喫茶ココンを開催いたします!
2017.10.11
2017.10.11
2017.10.06
この数日、急に季節の変化を感じる寒さになってきましたね。
古今の前の銀杏もかなり散り始め、
社屋隣の柿の実も、大分良い色付きになってきました。
一昨日は中秋の名月。
毎年、保育園での飾りに胸打たれながら、
今年も思わず、パシャリ!
毎年、お団子を園児全員で、コロコロ丸めて手作り。
年長さんや大きい子たちが近くの河原などで
ススキや木の実などを集めて来てくれて
飾ってくれます。
みんな、大興奮!!
これは確かに、季節を感じますね!
さて、そして先日は久々に展示会に行ってきました。
谷口吉郎氏の設計の東京近代美術館本館で開催されている
「日本の家 1945年以降の建築と暮らし」。
戦後の日本の住宅の背景や移り変わりをなどを
模型や映像、図面などで展示されていました。
署名な建築家の作品も数多く、
懐かしくも、学生時代に良く見入っていた、
「箱の家」(難波和彦氏設計)の模型なども出展されていました。
こちらは、今やきっとご存知の方も多い、
無印良品の住宅商品シリーズのひとつ、
「木の家」の礎となった住宅です。
当時、20年以上前には、何とも惹かれる、心奪われる間取りでした。
南側に吹抜けと共に大きな窓。
バス、トイレ、洗面以外は、中央の大きな吹抜けにより、
ほぼワンルームという間取り。
2Fは、大きなスペースでファミリースペース的な
多目的に使える空間があり、
必要に応じてその一部を個別に間仕切る程度。
今や、良く目にする、なんて事ない間取りで、
一般的な間取りに近い形なのかもしれないですね。
日本の木造住宅は、日常の営みの目的毎に
細かく仕切られた間取りが一般的でしたから、
今の住まい手さんに合わせてリノベーションしていく、
という流れは、やはり今でも多い内容のひとつです。
まさにそんな事例が、現在工事が進行中です。
先日の鈴木のブログでもご紹介した物件です。
こちらの住まい手さんは、青葉区内の緑豊かな土地に建つ、
この築30年越えの木造住宅の賃貸に住み始めて約1年半。
この土地に惚れ込み、この土地の歴史などもとことん調べ上げ、
大家さんとの関係もゆっくりと築き上げてきました。
その間、この賃貸住宅に住みながら、
やはり年数ならではの住み憎さや様々な苦労を重ね、
時には別の賃貸を借りようか、彷徨いながらも
やはりココに住み続けたい、という気持ちに
夫婦の相違は全くなかったと言う。
確かに、予算の面を考慮しても
この辺りの家賃と、ココに住み続けるであろう年数を
計算すれば、今回のリノベーションに掛ける予算もおよそ見えてくる。
そう考えれば、他で好ましい空間では無い場所で、
今以上の家賃を払って住むよりは
自分達のライフスタイルに合った空間に
予算を掛ける方が良いとの結果に至った。
後は大家さんへの交渉が大きな壁となる。
しかし、大家さんにしてみたら、自らの費用を掛けずに
家の状況が良くなるなら、逆にありがたいであろう。
うん。確かに!今までには無い、新しい発想!
そういった意味も含め、現状の問題も解決しつつ、
下記のような改装内容を提案し、見事ご了承を頂いた。
1. 水廻りの設備交換(今回はWCのみ)
2. 古くなった畳を無垢フローリングに変更し、
その際に寒さ対策の断熱材も敷き込む。
(床を上げることで、写真の様に床下の状況も見れるので、
点検を含めて安心)
3. 1階の天井と2階の床の間などに現れる、
ねずみ対策の為に、思い切って天井を剥がす。
そして、この住まい手さんの素晴らしいところは、
決しても今風なリノベーションでは無く、
あくまで元のこの木造住宅の良き趣や
佇まいは残しつつ、自分達の要望を組み込みたい。
そういう思いをキチンとお持ちで、それが根本にあるからこそ、
この今回の工事に繋がった。
そういった温かな思いから、天井を剥がしたら、天井高も上がるし、
木の風合いを活かせるはず、という事で 3.のPLANに至った。
うん!!やはり、天井は思った以上の綺麗な状態で、
これなら照明計画も自由度が利きそうだ。
キッチン上は期待していた、見事な梁が登場!
これはかなり雰囲気も変わるし、アレンジし放題で
楽しい、機能性も持たせた使い方ができそう!
っと、そんな世間的には中々無い、
賃貸住宅リノベーションですが、
是非、そんな物件が増えてくる事を願いつつ、
また完成のご報告もさせて頂きますね!
最後にちょっと間が空きましたが、
『喫茶ココン』開催のお知らせです!
秋らしい、栗のキッシュやほっこりとしたスープも
ご用意しておりますので、まったりと寛ぎにいらして下さいね!
山森
2017.10.02
息子の運動会のリレーの練習に付き合って、公園でかけっこの練習をしたら、
体力の衰えを痛感している鈴木です。
面白動画とかでよく運動会ですっころんでいるお父さんの映像とかありますけど、
今となってはよく気持ちが理解出来ます。
気持ちばかり先走って、自分が思っているより足がついて来てないんですね。
少し落ち着いていた現場が、10月に入ってあわただしく動き始めております。
仕事は運動不足にならないよう日々走り続けなければなりません。
一件は来週から横浜市青葉区にて新築工事の着工を控えており、
先日、先だって地鎮祭を行ないました。
今回は少し訳がありまして、設計がNL&DESIGN一級建築士事務所さん。
施工が古今という形で工事を進めていきます。
普段自分の目線とは違う角度での施工となるので、いろいろと吸収して、
自分の糧に出来ればと企んでおります。
さらに空調には太陽熱を利用した、暖房・換気システムのびおソーラーを採用する予定となっています。
このびおソーラーは屋根に設置した集熱板からの温かい空気をファンで床下に送り、
基礎のコンクリートを温めて得られる蓄熱・輻射の間接暖房となります。
古今としても初めての試みなので、効果がいかほどなのか楽しみであります。
もう一件、同じ横浜市青葉区にて本日より着工のリフォーム現場。
賃貸の古屋を大家さんのご厚意もあり、好き勝手にリフォームしてしまう工事になります。
キッチンの天井を解体すると、勾配天井&松丸太の梁が出てきました!
これには住まい手さんも大興奮!!
断熱強化を施し、梁などの躯体を露出させたざっくり仕上げで、仕上げていきます。
6畳+4.5畳+台所を一間続きして、オークの無垢フローリングを貼っていきます。
躯体露出になるので、電気配線の見せ方や照明計画の仕上がりを妄想して、
代表の元井もニヤニヤが止まりません。
どちらの工事も今までとは少し変わった事に挑戦する工事となりますので、
つまづかないように足元を確認しながら走り続けていきますっ!!
鈴木
2017.10.02
こんにちは。
秋晴れがとても気持ちの良い気候になってきましたね。
さて、先日完工した、施工事例をUPしましたので、
是非ご覧ください。
また、弊社ショールームで開催している、
お花屋さん『Konita』さんの今月の開催日程もお知らせ致しますので、
こちらもよろしくお願い致します。
<10月の日程>
9日(祝・月)、10日(火)、11日(水)、
20日(金)、21日(土)、27日(金)、28日(土)
以上になりますので、是非お立ち寄りくださいね!
2017.09.23
最近、コンコン咳き込む人が周りにちらほら。
必ずこういう温度差のある時期には私も
喉が痛い。。。ってなるのですが
今年はならず。なぜだ。逆に怖い。
古今は、8月後半からひと段落していましたが
9月から10月にかけて青葉区内で新築・リノベーション
が始まり出すのでその準備を着々としています。
上記のようなわたしたちが準備できる段階まで来てしまうと
住まい手さんも私達のような作り手側も目の前の
今後作られていくであろう空間を妄想し
あーだこーだで打ち合わせしていけるので
お金だけは頭の片隅に置きつつ、何も気を揉まず楽しく
やれるのですが、今回のブログは
先日、場所を絞った中古物件探しから改装までを目論見、
弊社に来て下さっていた方の事に関して綴りたいと思います。
その方々は
中古戸建を自分たちのライフスタイルに合う場所で
探し、お金の許す限り自分たち色に改装し住みたい
という、緑が好きで虫さん上等、住まいの中には
自然素材で経年美化していく素材を使いたくて
火を愛でながら暮らしたいとお考えになっている
古今にとって一緒に住まい作りをしていくと
純粋に楽しい!って思えるご夫婦とお子さんたち。
今回、近くの不動産屋らしくない不動産屋
アーキプロジェクトの田尻さんと共同で
場所を絞りつつ物件を探して、物件を一緒に見て、
建築士目線で建物調査して
というのを繰り返し、ようやく私達のような
建築屋が見てもこれなら改装時に悪いところを作り
変え、良いとこを生かして行けば
ご要望に応えられそうだと思えるものが
2件でてきました。
この方々は、物件金額+リフォーム金額をセットで融資を受ける
リフォーム一体型で融資を受け
住宅ローン減税や税金関係を考慮しながら自分たちが
考えるリフォーム金額にどれだけつぎ込めるかという
色々な狭間を調整しなくては納得できる形には
ならないという、すごく調整力が必要となる
案件で。さあ契約に向けて動きますかっていう
段階で
ここで出てくる
これが今回の問題児。
売主は
買主が抱えている住宅購入の不安の解消策として、
競合他社との差別化や売買金額等に役立てることができ
買主は
住宅購入の不安を解消するだけでなく、
一定の要件を満たせば住宅ローン減税や税制優遇等の
適用を受けることができる
という、本来、
中古物件の購入の際、一番心配なこの物件、大丈夫か?など
中古物件売買取引において
双方がメリットを享受しながら中古物件を流通させようという
思惑の制度。
がしかし。そんなに甘くない。
いくつかの基準があって、検査を受けて晴れて
保険を付けれるのですが、物件1に関しては
売主さんが調査検査NG。仲介の不動産屋制度知らない。
ということは説明が出来ていない可能性が大いにあるのだが
そもそも売り出ししているくせに、中は見ていいけど
検査はNGって。
正直、ええっ!売る気があるのって言いたかった。
合わせて下記で出てくる床下点検口がないということで
実は検査も受けれない事がわかった。
物件1 終了。。。
住まい手さんは諦めきれない感じで。。。
この時はわたしももやもやと幾ばくかの怒りがすこし。
既存住宅売買瑕疵保険を利用するにあたっては、
専門の資格を有した建築士が建物を瑕疵保険検査基準
に照らし合わせて検査を行ない、“基準を満たしている場合に”
のみ、保険が付保されます。
この時に発行される「付保証明書」が、築20年(又は25年)
を超える物件で住宅ローン控除等を利用する際に必要となる
わけです。
じゃ、基準を“満たしていない場合”はどうなるか?
物件1もそう。床下点検口がないだけで。
満たしていない場合というのは、例えば雨漏りの形跡が
あるとか、外壁にひび割れがある(ヘアクラックを超える)
といった場合。
その他、床下点検口が無くて床下の検査項目が
確認できなかった場合もなどもそうです。
これらに該当があった場合には、“物件の引渡し前
までに”瑕疵保険検査基準を満たすよう
是正工事を行なうことで、瑕疵保険が付保され、
付保証明書が発行される。
ここで問題になるのが“物件の引渡し前までに”です。
引渡し前ということは、所有権がまだ売主にある時点で
工事を行なうということです。
中古物件は売却活動中も売主が居住していることが
多く、感覚的には半分くらいの確率でしょうか。
売主としては、できるだけ買主の意向に沿うようにしたい
という気持ちもあるでしょうが、買主の都合で自分の家が
まだ住んでる状態で、赤の他人が入ってきて
工事されるのも受け入れがたい気持ちも当然ある。
ということは、いくら引き渡し後のリフォーム計画で
床の貼り直しや外壁塗装や屋根塗装、
床下や天井に点検口ない場合には
工事して付けて行くなどの指摘事項部分の工事が
考えられていても、売り主さんが引渡し前に
工事をさせてくれないと
この制度は受けれないということなんです。
簡単に言うと検査に是正項目が出た時点で
この保険で住宅ローン減税が受けれない
ことが大方確定されるということなんです。
この保険には「引渡後リフォーム工事タイプ」
というものもあるのですが、
瑕疵保険を付けるという目的については、
これで解決できるのですが、
付保証明書を取得して
「住宅ローン控除等を利用する」という目的は、
この「引渡後リフォーム工事タイプ」では
解決することができない。
つまり、住宅ローン控除等は利用できないのです。
なぜならば、住宅ローン控除等を利用する場合には
、“引渡前までに付保証明書が発行
されていなければならない”からです。
なんだかな~。
じつは、耐震で適合証明(現行基準の耐震力)
が取れれば、住宅ローン減税を受けれるのですが
築20年以上の木造の在来工法では一般的に
現行基準の耐震力はありません。
大規模リフォームをして耐震力をあげて、断熱を
新築同等にしていくような形ですと考慮できるのですが
使うところは使って、悪いところは直すような形の
リフォームだと無駄に費用がかさみ、本来お金を
使い所にお金が回せなくなり、
暮らしたい暮らしがそこで実現できず
本末転倒な出来事になってしまうということもあり
なかなか中規模リフォームだと手が出ないのが実情。
住まい手さんは物件2においても指摘事項が
屋根等で出てきていやーこれもだめかー
って思っていたのですが、幸い売主さんや
仲介の方の考慮、アーキプロジェクトさんの押し
など様々なものが起因してか引渡し前に工事に
入らせて頂くという形で合意でき、
ようやく前に少し進められる段階までになった。
結論
この制度は本当に使いづらい。
買主とっても、世の中にとっても。
中古が今後、世の中に流通させるって息巻いているけど
これじゃ全くもって使えない制度。
日本の中古住宅が欧州や欧米のように手を入れられたもの
にはしっかり価値あるものとして世の中に流通していけるか
どうかにおいては買主の購買欲を補てんする
減税処置が受けれるかどうかということはすごく大事な話だ。
中古なんだからある程度の不具合があって当たり前。
それを直して住み続けられるようにする改装技術や
残すべきポテンシャルがその住まいに大いにあっても
今の制度では何の意味をなさない。
今の制度では、
しっかりきっちり手入れされた築20年を超える中古住宅。
築20年内の住宅。(あっという間に出来る建売も含まれる)
耐震力が担保されているプレハブ住宅など
この制度が使える物件は限られている。
でも実際は、
残したい物件や残すべきポテンシャルを秘めている家って
上記にあてはまらない、築年数が古い家の方が多い。
そこには
当時の大工さんの技術のとんでもない手法や
今では手の出ないような木材が柱や梁で
使われていたりとこれらの評価基準にはのってこない
価値基準の住まいが残っている。
実際に、築年数は古い家だけれども、素晴らしい構造を持ち
大規模リフォームで新築同等のスペックに耐震力も温熱環境も
変えていけるとわかっている側からすると、
なんとも表層的なと思ってしまう。
この制度を使いやすくするには
ただ単純に引渡し前に検査をして
指摘事項があれば、リフォームで修補して
再検査→合格→付与証明受け取り→
確定申告で控除・還付。
こんな簡単な事ができないのだろうか。
ここには想像に容易く、不動業界の闇があり
本来の中古流通の意図なんてないがしろな事実が
あるとかないとか。
あるでしょ。
今回は幸運なことにこの住まい手さんは引き渡しが済んでない
以上まだ安心はできないが、アーキプロジェクトさんの
尽力もあり、良い方向にいきそうだ。
今回、色々右往左往して、検査基準の曖昧さに嘆き
色々電話して聞いたり、やることはやった気でいるが
無知で、もしかしたら知らないことも有るのかも知れない。
だけども、きっと世の中の実情に照らして制度がそぐわない形で
あることは間違いはない。
色々心が折れそうなものを踏ん張ってきた彼らのために
妄想の暮らしに出来るだけ近づけて、僕らは建築でしっかり
その踏ん張りに応えてあげたいと思う。
2017.09.14
すっかり朝晩は涼しくなってきましたが、
この数日の日中は、晩夏を感じさせますね。
でも、風が涼しいので、やはり秋の気配が漂います。
先日、開催された『Konita』さんでも
こんなモノ達が登場して、季節感を感じさせてもらいました。
秋らしい、林檎に瓢箪!
胡桃のサイズを比較してもらうと分かるように、
小さめのサイズで可愛い~!!
我が家に帰って早速飾ってみました。
何を入れようか迷っていた、古材に特殊な黒い漆を施した器と
見事にマッチ!!
そして、初めて本物を目にする瓢箪に、子どもは大はしゃぎ!!
次の日、保育園に持っていって、お友達に自慢していました(笑)
やっぱり、こういったモノが空間に在ると、
すっごく、空間も心も賑やかになります!
日々の潤い、やっぱり大事大事。
職場で、お花が買えるなんて、ありがたいです!
『Konita』さん、本当にいつもありがとうございます!
さて、そんな空間の潤いを感じてならない、
リフォーム済のお住まいに
先日、古今スタッフでおジャマしてきました!
何度かブログでも登場しておりますが、
こちらのお住まいでは、造作家具もいくつかご提案させて頂きました。
その1つが、こちらのダイニングテーブル。
当初から通常よりも少し高さのある、収納付のテーブルを
ご希望されていました。
当初は通常のW1800サイズのモノだったのですが、
大人数でも対応できるように、エクステンションタイプにしたいと
ご要望がありました。
うむ、エクステンションか・・・。
こういったタイプのテーブルには、いくつかの方法があって
今までもいくつか見てきましたが、おそらく素材や重さ、大きさ、予算と
トータルで考えると単純に片方の天板がシンプルに
跳ね上がるタイプが良いはず。
ただ、写真の様な、良くあるエクステンションタイプの構造が
どうしても納得がいかず。。。
使っていない時のこの、だら~んと状態が、残念な気がして。
これを何とか解決するカタチのテーブルを作りたい!!
その一心で様々調べたりしたのですが、
コレ!っといった情報も得られず。
施工をお願いする家具屋さんと打ち合わせを繰り返し、
何とかたどり着いた結果、こうなりました。
広げている状態がこんな感じ。
脚の金物は触れ止めなので、これを解除していきます。
右の脚は左側に上げて、
マグネットキャッチで天板に固定。
反対の左の脚は右側に上げて、同じように固定。
左右の脚の位置が実はずれているので、このように納まります。
(一番右側は、天板の反り止めです。
これも、敢えて大きさを合わせて、違和感無く。)
そして、ゆっくりと天板を下げれば、
キレイに、本体のテーブル天板の下に納まりました!
で、分かり辛いのですが、跳ね上げ部分の脚と反り止めが
本体テーブルの側板に隠れるんです!!
ま、これは流石、家具屋さんのアイデアなんですが、
コレがやりたかったんです!!(笑)
跳ね上げの反対側には引き出し収納。
更に中央には引き違い収納もあるので、便利です!
こうやって、自分のイメージを職人さん達の技や力を借りて、
現実のモノとなって、実際に住まい手さんに喜んで使ってもらう。
これを実際に目で見て、感じる事ができる、この仕事。
やっぱり楽しいです!嬉しいです!
これからも、自分の拘りを
上手くカタチにしていきたいです。
山森
2017.09.04
ついこの間まで真夏日だ猛暑日だと騒いでいたのに急に肌寒くなりましたね。
夏場はポロシャツスタイルだったので、朝のアイロン掛けの儀式から解放されていたのですが、
毎朝慌てて長袖シャツのアイロン掛けに追われている鈴木です。
先日お盆前にお引渡しをさせていただいた外回りの工事を引き続き行ってきました。
今回リノベーションさせていただいたこちらのお宅は1階が店舗でお弁当屋さんとなっていて、
2,3階が住居スペースとなっています。
(施工例写真をUPしましたので、HPをご覧ください→ 『移りゆく住まい』)
寒川町の産業道路というメイン通り沿いにある『俵屋』さん。
交通量も非常に多く、お昼時にはトラックやダンプの運転手さんが引っ切り無しにお弁当を買いにやってきます。
工事材料を搬入に来た業者さんも常連さんだったらしく、
「しょっちゅう買いに来てるんですよ。ここの肉団子が絶品なんですよっ!!」と、ビックリされていました。
そんなお弁当屋『俵屋』の看板工事を今回行いました。
ファサードに屋久島産の杉材を格子状に組んで看板を取り付けます。
この屋久島産の杉材(屋久杉ではありません)は通常の杉よりも多くの油分を含み、外部で使用出来る耐久性を持ちます。
よくウッドデッキで使われるウェスタンレッドシーダーの和風版といったところでしょうか。
今回大工工事をお願いした大工さんは、本体工事中ご主人から
「商工会の仲間で腕のいい大工さんがいるから、今度是非使ってあげてよ。」
と言われて、ご紹介いただいた大工さん。
・・・・・・・・・・・ アレ?
アレ?アレ!!
わたしが以前勤めていた会社の時によくお願いしていた大工さんではないですかっ!!
腕がいいのは百も承知。よく存じ上げております。
ご縁というものはどこでツナガルかわかりませんね。
格子材の面取りをせっせとこなし、組んでいきますと
趣きのあるいい感じに仕上がりました。
最後に看板を付けます。
看板の取付を見守っていると、小学生のお嬢さんが帰ってきて
「すっごい オシャレっ!!」
「あのねこの前、生まれて初めてお友達を家に呼んでお泊り会をしたのっ!!
わたし家にお友達を呼ぶのが夢だったのっ!!
リフォームしてお家が綺麗になったからみんな呼んだんだ。」
もうおじさん泣いてしまいそうでした・・・
ぃゃ ちょっと泣いてしまいました・・・
この件をご主人にお話ししたら、
「俺にはそんな事一言もいってくれないよ・・・」
とご主人泣いてしまいそうでした・・・
ぃゃ ちょっと泣いていました・・・(笑)
鈴木
2017.08.30
四季の中で一番個人的に嫌いな夏がようやく
終わってくれようとしています。
8月はわたしの誕生日があり、一年の早さを痛感する
月でもあるのですが、日々の中で
ピーターパンシンドロームなんではないかと
自分の幼稚性が垣間見えた時にいつもそう思うのです。
そんな正当化が出来なくなるくらいの年になってしまいました。
とうとう30代最後の一年です。
廻りの40・50代の大人でこんな男の事を大人って
呼ぶんだろうなと思える人に自分で思えるように。
でも結局、その周りの素敵な大人も
中年の中の少年性というか
おっさんの中の透明感というか、そんな部分
持ってるからこそ素敵だなと思えるわけで。。
経験を経ないと見えてこない
そこら辺の線引きを決して偏らず、
大きく間違えず、色々な狭間で
上手にバランスをとれるような人の事を
大人と呼ぶのかも知れませんね。
さて、春から始まった工事も残すは外構工事です
農作業舎だけれども、信念は忘れない施主の想い
が入ってます。
良い雰囲気に仕上がりました。
大工さんと共に
俺たちって冷静に考えるとアホだよね、って工期とかお金とか
考えるべき事を、ある一部ではすっ飛んで。。。
でも、こういう直感的なのが作り手側は楽しいのです。
好きじゃないと難しいなとあらためて思います。
完成したら、御来訪頂けるようまた告知します。
元井
2017.08.29
こんにちは。
今日も蒸し暑いですが、少しずつ秋らしい風になってきましたね!
お花屋さん「Konita」さんの日程のお知らせです。
先日お伝えした、9月の日程が一部、変更になりました。
申し訳ありませんが、お間違えの無いように、
お越し下さいね!
9/2(土)、3(日)、4(月)、5(火)、15(金)、16(土)、
18(火・祝)、29(金)、30(土)
当初、予定していた7(木)8(金)が無くなりましたので、
ご注意ください。
では、みなさんのお越しをお待ちしております!!
山森
2017.08.24
やっと晴れ間が見える日も増えてきましたが、
ムシムシとしていますね。
お盆休みも終わり、そろそろ幼稚園や学校なども
始まってくる頃でしょうか。
他のスタッフに比べ、私だけは子どもの保育園の休みが
ガッチリ1週間もあったので、しっかりと休みを頂きました。
毎年、今は亡き祖母の家だけが現存する
長野県の南木曽(なぎそ)という地域に
お盆行事の為に帰省します。
祖母の家は、古くから中山道にいくつも点在する一つの
妻籠宿という宿場町のすぐ近く。
8月13日の夜、一斉に「迎え火」を焚いてご先祖様をお迎えします。
各々の家の玄関には盆提灯が吊り下げられ、
下の宿場町は写真のような、風情ある風景になります。
16日、仏様を送る「送り火」が焚かれ
来年までの無事と健康を祈りながら、ご先祖様を送ります。
さらに、祖母のところでは、毎年提灯の和紙に絵を描いて
竹の枝に立てて、お墓に飾ります。
息子は隣の子どもらとの遊びが楽しくて、今年は何も描かず。。。
電車が大好きな甥っ子がかっこいい絵を描いてくれました!
年々、レベルアップしていく絵を見ながら、
子どもの成長と、この祖母の家の歴史も感じます。
もう築100年近くになる祖母の住まいには、
さずがに歴史を感じさせるモノが沢山残っています。
漆の入れ子を並べて見たり、
この地域のソウルフード、五平餅や古いお盆や器で
古民家カフェごっご。
今年も田舎でしか体験できない、
ゆったりと流れる空気感を感じながら、
有意義な時間を過ごしてきました。
やはり、毎年この場所に来ると、
長い時間を過ごして来たモノの佇まいというか、
表情の深さに吸い寄せられる気がする。
そんな事を感じている中、
義姉が「諏訪に素敵なお店があるから帰りに寄ってみて」っと、
素敵なお店を教えてくれました。
「ReBuilding Center JAPAN」 という、
もう壊されてしまう建物の古材や建具、
古物や家具などを販売しているお店です。
たまたま、私も以前にTVで特集しているのを見て、
とても気になっていました!
とにかく、店内はあるわ、あるわ。
古きモノ達。
とにかく多種多様なモノ達がひしめきあいながらも、
各々の存在を存分に出しながら、
息を吹き込んでくれる人を待ちわびているようです。
1Fのカフェには、これまた古き建具たちを並べた壁が
モダンながらも、どこか懐かしい雰囲気。
こうやって、多くの「住まい」が
また違う形や地域、人に渡り渡って、
新たに、価値を見出していく事はとても共感できる。
また、何か自らに課題を与えられた気がした休みでした。
では、最後に恒例になりました、
お花屋さん「Konita」さんの9月日程のお知らせです!
9/2(土)、3(日)、7(木)、8(金)、15(金)、16(土)、
18(火・祝)、29(金)、30(土)
以上です。
明日、25(金)~26(土)も営業していますので、
お立ち寄りくださいね!!
山森
2017.08.19
皆様お盆休みはいかがお過ごしでしたか?
私は例のごとく毎年恒例の湯島オートキャンプ場へ、友達家族と野営して来ました。
まぁ見事に3日間 雨 あめ アメ ・・・・
子供達はテントの中で戦いごっこ。
大人はタープの下でつまみ食いをしながら、ぼぉ~っとしておりました。
最終日も雨だったので、帰って来てからテントを乾かしたりで大変。
もうヘトヘトです・・・
本日お盆前に引き渡し、お盆中にお引越しをされたお客さんのお宅へ少し様子見に伺いました。
雨の中の引っ越しはキャンプの片付けどころでは無いほど、ヘトヘトになったと思います。
本当にご苦労様でした!!
お母さんから
「キッチン回り色々配置してみたから見てみてっ!!」
と嬉しそうにお声掛けいただきました。
キッチンカウンターにはお花が飾られたりして、リフォーム後の住まいを楽しまれいるなぁと感じました。
お花の写真を撮り忘れてしまったので、古今で撮影した完成写真を。
2世帯で3階にもキッチンがあるのですが、家事動線に徹底的にこだわった間取りで設計しました。
キッチン奥の扉から見える部屋はユーティリティ。要は家事室です。
家事室は洗面脱衣室と直結していて、更にウッドデッキにも直接出られる様にお勝手口があります。
服脱ぐ⇒洗濯機⇒干す⇒畳む(アイロン)
の動線が3m程の動線の中で完結出来ます。
若奥様はクローゼットにしまう様のハンガーで干して、そのままクローゼットにしまうつもりとおっしゃっていました。
時短に徹底的に拘っていますね。
毎日の事なので、この無駄の省きの積み重ねが大きな物になっていくのかなと感じます。
来週にはウッドデッキのDIYが。
雨は困りますが、日照りカンカンも勘弁です・・・
いい感じに曇ってもらえないでしょうかね。
完成写真もまた後程ホームページでUPしますので、お楽しみに~~。
鈴木
2017.08.17
本日から、夏季休暇明けの初日です。
初日から9月から始まる現場の見積もりの修正×2
雑誌の取材、スペースレンタルの相談などなど
やるコト満載で一気に仕事モード。
(昨晩から本日の段取りで各職人さんから段取りの
確認電話が鳴る鳴る。ぼけーっとしてましたが
一気に引き込まれました。)
取材の中で建築を知ってる
編集やライターの人たちとお話ししていると
鋭い良いところ付いてくる質問に
自分たちの弱点が浮き彫りになる感覚をいつも
感じます。
エンジンかけていきます。
元井
2017.08.09
本当に毎日暑い日が続いてますが、
今日のこの暑さ。。。
朝から本当に危険を感じる、ヤバい暑さです。
みなさん、今日は無理の無いようにお過ごしくださいね。
しかし、こんな暑さの中の工事現場は本当に苛酷です。。。
先日、お盆前に引き渡しの現場の片づけ、掃除に行ってきました。
正直、図面製作や仕様決め等がメインの身としては
一日中、現場にいるのは久々の事。
大した事はできないけれど、まずは養生剥がし。
建築で言う、「養生」とは、
すでに出来上がった部分が傷付かないように保護するコト。
床を手掛けた場合には、写真のような床養生が敷かれます。
仕上げ材のフローリングが貼り終わると、
最初にしっかりした、やや厚めのボードを敷いて、
更にその上に撥水性のあるロール養生が敷かれます。
こんな感じで、しっかりとテープで固定した状態になります。
そうでないと、これから大工さんが天井、壁を作っていき、
更に、この後には内装、塗装、家具、建具、設備、電気・・・
っと、かなり何業者もの職人さん達が
重い道具やらを使いながら、様々な作業をしていくので、
この養生がとっても重要になるのです。
そして、ここは何せ店舗も兼ねた、2棟の建物が抱き合わさった
施工面積だけでも250㎡近くもある大きな現場で、
この養生を剥がすだけでも正直、中々の作業。。。
職人さんには申し訳ない話ですが、
作業開始10分位で、すでに汗だく状態でした。苦笑
こうした現場での作業を見て、実際に手伝わせてもらうと
本当に職人さんへの感謝の念が生まれてならない。
これは新入社員で入った頃から何十年も感じてるコト。
そして、勿論、いつも甘えている現場監督にも
頭が上がりません。
やはり、この建築という仕事は
図面上だけでは絶対にできないし、分からないし、
見えなければいけないモノも見えない。
現場に行って、初めて理解できる事もいっっぱいある。
だから、そういった意味では、
如何に現場で経験できているかが大きい。
きっと、どんな業界の仕事でも
トップが現場が好きで、
現場に良く足を運び、
現場を良く見ている会社は強いと思う。
以前に大流行した「踊る大捜査線」の映画でも名言になっていた
『事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!』
って、ヤツです! 笑
そういった意味でも古今はこの少人数だからこそ、
それが可能であり、強みでもあると思う。
こうした、リフォームや新築の綺麗に仕上がった状態からは
想像できない苦労や職人さんの技が現場には
沢山詰まっていています。
でも、こういった各々の職人さんの、作り手の思いや苦労が
あるからこそ、良い住まいができるのだと思っています。
もし、これから新たな住まいのご予定がある方は、
是非、現場に足を運んでみて下さい!
仕上がりだけでは絶対に見えないモノが見え、
そこから感じられる何かが、絶対にあると思います。
絶対にその住まいに愛着や思いが増していくのは
間違いないはずですので!
では、最後にお知らせです!
先日も開催されたお花屋さん「Konita」さんの8月の日程です!
・8月10日(木)~12日(土)の3日間
・8月25(金)~26(土)の2日間
10:00~17:00位のお時間でゆる~く営業していますので、
是非、遊びに来て下さいね!
では、古今は明日までの営業となり、
8/11(金)~16(金)まで夏季休暇となります。
皆さんも、充実したお休みをお過ごしください!
山森
2017.08.07
8/11~8/16まで夏季休暇を頂きます。
休業期間中のお問い合わせは、お問い合わせメール
にてお受けいたします。こちら
ご返信は8月17日(木)以降順次ご返信となりますので、
ご了承ください。
弊社で工事中の住まい手さんは各担当携帯へ
ご連絡くださいませ。
宜しくお願い致します。
2017.08.05
大型の台風がゆっくりゆっくりと日本列島に近づいていますね。
その影響からなのか、今週は夕立や雷雨が多かったですね。
先日の豪雨の時は事務所の中にいたので、「おぉ~降ってきたな~。」位の認識でしたが、
帰ってニュースを見て、海老名や藤沢は冠水等の被害が出るくらい降ったのを知ってビックリ!
暑かったり、涼しかったりおかしな天気が続きますが、
あと一週間乗り切ればお盆休みの方が多いと思います。
現場ではお盆前のお引渡しに向けて毎日職人さんが一生懸命、作業を行ってくれています。
そんな中、私も交じって少しDIYを。
古今ショールームでも使用している、杉のJパネル(三層構造板)に、鉄脚を取付ただけの簡単ダイニングテーブル。
以前にもお客様に作った事もあるのですが、今回は一筋縄ではいきません。
それは、ダイニングテーブルが 【く】の字 に曲がっているのです。
そんなテーブル売っているはずもなく作るしかありません。
作業をしながら、当時このような設計をしてしまった自分自身を恨みます・・・
2枚の板を継ぎ合わせて・・・
脚は5本用意して・・・
じゃ~~~~ん!!
アイランド型のオープンキッチンから 【く】の字 に伸びるダイニングテーブル。
イイ・・・(自画自賛)
作業台として使える事はもちろん、調理動線の一環の中にあるので
配膳も楽々。
少し段差が付いてしまったのはご愛嬌。
後は、サンドペーパーで研磨して塗装をすれば出来上がりとなります。
こちらは3階リビングからの景色。
窓の外の折半屋根の上には、4.5m×7mのウッドデッキを計画しています。
このウッドデッキも住まい手さんと一緒にDIYの予定です!!
鈴木
2017.07.27
夏真っ盛り。
海老名にある農園小屋新築工事も内部がだんだん仕上がり
全貌が見えてきました。
一見、教会のようです。(言い過ぎか)
お盆を前に外部を固めたかったので、7月某日の雨のない日。
外壁工事がスタートしました。
この農園小屋の外壁はドイツ壁という私も経験のない
ヨーロッパの城郭などに用いられてきた左官工事。
オーナーが気に入り、この壁ありきで打合せを続けてきました。
色合いもこれに紺色とグレーの中間色のような色を付けて
仕上げます。
左官屋さんは、この現場の大工さんの親類で歴史ある建物や
公共建築物のこだわった左官工事をしている方に
お願いし、全国を飛び回る中弊社の現場に入ってもらいました。
そして、いよいよその時が来ました。
私も大工さんもオーナーも遊園地を前にした子供ような
目をしてたと思います。
先ずは下地にエアーガンで大まかに吹き付けます。
先ずはこんな感じにしていきます。
かき落としという左官の壁に似た表情。
さて、ここからです。
こんなツールを使い、壁に外壁材を弾くように
ぶつけていきます。
左官屋・大工・私・オーナーみんなで施工していきます。
手首と腕に乳酸がたまっていきます。
要は手首をスナップさせて、竹の道具をしならせ
骨材を弾き飛ばす手法です。
左官屋さんが、リズムだよリズムって言ってました。
左官屋さんがやると、散弾銃のように綺麗に骨材が
弾き飛びます。
大工さんやオーナーはコツを徐々に掴んでいく中、
私だけ上手く外壁の玉が飛ばない飛ばない。
皆さんにいじられ、私担当の部分には左官屋さんによる
手直しが入ってました。
大工さんはほんとに上手。YDKだそうです。(やればできる子)
外壁工事に珍しく、一面ずつ仕上げていく形をとります。
おおよそ二時間後にはこんな感じ。
みんなでいいじゃない~の風景。
ここからさらに厚みをつけて、30mmの厚さにしていきます。
決して工業製品・機械製品のように均一にはなりません。
同じ左官屋さんでも表情が違う。
均一化していないのが、手仕事らしいし、本物の証拠。
手仕事にしか出せない表情が出ています。
廻りを見渡せば、
均一化された
工業製品ばかりの家が目立つ。
均一化が悪いわけではなく、均一化がある分
手間は安くなり、上手ではない人が関わっても
それなりの物になる。
木も壁材も本物を使えば、同じ樹種・同じ素材の
紙や土を使っても色も木目も艶も、同じ白でも
黄身がかっていたり、グレー気味だったり
様々な表情がそこにあります。
人間も十人十色。
これを悪い意味でムラととるか
良い意味でアジととるか。
どちらを選ぶかはその人次第。
正解も不正解もない。
僕は、表情が違う自然のモノや人の手による仕事の質感が
残るモノがやっぱり好きです。
良い経験が出来ています。
明日も手首を効かせてきます。
元井
2017.07.21
連日、本当に暑い日々が続いていますね。
みなさん、体調はいかがですか?
しかし、この暑さの中でも日に日に成長していく、我が家のトマト達。
ま~~~驚かされる生命力!!
毎朝、家族でその成長振りに花が咲くのが日課になりました!
お恥ずかしながら、我が家は集合住宅の最上階という事もあり、
かなり風当たりが強く、今までに何度か植物たちを
ダメにしてきました。。。
でも、ず~っと「家庭菜園」たるモノに憧れて続け、
今年は子どもが大好きなトマトに初挑戦!っという経緯です。
な、モノでそうは上手くはいかないものの、
何度か茎が折れてしまい、それを植え替えたりしながら
やっと実がなってきた~っと喜んでいたら、
みるみると実があっちもこっちも!
日々、大きくなる、なる!!
でも、実はこの写真のトマトの茎の根元は、
主軸から1/5程、折れていている状態。
ほぼくっついていない?!感じ。
マスキングテープで補修していたのですが、
どんどん成長していく重さに耐えきれずに
徐々に主軸から折れていくも、この成長!!
本当に、感心させられる日々です。
しかし、このトマトの成長と共に緑の量も濃さも増してきて、
この暑さの中で、身近で「涼」を視覚で感じられる意味では
とてもありがたいですね。
毎朝早くから鳴くセミの音と、
毎年恒例の風鈴の音色を聴きながら、
五感で感じる「涼」を住まいの中に
上手に取り入れていきたい、と思う日々です。
また、その一つでもある、「打ち水」。
集合集宅では中々感じられないけれど、
古今の社屋では朝の水やりの時に、「涼」を頂ける。
アプローチの砂利以外に社屋の玄関ポーチで採用している
「洗い出し」という方法の土間の仕上げが
水に濡れると、これまた良い表情を出します。
実はこの「洗い出し」は、伝統的な左官の工法で、
石を混ぜたモルタルが硬化しないうちに、
表面のモルタル部分をブラシなどで洗い流し、
砂利を表面に浮き出させる仕上げです。
昔ながらの日本家屋やお寺、神社などで、
目にした事があるかと思います。
こんな感じで、大きな玉砂利は良くある感じですね。
以前は、こういった玉砂利を使っているところが多かったようですが、
最近では、入れる砂利の大きさや色み、形も様々で、
かなり違った雰囲気を出すことができます。
写真のように砕石をいれるとかなり雰囲気も変わります。
モルタルに混ぜるモノでこれだけ表情が変えられる意味では
現代でも採用しやすい仕上げです。
実は我が家もこの「洗い出し」を採用していて、
何が良いって、お手入れが殆ど要りません。 苦笑
砂やゴミなどが目立ちにくく、表面も砂利の凹凸があるので、
余り気にならないんです。
しかも、自然に風化していくので、経年変化で
表面の砂利が少しずつ顔を出してきて、
これまた竣工時とは違う表情になってきます。
自然素材を採用した家には、とっても相性が良いので、
個人的にはとてもおススメです。
こういった四季を、五感で感じられる工夫を
住まいの中で、自然に、違和感無く、取り入れていきたい。
五感が刺激される事で、心が動き、
愉しみが生まれ、多くの事に繋がっていく。
それが、人を、人生を、様々な意味で豊かにしていくんでしょうね。
その場となる、住まい。
やっぱり、じっくりと向き合って、つくっていきたい!
と、思う日々です。
山森
2017.07.15
暑いです。 それにしても暑いです・・・
本当にまだ梅雨は明けていないのでしょうか?
最近のTVの特集でやっていたのですが、夜間就寝中に熱中症に掛かる人が30%もいるそうで、
夜もエアコンを使い寝ないと危険という報道をやっていました。
我が家では最近、赤子がいるので妻と3男坊は空調の効いた部屋で日々過ごしていますが、
上の子2人と私はエアコンの無い部屋で寝ているので、
夜の涼しい風を感じる度に空気の流れ・風の通り道を設計上しっかりと考慮しなければならないと、
再認識させられます。
工事中の寒川町の物件ですが、もともと二階は酒屋さんの倉庫でした。
何度か部分的に増築や改築を行っていたので、明かりの取れない部屋や、
空気が流れ難い部屋が出来てしまっていました。
今回のリフォームでは間取りを一新して、各生活スペースに明るさと
風の通り道が出来る様に考慮しました。
玄関からリビング・各居室をつなぐ中廊下が風の通り道となり、窓を開けるといい風が入ります。
少し風の強い日だと、写真奥の部屋で大工さんが木を切ったおが屑が、
ドンドン廊下に吹き飛ばされてしまう程です。
また風を通す為には、各部屋の扉を開け放っていなければなりません。
開き戸だと、通行の邪魔になってしまったり、家具などにぶつかってしまい、
開け放っておくのが難しい場所がある為、出来る限り引き戸で設計しました。
来週からは内装屋さんが入り、壁を仕上げていきます。
これから暑さ本番ですが、風の通り道で少しでも職人さんが涼しく仕事が出来ればいいですね。
鈴木
2017.07.06
GW明けから、打合せ、リフォームのお手伝いをさせて頂いた物件が
完了しました。
青葉区の緑豊かな寺家地区に近い場所にて
中古物件を購入されて、弊社にリフォームをお願いして
下さいました。
3人+お腹に1人計4人お子さんたちのため
ある程度の個室数と物件場所の雰囲気にこだわり
2か所に絞っての中古物件の内見から同行させてもらい、
中古物件の現状把握、望まれるような形にするには
改装費としてどのくらいの予算感を見ておくかや
購入前からその物件と住まい手さんの要望に適した
提案の線引きはどこに設定するかなど、本来、何度も
打合せをしないと難しい部分も早い段階でつかめた
ので、当然、その後の細かい部分の摺合せもありましたが
最終的には何とかこれで思いの暮らしの一端が成り立つかな
って言うところまで一緒に進んでこれたので
作り手側として一安心しています。
物件を決められた理由が、
当然中古物件の状態などもありましたが、
周辺環境が良かったのと
(近辺に里山、クリエイターが多い、目の前公園などなど)
中古物件は少し高台に面し、庭への眺望が良く
お庭の中心にぽつんと立つシンボルツリー。
この建物を建てた時に植木屋さんはなぜここに木を
植えられたのか。
庭と建物とシンボルツリーの配合・距離感・高さ感・
バランスが見事なんです。
(今一伝わりませんが。)
初見の時、感嘆の声と当時の植木屋さんに対しての疑問と
敬意があったのを覚えています。
お庭の中心に植栽を植える当時の植木屋さんの
勇気とバランス感覚に驚きます。
住まい手さんもこのバランスを気に入っておられ、
その後、この物件を速決されていました。
住まい手は
ご主人 映像のお仕事 奥様 青葉でお菓子を作られている
作り人ご夫婦。
共感できる部分あったのだと思います。
一見、庭の真ん中に植栽なんて邪魔って思ってもおかしくない
のですが、こういう感覚がいい!って思える住まい手さんの
感覚が素敵だな~って思ったのも思い出されます。
この木の周りに沿ってベンチ作って、
住まいと緩やかに繋げて
子供たちがそこで遊んだり、
木陰でおやつ食べたり。。。
想像するだけでにやつきますね
当然、建物の状態の良し悪しもありますが、それらが
担保出来たうえでのこんな感覚での物件の決め方も
全然ありだと思ってます。
建物はどうにかできても、周辺環境は変えられないですからね。
内装を少し紹介
これが
こんな感じ
これが
こんな感じ
造作のオリジナルキッチン。
現状の住まいは見させていただき、
小物の置き方や
上手に仕舞い込むところと見せるところとバランスよく
収納されているのを拝見し、この方々なら大丈夫だなと。
余白を残して、作り込み過ぎず、センスの良い
住まい手さんの使いやすい形のキッチンに替えて行って
もらえる形にしています。
サニタリーもざっくりと。
無駄な贅肉をそぎ落としたミニマムデザインと
おおらかさが持ち味の実験用シンクは
この方たちの暮らし方にはぴったりです。
リフォームして綺麗な中、容量、分岐とも問題なく
ただただプラスチックの経年の色合いが気になる
分電盤も
元井大工造作にて、雰囲気に合うよう。
事前に住まい手さんに材料は提供するので作ってみて~って
ご提案していたのですが、現場で見てたら急に気になって
手が動いてしまいました。
引手はテカテカではなく、くすんだステンレスが気に入って
足場用の金物を使用。
扉が少し曲がってしまいました。ご愛嬌でお許しを。
リフォームするところと
しないところの差が仕上がってより強調される既存部分。
ここを計画の段階でどこまで気づけ、どう融合させるPLANを
提案できるかがその会社・建築士の力量・経験値だと
思っています。
全体リフォームの場合はあまり気になりませんが
部分リフォームの場合は特に配慮が必要です。
既存で残るサッシや外壁や配管の設備などもそうですね。
今でも難易度の高い想像力が必要なレベルの課題ですね
昔ながらの間取りで置き場の定まらなかった冷蔵庫置き場と
住まい手さん念願のパントリーも。収納能力も格段にUP。
風と光と人が一筋に繋がっていきます。
明日7/7 七夕はコラボ
弊社設立時、広い広いインターネット海原からウチを見つけ
てくれて、改装をお願いしてくれたKさん奥様が立ち上げた
お花屋。人柄・センスがヤバいです。きっと広がっていくと
思います。
古今にてお待ちしております。
元井
2017.06.30
少しずつ、梅雨らしい雨模様が増えてきましたね。
・・・ しとしと ・・・
っと物静かに降る雨のこのまったり感。
家でゆったりと好きな音楽を流し、本でも読みながら、
美味しい珈琲と共に過ごしたくなりますね!
そんな事ができる日はそう無いけど。。。苦笑
でも、家事仕事をしながらでも、
子どもと遊んでいる時にでも
耳を使うだけならできるので、
ラジオを聴く事が多いです。
つい先日、ラジオ「J-WAVE」の朝番組で
ナビゲーターの別所哲也さんがこんな言葉を語っていました。
「AIとかビックデータとか色々言われているけれど、
結局は人肌というか、体温が感じられる事が良いのかな~」っと。
うんうん。
それって、きっとかなり多様な事に共通する事だと思う。
この仕事だともうちょっと深い意味にはなるけど、
やはり基本というか、人として根底にあるモノなんだと思う。
このところ、そう感じさせてもらえる仕事(出会い)が多く、
この仕事のやり甲斐と共に、
その人肌、体温に、感謝の念が溢れています。
そんな出来事のひとつ。
古今の第1号のお客様である住まい手さんは
本当にご夫婦揃って、温かなお人柄で古今を慕ってくださり、
毎回、美味しい手土産を片手に、顔を出して下さいます。
こういう事が実は本当に嬉しくて、人肌感じるんですよ!
いつもありがとうございます!
住まい手さんの奥さまはフラワーアレンジメントなど、
お花屋さんでのご経験を多数積まれて、
この度、独立をすることになり、初めての販売を
なんと古今で開催してくれる事になりました!
このShop card 、見ての通り和洋折衷なような、
何処か、古今と似つかわしいデザイン!
まだ、どんなお花を登場させるかは
少しずつ様子を見ながらの様ですが、
こんな素敵なアレンジメントや鉢物などもありそうですよ!
弊社で手掛けさせて頂いた、お住まいの中も
こんな感じで素敵にディスプレイさせています!
ひとまず、現在予定しているのは、
下記の日程で10:00~17:00位で営業しております。
*7月1日(土)
*7月2日(日)
*7月17(月・祝)
是非、お休みのちょっとした癒しの時間として
お立ち寄り頂けたら嬉しいです!
もう一つは先週お引渡しの現場。
玄関入って正面に設けた下駄箱収納+ニッチ。
面材はナラ材の板目を縦使いに。
面材はナラ材柾目を横使い+ステンレス天板で造作したキッチン。
タイルの雰囲気が見事にマッチしました!
先日のブログで登場した、ステンレス天板が貼られたバックセット。
こちらの住まい手さんも、本当に私たちの事も良く理解して下さり、
このリフォームという仕事の難しさ、楽しさというモノを
見事に感じ取れる目線をお持ちで、
多くの共感を抱いて下さり、before afterの様変わりに
とても感銘して下さいました。
正直リフォームという仕事は、
見えない、小さな苦戦がかなり多いので、
そういった部分の一部でも気付いて、
感謝の念をキチンと伝えて下さるお人柄に、
また新たに前進できるパワーを頂けた気がしました。
本当にありがとうございます。
そして、今回はご一緒にウィンドウトリートメントも
ご提案させて頂きました。
カーテン、シェードを付ける前と後では、かなり空間の表情が
変化するので、こういった部分も含めてPLANできるのは
本当にありがたいですね!
では、最後に。
前々回、前回に引き続き、季刊誌「住む。」No.62 に
弊社のご案内を掲載させていただきました。
毎回、自分達で構成なども全て手掛けるのですが、
今回の撮影は、、、
どこか見覚えのある場所?! 人?!
っと思われた方もいるかもしれませんが。。。笑
この場所で、冒頭のお花屋さん「Konita」さん開催です!
よろしくお願い致します!!
山森
2017.06.26
日中は真夏の様な暑さとなり、朝方は布団にくるまらないと肌寒さで目が覚めたりと、季節の変わり目は体調を崩しがちです。
以前のブログで再三ご紹介させていただいた、リフォーム現場のクリーニングが終わり、無事お引渡しとなりました。
施工事例UPの前に幾つか紹介させていただきます。
今回のリフォームは普段よりカラクリが多かったので、そのあたりをピックアップしてみます。
■作業台兼ダイニングテーブル
天板延長のカラクリ付です。
こだわりポイントはここ。
折りたたんだ時に、可動天板が段差なく折りたたまれます。
脚も一緒に折りたたみ収納可能!!
■キッチン吊り戸棚
扉を開けるとキッチンペーパーホルダーを仕込んであります。
実際取るときは下部がオープンになっているので、扉を空けなくても使用可能!
■ユニットバスの天窓加工
上手く写真撮れなかったのですが、某メーカーのユニットバスに通常出来ない天窓の加工を施しました。
朝風呂したくなるような、気持ちのいい光が射し込みます。
実際からくりは諸刃の刃。
可動部が多くなればなるほど、歪み等が生じやすく調整・メンテナンスが必要になります。
しっかり定期点検をして、不具合の無いようにしなければなりませんね。
後日、しっかりと撮影して施工事例UPしますので、お楽しみに。
もう一点お知らせです。
古今事務所の入り口に新しくポストを設置しました。
ポスト自体は前に自作していたのですが、立てる場所等の検討にかなり悩みました。
ポストはポストでも郵便受けではなく、中には施工事例集やイベントのお知らせが入っています。
もちろん 『ご自由にお取りください』 ですので、
前を通りかかった方や、以前から気にはなっていたが、入る勇気のなかった方等々。
ドンドンお持ちください。
立て終わり、食事に出かけて帰ってきたら早速一部減っていました!
地道なところからでも、古今の仕事を紹介していければと思います!!
(私の手造りなので、雨漏りしないか心配です・・・・)
鈴木
2017.06.13
GW明けから基礎工事が始まっていた
トマト農園小屋新築工事の木工事が始まりました。
生憎の雨。
あらかじめ土台の刻みはしてあったのですが敷きこめず
またまた刻みの日となっています。
明日からまた晴れるのでその準備と割り切って。
今物件は規模が大きくない事もあり、枠組み壁工法と
在来工法を組み合わせたような仕様で
大工さんが手刻みで創り上げていきます。
今の建物はほとんどがプレカットをしてくるので
骨組みが1日で建立しますが、
小さいと言えども、やはり手刻み。
上棟まで1週間はかかりそうです。
だからこそですかね。
屋根の組み方こんな感じにしたら見た目もカッコいいし
構造的にも強いよね~とか、構造材が出てくる天井の電気配線の
スキマをここでとろうかとか、そんな話をしながら
作業していました。
現場で構造を組みながら仕上がりを
イメージし、照明の配線なども考えるというなかなか
ない経験が出来ています。
わたしも大工さんも
あらかじめある程度自分の頭の中でイメージし、図面化し
大体の形状を共有イメージしているからこそできる話だと
思いますが、いや~
こういうのは楽しい!!
行き先をある程度は決めてるけど、寄り道オッケーな
旅みたいで。
今の建物は建築基準法や、何らかの規制、構造的な担保
様々な事を事前にクリアしてないと立たないので
当たり前だけど計画的に進めて行くことが求められます。
この建物も当然、法律順守・耐震性・断熱性・気密性など
わたしたち建物づくりのプロが現代で担うべき事柄はクリア
しながらも、内装などは考えながら作れる部分も多く、
今後はお施主さん交えながら一緒に創り上げていきます。
お施主さんの希望で
ドイツ壁なる外壁仕上げが施されます。
僕も初体験。。。どんな見え方になるのか。。。
今回の小屋の打ち合わせするといつも
トマトを頂いています。ありがとう御座います。
ここんちのトマトを食べると、スーパーのトマトが食べれなく
なります。
午前中は行列ができて、今日も工事車両が邪魔をしてしまうほど
でした。
この前はトマトジュースとブルーベリージュース。
いつもいつもすいません。一度ぐらい買わせてください。
リコピン、ポリフェノール いまわたしの体が欲する二大成分。
建築のお仕事としてもこの物件に携われていることに感謝です。
夏らしいチラシ。
7/7七夕また喫茶古今です。
宜しくどうぞ。
2017.06.09
気付けば、今年ももう約半分。
早くも半年という時間が、あっという間に経過していますね。
日々の生活に、手も足も奪われているうちに、
四季の変わる様は、何となく感じながら、
待ちに待った、この季節がやってきました!!
そう、梅ジュース!笑
この狭い家に、ず~~っと招くことを躊躇していた
この存在感のある、セラーメイトの瓶が
やっと我が家にやってきたので、少しずつ活用しています。
使わない時期はお菓子などを入れて、
ディスプレイ感覚で飾って置くのもインテリアとしては
有効的な手段です!
毎日、瓶の中身の様子を見ながら、
飲み頃を待ち遠しく待つもどかしさも、中々楽しいモノ。
子どもも、朝から「梅の瓶、見せて~」と、じっくり観察している。
1か月後が楽しみだな~!
そして、この時期の一番、季節を感じる家の前に広がる田んぼ。
あっという間に稲穂の緑が色濃くなってきて、
迫力のある入道雲?!が見事に映り込んでいて、
キレイでしたよ!
そして、なんと2匹の「アオサギ」らしき野鳥を
パシャリッ!
この位の時期になると毎年登場する、この「アオサギ」は
おたまじゃくし狙いで到来するらしいのですが、
首を長~くして、ピタッと静止して、上の方をじ~っと見上げながら
何かを狙っているみたいでした。
何がいたのかな。。。
ま、日々の慌ただしさを一瞬にして忘れさせてくれる、
この夕陽との美しさに、見事な風景でした!
そして、つい先日のコト。
良くして頂いている不動産屋さんとのトークで、
今はこの辺りの青葉区付近でも、
自然豊かな環境を求めての住まいづくりを考えている方が多い、
とのコト。
そして、今、まさにそういった自然に徒歩圏内で行ける環境の
お家探しを一緒にさせて頂いています!
以前にも書かせていただきましたが、
特に戸建の中古物件をお探しの場合は、現状の状態が
どういう状況なのか。
リフォームして住む価値があるのか。
最低限、どこに手をつけるべきなのか。
中古物件の場合は、そういった事をしっかりと把握しておかないと、
住んでから大変なコトになることも、少なくはありません。
そういった判断は、長年、「リフォーム」という業界で
かなりの数の物件に携わってきた経験が無いと、
中々判断できる事ではないので、
是非そういった業者さんと一緒に内見されると安心かと思います。
特に見えない部分の判断というのが必要なので、
築年数や構造、立地環境などの条件からだけで無く、
現状の状態を見ることで、経験があると、
かなり予測する事ができるのです。
勿論、古今スタッフも「リフォーム」の長年の経験者です。
そういったご相談も大歓迎ですので、是非ご相談下さい!
さらに、本当にありがたい事に
お付き合いのある不動産屋さんもとてもお人柄が良く、
手数料関係などもできる限り協力してくださっていますので、
少しでもお力になれると思います!
っと、では、そんな「リフォーム」ならではの、現場のお話。
以前のブログでも書かせて頂いた、
キッチンのバックセットになる、造作(オーダー)家具。
前回の図面よりも最終的には仕様も変わり、
書き込み量が多くなりました。
メインの変更としては、引出しの内部に可動仕切りを設ける事と
OPEN部分の天板にはステンレスを貼る事。
でも、こちら。
ん?!
天板にステンレスが貼られていません。
何故だか、分かりますか?
建築の用語で、直角のコトを「矩(カネ)」と言うのですが、
リフォームの現場では、まず、この矩が出ていない事が普通です。
(変な意味ではないですよ!構造上何かが悪いとか、
そういう事では無く、年数の経過でそうなるのが、普通なのです)
なので、実はこういった家具も納める時も、
現場で壁や天井などに合わせて、コンマミリ単位で調整して
設置しているのです。
よって、今回も天板のステンレスを現場で、
壁に合わせて微調整しながら貼っていくのです。
こういった微調整なども、職人さんも経験がないとできない事なので、
実は新築だけしか携わっていない職人さんにはできる事では
ありません。
新築の住宅を建てる際には、新品の材料を使って、
基本的は、角は全部直角になるように作ります。
ですから、キッチンや洗面台などの四角い既製品や家具など、
設置するには、特に特殊な技術が無くても
基本的はそのままキレイに納まるのです。
こういった事が、良く「リフォーム」は難しい、
と言われる理由の一つです。
本当に小さな、細かなコトの積み重ね、経験、
気配り・・・などが無いと、できないのです。
是非、家づくりをお考えの際には、こういった目線も含めて、
信頼できる、長く付き合っていける業者さん選びをしてみて下さいね!
山森
2017.06.03
まるで真夏の様に暑い日が続いて、暑さに体が慣れていないせいなのか、
知らず知らずのうちに体力が削られてヘロヘロになってしまいます。
暑さには滅法弱い、汗っかき鈴木です。
年を取るにつれ父親に体質が似てきて、何もしていないのに汗が滝の様に吹き出してくるように・・・
現場ではどの職人さんよりも動いている様に見えるくらいです・・・
そんな暑い中でも職人さんは頑張ってくれています。
横浜のリフォーム現場では、大工さんの工事が終わり、仕上げ工事も佳境に迫ってきました。
塗装・クロス工事も完了し、いよいよ建具・家具工事となっています。
昨日の古今のインスタにもUPしたこの部材なんだと思います。
キッチンの吊戸棚に取り付ける部材なのですが。
金属の棒にバネが仕込まれていて、棒が伸び縮みします。
箱に取り付けるとこんな感じ。
(白とナラのコントラストがカワイイ。)
答えは
キッチンペーパーを取り付ける芯棒なんです。
うちもそうですが、キッチンペーパーって使用頻度が高い割に
置き場所に困ってしまいませんか?
がっつり見えてると生活感も出てしまいカッコ悪かったり・・・
そこで、吊戸棚の一部を加工してキッチンペーパー掛けを造ることに。
このアイデアは料理研究家のお施主様のアイデア。流石です★
ですが、色々な金物メーカーのカタログや、インターネット等でキッチンペーパーの金物を探したのですが見つかりませんでした。
そこで職人さんに何かいいもの無いかと相談したところ、この芯棒を造ってくれました。
この伸び縮みする金物は、実は折れ戸の軸になるピポットという金物を代用しています。流石です★
完成、使い勝手が楽しみです。
お施主さまや職人さんと打ち合わせをしていると、自分だけでは想像だにしないアイデアが出てきたりします。
もちろん「それは無理だなぁ・・・」 なんて事も多いのですが、
出来上がりを妄想して、「上手くいきそう・・・」 「面白そう・・・」 なんてこともいっぱいあります。
これぞ 【住人問色】 打ち合わせを重ね、住まい手さんの色を聞いて、
好み・アイデア等々を住まいに映せる、柔軟なあたまで向き合っていきたいと思います。
鈴木でした。
2017.05.26
5月が終わります。
シンジラレナ~イ早さです。
今月は、昨年お引き渡しした新築住宅の1年点検
に行ってまいりました。
一年点検では、
外壁にヒビはないか、屋根雨樋はしっかり役割を果たしているか
日々、紫外線と風雨にさらされる部分と
床下と天井裏に潜って水の侵入、漏水、雨浸みや不具合がないか
など日常過ごされていると気づけない部分を中心に
30項目くらいの古今のチェックシートに基づき
確認していきます。
この時、大事になってくるのは点検口の位置。
新築計画時にメンテナンスがしやすい場所につけておく
というのが大事で、計画時にしっかり熟慮しないと
メンテ時や何か問題があったときに、恐ろしく後悔します。。。
わたしたち作り手側は、計画時にいつもメンテの時を想像して
ここにあると便利だな~、普段は目立ちづらいな~っていう
場所を想像しながら計画をしてるもんなんです。
この物件は、反対側の玄関収納にも点検口設置をしています。
古今では外壁は白洲そとん壁を使うことを標準としています。
100%自然素材のため、収縮や日の当たる方角により
ヘアクラック(外壁表面だけのヒビ)などが
季節の変わり目に入りやすく、しっかり点検していきます。
構造材も全て無垢材を使用しているので
新築や全面改装時からおおよそ二年くらいまでは
木が収縮を繰り返し、かなり動きます。
そのためその影響で内装のクロスや珪藻土に
影響を及ぼすことも。
木の動きでボルトも緩むので締めなおしていくくらいです。
そのため、現状で下地が動いて表面に影響してるな~
って思っても、そこまでひどい状態でなければ
いつも、2年様子見て下さい、
2年点検時に動きが落ち着いたら、補修やメンテをより
しっかりやっていきましょう、と住まい手さんに
お話ししています。
点検時には、上記のようなもののほかに
木製建具や家具をオーダーで作っていくので
建具調整や引出、サッシの調整や換気扇や給気口の点検など、
現場の知識と道具が使えないと
難しい項目が多々あります。
家作りには、やはり会社として非効率な側面もあるのですが
「自分で設計し、自分で施工管理し、自分でメンテをする」
ということの大事さを痛感します。
設計者も施工者も職人も人間なので、どんなに優秀な人間でも
分業すればするほど、マニュアル化すればするほど
責任感の意識が薄くなり。。。
という部分は経験上やはりあります。
今後も出来るだけ長くこの形でしっかり自分たちの造ったものに
対しての責任を果たせていけたらと思っています。
さて、5/23無事 喫茶古今 終了しました。
今回もいろんな出会いがありました。
終了後、4haさんのキッシュとレモンケーキを
スタッフで奪い合い。
じゃんけんで購買権取得後、何を買おうかな^の風景。
元井最下位敗退。。。。
包装もこだわってる感ひしひし。チョコレート。
今回の喫茶古今に来てくれた方の中に、古今の近くで
チョコレートを工房を営んでいる方が来て下さいました。
お話しを伺い、ものすごい素材へのこだわりと信念
を感じました。
チョコもですが、オレンジの触感と風味が他とはまったく
違います。
住まいに関しても強い関心があるようで、来て下さったようで
す。
勝手に宣伝ですが機会があれば是非。
お世辞じゃなく 美味い です。
次回の喫茶古今は7/7。七夕であります。
元井
2017.05.19
GWも終わり、今日は暑いと思いきや、数日前はちょっと寒いくらい⁈と、
相変わらず寒暖差が続いていますね。
いかが過ごしですか?
さて、やはり暑い日が続くと、
やっぱり素足になる機会が増えてきますね。
なんと言っても、この季節に素足で歩く
無垢フローリングの心地良さは本当に格別です。
そう思うと、無垢材のフローリングを初めて体感したのは、
確か和歌山県にある「海椿葉山」と言う旅館でのこ
建築家の竹原義二さんの建築で、外観にもインテリアにも
木や左官、石などの自然素材を豊富に使用した建物で、
グッドデザイン賞など、多数の賞を受賞しているそうです。
見所は多々ありましたが、サロンの宮大工が作ったという
小屋組みは見事なモノで、ずっと上を見上げてしまいました。
それはそれは、もう15年ほども前かな。
まだ、この仕事に携わってすぐの頃。
当時はまだ自然素材が今ほど普及していない時で、
現場でも「珪藻土」や「無垢フローリング」を
使うのも、職人さんには余り良い顔をされない頃でした。
なので、 「無垢フローリング」の存在を知っていても、
正直、中々体感するということもできなく、
驚いたのを覚えています。
あの日は確か三が日で、なんと40年ぶりの大雪となり、
そのお蔭で、宿の場所も海沿いで、
熊野古道も近い立地だった事もあり、
見事に辺りは真っ暗な夜中に到着し、
凄く楽しみにしていた夕飯は頂けなかった
体に染みたのを覚
その日は長時間の運転でくったりしてしまいましたが、
朝起きて、
海の景色と波の音だけ。
なんて落ち着くんだろう。
窓から見える緑も自生している椿と言うこと。
そして、あんな真冬の時期で窓を開け放っていたのに、
桧の床から感じる針葉樹の木の温もりを
暖かく感じた、あの感触は未だに忘れられないでいます。
我が家では、もう当たり前になってしまったこの感触ですが、
やはり10年と言う年月が経ち、大分変化していました。
当時のフロアが一束残っており、
こんなにも違っていた
広葉樹であるチェリー材なんですが、
当時はかなり赤みがありました。
中々その当時の状態と比較することができないので、
やはり自然素材の中でも特に木は、
樹種各々の特徴が経年変化と共に
味わいが出てくるので、住まいながらの愉しみがありますね。
古今でも、杉・桧・オーク(ナラ)・ウォールナット(クルミ)など、
様々な種類の無垢フローリングを使っているので、
是非実際に目で見て、触って頂ければと思います。
こちらでも床材の紹介をしていますので、
是非ご覧ください。
では、いよいよ来週は「喫茶 ココン」の開催です!
どうぞ、寛ぎにいらして下さいね!
毎回売り切れのキッシュを1年以上、
賞味できていない山森でした。
2017.05.17
2017.05.09
みなさまGWはいかがお過ごしでしたか?
我家は産まれたての赤子がいるので、遠出は一切できず近場の公園にお坊ちゃま達を連れていくぐらいの事しかせず、
なんとなーーく過ごしてしまいました。
連休中は家にいる事も多かったので、リビングに座りながら、
「そろそろグリーンカーテン(ゴーヤ)の準備しなきゃなぁ」や
(去年は植えた時期が遅くて全然育ちませんでした)
「玄関にコート・帽子掛けのレールが欲しいなぁ」等と、
家の事について妻と話し合っていました。
GW中にやればよかったんじゃね? と今更ながら後悔しております。
古今は昨日より通常営業となっています。
連休明けは毎度毎度ですが、やはりバタバタとしてしまいますね。
キリッっとモードを切り替えないといけません!
現在進行しているリフォーム現場では、大工さんが着々と木工事を進めています。
古今では簡単な造作家具は大工さんの手により、現場で造ります。
これはトイレの手洗いカウンターを造作しました。
木の天板にはタモの集成材と下部収納はシナランバーという板材で造りました。
カウンターのR部分もいい感じに仕上がっております。
造りの簡単な家具でしたら、現場製作で造るのですが、大掛かりな物や引出し等複雑な物は家具職人さんにお願いします。
今日も朝から山森も含め職人さんと詳細打合せを行いました。
扉の面材や取っ手の形状など、細部に渡り決めていきます。
「ここをこう見せたいから、こう加工出来ないか?」など熱を帯びた打ち合わせに頭から煙がシューシューです。
造作キッチン・作業台(兼ダイニングテーブル)・家電収納棚はかなり詳細まで造り込むので、出来上がりが楽しみです。
先日、元井と現在リフォーム中のお弁当屋さんで、昼食にお弁当の差し入れをいただきました。
そのお弁当はコンビニやチェーン店のお弁当より食べる事を幸せにしてくれるお弁当でした。
「なんでこんなにおいしいんだろうね?」
「やっぱ手作りだからかなぁ?」 と・・・
古今の仕事にも、つくりてのおもいも乗せて、住まい手さんを幸せに出来ればいいなっ!
鈴木
2017.04.27
施工事例を更新いたしました。
こちらから御覧ください。
http://kokon-sumai.co.jp/archives/works/2701
横浜・青葉区・青葉台を中心に、神奈川・東京で
リフォーム・リノベーション・注文住宅をお考えの方は古今へ
2017.04.24
2017.04.24
暖かくなってきて人も草も世の中が動き出しているような
わしゃわしゃっとしている感覚があります。
先日、寒川で施工中3F建て鉄骨造のリノベーション現場で
出会った名もなき雑草。
その日と前日は風が異常に強くて、一度ブルーシートで
囲ったものも風で飛ばされて、再度担当の鈴木君と一緒に
現場でブルーシート+木材で雨養生をしていたのですが
充電ドライバーの充電をしようと近くにあった
コンセントを見たらこの姿で。
このコンセント、建物2F、かつ鉄骨造の建物内にあります。
この環境でどこで根を生やして、どこから伸びてきてるのか。
とんでもない生命力ですね、君。
たまにスキマがなさそうなアスファルトからも顔を
出しているものも居ますが、いつもそんなとき
雑草に対してすごい愛情と丹念な観察を基に植物の世界を描いて
いる絵本作家 甲斐信枝さんだったらどんな言葉をかけんのかな
とも思います。
「雑草のくらし」は出版から30年以上たつ今も版を重ねる
ロングセラーらしいです。僕らは職業柄、更地に生えてくる
雑草を根こそぎ刈り取る習性がありますが、
この絵本を本屋で読んで、NHKの特集も見ちゃったのですが
それ以来、雑草に少しだけ愛着を感じるようになり
そんな折、現場で出会ってしまいました。
これから大工さんが入る木工事が始まります。
いつまで君はそこに居れるかね。
「雨ニモマケズ風ニモマケズ・・・
ですね。
さて、私は雑草君のようにしぶとくは生きれないので
古今としてお休みをいただきます。
GW休暇 4月29日~5月7日となります。
5月8日より通常営業となります。
宜しくお願いいたします。
5/23は「喫茶 ココン」へ。
motoi
2017.04.21
寒暖の差がある日々を繰り返しながら、
何を身に纏うか悩ましく思う朝が続いている、山森です。
気付いたら、すっかりと世間はハナミズキやチューリップ、藤の花・・・
鮮やかな色と新緑の色合いに包まれてきましたね!
自然と心身共に緩んできますね。
古今の社屋も、今年もあっという間に
表情のある外構になってきました。
まだ一部しか開花していない「ミツバツツジ」も見事な色みで、
この通り、社屋の外壁材(そとん壁)とマッチしています。
こちらは、数日前に、駐車場の下から感じる視線・・・。
お~、可愛らしい子達が顔を並べて!
「クリーピングタイム」という、ハーブのタイムの一種だそうです。
この程良い存在感も外壁材(木製サイディング:シングルパネル)と
これまた良い雰囲気で。
やっぱり自然のモノ同士は相性が良い!
これはまさに住まい全般にも共通していますね。
無垢フローリングや珪藻土、柱や羽目板などの木・・・
自然素材のインテリアは気持ちが良い!!
そして、自然と身体の中もほぐれていくような感覚。
是非、住まいには取り入れたいモノです!
最近ショールームを体感して下さったyogaの方々や、
お料理教室にいらした外国人の方々も、
皆さん、そのままを声に揃えておっしゃって下さいました!
なんか共感してもらえるのは、やっぱり嬉しい事ですね!
そして、そういった寛げる感覚を感じて頂けた要因の1つが
照明だと思います。
今日は、前回のブログの続きという事で、
照明計画についてのお話を少ししたいと思います。
照明というと、今は多くの情報源で様々な事が記されていますが、
そういった所では中々分からない、
感覚的なところに触れてみたいと思います。
照明計画では、実はとてもそのご家庭、個人の習慣的なモノが
とっても大きく関わってきます。
その一つが、照明のスイッチの位置。
こちらは現在着工している現場の電気図面です。
大規模リフォームと言えども、階段の位置は決まってしまう
条件だったので、LDKがを中心とした間取りになりました。
その上が洗面室、お風呂など水廻り、LDK下は個室が並びます。
リビングの電気は、廊下と個々の部屋の前で
ON-OFFできるよう、スイッチが必要です。
そして、次に問題になるのが、
夜にお風呂に入る時にリビングの電気は消すか、どうか。
以前の鈴木のブログでも話題にした内容のように、
日常の中で無意識のうちに行っている行為が
他のご家庭では全く違っていたります。
もしも、電気を消す場合は洗面室の出入り口に
スイッチが必要になります。
こちらの住まい手さんは、ご家族の誰かしらが
リビングにいるので、まず電気を消す事は無いという事で
付けない方向で落ち着きました。
スイッチの位置を考える際は、
朝、昼、晩のご家族全員の行動を
想像してみると、とても分かり易いです。
こういった無意識だからこその行為・習慣が関わる事は
住まい手さんからも話が上がってくる事は少なく、
こちらから発信しないといけない部分なので、
地味ではありますが、
とても重要な打ち合わせ内容だと思っています。
そして、もう一つは明るさの感覚的な部分。
ご家族が、以前はどのような照明で
どのように過ごされていたか。
それをどう感じていたか。
新築の場合は実際に図面と共に、
お話や写真などでその様子をヒアリングする事になりますが、
リフォームの場合は、現在のお住まいを現調(現地調査)する際に
現在の照明の様子を見させて頂きます。
それにより、新たな間取りでの照明計画の参考にさせて頂くので、
とても現調が重要になってきます。
例えば、今まではお部屋の真ん中に大きな蛍光灯が1つ。
新たな改装後の間取りでは、ダウンライトが4つ。
明るさはどうか。
光りの配光が違うので、どう感じるか。
そして、照明の光は色みも種類があります。
青白い「蛍光色」、一番暖かい色の「電球色」に
その間に「昼白色」などがあります。
それも今までは「蛍光色」だったものが
「電球色」になると、どう感じるのか。
勿論、個人差はある事ですが、温かみのある色みは
自然とリラックス効果をもたらすというのも、
耳にした事があるかと思います。
やっぱり、寒色系の色みよりは
暖色系の色みの方が自然と気持ちも前向きになる。
色みによる心理的な効果は結構あるようですね。
冒頭で記した、木々や小さな草花のお話もそうですしね。
日照時間が短い北欧では、やはり心理的な関わりのある病が
多いようで、照明による心理的な効果を利用した施設や
治療方法もある、というのは学生時代に学びました。
その為に、北欧では優れたデザインや利便性の高い商品を扱う
照明のメーカーが多いのでしょうね。
長く過ごす空間を如何に快適にしていくか。
全てが自然の流れで、そうなっているんですね。
本当にこれは体感してみないと分からない部分なので、
是非、照明のメーカーさんや古今の空間で試してみて下さい!
写真にある古今のショールームでは、
様々な照明の使い方をしています。
今まで無意識だった事・感覚が、変わっていくかもしれません。
住み替えのご計画がある方は
是非、普段の「無意識」に目を向けて見て下さい。
今までには無かった、「何か」を発見できると思います。
こういった事が、住まいという、永く共に居を据えていくモノの
魅力でもあります。
やっぱり住まいって、深くて、愉しいですね!!
こちらの「喫茶ココン」と共に
是非、照明体感もしてみて下さいね!
山森
2017.04.15
ぎっくり腰になってしまい、動きがおじいちゃんみたいな鈴木です。
昨日、解体施工中の現場でコンクリートブロックを移動させている時にやってしまいました。
持ち上げる時ではなくて、置こうとした時にあの 『ピキッ』 と腰の何かがずれる感じで、
その場でしばし動けなくなってしまいました。
今はピップエレキバンと腰のサポートベルトでおじいちゃん度MAXとなっています・・・
そんな状態でも現場は日々進み待ってくれません。
解体屋さんというとついつい、バールとハンマーを手に
オラオラと見境なく破壊してしまうようなイメージありませんか?
実は自分もいつも古今でお願いしている解体屋さんに出会うまでは、そんなイメージを持っていました。
実際はそのような事は無く、それはそれは丁寧に解体してくれます。
キッチンだった場所も綺麗に解体されました。
この住まい手さんは奥様が料理研究家!
キッチンの打ち合わせにはかなり時間を掛けました。
出来上がるのがほんとうに楽しみです。
下の写真は既存建具のつまみです。
解体前の打ち合わせの時に、元井と
「取っ手だけ変えれば、改装後のイメージにも合うよね」
なんて話していて、処分予定の下駄箱の取っ手を入れてみたら、
なんとシンデレラフィット!!
廻りの金縁がいいレトロ感をかもし出していませんか?
後でピカールで磨いて綺麗にしちゃいます。
来週からは大工さんも入り工事もドンドン進んでいきます。
どんなキッチンが出来上がるかこうご期待っ!!
鈴木
2017.04.06
春です。
さわやかさが鼻につきますが、さわやかな感じです。
冬は寒いですが、凛としてて、やっぱり好きだなあ。
その寒かった冬真っ盛りから始まり、あと2F内装・水道・
外部の少しを残し、先行して1F内部が仕上がり、
全貌が見え始めた 練馬:K邸。
男前な感じになりそうです。
縁があって、設計のみを担当しています。
若い20代のご夫婦+生まれてくるベイビーの家。
中古を購入されて、現在仕様の耐震補強と気流止め
断熱強化を施し、間取りも1Fを中心にリノベーションしました。
解体後、綿密に構造ソフトと睨めっこし、
大工さんと現地で照らし合わせ、
鉄骨梁を入れたり、柱と梁を抜き差しながら
組み立てていきました。
かなりテクニカルな改装工事でしたが、
ようやくここまで来た感じです。
あと一息。
竹富島?石垣島?別荘?
いえいえ、神奈川のお住まいです。
昨年の秋に物件はお引き渡しをして
古今 ホームページの施工事例にしばら~く放置してありました
模型の住まいの写真撮影をさせて頂きました。
また施工事例、近くUPします。
やはり、住まいは人が住んでなんぼ。
完成してすぐに写真を撮るより、住まい手が住んで、
使い込み始めて、その住まいの暮らし方が見えてきたときに
撮影に入らせて頂くと、住まい手さんとのお話しの中で
私達、作り手自身が恐ろしく沢山の収穫をもらえます。
明るさ・暗さの事。
暑さ、寒さの事。
使い勝手の事。
居心地の事。
etc….
良くも悪くも恐ろしくリアルな意見です。
今年は初の夏を過ごされるので、また感想が楽しみです。
お話の中で、奥様が
「家に帰りたくなる」と
お話し下さいましたが、純粋に帰りたいと思える家がある人
って、それだけで幸せそうだなって思いました。
正直、設計者として挑戦したところで、不具合があったりとか
ご迷惑をおかけしていた部分もあったのですが
総じて喜んで頂けていることにまずは安堵感。
携われて、ほんとに幸せだったなと思うのがじわじわと
やってきました。
今、現在の活力にもなっています。
最近は、KOKON HUTのお宅に物干しバーを付けに行って
住まいの感想をじっくりお話しできたり
この物件のご主人がふらっと寄ってくれて、
(先日、奥様もふらっとお話ししに来てくれましたね。
なんて素敵な夫婦ですこと。こんな人たちになりたい。)
同世代のお話と引き渡してから2年経つ現在住まいのお話が
出来たりと過去の全力疾走を現在から見直すような
機会に恵まれています。
足元を見直せ。
って言われてる気がしました。
これらを糧にして、まっすぐ。
元井
2017.03.30
今日は暖かな陽気で気持ちいいですね!
この暖かさできっと桜の蕾も一気に目覚めそうですね!
ご近所の見事な紅白融合の咲き誇る姿に、思わず心奪われました!
そんな今日は、保育園の今学年登園の最終日。
卒園式は終わったものの、保育園と言うだけあって
年長さん達もまだ通い続けています。
そんな最中、今年はなんと体調崩す子が多く、
もしかして最終日来れないかもしれないっっっ。
最後の学年で、そんな事がいきなり襲い掛かるなんて。。。
もうその時に戻るなんて、絶対出来ないんですもんね。
そう思うと良く言われるように、本当に1日1日、
その時を大切に、貴重に過ごさなければならない、
と痛感させられる限りです。
この仕事をしてると、未だにふと頭をよぎることがある、
新入社員の研修の時に言われたこの言葉。
「自分達にとっては何十回、何百回の仕事でも、
お客さんにとっては一度切り。」
そう心に期して努める事が、せめても自分にできる事の一つであり、
それが、この仕事の全てに繋がっていくと痛切に感じます。
それはきっと住まい手さんにも伝わっていくだと思う。
それを全くの第三者が感じるような仕事ができているのは
やはり崇めてならない。
それを感じる建築家の一人が「堀部安嗣」さん。
最終日に彼の展覧会にお邪魔することができました。
そこには模型や図面、写真は勿論、
建築の本来のすがたを誠実に追及してきた
彼の姿勢を感じる事ができる、貴重な展覧会でもありました。
「建築」というモノの見えない部分を、どう引き出すのか、
それをどう住まい手さんと共有していくか。
そういったモノを「建築」というカタチで表現する事に
尽力で臨んでいるのを強く感じる事ができました。
これは本当に私達も日々格闘する難題で、
住まい手さんの 「感情」 、
要はその行為(五感で感じる)をしてどう感じるか
「気持ち」 「感じ方」
みたいなモノを読み取っていくという事、
それもその一つ。
これが無くては本来のカタチにはやはり持っていけない。
多々あるその中でも、身近なモノとしては照明計画。
住まいの空間の明るさに対する感覚的なモノは、
目に見えるモノでもなく、言葉でも表現しにくい。
それを汲み取って、具体的にどの位の明るさで
どんな雰囲気にしたいのか。
それにはどんな種類の照明が良いのか。
また、そこには「習慣」的なモノも多いに影響してくるので、
そこも把握しながら具体的な提案をしていきます。
っと、それを説明すると長くなりそうなので、
次回に続く。
と、しておきますね。 笑
最後に大変遅くなりましたが、施工事例をUPしました!
是非、覗いてみて下さい!
山森
2017.03.22
朝晩の冷え込みはあるものの、日中車内に入り込んでくる日差しは暑く、
エアコンでもつけて走ろうかと思うくらい温かくなってきました。
東京では昨日、ソメイヨシノの開花が発表されて春本番!!って感じですね。
自分は花粉症ではないので(正確にはアレルギー検査してないので)、
鼻水やくしゃみ等は無いのですが、ポカポカのこの時期になると子供の頃から、
頭痛に襲われるという症状が出ます。
だから、春はあまり好きでは無いです。
がやはり、心なしかウキウキしてしまう自分もいたりします。
そんな、春真っ盛りの中新築工事を計画している物件の地盤調査を行いました。
もう、のどか過ぎて眠たくなっちゃいます。
地盤調査は『スウェーデン式サウンディング試験』と言って、先っぽにスクリューの付いた杭に、
重しを乗せてどんな感じで沈んでいくかで、地中の状態を計測します。
地面には多数のもぐらの穴の跡が・・・
地中で杭に刺さっていない事を願います。。。
4月からリフォーム工事が立て続けに着工となるので、
週末は最終の打ち合わせにお宅にお伺いするのですが、
そんな中こんな看板を見つけましたので思わず写真を撮ってしまいました。
2世帯で9人の大家族。
2家族に分かれて2軒の仮住まいを借りるという、引っ越しを行っています。
ご主人曰く、「すでに4tのゴミを捨てました。」
ご家族全員片付けで少しお疲れの様子でしたが、
お子様にこんな励ましを受けたら、お父ちゃんガンバレちゃいますね。
くれぐれも無理だけはなさらない様にがんばってください!!
鈴木でした。
2017.03.14
よく神社やお寺に行くと、いきなり出てくるベンチ。
見た感じとっても普通の。
何気なーく座る。
おや、おやおや。
なんだこの感覚。
お尻がしっぽり。
なんだか納まりがいい。
なるほどね。座り心地がとんでもなくいいのはこれが原因か。
寸法にして30mm真ん中の板が薄い。
間隔と高さをメモりました。(職業病)
合わせて、材の間隔もさることながら
角がテーパーに取られているので、太もも裏や坐骨
あたりのさわりが優しい。
お尻が包みこまれる感じになる。
今まで多分結構な数のベンチに座って来たはずです。
手の込んだものだと
座面全体が真ん中に勾配がついているものなど、
よく家具屋で見かけます。これもいい座り心地です。
がしかし、この寺のベンチはなにが秀でてるかというと
座りやすさで同じ効果があるのに、
ただ真ん中の材厚を薄くしただけ。
何度も削ったり調整したり手間がかかっていない。
ということはお金がかかっていないということ。
手間がかかってというならよくあるのだけれど、お金をあまり
かけない設計にすごく意味を感じました。
ご飯を食べに行って、なにげなくお通しで出てきた菜の花の
お浸しを食べたら、奥の奥にほのか~にワサビの風味がしてくる
ようなさりげなく、気が利いてる感がとてもよかった。
縁側をつくるときにはぜひ一度これをオマージュしてみようと。
こういう「気が利くさりげなさ」なもの、ことは
人が使う、人が思うことをしっかりと想像し、普段から
手を動かし、材料を手配し、作る工程までイメージをして
色々と思いめぐらせた体験からしか生まれない気がします。
良い体験でした。
手前味噌ですが、私たち古今の特徴は
経験に裏打ちされた設計力と施工技術力の
両方を持っていること。
設計しながら使いやすさはもちろんのこと
デザインと同時に施工精度の検討や職人さんにかける
手間のこと、
流通規格品の木材寸法を考慮し材料の無駄を
なくし予算を抑えた設計など
常にいつも設計と施工を行き来しながらバランスを
意識して住まいを創っています。
設計デザインと施工、予算のバランスを保ったまま仕上げていく事。
設計事務所さんや町のリフォーム屋さんには無い持ち味だと
思っています。
それぞれの住まい方・暮らし方に基づいて
気づきや思慮を、形にして
住んでもらって、使ってもらって初めて
じんわ~り味わってもらえるような
しかも、あまりお金をかけないような滋味深い仕掛けを
作っていけるよう精進していきます。
ちなみにあのベンチは、猫好きが集まるお寺、
豪徳寺にあります。
彦根城のゆるきゃら、ヒコニャンは豪徳寺の招き猫が
モデルらしいです。
motoi
2017.03.10
突然ですけど、、、
オザケン!
まさかまさか、新曲を発売しましたね~。 笑
今頻繁に流れている、ポカリスエットのCMソング。
吉田羊さんと鈴木梨央ちゃんが布団を干して落しちゃうバージョンも
実は小沢健二さんのひと昔の曲でして。
なんか聞いたことあるな~っと思いながらも
スッと知らずにうちに口遊んでました!
その流行り当時は、「渋谷系」と呼ばれる音楽が流行っていた頃時代。
ピチカートファイブだったり、フリッパーズ・ギター、オリジナル・ラブ
‥等。
懐かしいな~っと、思いながらも、当時はジャケ買いなんてのも
何度かあって、そんな中でも出会って好きになったモノは
今でもやはり良く聞いてしまいます。
やっぱり好きなモノって、そうは変わらないのかな?!
音楽、ファッション、デザイン、そして建築・インテリアでも、
どの業界でも「古いけど新しい」ってのは存在しているな~。
古今のコンセプトは、やはり外れてはないと、再認識!!
そんな思いから、久々に本棚で休んでいた懐かしき雑誌達とご対面。
この写真の雑誌は、なんと古いものは発売が1999年!
「LIVING DESIGN」は新宿にあるOZONEセンターが
発売していた雑誌で、当時から住まいに関する
様々な特集を組んでいました。
その後、「SUSU」になり、さらに「素住」と名前が変わりましたが、
写真右の「素住」、発売2013年の表紙のキッチンは
なんとついこの間、気になって見ていた事例!!
いやいや5年前にすでにキチンと掲載されていましたね。 笑
写真左の「住む。」は、先日は弊社のご案内を
掲載させてもらった雑誌。
こちらも10年前のモノですが、中身は全く時間を感じさせない。
逆に、これらに掲載されている方々も
今でもかなり話題になっていらっしゃる方ばかり。
ロゴなどのデザインでは最近かなり目にする、望月通陽さん。
今は那須にある「tamiser kuroiso」の店主もされている、
スタイリストの高橋みどりさん。
まだ今のような古材や鉄、革などを使った
インテリアが普及していない頃、少しずつ話題になっていた
家具の「TRUCK」さん。
やっぱり、時が経ってもそれを感じさせない、
どこか強い芯の様なモノを感じさせる。
・・・そんな住まいをつくり続けていきたい。
そういう意味でも、こういった思いに共感してくれそうな方々も
多くいらっしゃって頂いた「4ha cafe」(3/7開催)は、
おかげさまで大盛況でした!!
案の定、先生のキッシュを目当てに多くの方もいらっしゃって、
またまた早い時間にキッシュの姿は見えなくなりましたが、
いつもより、住まいの相談やご質問を多く頂きました!
普段は入れない古今のショールームで、
飽きの来ない、自然と落ち着く空間を感じてもらいながら、
美味のスイーツや珈琲を味わってもらいたい。
そんな思いから開催をしてきた「4ha cafe」。
やっぱり、4ha先生の雰囲気というか、
なんかゆったりとした空気感みたいなモノが
人を引き寄せるんですかね。
それがまた、とってもこの古今の空間としっくりくる。
そう思って頂ける方が、開催の度に増えているようで、
何よりありがたい事ですね!
なぜかって、やはり住まいを提案する上でも、
そこに住まう人がどんな人なのか。
ある意味ではそれが一番重要なことなのだと思っています。
目に見える条件的なモノは、ある程度話したり、
資料などで見れば分かる。
でもそこに住まう人が、どんな生活をしているのか。
どんな趣味があって、どんなモノが好きで、どんな習慣があるのか。
多分、一般的な住まいの相談では、中々話に上がらない部分
かもしれませんが、それがとっても重要。
それを知りたいし、感じていきたい。
だから、こういった空間で気軽に世間話をするのが
逆にいちばんありがたい。
一見、住まいと関係ないと思われる話を
こうやってブログで発信することも、
共感して下さる方々や周りの反応を見て
そこからもヒントを頂いています。
なので、ブログでこんな人かな~っと
私たちを想像して下さっている方が
もしいらっしゃれば、また次回の「4ha cafe」で
確認してもらえたら嬉しいです!
全然、想像外だったりして。 笑
住まいづくりも、結局は人対人のやり取りですから。
何か一緒に感じてもらえたら嬉しい。
では、次回の「4ha cafe」は 5/23(火) を予定しています!!
また近くなったら、ご案内しますね!
山森
2017.03.03
本日3月3日はひな祭りだそうで、野郎だらけの我が家には縁遠く、今朝のニュースで、気づかされました。
古今の事務所には、以前のブログでも紹介させていただいた、木工作家の小黒三郎さんのひな人形が飾られていました。
先月あたりから何件かの住まい手さんとプランニングを進めていて、
毎週打ち合わせ・議論を行っているのですが、先日の打ち合わせで議題に上がったのが、
「バスタオルどうするか問題」
例えば我が家では、
家族5人で1~2枚のバスタオルを共用して、その日に洗濯をします。
使ったバスタオルは洗濯機の上などにポン。と置いておくだけで、バスタオル掛けはありません。
その為、最後にお風呂に入る事が多い私は常に湿ったバスタオルを使う事になります。
一方妻の実家では、
一人一枚のバスタオルを使用。洗面所に干し場があって2~3日使ってから、洗濯をするそうです。
もちろん、一人一枚毎日洗濯派。やバスタオル使わずハンドタオルで済ます派。の家庭もあるでしょう。
皆さんはどれ派ですか?
こういった普段意識しないで、あたり前の様にやっている事って、住まいのプランニング時には重要になってきます。
毎日毎日あたり前の事こそ、少し歯車が狂うと億劫になってきますよね。
他にも
「食洗機食器がたまるまで待てるか問題」
「トイレのスイッチ部屋の中?外?問題」
等々。
本当に普段意識しないで行っている事を再認識してもらい、当たり前に出来る住まいを古今と一緒に考えてみませんか??
鈴木
2017.02.23
春めいてきましたね。
春になりきらない今くらいが
春本番のさわやかさの押し売りのようなさわやかさもなく
気候的に一番好きかもしれないです。
さて、最近、毎日ではないのですが
特に仕事のテンションのまま寝なきゃいけない時間になって
とりあえず布団に入って寝る準備しようと思っている時に、
日常にもどるというか自分の生活に戻るというスイッチ役に
役に立ってくれているものがあります。
松浦弥太郎さんのサイト
くらしのきほん の言葉達です。
毎日3回
○月○日の~で朝昼晩更新してくれてます。
大体寝る前にブックマーク開いてぼ~と覗きに行きます。
ここにある言葉達は、当たり前なんだけど日常に忙殺されてて
忘れていることをさらっと思い出させてくれるし、
自己啓発本の言葉達にある、ウザったの微塵も感じないので
す~と心に入ってきます。
松浦さんの言葉か、AIの言葉だろうか
わからないけれども、忙殺されてて心がぐっちゃってなっている
ときに限って、的を得た言葉が並んでいたりします。
パンパンの風船に針で刺して空気を抜く感じではなく
空気孔からしゅ~って抜けていく感じでしょうか。
そんな感じとともに、今度休みにしっかり手を入れて
料理しようとか、この料理するならこんな皿がほしいなと
益子にいくのを連想してみたりと、寝る前のちょっとした
妄想タイムを創ってくれています。
古今もちょうど現在、転換期のようで
今までの流れとは少し違う様相を呈してきました。
最近、古今のなかでも、自分たちの立ち位置やら
存在価値のような話を良くします。
そんななか
忘れちゃいけない芯となる言葉を教えてくるときもあり
背筋が伸びる感覚があります。
やさしいサイトです。
春以降、
寒川の大型鉄骨リノベ。
料理家の方の住まい。
練馬の戸建リノベ。
町田の展望抜群の新築。
相模原の小屋計画。
海老名の農園小屋計画。
など、
ワクワクの物件が動き出します。
忙殺したときほど
自分たちの芯を信じて一件一件丁寧に創っていきます。
話は飛びますが
個人的に 暮らしの手帖の イラストが好きです。
松浦さんは元 暮らしの手帖の 編集長の方。
朝ドラでもやってましたね。花森 安治さん。
こんなのが描けたら楽しいだろうな~。
motoi
2017.02.21
2017.02.17
2月に入り、節分に立春とあっという間に過ぎ、
今日はまさに春一番!
ぽかぽか陽気に強風で、
咲いた梅の花びらも
散り始めていますね。
さて、今年は古今の社屋でも豆まきをしました!
「鬼は外!福は内!」
なんだか大人だけでの豆まきも
ちょっと気恥ずかしい気もしながら、
こうやって古くから行われている、
日本の風習が当たり前の様に為されている様に
その奥床しさを感じさせられます。
そういった事を意識するようになったきっかけが
こちらの本との出会い。
やはり子供が誕生してから
伝統的な日本の行事の本来の意味や歴史など知らない事も多く、
少しずつ四季を感じながら学んでいきたいと思い、
我が家の仲間入りとなりました。
子供が通う保育園では、こういった行事を
とてもキチンと行ってくれるので、
逆に自分が知らないこともあり、未だ学ばされる日々です。
ここにも記載のあるように、節分には豆まき以外にも
トゲのある柊の枝に鰯の頭をさして、
門や家の軒下につるすという行いもあるようで、
それを知らない私は、保育園に魚の頭が吊るして有り、
一瞬固まった自分がいたのを思い出します。 笑
結構、知らないとビックリすると思うので、
敢えて、写真は伏せておきますね。 笑
要は鬼が嫌う、柊のトゲやイワシの臭いで、
家の中に邪気を入れないようにする意味があるそうです。
平安時代から続いているそうですよ。
しかし、こういった季節の行事をきちんと行うことで
四季を五感で感じたり、古来から為されてきた歴史に触れ、
受け継いでいく、と言う役割にも貢献できるのかもしれません。
そういった中にある、知識や工夫などを
教わるきっかけになっているのかもしれないですね。
そしてずっと感じていたのが、日本の風習には
食に通ずる事がとても多い、という事。
確かに旬の食材は季節を感じさせ、
その美味しさ、栄養価は然り、
香りや色み、形、その美しさ・・・
多々含まれる利点の意味する事が
沢山詰まっているんだ、と感じさせられます。
今の時期にはフキノトウや菜の花(実際にはナバナ)など
これらのような苦味のある食材には
冬に寒さで新陳代謝が落ちたからだに溜まった老廃物を
デトックスするチカラがある、とは良く知られていますよね。
だから、この時期にちゃんと、旬になるのだとか。
最近では花粉症にも効果があると言われているそうですよ。
これからの季節はヨモギやキンカン。
今年は咳止めにもなるキンカンの蜂蜜漬けに挑戦してみるかな〜。
と、話しがダラダラと続いてしまいましたが、
今の進行中の仕事も、
偶然にも食に携わるお仕事をされているお客様が重なっています。
ひとつは、以前は酒屋さんで、今はお弁当屋さんをされている
建物の改装、店舗看板なども手掛ける予定です。
軽量鉄骨とALCパネルという、木造ではない造りで
以前に店舗部分だった所も住居としての使い方に変えていくなど、
構造的にもかなりノウハウが必要な現場です。
ビフォーアフターが楽しみです!
もうひとつは、お料理教室などを多数されている先生の
キッチンなどの改装。
さすがにプロの先生の仕様なので、かなり詳細を詰めながら、
先生のイメージに合わせてプランしています。
具体的には、キッチンやバックセットに収納するモノや
サイズ、量を把握して、収納の仕方や一つ一つ引き出しの高さなどを
検討していきます。
こういった設計にも標準と言われるサイズや高さがある中でも
特にキッチンは使うモノやその使い方は十人十色。
その方の背丈やその他の条件や頻度なども
ヒアリングしながら、ひとつひとつ決定していきます。
今回は写真の図面、右側のバックセットのカウンターを
作業台としても使いたい、というご要望で、
今はカウンターを一番占領しているレンジを
その下に収納していく事でスペースを確保するご提案です。
特に、家電機器などの使い勝手は、
知らずと「慣れ」というのは結構重要で、
低くなる事で使い勝手が悪くなってしまわない様に、
できる限りレンジの高さを上に調整して、
通常よりもやや高めのカウンター高さにしています。
そうして、全体のバランスも見て、
上の吊り戸の高さも決めていきます。
そのすぐ下には、高さも奥行きも少なめのOPEN部分を設けて、
頻繁に使う細かな調味料などを置けるスペースもご提案しました。
こういったモノはすぐに手が届くように
敢えてOPENにする事もひとつの方法です。
家電機器の置き場は勿論、
買い替えの事も考慮して、多少余裕の寸法設定にしておきます。
キッチンの方も、引出しの細かなサイズなどを検討し、
部材もハーフェレという、ドイツの金物のメーカーの商品を
採用できるか、現在も図面とにらめっこしています。 笑
そして、ここも重要なポイント。
空間全体の素材や色味もイメージしながら、
造作の面材や取手も機能性も伴いながら選定していきます。
壁面など、タイルがあればその貼り方、
どこで目地を取るか考える作業(タイル割り)も同時に検討して、
全体のバランスを整えていきます。
と、いう具合に、とても細かな打ち合わせが必要になりますが、
その分、出来上がりも楽しみです!
さて、最後は中古戸建物件をお探しのお施主様。
いずれはそのご自宅で、手作りのお菓子を販売したい、との事で、
看板作りやファサード部分など、
是非古今でもお手伝いできたら幸せだな〜っと
今から勝手に妄想している次第です。
良い報告ができたら嬉しいですね!
そんな日々が続いていますが、
やはり仕事のエネルギーは食のチカラが大きい!
食する事のありがたみや奥深さなどを受け止めながら、感謝しながら、
毎日をシンプルに過ごしていきたいと思います。
最後に。
古今スタッフ、全員のお気に入りランチ。
この近くの「さっぽろ亭」。
お昼からとっても幸せな満腹感を堪能できます!
この辺りにお住いなら、是非、必食です!!
山森
2017.02.10
こんにちは。 鈴木です。
まず冒頭に、私事ですが鈴木家第三子が誕生いたしました。
長男(5歳)・次男(2歳) と来たので、待望の女子!!!
とはいかず
三男坊の誕生です・・・(ガッカリなんてしてませんよ・・・・エェ)
今回は妻が無痛分娩を選択し、出産日が決まっていたのでお休みを取り、
立ち合い出産の準備万端のはずでしたが、3日前に長男がインフルエンザを発症。
入院中の妻に代わり看病を行った自分は病院に立ち入り禁止となり、
立ち合いどころか、退院までお預けをくらってしまいました。
今は3時間ごとの夜泣きに悩まされております。
さてさてお仕事はと言いますと、マンションの改装工事も順調に進み、
本日で大工さんの工事も終わりになります。
先日木工事の仕上がりの確認に行くと、一か所気になるところが。
解かりますか? 気に入らないところ。
キッチンカウンターの壁にシナベニヤという板を貼ってあるのですが、
コンセントが付いている壁のところの上、目線あたりのところでベニヤが継がれているんです。
ムムム・・・
図面にはカウンターのラインでベニヤを継ぎ足す事になっていたのですが・・・
解かりづらかったので、着工時に打ち合わせを行ってはいたのですが、
すっかり忘れてしまってしまったようで。
すごーーーーく綺麗に仕上がっていたのですが、断腸の思いでッ!
「やり直しましょう。」
造ったものを壊してくださいというのは、本当に心苦しいものです。
が、妥協出来ないものは出来ないのです。
こうした小さな納まりの積み重ねが、最終的な仕上がりの良さにつながってくるからです。
擁護をする訳では無いですけど、大工さん今回たまたま忘れてしまっていただけで、
普段は図面がクシャクシャになるまで、読み解いて工事をしてくれます。
既存カウンターの上に突板を貼る工事なんて、ぴたーーっと仕上がっていました。
天井の羽目板貼りもぴたーーっと!
こういった細かな造作工事は嫌がる大工さんも多い中、本当にきれいに仕上げてもらって感謝!
長い間ありがとうございました! またいい仕事よろしくお願いします!!
鈴木
2017.02.08
こんにちは、古今です!
先月31日に、第2回目の「ココンカフェ」を開催しました。
今回のココンカフェも前回同様、鎌倉にある1軒家の1室をアトリエとし、お料理教室とキッシュやお菓子の販売を行っている4ha(ヨツハ)店長の栗木さんにお越しいただき、一日店長としてカフェを運営していただきました。
▲前回オープン1時間で売り切れてしまった大好評のキッシュ!
前回よりも量が多かったにも関わらず、今回も売り切れに。
▲色とりどりのコンフィチュールも大好評。美味しさと可愛さがギュッと詰まった小瓶に思わず見とれてしまいます。
▲イベント当日は最高気温が20度近くまでいったので、古今の空間でのんびりカフェをされる方も多く、おだやかな時間が流れていました。
前回も今回もたくさんのお客様にご来場いただいたココンカフェですが、なんと次回の開催も決定いたしました!(パチパチパチ)
次回は来月3月7日(火)に開催いたします!また皆さまとお会い出来るのを楽しみにしています!
それでは!
横浜・青葉区・青葉台を中心に、神奈川・東京で
リフォーム・リノベーション・注文住宅をお考えの方は古今へ
2017.02.01
数年前、ある雑誌で見た本の題名。
息なが~くじっくり売れているらしい。
「チープシック」
なんか興味出て、何ぞやと調べたら、片岡義男さんが訳してたので
さらに興味持ち、その本を買って、一時期
ファッション関係ではないのに、自分のバイブルみたいになった。
それ以来、自分が着る服や普段の暮らしの中、
物を選ぶ視点、
はたまた、家作りのお仕事を通して、こうあってほしいと望むこと、
住まいの在り方など今、自分の周りにあるモノ、ほとんどにこの考え方
が通づることがわかり、事あるごとに思い出してます。
英語表記 cheap chic
直訳すると 安価なものによってシックに装ったり飾ったりすること
直訳だけをみると
一瞬、ユ○クロやシ○ムラのようなファストファッション服で
どれだけカッコよく魅せるかみたいなこと?って思ったけど、
読み進めていくとそんなことじゃなかった。
確かに安いのにもかかわらず、質が良くて、汎用できるものって
世の中結構ある。これらを見つけて利用することもチープシックの
一つの側面。
でも、本質はそうじゃないということ。
人ぞれぞれきっと解釈や向き不向きはあると思うが
芯というか、軸というか、そういうものが疲れや忙しさで
ぶれている時にすごくいい拠り所になってます。
興味がある方は、ぜひ。
今年が始まって一月。
なーんかうまくない。
こういうときは原点に戻る。
私の解釈として
前提として自分を知ることから始まり、
1.長い間古くならない、普遍性のあるものを求める
2.シンプルさ、実用性のあるもの求める
3.ここぞという時はケチらない。本物を求める。
のようなコト。
○会社名を
時間とともにこなれて、古さを感じさせない、
経年美化できる家をつくっていたい。
というとこから古今にしたコト。
○KOKON HUTのコンセプト
○いいなーって思うもの
大仏次郎
「新しいということは古くはならないことだ」
カール・ラーション
「正しく古いものは永遠に新しい」
ニーチェ
「何か新しいものを初めて観察することではなく、古いもの、
古くから知られていたもの、あるいは誰の目にもふれていたが
見逃されていたものを、新しいもののように観察することが、
真に独創的な頭脳の証拠である。」
チープシックの考え方も、僕が生まれた1978年ころに出た本だけど
古さを感じさせない。
家は、時間には逆らえません。
だから、「正しく古くなっていく家」をつくらなきゃいけない。
でも、正しく古くなるには条件がある。
住まい手の想いに寄り添い
自然光・自然風を利用し、素材使いに気を使い、間取りを熟考する。
もちろん耐震や断熱の今の時代に求められる性能も大事。
もちろんコストも。
これらをバランス良く整わさせて、未来の人もそれを大事にしたい
と思ってもらえるように。
今年はもう1度、古今らしいを追及していく所存です。
気を抜くとすぐに目の前のコトばっかりになります。
全員で精進します。
最後になぞなぞ。
いつまでたっても古くならないものってな~んだ?
納豆 チーズ 白菜
答えはチーズです!
なぜか! 乳製品 (NEW製品)
御後がよろしいようで。
元井
2017.01.26
例年並みの寒い日も多くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
毎朝、贅沢なタイマー機能を搭載した暖房機が無いと
起きれなくなってきた、山森です。
以前はそんな機能が無くても何ともなかったのに。。。
知らず知らずと、便利なモノに慣れていってしまうのは
コワイことですね。
そんなことを感じながら、この年末年始は
家族共々体調を崩す事なく、有意義な日々を過ごせました。
年末には、前職場のメンバーと久々の再会をし、
思い思いの語らいを楽しんできました。
久々に感じるこの感覚。話の流れ。
あ~、こんな会話を日々しながら、
多忙な仕事を共にこなしてきたな~っと、
懐かしくも、感謝の思いも生じつつ、
ありがたい英気をもらっての年越しでした。
みんな、ありがとう!!
そこでの会話でも浮上したのが、季刊誌「住む。」
当時から何度も何度も目を通してきた、
こちらの雑誌 「no.60 2017年 冬号」に、
なんと!!
この度、古今がご案内を掲載させて頂きました。
今回の特集は「家の改修、直すところ、残すもの。」
まさに古今の目指すところ。
リノベーションには必須の課題です。
素敵な事例が多数掲載されておりますので、
是非一度、手に取って、ご覧頂けたら嬉しいです。
さて、話に戻って、迎えたこのお正月。
今年は誰も欠ける事なく、全員集合の親戚一同で新年会。
お料理好きの義理の姉が毎年手作りお料理や
見事な盛りつけを振る舞ってくれます。
今年は酉年と言うこともあり、なんと柚の皮まで鳥が登場!
一番手前に4羽、飛んでいます!
あ、黒豆の上にもいました!
手作りクッキーも、孔雀や様々な形の鳥が飛び交って、
年々大きくなる子供達の声と共に、
とても賑やかなお正月になりました!
そして残りの日々は、家の中の片付けに没頭!
さすがに子供も少しずつ大きくなってくると、
おもちゃの数も増えて、家の中の割合を多く占めてきます。
ん~、ずっっっと格闘しながらの日々だったので、
1つずつ解決せねば!!
モノは少ないなら少ない成りに工夫をし、頭を使って考えるようになる。
1つのアイテムで、使い道が1つしかないようなものは、
できるだけ応用して使える知恵を身に付け、
数少なく持つのが理想だと、実感するようになってきました。
そして、丁度良い塩梅のモノが無ければ作れば良い。
ちょっとした棚やBOXを採用するだけでも
収納はかなり使い易さを増していきます。
そんな中で、主人にそういったアイテム作りをお願いすると、
子供も一緒に大きな電ドルまで奪い取り、
手に取って作りたがる。。。苦笑
持ってるおもちゃは一時の流行りであることが多く、
大人の真似をして、大人と同じモノを使いたがる時期。
これも成長の証ではあると思うと、喜ばしい事なんですけどね。
ちょうどそんな中、つい先日、ホームセンターで、
「袋に詰め放題100円!」 を発見!!
そうです!木端、こっぱ、コッパ!
いや~素晴らしい!!
子供も大興奮でパンパンに袋に詰めて(これもまた楽しい!)
大量のおもちゃをGETしました~。
帰ってすぐに登場した、得体の知れない生き物。笑
うさぎの顔に、蛇の体~?!
でも何やら他のおもちゃの青い人が沢山乗ってる~。苦笑
電車?!もドッキングして、不思議な作品ができました~!
でもきっと、こういった遊び方で、身近にある様々なモノを利用して、
創作工夫し、空想の世界が広がっていく。
今しか無い作品、世界が出来上がっています。
今しか出来ない遊び、楽しみを覚えて、未来に繋げて欲しい。
お絵かきも大人の真似をしてきた~!
同じ業界に向かうのかな~?!
我が家、だそうです。
狭いです。これは事実です。苦笑
狭いからこそ、知らず知らずの工夫で、上手に住まい熟していきたい。
ゴールはまだまだ遠いかな~。
これも楽しみながら!!
ですね!
さて最後に、いよいよ前回急遽キャンセルになりました、
「ココンDEカフェ」 が来週開催です。
http://kokon-sumai.co.jp/archives/2441
季節を感じさせる温かなスープなど、
前回にはなかったメニューも登場いたしますので、
是非ほっこりしに、いらしてください!
みなさまにお会いできるのを楽しみにしています!
2017.01.19
今年は新年明けてから色々とバタバタしている鈴木です。
今週からマンションのリノベーション工事を着手しました。
古今事務所から車で1時間ほどの場所なので、家を出るのが1時間早くなり、
246を東京方面へ車を走らせると日の出とともに朝日が
まぶしくてたまりません・・・
帰りは帰りで、夕方事務所に向かって走っていると西日が・・・
サングラスでも買おうかと思う今日この頃です。
さてこのマンションは築14年でちょうどリフォームや修繕の頃合いなのか、
連日あちらこちらで工事業者が出入りしています。
同じブロックでもひとつ上の階の方も同時期にリフォームをされていて、
出来る限り周囲に迷惑を掛けないよう気をもんでいます。
今回のリフォームのメインの一つがキッチンの移設。
壁向きだったキッチンを対面キッチンに変更します。
戸建ではさほど難しくないのですが、マンションだとそうはいきません。
床下の高さが無く、排水管の移設には、綿密な現調・しっかりとした設計が必要となります。
キッチンを解体した後に出てきた配管がこんな感じなのを、
こんな感じに配管を延長します。
床の隙間が空いている部分はコンクリートの躯体なので、フローリングとの間は10cm弱しか取れません。
それなので、キッチンの裏側に配管スペースを取れる物を選定したり、
移設する距離から勾配を計算して、
高さを出すなどしてバリアフリーに出来るかなどを検討するのです。
間取りを考える時には、こういった仕上がってしまうと見えなくなってしまう、
配管や配線・ダクトなどをしっかりと考慮して設計します。
出来上がってみたらキッチンの床だけ高かった・・・
なんて事出来ませんからね。
こういったいわゆる 『納まり』 というものは、実際の現場で経験をしないと、
身に付かなかったりするもので、経験豊富な職人さんなどから、
色々な方法等を教えてもらったりするのです。
ただ、『納まり』にばかり気を取られてしまうと、斬新な設計は出来なくなってしまうもので、
住まい手さんにとって最高の住まいが出来るように日々葛藤する古今一同なのです。
鈴木
2017.01.10