉に変わっただけ。

 

 

自分を突き動かすのも、周りにいる人に伝播

 

していくのもそれ。

 

 

試行錯誤は続きそうです。。。

 

 

 

 

 

人と本と猫の家

 

夏まで工事していたお家の撮影に

 

お伺いさせてもらいました。

 

 

 

いやはや、素敵にお住まい。

 

ここだけ、空気感が違う。

 

まだ、住んでもらって3か月だけど

 

気持ちよく住んでいただけているようで

 

上記みたいなことがある中で、

 

本当に心が救われる。

 

 

ここんちの女の子もお喜び。

 

 

 

むむむ。

 

 

 

おりゃ。

 

 

みんな見て~

 

 

ほんといい子。

 

カメラの前にすっと現れてポージング。

 

カメラマンもメロメロのここんちの

トップモデル。

 

 

 

同じ猫飼いとして、

 

同じモノつくり側の人間として、

 

住まい手にも、色々、教えていただき、

 

こちらがお渡しできるもの以上のモノを

 

頂いてます。

 

 

これからも少し先を行く、人生の先輩のお二人に

 

寄りかかる気満々です。

 

 

今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

(露出をいじってたら、

写真が暗くなってすいません。。。)

 

 

近く、カメラマンの撮った上手な写真で

 

きっちり施工事例にUPしていきます。

 

 

 

 

 

たまに相容れない人と付き合いで

 

減っていくし、年とともに熱量が

 

目減りしてる感覚があるけど、

 

年を経て増えている経験値や

 

合う人達との付き合いで復活する

 

熱量を融合しながら。

 

 

 

なんか知らんが、まけね~ぞ。

 

 

古今 元井

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

進むデジタル化

2021.10.24

もう10月が終わろうとしています

今年もあと2ヶ月だなんて思ったり

時間が経つのが年々益々加速しています。

 

 

この時季ならではの気持ちの良い天気や

旬のものをゆっくりと頂き味わいたいものですね。

 

 

さて、

 

先日事務所に高校生からメールが来ました。

 

建築系の進路を希望しているとの事で、

自分の進みたい学部を卒業した方がその後、

実際にどのような仕事に従事し活躍をしているのか、

お話を伺いたいと。

 

 

 

『住まい』に興味を持ち始めた高校生時代から

その後の進路〜就職〜転職〜現在に至るまで。

私の経験談を話させて頂きました。

 

 

最初の数年は修行のつもりで、

意外と地味で忍耐と体力のいる仕事ですよ

など。

 

 

 

人材不足のこの業界。

 

 

建築をやりたいという貴重な存在です。

 

 

この業界に入って十数年

就職した時からの一番の変化は

IT、デジタルですね。

 

 

 

ここまでデジタル化が進むとは想像を超えています。

 

 

先日メディアで

とある大学の建築学部の授業で、

3Dプリンタを使い、設計に取り入れていく

取り組みを紹介しておりました。

 

 

 

複雑で難しい形状を作る事ができ、

工期短縮、機械が作るので人材不足にも対応でき、

意匠的にも優れたものができると。

 

 

3Dプリンタを身近に耳にしてまだ数年だとおもいますが、

海外では住宅を造り、現実に住んでいると。

 

 

そういうの苦手だなんて言ってられないな。

 

 

ワクチン2回打てたし

気になっていたあの建築や

新しい事を吸収しに出かけてみようかと思います。

 

代田

や り が い

2021.10.15

 

 

 

先日、頼りにしていた建材屋さんの担当さんが

 

退職のご挨拶に来られました。

 

所長さんまで上がられていたのにも関わらず

 

50歳過ぎにして、新たなる一歩を踏み出すとのこと。

 

聞けば、次の職種の内容と同じ様なことを

 

知り合いの方にしてあげた際に、

 

大変感謝された感覚が忘れられずに、

 

それを生業とする衝動を抑えられなかったということでした。

 

安定を捨ててでも

 

仕事としてのやりがいを選ばれたのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

今期は、例年になくリノベーションよりも新築の

 

割合が多いため基礎屋さんと顔を合わせる機会が

 

多くなりました。

 

 

古今は横浜にあるので必然的に神奈川県の仕事が

 

多いのですが、どういうわけだかお願いしている

 

基礎屋さんは西多摩の基礎屋さん。

 

イメージ的に少し怖い人が多い

(鈴木の偏見かもしれませんが)

 

職種なのですが、

 

腰が360度曲がってしまうのではと

 

思わせるほど物腰柔らかな基礎屋さん。

 

 

片道1.5~2hかけて遥々工事を請け負ってもらっています。

 

先日一服の時の話で、自宅から5分のところの工事を

 

断ってまで古今の仕事をやってくれてると聞き、

 

 

「遠路はるばる申し訳ないです。」

 

なんて言ったら

 

 

 

古今の仕事は面白いからね!

 

 

 

と、心トキメク素敵なお返事。

 

 

 

古今の新築の立地の多くは

 

傾斜だったり

 

狭小だったり

 

斜めだったり

 

やっぱり傾斜だったり

 

 

 

基礎工事としてはやりづらい場所が多いのですが、

 

それを面倒くさいと思わず、

 

面白いと言ってくれるなんて。。。

 

 

 

基礎屋さんだけではなく

 

大工さんへのキレイに見せるための凝った納まり。

 

タイル屋さんへの目地無し大判タイル貼り。

 

電気屋さんへの照明・スイッチ等高さの拘り。

 

左官屋さんへの各箇所の塗り物の塗り分け。

 

設備屋さん、内装屋さん ・・・ 等々

 

 

他社から比べると きっと

 

「めんどくせ~~~~~」

 

 

って叫びたくなるような事を

 

面白がって付き合ってくれる方々に

 

本当に感謝です。

 

 

 

もちろん、仕事なので赤字になるような

 

ボランティアになるわけにはいきませんが、

 

それぞれの仕事の腕試しをするように、

 

やりがいを持って仕事をすること。

 

この気持ちで皆さん動いてくれているように感じます。

 

 

自分も前職を離れる時の

 

志を改めて思いだしました。

 

 

 

住まいは買う(売る)もの

 

ではなく

 

造るもの。と。

 

 

 

たたみかける様に次々とやる事が

 

舞い込んできますが、

 

やりがいを感じて、面倒くさがらず丁寧に。

 

 

 

古今 鈴木

備えあれば。

2021.10.08

 

 

木工事完了間近。

 

 

 

 

造作材はラワン主体。

枠も巾木も造作家具もほぼラワン。

個体によって色味の出方が著しいので、材料の風合いを見極めて今回は蜜蠟ワックスに。

 

日差しの強い夏場は、ブラインドで和らげることができるし、

この陽だまりは季節問わず人気ポジションになるんだろうなと。

 

このくらいになってくるとのちの工程もびっしり隙間なく組んでいるため、

何か問題は出ないかとかあれが足らないとか、

少しの動きでも大い影響が出てくる瞬間に落ち着きが無くなります。

 

備えあれば憂いなし。

何事もそうですが、建築に従事するようになってから身をもって痛感しているこの言葉。

 

ここから怒涛の仕上げラッシュも気を抜かず。

 

 

青葉区の戸建てリノベ

 

着工しました。

久々のこの風景に懐かしさすら。

 

天井に組まれた下地を見て、

釘一本ずつ抜いてまで再利用したいと心から思わされた、

ここ最近のウッドショックによる材料の値上がり。未だ止まる気配なし。。

 

こればっかりは備えきれない事態でしたが、

より一層少しでも材料を無駄にしない精神が大事になってきます。

むしろ今できるのはそれくらいで、、

 

現場の裁量で左右されるのは目に見える仕上がりだけではないし、

色んなもののバランスを保つのが現場管理の一番の仕事だと再認識。

普通が普通じゃなくなっていく転換期的。

 

ゆっくりでいいからコツコツ着実に進めていこうと思います。

また転ばないように。。

 

 

 

手応えあったのでもうひとこすり。。。笑

 

増島健人

 

何を磨くか

2021.10.01

明日、ワクチン二回目。

 

ダウンするのか、しないのか。

 

 

私の人生の中で、「はい、ラッキー!」っていう

 

側に何か振れたことは一度たりともなく、

 

駄目の方にほぼ100%で振れる。

 

 

こういう場面に出くわすたびに、さすが

 

俺の人生らしいわと不思議と腑に落ちている。

 

 

今回のワクチンの副作用はラッキーアンラッキー

 

ではなく、体質の問題だと思うので、また

 

別の振れ幅があるとは思うが、どちらに転ぶか

 

少し胸がざわざわしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

胸がざわざわといえば、

 

台風の影響が一番ある日の前日に

 

木製サッシを納入日にしていた現場。

 

 

2021年から2022年のすみれが丘の家

 

木製サッシはオーダーの為、2か月前発注。

 

日程の操作は難しい。

 

 

合わせて、木製サッシが85㎏近くあるので

 

搬入人数も押え、仮置き、一時置き、

 

枠を仮固定、サッシ据え付けなど

 

まあやる事が満載で、どうサッシを搬入して

 

どう振り回して、どういう段取りでっていう

 

部分がほんとに大事。しかもここんちは二枚セット!

 

 

 

 

そこに来て、台風。

 

 

 

はい、でました~、アンラッキー側。

 

 

 

一週間前、台風発生。

 

→関東来そう。やめろやー

 

 

 

3日前、猛烈な台風。

 

→関東向かう。

 

太平洋側に逸れろ~

 

 

 

 

前日、施主のHさんと電話で、

 

右に逸れろっていう念を送ってますと

 

言い合う。願いあう。

 

 

 

 

 

最悪、雨が降っても多少

 

風が吹いてもいいように

 

ガラスに吸い付く吸盤の持ち手を

 

用意したほうが、滑るということに

 

対応できるなと思い、4つ用意。

 

 

 

 

当日、雨がぱらついてますが、

 

風にあおられることもなく、

 

決行!

 

 

 

 

変な汗を一杯かきました。

 

取付の際も、一筋縄じゃないね。

 

 

 

大工さんとあーだこーだ言いながら、

 

臨機応変な多少の加工も含みながら、

 

設置できました。

 

 

 

 

このお家は、L字の形状をしていて

 

真ん中の入隅柱を中心に左右に引き込む。

 

 

左右に開けば、3m程度の大開口となり、

 

この近辺が、お庭と家を繋ぐ、

 

外でもない内でもない中間領域となる。

 

 

 

 

日射と雨を防ぎ、雨の日すら、

 

夏場の日射がキツイですら

 

気持ちの良い空間。

 

 

 

 

家はこの部分がどうしっかり

 

作りこまれているかが、

 

目に見えない居心地というものを生む。

 

 

 

 

数値化がもしかしたらできるのかも

 

しれないが、

 

周辺環境、壁の面積、窓の面積、天井高さ、

 

軒の出、庇の出、目隠し、家の中での配置、

 

庭のレイアウト、デッキの大きさ、etc…

 

 

 

 

条件は様々だ。

 

 

 

 

シェルターとも言える、という装置の中で

 

人を自然の一部に戻すような、またはそれに

 

繋がる仕組みを家の一部に組み込む事が

 

どうできるかが居心地を生む最大の鍵で、

 

そこに加えて、ハード面ソフト面の

 

煩雑な情報や物事をいい塩梅で整え、どこを

 

落しどころにして、どう目に見えないものを

 

生むかは、正直、経験しか役に立たないと思って

 

います。

 

 

 

 

僕は僕なりに思慮できることをやろうと思う。

 

結果が見えるのは、来年の冬。

 

 

 

 

日向に猫が集うように、

 

この場所も住まい手家族が自然と集う

 

場所になればと願っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

友人と話していて

 

建築業界も自分が気になる何か、

 

ではなく「誰かが良いと言っている何か」

 

に取り付けれたように、熱心な人が多いよね

 

っていう話をしていました。

 

 

 

 

やっぱりそういう意味でも、

 

自分でちゃんとその周りで

 

起こった喜怒哀楽をちゃんと経験して、

 

自分の肌感覚にすとんと落ちるような

 

経験を通じた理解をしないと、

 

残るのは結局、表層的な上辺。

 

 

 

 

 

こういう上辺が積み重なると

 

正直に人に伝えられなくなるし、

 

当たり前だけど、作るものが嘘に

 

もなってしまう。

 

 

 

 

虚栄心、良いものの偶像ばかりを

 

磨いて、自分の矜持みたいな部分が一向に

 

磨かれないのも、なんだか

 

無駄に思えてしまう。

 

 

 

 

極端かもしれないけど、

 

こういう場面、流れに巻きこまれそうに

 

なっていくとき、今の判断は、子供のころ

 

こういう大人ってかっこいいと思えたか?

 

っていうトコロだったりします。

 

 

 

 

自分自身はどの年齢も、自分が思い描いていた

 

よりはずいぶん精神年齢が子供だなと

 

感じているから余計かもしれないが、

 

自分よりも年下の世代の人たちに

 

まっすぐにちゃんと目を見て物事を話せるか?

 

っていう部分を意外と大事にしてる自分に

 

気付きます。

 

 

 

 

 

何を磨くかを間違えたくない。

 

 

古今 元井

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

着工しました

2021.09.25

例年より新築の割合が増えており、

今年6件目の新築現場が始まりました。
   

 

「中井町・平屋の住まい」です。

 

着工に先立ち先日地鎮祭を行いました。
   
   
地鎮祭は「猿田彦神社」に依頼。    
    

新しい事を始める際に良い方向に道案内をしてくれる

「導きの神様」と呼ばれています。

 

 

敷地条件や隣家との距離感、住まい方など考えた際

 

必然となったL型の形状。
  

L型の入隅部2面に全開放サッシと
  

ウッドデッキを設け
  

室内と外を繋げる。
 

 

室内は勾配天井・フラット天井を使い分け、
  

天井高さにメリハリをつけ、空間を作っています。
  
  
  

春先の完成を目指し進んでいます。
  
   

進捗状況をお楽しみに!
    

 

 

 

代田

 

とりあえず、現場の様子をね。

2021.09.17

 

 

 

明日は台風直撃ですかね・・・

 

以前からご案内させていただいております、

 

相模原のリノベ販売物件の内覧会が、

 

明日・明後日とあるのですが、

 

あまり荒れてほしくないものです。

 

お陰様で、ブログを見ていただいている方から

 

多くのお問合せをいただきました。

 

 

 

こんなにも多くの人が、古今のブログを

 

チェックしていてくれているのだなぁ。と。

 

 

 

OBさんの家に伺うと、

 

「ブログ見る限り忙しそうですね!」

 

なんてよく言われます。

 

 

新築やリノベをやり終えても尚、

 

古今のブログをチェックしてくれているとは。

 

愛を感じますね。。。

 

 

たまに、両親からもブログネタを突っ込まれたり。

(はずいからチェックするなよ・・・)

 

 

さて、現場は足場が架かっている現場も多いので、

 

台風前はいつもバタバタ。

 

物など飛ばされないよう、養生・片付けに追われます。

 

 

 

 

【町田市山崎町の新築】

 

台風接近前に足場バラシが終わったので、

周囲を片付けて来ました。

 

 

シンプルな外観に嘴の様に突き出た

 

玄関庇がとってもキュート。

 

玄関ドアはベニヤで仮塞ぎですが、

 

木製ドア吊り込みが待ち遠しい。

 

内装の仕上げも完了し、残すは設備・建具のみ。

 

最後の追い込みをかけています。

 

 

 

【町田市図師町の新築】

 

 

アイキャッチとなる、

 

大型スライドウィンドウ&木羽目板貼りのテラス屋根。

 

これだけ大きいと重たく、開くのが大変ではと思いましたが、

 

そこはしっかりメーカー側も対策してあり、

 

開く初動は枠側のレバーを引くことで、

 

スーーーーーーっと動きます。

 

 

閉まる時もちゃんとショックダンパーが働き、

 

バタンッなんてならないようになってます。

 

 

 

 

【川崎市麻生区の新築】

 

 

写真ではなかなかどうして、伝わらないこの空間。

 

屋根も壁も軒の出もすべてが、斜めのテラススペース。

 

高台からの景色独り占め。

 

ここの壁も木羽目板貼りになります。

 

 

どう撮ったらうまく写真に残せるのか、

 

今からモヤモヤしています。

 

 

 

 

【秦野の新築】

 

 

デカい。  とにかく   デカい。

 

新築あるあるなのですが、

 

基礎の段階だと、心配になるくらい

 

実際の建坪より小さく感じるものですが、

 

既にデカさを感じ取れます。

 

来月、上棟ですが骨組みが出来たら

 

どんだけ大きく感じる事やら。

 

 

 

【すみれが丘の新築(仮)】

 

 

床下エアコン採用のこの現場。

 

基礎空間も室内となるため、

 

床板で閉じる前にしっかりと清掃をします。

 

エアコンの風で埃が舞ってしまっては、

 

たまったもんじゃないですからね。

 

 

 

 

 

現在進行中の住まい手さん達も

 

きっとブログをチェックしているだろうと、

 

工事報告も兼ねて、鈴木のブログとさせていただきます。

 

 

ご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

古今  鈴木

秋雨の出来事。

2021.09.10

 

 

 

打ち合わせ中の住まい手さんたちからも、

 

見てみたいとの声をたくさん頂いている自社物件。

 

ようやく外回りも完成に近づき、先日この住まいのアイコンである格子も取り付けました。

 

 

 

 

 

 

粋な外観に。背景が曇りなのが残念。。。

大工さんと僕の二人がかりで丸一日。

自画自賛です。よくやった。

 

 

納まりとか難しい話は置いといて(結構複雑なので)ちょっとした小話。

 

作成取付塗装全てをやった訳ですが、

途中雨に降られ中断。

10分ほどで止み再開したのですが、

屋根は鋼板瓦葺き、雨のおかげでまあ滑るんですよね。

 

勘のいい方はこの辺でお察しの通り、

 

はい、私盛大にすっころびました。

 

しかも屋根の上なのでそのまま地面まで落っこちるところでしたが、雪止めのアングルに引っ掛かりセーフ。

 

いやー悔しかったですね。

恥ずかしいというより、悔しかった。

 

運動神経は良い方なので今までこうゆう失態は犯したことなかったという実績から生まれた謎のプライド&

屋根の上を滑り台のように滑り落ちる自分を想像して、何とも滑稽な、漫画みたいな展開に悔しすぎて。笑

 

怪我もなかったので、

ここまでなら無事でよかった。で済むのですが、、

 

その時私は塗装作業中。

 

 

勘の良い方はここでお察しの通りPt.2。

 

転んだ拍子に手に持っていた塗料缶、自分にぶちまけてしまいました。

 

幸い無色、ですが油性。ベッタベタです。

おまけに飛び散った塗料のおかげでもっと滑るようになっちゃいました。

 

しかし、恥ずかしさ悔しさからなのか、

 

転んだ2秒後には屋根に飛び散った塗料を拭いてました。

 

無かったことにしたかったんでしょうね。

 

 

そんなこんなで完成した時は喜びもひとしおでした。

 

9/18.19.25.26は完全予約制の完成見学会を予定しています。

 

ご興味ある方是非。

 

すみません。いつもブログ当番の時は何を書こうか下書きまでしている私ですが、今回ばかりは考えてたものが一気に滑り落ちてしまったため、こんなブログで失礼します。

 

増島健人

 

矜持、譲りたくないです。

2021.09.03

ぬる~い海風の夏から、一気に秋冬モード。

 

お盆のお休みも雨ばっかりでしたね。

 

 

今も、残暑とは思えない、寒々しさと雨。

 

 

「もう家にいろよ、はい強制ねっ」って

 

わたしたちの自粛ができない状態を

 

見越して天気の神様が采配を振るって

 

いるような気配がします。

 

 

 

夜とかも北風が抜けていきます。

 

 

毛布二枚かけてないと寒くてね。

(きっと自宅が築45年だから)

 

 

突然ですが、

北風が吹いて寒くなると

やけにシュールなこいつを思い出す。

 

 

 

そう。北風小僧の寒太郎

 

 

口ずさむにはまだちょっと早いのですが

 

昭和生まれは歌えますよね。

 

 

 

子供心にこのアニメーションの

 

シュールさは逆に刺さり、今でも

 

なんだか特別視を寒太郎に向けています。

 

 

 

 

 

 

某所:新築 外構

 

7月末に建物をお引渡し、外構を

 

新規の植栽のみとし、グランドフィナーレ

 

を迎えようとしています。

 

 

 

杉板塀

かつて日本にたくさんあった杉の板塀。

 

なつかしさすら覚えますが、芯材・骨材は

 

アルミと硬木のイペ材も用いて、長期の耐久性

 

を確保し、更新可能な仕上げのみに杉板を

 

使っています。

 

 

 

板を互い違いに貼る事で、通風を確保しながら

 

視線を防ぐ、日本古来の張り方です。

 

 

 

 

素敵な板塀になりました。

 

 

きっとすぐにグレーに変色してきますが、

 

その時は周囲にすっと馴染み、風景に溶け込んで

 

くれると思います。

 

 

 

ここんちは、やることがほんと風流。

 

 

 

 

 

①つくばい

バルブをつけて、水の量を調整し、

 

ぽちゃん。。。。ぽちゃん。。。。

 

っていう感じで水が滴るように。

 

 

 

住まい手共、現地で話していましたが

 

このぽちゃんが粋で風流と思っていた

 

日本文化ってやっぱりリスペクトすべき

 

文化性だねって話していました。

 

 

 

 

②四ツ目垣

 

敢えて間隔も、長さも、太さも揃えない。

昔からの職人からしたら、セオリーではないと。

 

 

いや、センスを見せつけたと思ってるよ。

 

 

うちの外構職人 good job。

 

 

 

 

 

③既存の石共を再利用した庭園。

 

取り壊す前から大事にしてた

 

庭の石たちが飛び石・敷石に。

 

 

石の間には、苔を這わす予定。

 

 

 

紅葉もご家族が大事にしてたものを再利用。

 

 

 

年数を経て・大事にお手入れが続いてこその

この粋な枝ぶり。

 

 

シンボルツリーにも。

 

 

一部の子は植え替えをして少し

 

元気がないのでちゃんと

 

生きてくれるか心配。

 

 

 

 

建築工事中、これらの植栽と石を再利用するため、

 

現場に行ったら水あげて、職人さんには

 

無下に扱わないよう注意喚起。

 

 

 

既存に生えていた植栽を

 

偶然にも動かさず、そのまま

 

残せたのも幸いだし、新しい建物にも

 

偶然にも影響しないように生えてて

 

くれました。

 

 

建物工事前に植え替えを

 

行っていたら、生かすのは難しかった

 

と思っている。

 

 

こうやって上手く残せることはほんとに少ない。

 

 

 

この子は運ももってるし、

 

手間も暇もかかっているから

 

こうやって表舞台で伸び伸びしてる

 

姿を見て、実は感動すでにひとしおです。

 

 

 

なんとか根ずいてくれと願いつつ

 

新規の植栽達の植え込みを残し、

 

フィナーレを迎えます。

 

 

 

内部も素敵に住みこなしてくれています。

 

 

写真撮影が楽しみです。

 

 

 

 

 

今日の一コマ。

職人さんがなぜか撮影。

元井が照明つけてます。

(第二種電気工事士資格、持ってますよ!)

 

実は、この5分前、電源線が寸足らずで、

 

延長する際、バチって100vが体に通電。

恥ずかしくて、言えなかったが、

 

何事もなかったように作業してました。

 

久しぶりに喰らったぜー。

 

 

 

 

 

 

 

すみれが丘の家 2

 

 

すみれが丘に弊社、二件目の

 

新築住宅が上棟しました。

 

 

 

すみれが丘の家はすでに①があり

 

ネーミングどうしようかと実は悶々

しています。

 

 

 

答えが出るまでは毎回名前が

 

変わるかもしれません。Hさん相談させてー。

 

 

 

 

 

 

 

レッカーが遅刻する、

 

来たとおもったら操縦士が新人君で

 

レッカー据え付けに時間かかり。。。

 

 

私と増島の指示であーだこーだして。。。

 

 

疲れるわ~。

 

 

こんなトラブルにも負けず、

 

無事に上棟しました。

 

 

棟木まで据え付けて

 

みんなで四方清め。

 

 

 

 

さあ、ゴングが鳴った感じ。

 

 

 

 

 

 

忙しいからってやることはやる。

 

 

普通のことを普通にやるために、

 

 

必死に整理して、優先順位決めて、

 

段取りして、時間を確保して。

 

 

 

 

自分の仕事における矜持と言える部分は

 

妥協したり、見落としたりしたくない。

 

 

死守する所存です。

 

 

 

古今 元井

 

 

 

 

材木状況とオープンハウス

2021.08.28

  1. 残暑が厳しいこの頃

 

 

 

ウッドショックの影響がここにきて更に顕著に出てきています。

 

材木の供給が怪しいと話が出てきたのが2月頃

そこからじわりじわりと金額が上がっており。

 

単純にお金を払えばできる。

というだけでなく、

当たり前にあったものが入手し辛くなったりと、

材料自体の確保も難しくなっています。

 

全ての材料を大事に無駄なく

使っていかなければという状況です。

 

 

 

 

現場だけでなく設計の段階でも

そういうことに気を使いながら進めていきます。

 

プランをする時はグリットといって

基本となる寸法(910)を組み立てていきます。

 

これは尺(しゃく)モジュールといって昔から使われている寸法です。

 

3=910

 

これは、材料の規格寸法によるもので、

石膏ボードやベニアなどのボード1枚の大きさは

910✖️1820が基本です。

 

基本は柱は910や1820の間隔で入れ、

そのあいだに455㎜間隔で間柱という下地材を入れます。

それもあり

455、910、1365、1820...

 

といった寸法にすること

材料を無駄なく効率的に使う事ができます。

 

柱や梁は3m4mが主流です。

4mを超える材料を使わないような

間取り・構造を考えるのも大事です。

 

 

余談ですが

 

 

建築現場では尺以外にも

昔からの寸法の呼び方を使うことが多く

 

柱や梁のサイズを言うときによく使われる

『寸(すん)       

1=30

120㎜角の柱だと「4寸柱」

 

材料の長さによく使われる

『尺(しゃく)

一尺=303

三尺=910

 

3(910)×6(1820)のボードは

「さぶろくばん」と呼ばれます。

 

部屋の大きさや梁のスパンなどに使われる

『間(けん)

一間=1820

8畳の部屋は2×2

 

もっと小さい単位だと

『分()

1=3

などなど。

 

工事中の現場に行ったら大工さんや職人さんが

 

「あの尺の梁はさ〜・・・」

「この見つけ何分(なんぶ)にする?」 

 

なんて会話が聞けるかもしれませんよ。

 

 

先週もお知らせしています

『相模原市 東淵野辺』の現場

 

こんな時期なのでなかなか見学会ができていませんでしたが、

予約制で見学会を開催いたします。

 

内部は先週のブログであったので、今回は外観を。

外壁面にアクセントとなる格子がまだですが。

 

 

代田

 

 

 

 

 

自社物件オープンハウス。

2021.08.21

 

 

いやーーーーーー、

 

まるで梅雨の様な長雨で、せっかくのお盆休みが

 

丸つぶれじゃ!!

 

とがっかりしている反面、盆休みだったので

 

工事工程にさほど影響が出なくてほっとしています。

 

何より休みの最中に台風だなんだとあったので、

 

被害が出なくて一安心。

 

長雨が止み、夏らしい日がぶり返してきましたが、

 

 

現場の窓から吹き込む風は

 

湿気っぽさが和らぎ

 

 

どことなく夏の終わりを感じるようになりました。

 

 

おそらく窓の外が

 

 

 

こんな景色だから。

 

 

 

みどりを抜けてくる風は、

 

アスファルトやコンクリートを抜ける風より

 

本当に気持ち良く感じますよね。

 

 

 

こんな景色を望めますが、分譲地の中なんですけどね。

 

 

ちなみにどの窓からもこれでもか!

 

 

というほどみどりを切り抜いく事が出来ました。

 

 

工事が進むのが楽しみです。

 

 

 

 

 

続いて、こちらはお盆前に内部工事を終えた自社物件。

 

オープンハウスを9月18日・19日・25日・26日で行う予定です。

 

こんなご時世ですので、完全予約制となっていますので、

 

 

内覧希望の方は予めご連絡ください。

 

 

場所は神奈川県相模原市中央区東淵野辺になります。

 

 

 

 

 

築50年近くになる木造一戸建てですが、

 

前の家主の代からリフォームを重ね、

 

大切に手を加えられて来たと思われる物件を、

 

フルリノベーション。

 

 

 

内装はもちろんのこと、

 

建物の根本となる耐震・断熱についても

 

現行の新築と変わらない仕様に仕上げました。

 

 

 

 

 

 

ただただ、キレイにするだけのリノベーションでは

 

他の再販業者と変わらないと思い、

 

古今らしく敢えて古き良きところを

 

残して仕上げました。

 

一般的には「えーここ古いまんまじゃん・・・」

 

と思われるのでは・・・

 

 

 

との駆け引きに怯えながら、

 

かなり古今らしいギリギリの線を

 

攻める事が出来たと思います。

 

興味のある方は是非一度ご覧ください!!

 

 

 

古今 鈴木

相模原市の住まい&夏季休暇のお知らせ

2021.08.09

 

いよいよクリーニングも終え、

 

残すところ外回りちょこっと。

 

 

築年数なりの古さを、

住まいの生命に関わる所はもちろん、

快適に生活できるよう今の住まい方に寄り添った

「できること」を古今なりに調和。

 

 

このできることというのがミソで、

全て手をかけるのではなく、住んで初めて気付く事への余白、

この建物が移り行く住まい手を見守ってきたであろう証を残しつつ仕上げました。

 

古さと新しさを混同させたことで

フレッシュなのにどこか懐かしい、包容力のある住まい。

 

ご興味ある方、是非。

 

 

夏季休暇のお知らせ

 

8/8~8/16の期間 夏季休暇を頂きます。

この間、古今の住まい手さんは遠慮なく担当者の携帯かメールへ。

まだお会いしていない方はお手数ですが、弊社サイトよりメールにてご連絡をお願いします。

順次ご返信させていただきます。

info@kokon-sumai.co.jp

 

 

増島健人

 

オリンピックがなんだ。

2021.07.31

オリンピック開催中。

 

 

10年後くらい、コロナの中、

 

よくオリンピックやったよね、

 

やってよかったよね、なのか

 

あれをやらなければ、、、なのか

 

 

どうなるか。

 

 

時間経過の中にだけ答えがあります。

 

 

でもやっぱりこんな世の中だからこそ

 

見たかった興奮と感動があるのも確か。

 

 

個人的には、サーフィン。

 

 

もっと波のいい中でやらせて上げたかったが

 

これぞサーフィン、天候は運。クローズアウト!

 

 

表現場所のコンディションは、

 

日により、時間により変化し、

 

その変化に柔軟に、常に冷静で客観視

 

していないとあの広い海の中で

 

一人取り残される。

 

 

 

サッカーでいうとゴールが大きくもなり、

 

小さくもなり、時にはドリフ大爆笑のように

 

ゴールポストに足がニョキっと生えて

 

グランドを走り回る中、そのグランドすら

 

ねじれて、縦横比がぐちゃぐちゃになり、

 

その中でシュートを打って

 

決めきるような、コンディションに

 

瞬間的に自分しかいない状況ですべてを

 

判断し、技を繰り出す

 

瞬間芸の側面をもつサーフィン。

 

 

各種スポーツで最速に上達するコツである

 

反復練習が全くと言っていいほどできない

 

サーフィン。

 

 

 

だから本当にうまくならない。(才能もあるよきっと。。。)

 

 

でも、この刹那的で、地球の鼓動の中、胎動の中、

 

風が吹き、波ができ、重力で波が崩れる

 

という超自然的な構造の中に、

 

乗るという行為をすることで

 

ちっぽけな人間ごときが自然環境の一つに感じられ、

 

いつだって自然への畏怖と敬意を同居させながら

 

海との一体感を感じれるのが一番の魅力だと思う。

 

 

僕みたいな飽きっぽい人間が10年以上も

 

続いてる大切な生きる栄養素の一つ。

 

 

最近、目の手術して、しばらく海に入れずの

 

時間を過ごしましたが、いちいちイライラするし

 

肩が背中がウズウズするし、落ち着かないし。

 

改めてサーフィンとの付き合い方を

 

真剣に考えました。

 

 

久しぶりに海に入れた幸せな瞬間を

 

忘れずに今後もお付き合いしていきます。

 

 

しばらく海に入れず、サーフィンを初めた

 

頃に戻ったかのような実力になったのは

 

言うまでもないです。。。はい。

 

 

 

 

さて、もうひとつ、サーフィンよりも

 

ふた回りくらいエネルギーを注ぐ矛先、家作人。

 

 

古今スタッフみんなの情熱の注ぎ口、続々です。

 

 

これに目を向けている間は

 

オリンピックがなんだ状態です。

 

 

町田・山崎:Y邸

分譲地ではない敷地。贅沢な景色です。

景色に、建物に順応していくように

今物件の軒裏は現し仕上げ。

 

 

外壁の土塗りが仕上がった時に

真価が見れるはずです。

 

 

 

 

 

町田・図師:Y邸

上棟はあいにくの雨。

 

住まい手も雨の中、できていく自分たちの家を

感慨深く望む。

 

さすがに、野地板は貼らずに、この日は終了。

みんな雨と暑い中の雨具で下着がびしょ濡れでした。

 

今や屋根まで貼られて、ようやく雨仕舞ができて

一安心。

 

二階の寝室のコーナーサッシの展望。

 

 

 

大型引き込み窓と景色を切り取るFIXサッシ。

 

 

窓に対して意識があるのとないのとじゃ

見た瞬間にわかる。

 

窓の設計は、その家や住まい手に対しての想い、

設計者の設計観と様々な気遣いが

一番反映される場所。

 

今の段階だとまだ断片的だけど

上手く意図が感じられ、すこしホッとする瞬間。

 

 

 

 

 

川崎:T邸

 

こんなに晴れていたのに。。。

 

この後、滝のような雨が。。。

 

雨男(古今 鈴木)恐るべし。

 

ここは分譲地の一画。

間違いなくこの環境ならこの区画を選ぶ。

 

それを頼らずに自分たちで見つけてきた

若い住まい手の感覚が誇らしい。

 

周辺環境・住まい手の感覚に寄り添う

設計ができていると思う。

 

ディティールを詰めるだけ詰めたら

あとはしっかり現場で、丁寧に作り上げよう。

 

 

 

 

 

 

最近、作家してる友人に言われた。

 

 

 

人生をかけた仕事ではなく、

 

いつもそこにある仕事に対しての

 

丁寧さは、携わった人間の内面の

 

誠実さが如実に現れると。

 

 

ドキューンでした。

 

確かに。。。

 

 

自分の仕事、スタッフの仕事、職人の仕事、

 

忙しさ・効率と反比例するけど、

 

同じ仕事なら、少しでも人に、成果に

 

貢献をしていける方に舵を切ろう。

 

 

それが正しくできる環境で仕事したいと

 

切に思うし、あきらめないよ。

 

 

お盆明けに上棟が一件、

 

9月の中旬に二件。

 

 

 

その仕事に対しての良し悪しの

 

匙加減をちゃんと見極め、

 

この仕事でやるべき、到達すべき

 

仕事の勘所を間違えないように。

 

 

 

サーフィンも住まいづくりも

 

井の中の蛙大海を知らず

 

は危険。

 

 

 

 

踏ん張るよ、がんばるよ

 

 

 

 

自分たちにエールです

 

 

 

 

 

 

古今 元井

杉のフローリング

2021.07.25

私が今住んでいる賃貸マンションの床は

複合フローリングといって、

合板を重ねて薄い化粧材の木を表面に貼り、

その表面にコーティングする塗装をしたものや、

CF(クッションフロア)といって、

クッション性のある塩ビ素材で水廻りによく使われるもの、

フロアタイルといって、見た目はフローリングですが、

CFと同じ塩ビ素材で、

下足の店舗の床にも使われる硬くて丈夫なもの 

などが使われています。

 

 

これらのおかげでこの時期、素足だとベタベタし気持ち悪い。

冬は寒いし硬くて痛い。

古今では杉フローリングをお勧めしています。

ベタつかず、さらっとした足触り。

そして柔らかく温かい。

杉は他の材種に比べると、

含んでいる空気量が多い為、柔らかくて温かいのです。

 

その分、傷付きやすかったりするのですが、

それが味や思い出となったりします。

実家が無垢の杉フローリングだったので、

一度、経験してしまうとこの差は顕著です。

 

断熱材やサッシで家の性能が数値で出てきますが、

それだけではない快適さもあるんですよ。

 

 

 

 

代田

適材適所

2021.07.17

梅雨明けましたね。

太陽光線が肌に刺さります。

今年もまた汗との闘いが始まります・・・

 

 

 

「風強い~」

 

「雨が~」

 

「暑い~」

 

「台風~」

 

「寒い~」

 

 

と一年中文句を垂れている鈴木です。

 

 

 

二週連続で新築工事の上棟があり、

納まり・段取りで目がグルグル回っております。

何はともあれ、まずは二棟とも無事に棟上げも終わり、

一安心。

 

 

古今で木工事をお願いしている大工さんは

基本的に4組の方々に工事をお願いしています。

4組の内3組はいわゆる一人親方。

皆さんこれをいうとビックリされるのですが、

戸建ての新築工事やリノベーション工事の

大工工事は基本的に一人の大工さんが

工事を行います。

 

古今の新築の場合ですと、

3カ月前後一人でコツコツと造っていくのです。

 

 

 

 

けれども、上棟の日だけは話は別。

 

 

大工さんや鳶さんなど総勢10人前後で、

一気に屋根工事まで終わらせます。

 

 

 

 

 

 

 

上棟の日には毎回、大工さんの仲間が助っ人に来てくれます。

工事の様子を見ていると、

毎度お馴染みのメンバーということもあり、

 

 

 

建物の歪みを見る人

 

材料の段取りをする人

 

納まりを考える人

 

率先して上に登る人

 

等々

 

 

 

阿吽の呼吸で、自分の仕事をこなしていきます。

それぞれが役割分担をしっかりと理解して

動いているからこそ出来る技。

 

 

 

 

 

 

 

 

話は変わって内装のお話。

 

 

室内を彩る内装材にもそれぞれの役割分担があります。

 

 

古今で良く使用する内装材の役割分担は主に

 

 

珪藻土(高い調湿作用)

 

漆喰(殺菌作用)

 

紙クロス(珪藻土程ではないが調湿作用)

 

塩ビクロス(汚れに強く安価)

 

等々・・・

 

 

調湿作用が高いからと言って、

洗面所やマンション北側(マンションの造りにもよりますが)

のお部屋に珪藻土を塗ったりすると、

多くの湿気を珪藻土が吸い込み、

返ってカビを繁殖させてしまう

危険性も有ります。

 

 

 

もちろん、珪藻土・漆喰・紙クロスなどの自然素材が持つ

和かなテクスチャはいいものですが、

単に塩ビクロス=悪

というものでもないと考えています。

 

 

 

小さなお子様がいるようなお宅では、

玄関の壁やスイッチの廻りなどの壁は

どうしても汚れてしまいます。

 

 

そういったところには適材適所、

汚れを落としやすいものを。

 

 

与えられた空間で最大限に

力を発揮出来る物を使えれば、

長く住まう中でより良い物になっていくと思います。

 

 

 

 

古今 鈴木

 

 

作り方を考える

2021.07.09

 

 

 

 

 

 

今年の梅雨には泣かされました。

地元静岡県東部では、橋の倒壊や土砂崩れ。

熱海の土石流なんかは全国的に報道されていました。 

建築に従事する者として他人ごとではないというか、

関係はないのかもしれないけど、

なるべく産廃を出さないように、

古今でも気を付けているつもりです。

 

というより、もったいないから無駄が出ない

ようにって心がけが何かに繋がっていく

だろうと思っています。

 

一日も早い復旧を祈ります。

 

 

梅雨真っ只中での新築ラッシュ。

雨上棟一転今日は噓みたいに晴れ、

そして嫌味なほど暑い。。

晴れてほしかった思いも

このうだるような暑さには勝てなさそう。

 

とは言え、事故もなく無事に建ち一安心。

 

 

 

 

 

 

 

この壮大でどこか懐かしい景色を背景に、

ここからはコツコツ住まいが出来上がっていきます。

現場管理としては、ここでもっと詳細な図面を作ります。


納まり図とか施工図なんて言います。

もっとわかりやすく言うと、作り方の説明書。

設計段階でもたくさん検討し図面になったものを、

もっと綿密に納まりを検討し、

それをもとに職人さんと打合せ。

 

仕上がりに、もっと言えば住まいに直結する大事なこと。 

難しい検討材料が多いほど、気も抜けませんが面白い。

 

ある程度のセオリーがありながらも、

納め方も人によって違ったりします。

 

例えば、大開口の窓だったりアイコン

的な造作だったり、、

 

映えるような場所だけでなく

出来上がってしまえば何気なく

映る住まいのあちこちにも、

建築の面白さがこもっていたりします。

 

 

 

増島健人

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

各々の形

2021.07.02

ウッドショックに始まった今春、

何かが滞り、何かが遅れていく状況に

なっていますが、さらに雨で作業が滞る

梅雨が合わさり、全体的に遅れている状況が

否めません。


まあ、予定通りに行かない。


大局的には、せかせかした世の中に

「そう急ぐなよ」って誰かに

言われている気がしますが、

任せられた作り手の立場からだと

「もういいよ、普通に仕事させて」って

素直に思います。


住まい手もしょうがないって思いながらも

内心きっと。。。


ここにきて、オリンピックで道が混みだす

通行止め?も合わさるかと。。。



「普通に仕事させて!」






某所・K邸


内部先行引き渡しまでこぎつけました。


平屋然の外観。飾り気がなくて好き。





数学者・売れっ子クリエイターの二人のための棲家。


大工さんと共に苦心した本棚に本が並べられる

その時を本棚が待っています。


ホワイトオークで作った2.7mテーブルも

存在感。


足は、大工さんお手製。見事。

まるで理科室にあった実験台のよう。


ここに選ばれし、椅子どもが並びます。


それもまた楽しみの一つです。




施工事例用の完成写真もその後に。

内部生活空間。




Kさんのお父さんは大工さん。

建て替え前のお父さんが建てた家の柱を

「想い」を引き継ぐために再利用。


この物件は準耐火建築物なので、構造材と

なる柱や梁は露出NGのため、あくまでも

構造材ではない化粧材としてそこに立てました。


お父さんに見守ってもらいます。






素敵な窓辺(自画自賛)

Kさん曰く、昼寝、本読み、3匹いる猫の寝床

きっと取り合いになるでしょうと。


Kさんご友人にソファクッションを

造ってもらいました。


群青がが空間を引き締め、生き物が

吸い込まれるように、ここに座る、寝る。


建築用語でいう「たまり」が造れました。


こういう場所が家の中に1か所でもあると

家が暮らしに馴染みます。







Kさんのご提案で猫ステップを本棚に

紛れ込ませました。

(写真がきれいじゃ無くてすいません)


同じ猫飼いとしては、夢のステップ。

でも、あらゆるところでの爪とぎが怖い~。


きっと奴らはやるんだろうな~。

でも、猫の行為は許せてしまう猫飼い。

その時はやれるだけ補修しよう。






キッチンはマンガシロ材+オイル塗装、
オリジナルモルタル仕上げ。

これも古今+大工さん+建具屋さん合作。

現場目線の施工詳細図+大工さんの腕、

建具さんに正確に伝える経験。

一見、シンプルなキッチンですが
ところがどっこい、窓の取り合い、モルタル塗り厚、
材の厚み、設備品との取り合い、ガス配管、設備配管、
電気配線、、、、やる事多く、気を抜くと失敗します。

既製品のキッチンは据えるだけで、収納量、機能性
格段にUPします。既製品も良いもの良い。

でも、暮らし上手な人は、共通で台所を大事にします。

この簡単そうで難しいキッチンだけど、
一年通して、既製品のキッチンを古今で使うのは
1件あるかないか。

やっぱり、生きるのに必要な食。

それを生み出す場所として、

自分の好きな形に作れるって単純に幸せです。

手間はかかる子だけど、造作したい場所。






床下エアコン

床下エアコンといっても、
ほんとの床下ではなく
床下に暖気を送り込む半埋め込み型。

使用するのは通常のシンプル機能を
もった家庭用のエアコン。

しっかりと気密部材を駆使しながら、
蓋をして漏気を防ぎます。

この蓋を取れば、メンテナンスも容易。

床下エアコン採用物件は、基礎の設計から
地中梁にして、立ち上がりの基礎を可能な
限りなくし、床のスリットをどこに設置
したら、空気がうまく循環し、スリット
から出る風量を確保し、室内を効率的に
暖めるか、結構な計画が必要です。

その他にも、基礎断熱の方法、

送風設備壊れた時の床下の換気
のための気密断熱床下換気口の設置
シロアリ対策、気密部材の駆使、
エアコンの暖房容量、温度センサーが
リモコン側についているエアコン用
ワイヤードリモコンの設定、暖気を床下に
送り返し、暖房効率を上げる
カウンターアローファンの設置位置、
各種建築工事との取り合い、
家自体の気密性の確保など
通常の床断熱方法とは違う手順
を数多く踏んでいくため、
上手くいくかどうかの完成後の
風量チェックや試運転時の
チェックは大いに緊張します。

かなり意識をして検討施工した
おかげで
7か所つけた床のスリットから
安定風量が確認でき、安心しました。

冬のこの家の性能が楽しみです。






道路工事のセットバックを終えると

外構工事。


夏にあらためてブログにしたいと思います。






各々の形

現在、古今にて一緒に家を作っている住まい手

の各々の形。


絶賛施工中、着工前、詳細打ち合わせ中です。



町田:Y邸


川崎:T邸


町田:Y邸



都筑区:H邸




中井:I邸



秦野:S邸




夏までに着工していく面々。



ほんとにこうやって並べてみると

十人十色ならぬ住人十色。

重圧も半端ないなと改めて。





目先のことを追うことも、会社を

運営するためには大事。


年を重ね、経験していくと、

一種の万能感からか、小手先の操作で

なんとなくやり過ごせる。


でも、そこから造られたものは正直です。


だから、実際に時間を使い、自分の手を

動かし、手間がかかり面倒なことが

当たり前になって、それが日常になることは、

結果として、自分たちを強くすると信じてます。



期待に応えたいです。





古今 元井




























































かたちをつくっていく

2021.06.27


暑さと湿気が日に日に増してきています

   

朝ドラの影響で気象予報士に注目が集まってるとか

  

気象予報士といえば

NHKのお天気キャスター斎田さんが

たまにクスクスっと笑っちゃうような

ユーモアがあってお気に入りです。

  

  

6月半ば「梅雨入りしました」

       

と、耳にしたと思いますが、

本当に確定するのは夏が終わった9月頃

気象庁が発表しているそうですよ。

   

    

この時期の発表から10日以上大きく修正なんて事もあるそう。

    

   

  

だから梅雨入りしたとかまだだとか

そんなに気にしなくていいじゃないかしら…と思いつつ。

   

ハッキリと言ってくれた方が、

  

納得できたり、区切りをつけられたりしますよね。

   

   

   

曖昧に感じていたことや

モヤモヤしていた事

ずっと感じていた身体の不調や精神的な事に

実はきちんとした名前がある事も。

   

   

例えば同じ症状で悩んでいる人が他にいると知ると、

楽になったり解決策が見えてきたり、認めてもらえたり。

    

「名前」がつく事で存在することになり、

存在する事で前に進めたり。

   

    

   

家づくりでいえば

  

イメージがあって、図面という「形」にする

     

    

それを元に、

使いやすさ、暮らし方、カッコ良さ…

を具体的に考える。

     

    

例えば「収納は多く」と言っても、

キッチン、洗面所、玄関、寝室、リビング...

その部屋に必要な物は?

大きさは?

使う頻度は?

そうする事で

   

考えがまとまり

当たり前だと思っていた事を見直し

気付き

出来上がっていく。

    

   

私たちの色々な事を考えながら進めていくと同時に

住まい手さんも考える事が多くあります。

バテないで最後までいきましょう。

代田

一つ一つ 着々と。

2021.06.19





とうとう来ましたね。



梅雨入り。





なんで毎年この時期に基礎工事あたるかなぁー。




このウッドショック禍の中で、

古今は異例の新築ラッシュ。




先週一棟、上棟したのを皮切りに、

来月初めに二棟。

再来月初めに一棟。



それに向けての基礎工事が始まっています。






【川崎市麻生区の家】



この難解極める基礎の形状。


設計時、「この敷地形状に合う家はこうだ!」

とインスピレーションしてしまった自分を恨みます。



現場管理が大変なのとは裏腹に、




「ここに大開口のサッシが来て、

この景色がリビングと溶け込めば・・・」



などと、一人ニヤニヤしております。






【町田市図師町の家】


このような景色が、LDKの窓から望めるお家です。


この土地を探し当てた住まい手さんに思わず

嫉妬すら覚えました。






基礎工事も順調に進み、コンクリート打設を待つばかり。

頼むから雨降らないでと、

Yahoo天気・tenki.jp・ウェザーニュースの

一番天気がいいところを信じて右往左往しております。



【町田市山崎町の家】


無事に上棟も終わり、大工さんがコツコツと

下地工事を進めております。


真四角なシンプルな建物形状だけに、

ちょっとしたアクセントや見せ所に意識を

配りながら設計しました。



華美になり過ぎずかつ、素気無くならない様に・・・






建物本体工事と同時進行で行っている外構工事では、

初の試みの【蛇篭】を使って、駐車場の土留め工事

を採用しました。


笑ってしまいそうなほどの石を職人さんが一つ一つ

隙間が出ない様に鋼製にネットの中に積み上げていく

土留めになります。


最近では、河川の土手なんかでお見掛けしますよね。



最終的には、敷地全体の緑化まで行うので、

完成が楽しみです。




木材入荷が不安定な中ですが、

こんな感じに一つ一つ着々と工事が進んでおります。




近々で上棟×3棟とは現場管理側としては、

ゲロゲロものですが、各現場が偶然にも近いのが

せめてもの救い。





さぁ、不備の無いよう段取りしなければッ!



古今 鈴木

紡ぐ

2021.06.10

ここ最近のうだるような暑さに、

 

  

ナイスタイミング?なのか現場作業が多く、

  

 

 

 

軽くグロッキー。。。かと思いきや全然平気なギリ20代。

 

  

 

 

 

 

 

日頃、諸先輩方からそのうちお前もこうなる。と

 

  

 

脅かされても何のことやら。。

 

  

 

こう思っていられるのも今のうちと、ビビりつつも若さを盾に頑張っております。

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆっくりですが着実に形になりつつある、相模原市の自社物件。

 

  

 

 

もう少しで木工事完了といった具合で進んでいます。

 

  

 

 

 

 

  

 

築年数なりの古さ。

 

 

 

 

新規で使うものを既存になじませることで、

 

 

 

ただ古いのではなく、古さが懐かしいに変わるように中和。

 

  

 

 

 

 

  

 

 

廊下にあった階段をリビングに取り込み、 

 

 

 

ただ壁にするのではなく、勝手に懐かしいの代名詞だと思っているラワンでお化粧。 

 

   

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 古道具のような絶妙な風合いになりました。

 

 

  

 

 

 

 

    

裏側も。。

 

 

 

この面はボードで見えなくなりますが、

 

 

 

大工さん大変だったろうなと、記念に。。。

 

 

 

  

 

 

 

 

この家を建てた人たちがいて、そこに住んでいた誰かがいて、

 

 

 

 

その面影を残し尊重しつつ、古今のやり方で手を入れて。。

 

 

  

 

 

 

 

この形になるまでの歴史が感じられる住まいになる予定です。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

もう少し時間はかかりますが、新たな試みの一歩として。

  

 

 

 

 

 

肩ひじ張らず、けど抜かりなく。

 

 

  

 

 

 

オープンハウスもやるのかな??

 

 

 

完成をお待ちください。

 

 

 

 

 

増島健人

ラワン

2021.06.05

某所:K邸

いよいよ、仕上げ工事に突入です。
(木製サッシ窓下にはソファクッションが置かれ、
 造作の昼寝ソファベッドになります。楽しみ)


世の中はウッドショック。


外材がアメリカ・中国にとられ、コンテナ不足も

重なり、入荷しないため、代替として国産材が高騰。


今、古今でも新築住宅の着工が続き、

それらの物件でも、木材の高騰が影響し、

住まい手に余分な費用負担が出ています。


8割9割国産材をメインに元々構造材に使っていた

弊社では、材料不足というよりかは、国産材

高騰の影響の方が大きい気がします。


古今でやれることは、すでにお見積りを

お出ししている物件に関しては、高騰分

を原価のまま住まい手に提供し、粗利を載せない

ようにする。


物件でキーポイントになりそう、

影響が出そうなもの、早めに確保して

倉庫がないため数は限られてしまいますが

ストックしておくこと。



着工時期が不明瞭で、材料の手配、

工事の段取り、大工さんへの連絡など

変わっていく状況の中で対応していく

対処療法的な対応になりつつあります。






K邸では、ウッドショック前に着工している

ため、構造材に関する影響はありませんでしたが、

仕上げで使うラワン材が枯渇。


ラワン材は、もともと押し入れなどで

使われるベニヤ材がメインですが、使い方を

整えると、上品に達観した空間になります。


ラワンは、白ラワン、赤ラワン
(勝手に古今が言っている?)


白ラワンといってもファルカタという木を

使っていたりと実は多種多様。


中でも、綺麗に仕上がるのは、赤ラワンで色味が

ピンクかかっていて木目が自然なものだけを

チョイスして、クリアオイルで仕上げる形。


古今では、鈴木が勝手にラワンの使い手として

君臨しており、経験多く、実績もあります。



かの有名な建築家 吉村順三さんも

当時多く使っていた素材です。


K邸では、ラワンを用意して使う際に丁度、

枯渇し始め、タイミング悪いーって思いながら、

うちの増島と製材所さんへ出向き、限りある

梱包の材料×3山の中から、

赤ラワン、色味がピンク、木目が従順なものを

30枚ほど2時間くらいかけて

チョイスし、現場へ搬入しました。


そこからも現場では、色味が若干違うものを避けて、

木目が府揃い(オイルを塗ると木目が際立ち、悪目立ちする)

のものを避けて、素材も表と裏があるため、

両面見える部分には材料をよりいいものを選定し、

一枚一枚どこに何を貼るかという打ち合わせし、

貼っては違うってものを剥がしてもらい、

大工さんにごめん!ごめん!って言いながら

協力してもらいながら貼っていきました。



なんて手間がかかる子なんでしょう。

マジで大変。。。。




今後は、東南アジア(インドネシア)
ラワンがなくなるといわれています。


この仕上げも、もしかしたら最後かもしれません。


実際、木材屋にはラワンベニヤはゼロです。


ホームセンターでも去年なんかは大量にあったのに

いまでは数枚。


材木屋さんも無いから、大工さんに在庫してる

ホームセンター紹介する始末。


貴重な材料となりそうです。


オイル塗装前




オイル塗装後






製材屋さんもこれの方が良いんじゃない?

っていいながら、僕らと汗垂らし探してくれ、

いまでは、数枚ラワンベニヤ綺麗なものは入ったよ、

確保しておく?ってわざわざ連絡くれる。



大工さんも棚が落ちると怖いからっていって

手間のかかる彫り込んで棚を差し込むという、

僕が口が裂けても言えないなと思っていた形を

採用してくれて、すごい素敵に仕上がりました。



このみんなの努力の結晶を

古今の建具と家具を作ってくれる会社の社長が

この物件に採寸に来てくれた際、開口一言、

おお!ラワンで仕上げたか。元井さん頑張ったねー

このタイミングで、この色味で、揃えるの大変

だったでしょ~、現場付きっきりになるよね~

大工さんもやるなー金物使ってないのか。

差し込んでんじゃん!って。




手前味噌でなかなか自分では口にできない
(ブログで発信してますが。。。)

ことを普段このような面材を扱う人にしか

わからないことをさらさらっと言ってくれて。涙。。



嬉しかったなあ。古今でも帰った早々、

みんなに話しました。



こういうことがあると、世の中捨てたもんじゃないなあって。
(病んでいませんよ。少しストレスが過多なだけ)












古今お得意の左官屋さんオリジナルのなめらか

モルタル仕上げに塗料を塗布する古今の増島。


彼も、もう三回目か?慣れたもんです。


今までは材の配合やら、試し塗りやら、

施工やらで孤独な戦いでしたが、段取りも塗り方も

マスターしてくれ有難い限りです。


艶消し撥水塗料+絶妙な配合の透け感グレー仕上げ

を塗って、キッチン前の油跳ね・ふき取りに対応します。


これも

左官下塗り、乾燥、上塗り、乾燥、撥水塗料、乾燥、仕上げ塗料

と相当日数、手間暇かかりますが、モルタル独特の変に

カッコつけない手塗り感、質感、通常のモルタルだと得られない

ふき取れる使い勝手と質実剛健な仕様と言えます。




K邸も6月末引き渡し、7月に外構。


外構も昨日、外構屋と住まい夫婦と打ち合わせ。


樹種や樹高の検討、

生垣・竹垣フェンスやつくばい、飛び石、コケ、シダ植物まで。


かなり温故知新な外構に。


良くなる気配しかないです。








まだまだ、不明瞭な時間が続きそうですが

夏までに6件のオーダーメイド新築住宅が

続きます。


本当は一度リセットしたい気持ちで一杯ですが

無理かなー。


そんな日々は続きます。



古今 元井
























実施設計中…

2021.05.29

梅雨入りしました?

  

と雨が続いたと思ったら、夏のような晴れ間が。

 

落ち着かない天気の中、体調には気を付けないと

 

と過ごしています。

   

  

  

 

さて。

 

昨年から進めているとある新築物件。

 

実施設計が始まりました。

 

羨ましいくらいの敷地環境のなかで、

 

おおらかなL型の平屋が建ちます。

 

  

 

 

軒が深く、コーナー部に開口が付きます。

  

 

このコーナー部分が...。

 

納まりと

 

構造と

 

見た目と

 

使い勝手と

  

外との繋がりと

  

予算と...。

  

色々な事が絡んでおり

頭を悩ませています。

  

 

けど

実はこういう納まりを考えるのは

  

結構好きで楽しかったりするのです。

 

   

こちらの 全容はまた追々…。

 

 

 

 

こういう書籍には

 

設計の考え方や写真が載っているのと同時に、

 

ここまで見せていいの?

 

というくらい詳細な図面が多く掲載されています。

 

 

 

メインとなる開口部の納まりから、

  

造作家具の素材や寸法

 

取手デザインまで。  

  

こういものを惜しみなく出されていて

ホントにありがたく、

詳細を考える時によく参考にしています。

 

 

代田

土地はなまもの

2021.05.21








『古今のお客さんはこんな感じの土地好きだね~』






基礎屋さんの頭から言われた一言に



本当に皆さんよくこんな土地探されて

来るよな。。。と改めて思いました。




今月から基礎着工し始めた、町田市の新築工事。



工事着工前に増島と草刈り機片手に、

意気揚々と出向いたものの、

これはもはや木なのでは?と背丈ほど伸びた草や、

機械に巻き付きまくるなんかの弦。



開始10分で、実家から借りてきた草刈り機

(ワイヤー式)では太刀打ち出来ないと、

外構屋さんに泣きながらお願いの電話をしていました。





この町田の住まい手さんは、

初めて古今ショールームで家づくりのお話をした翌日に

この土地を探して見に行き、

ここで決めようと思う。と連絡いただき、

あまりのスピードに面くらった記憶があります。



こんな土地探し・中古物件探しは稀な事。


いま古今にお問合せいただいている方々も、

これにはかなり苦戦されています。








もう、3年程前に完成引き渡しを終えた相模原の新築。




景観の素晴らしい、みどり豊かな100坪の土地に

ポツンと建つタイニーハウス。



住まい手のご夫婦は、初めて古今でお会いした日から

3年近く土地探しをし、ようやく住まいを建てる事が

出来ました。



その3年の間にも何件も物件を探され、



・隣にでっかい倉庫が出来ちゃったので×

・他の方が先に申し込みされてしまったので×

・ロケーション抜群だが、そもそも建築不可地域で×

   等々





最終的にはご主人が休みの日に、周辺を散策し

気に入った空き地があったら、

周辺の住民の方に土地の持ち主を聞き、

直談判しに行くという、

荒業でこの土地を探してこられました。



住まい手さんの執念と情熱には、

本当に敬服いたします。



これもコロナの影響で、住まいに対する関心度が

高まる中、土地・中古物件の引き合いが高まり

巷では物件薄の状態が続いているようです。

物件探しは 立地・状態・金額 等々と

自分たちに合ったものを見付けるのは

本当に一苦労。



見付かったと思ったら、先に買われてしまう・・・



と、どん底に落とされる事もあると思いますが、




相模原の住まい手さんみたいに、





『あの苦労はこの家に出会うためにあったんだよね』




と、言える日を願い


もうひと踏ん張りしてみましょう!




きっと自分に合った場所が見つかるはずです。



その時は、電光石火で決めていきましょう!





古今  鈴木

コロナ禍2回目のGWと現場

2021.05.12

 

 

 

 

   

 

 

 

 

 

昨年ほどの縛りはないものの、

 

 

 

 

出かける気になれずに迎えたコロナ禍二度目のGW。

 

 

 

   

 

 

 

昨年同様、記憶にないくらい何もしていませんが。。

 

 

 

 

 

波乗り少々、事前に知り合いからbayfmで良い特番がやると聞いていたので、 

 

 

せっかくならと片手間にラジオを流していたらこれがドンピシャ。

  

 

 

 

その名も「GOLDEN MUSIC JOURNEY」

 

 

どこも行けず腐っていた心を音楽の旅に連れて行ってもらいました。笑

 

  

 

 

 

とは言え世代とはかけ離れていて、なおかつマニアックな選曲、、 

 

  

 

 

気持ちだけは昭和生まれ。十分楽しませてもらいました。

 

   

 

 

 

Day1.渡辺美里さんのMy Revolution

 

 

(運動会で流れていた曲のイメージしかありませんでした。。)

 

 

 

改めて聞くと、疾走感があり気持ちの良い曲でした。

 

 

 

Day2.大好きなラッツ&スターのTシャツに口紅

 

 

ちょうど夕暮れ時に流れて上がりましたね~。

 

 

 

 

個人的にこの2曲にやられました。

 

  

こんな感じでミーハー全開ですが、中々有意義な時間で心も体も休まりました。

 

 

 

 

 

なんのブログかよくわからなくなる前に。。

 

 

 

GW明け、ボケーっとした気持ちを一気に引き戻された都内某所の新築。

 

 

 

気持ちの良いに尽きる羽目板の勾配天井。

 

 

圧巻です。

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは自社物件。

 

 

新も旧も古今らしく趣のある仕上りになってきています。

 

 

 

  

 

 

 

遅れてやってきたコロナの影響で、材木市場然りてんやわんやですが、

 

 

 

 やるしかないからできることから。      

 

 

 

 

 

 

増島健人    

ご褒美&GW

2021.04.29

この前、友人の建築家と話していた時、

目の前には、

窓から漏れる陽光が、壁を照らし、

陰影が美しい土の壁がそこにあった。



「いいねえ~ご褒美だね」



って言っているのを見聞きして

面白い表現だな~と思いつつも、

日常の中でふとそこにある景色が

心をじわーっと溶かす瞬間、

思いもしなかった、じわーに

確かにそれはご褒美だわと。



そうだね、ご褒美だね~って

同調した。



不感症にもなってしまいそうな、

簡単に気を許せば心が傾いて

しまいそうな今の世の中。


今みたいなときに

一陣の風、差し込む陽光、

ちょっとした景色がどれほどの

救いとなるか。



こういう建築の力を知ってしまってる

と安易に住宅づくりといえども、

簡単に提案できなくなるし、時間ばかり

プランニングにかかってしまう。



いや、今の世の中、日常の住宅にこそ、

その側面を潜ませておかなければと思う次第です。





某所:k邸



木工事真っ最中。



外部の火山灰左官材の施工も

終わり、木製サッシとの色味相性も

見えてきた。




内部は、大屋根勾配天井の下地、仕上げの為

ローリングタワーを設置。


大工さんとあーでもねーこーでもねーで

手が届く届かない、貼れる貼れない、

腰が痛いだの、足が痛いだの(それは知らん)

ありましたが、この形に落ち着いています。




まるで、昔、船橋にあった人工スキー場

ザウスだな!っていったら

知らんで終わった。

(知らんのかの~、わかる人にはわかる)



そんな片隅では

天窓からご褒美になり得るかも?と

いえる陽光が差しています。


住まい手もデザインのお仕事で

暮らしにも達観してる方なので、

明るすぎず、暗すぎず、しっかり陰影を

感じられて、素材感が際立つような

自然な明るさをここに落としかった。


この物件の周辺環境は、四方を建物に囲まれて

特に左右と後ろは結構な距離で隣家が迫っている。


勾配天井にしたことで、外壁面の高いところに

窓を大きく開けて壁から採光をとるか、

上の写真のように屋根面の天窓で採光をとるか、

一時期、一人で勝手に悩んでいたのを思い出します。


元々建っていた既存にあった家の内見時に

二階の隣家の屋根と屋根の間からの南面の採光は、

取れすぎるくらい取れそうだったので、

上手く取れすぎると逆に明るすぎて

落ち着かない環境になりそうだな、

西日はキツイかもなと感覚的に感じたので

今の天窓からの採光に落ち着きました。


ある程度、年齢を重ねると明るすぎる空間が

落ち着かなくなってきます。




経験値からくる匙加減、大事ですが

幾ばくかの暗かったらどうしよう

懸念が付きまといます。



結果は足場が取れて、内装が仕上がり

内装材からの光の反射も出てきた

その時に判明します。





写真右手の壁面一面に本棚と、階段が

設えられます。


階段から光が漏れて、筋になり、

また新しい陰影が生まれることを

期待して。


上手くいくといいなと心から願いつつ、

冬はいいが、真夏の強烈な真上からの光で

本、日焼けするんじゃ。。。

めちゃくちゃ熱いんじゃないという懸念も

もちろんあります。


そんなときのために、ソーラーブラインド!

天窓につけております。

しかも、電動です。架空の手が届く!

(good job、自画自賛)



色味や各種取り合いが重なる部分で

すごく大事なので、

日々親方の機嫌取りをしながら

進めています。




外構もこれから詳細を段取りしないと

いけないですが、気を抜くと隣家が

見えてしまう環境の為、上記写真の

窓前の居場所作りを中心に

植栽計画を樹高・樹種含めて今くらいから

策略を練っています。





人生の表も裏も受け入れてくれる家を

造りたい。良い家になってほしい。




他力本願ではないですが、素材の経年美化

が導いてくれる側面もあり、その導きを

正しく道筋をつけるために、関わる人間が

下準備を忘れずに、地に足つけて進めています。






さて、GW。

古今は人によっては
4/29~5/5、はたまた

5/2~5/9で分けて休みを取る形です。


やっとニュースにもなったウッドショック

関連で、やれベニヤがない、やれ木材高騰、

やれ木材入ってこない。。。


これからの家つくりの方々に対して

木材不足からくる工期の変動、

見積通りにはいかない金額変動を

強いるような場面が非常に苦しく、

ただただ受け入れなきゃいけない体制作りに

どうにか少しでもマシにならないかなと

思慮ばかりめぐらせる日々です。



「作る責任」と「会社の健全な経営」


どっちも転んでは住まい手にとっては

不利益でしかない。


焦る気持ちが大きすぎて

落ち着いて何かをするような状態

ではない日々が続きそうです。


GW間、古今の住まい手さんは

遠慮なく担当の携帯かメアドへ。

まだお会いしていない方は

お手数ですが弊社サイトより

メールにてご連絡を。

順次ご返信させて頂きます。

お問い合せ

info@kokon-sumai.co.jpでもお受けいたします。


どうぞ、よろしくお願い致します。


古今 元井










太陽光パネルの義務化?

2021.04.24

ここ数日よく目にした話題といえば、

「コロナ関係」と「脱炭素」が大きかったですね。

    

   

今週発表された

『温室効果ガス46%削減目標』に向けて、

再エネルギーの利用拡大が言われている中、

私達の仕事に関係することがでてきました。

  

  

    

   

「新築住宅に太陽光パネルの設置義務化」

  

 

  

(まだまだ提案・検討段階ですよ)

    

    

省エネ性能の説明義務化に続き、

またまた新築住宅に突きつけてきたな!

    

 

     

木材不足については全然取り上げないのに

と思いつつ。

    

    

    

太陽光発電で儲けようという考えは

正直受け入れ難いですが、

太陽光発電を取り入れて、

自分の住まいで使う分の電力は太陽光発電でまかなう。

というのはいいかなと思っています。

   

    

ただ、一律に義務といわれても、

日当たり条件で満足に得られなかったりと

土地の周辺環境も大きく影響されますし、

一律に義務化は難しいのではと感じます。

    

   

既存住宅に断熱材や設備の改修を強いる事は難しい

という理由で、新築ばかりに負担がかかる。

  

現行の省エネ基準に適合している既存住宅は

約1割程度と言われています。

   

  

環境先進国のドイツでは、

低所得者向けの集合住宅の断熱改修を国が積極的にサポート

トリプルガラスの樹脂サッシが

当たり前のように使われているそう。

これにより快適で健康な暮らしを

わずかな暖房費でおくることができているといいます。

  

   

  

例えば横浜市。

『エコリノベーション(省エネ改修)補助制度』というものがあります。

サッシや玄関ドア、壁・床・天井の断熱材、

断熱浴槽へ交換などの工事に対し

最大120万円が補助されます。

  

  

古今でも一昨年、この制度を利用した改修工事をしています。

   

  

新築住宅ばかり負担を課すのではなく、

既存住宅へのこういったサポートと取り組みを

もっと積極的に進めるべきだと感じます。

   


  

代田倫子

新しいのに、懐かしい家。

2021.04.18



今回、鈴木のブログは

古今初の自社物件再販のお知らせ。




道路向かいは児童公園。


建物裏手は遊歩道。


相模原市中央区東淵野辺の閑静な住宅街。



築45年近くの一戸建てにリノベーションを

手掛けての再販。



古今初のチャレンジ。






工事はまだ始まったばっかりなので、


販売は夏から秋ごろになる予定。



工事中の様子をフライングでご紹介。







一階は外壁を残して、ほぼスケルトンの状態。


なんだかこの古家を解体したこの状態、


とっても好き、、、、。




もともと、広縁のある昔ながらの間取り。

障子や天井はあえてこのまま残して、

古今の家らしく懐かしさを感じるように。


ただ、広縁ってだけの使い方ではなく、

共働きの子育て世代にも使いやすいよう

サンルーム(物干し場)としても

使えるように考えております。


障子を シャッ と閉めれば、

リビングから洗濯物が見えないように。





先日もみんなで現場で打ち合わせ。




当初の図面から、あれもこれも変更(笑)


大工さんもつられて苦笑い(笑)





初めて使う


北海道産のセンのフローリングや


屋久島産の地杉のフローリング


熊野産の檜のフローリング



と、北から南まで日本全国の材料を

使用してみようかと思います。




まだまだ、工事はこれからですが、

ちょこちょこブログで紹介したいと思います。



宣伝も込めてね。。。




鈴木