自然素材を利用した新築注文住宅 リフォーム リノベーションを提案する神奈川 横浜の建築士事務所

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新しいのに、懐かしい。

木々の日々

家づくりについて古今の想いを日々綴っております。

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何でもない事の良さ

2018.05.19

突然ですが、ちょっとだけ「こうるさい」ことを言うような、

いわゆるグルメの世界ってあると思います。

 

たとえばお寿司屋さんなら、

「あそこの店はちょっと赤酢がきいてて」と、

解説したりする。

 

それはそのお店の「特徴」を言っていると思うんだけど、

これは年のせいか、尖らなくなってきたからか

ぼくは「特徴」を言えないおいしさのほうが上だと

最近思っているところがあります。

 

ほんとに美味しいモノって上手く言えないけど、

体になじむというか、そんな感覚が食べた瞬間にある。

 

例えば、植物図鑑には、一番その植物らしい植物が

載っています。

 

たんぽぽだったら、いちばんたんぽぽらしい

たんぽぽが描かれています。

 

たんぽぽの特徴がすべて備わっていて、

なおかついちばん「なんでもないたんぽぽ」

がそこに現れなければいけない。

 

食べものにも、そういうところがあると思います。

 

「これは癖があってうまい」という場合は、

「これは元々癖がある食品としてふつうだと思える」

というものがいちばんいいと思っています。

隠し味にパクチーが入ってるんだったら、

パクチーが入ったままで普遍化できればいい。

先日、湯河原で買ってお家で備長炭で食べた相模湾の干物たち

は、「べつになんでもないけどね」という顔をしていますが

あの魚は、なんでもない「その魚らしい」干物として

最大化された威張らないおいしさを持っていた

と思います。

 

 

 

外食を1週間でも続けると、なんでもないそれこそ普通の

自炊したご飯が食べたいと思うのと同じで、癖や特徴のある

ご飯はたまにだからおいしい。

 

 

私たちの生業の家作りでも同じ。

癖が少しある家、癖が強い家、色々あっていいけど

一般的にいう、良い家というのも

やっぱりその地域らしく威張らない風貌で、

そこに加えられる素材やディテールの整えられた

優しい居心地を生むデザインで

一見、何でもないような中に生まれるように思う。

 

共通していることは、

歴史が証明しているけど、結果なんでもない良さ

をもっている本物しか50年後には残っていない。

 

表層的でエッジを立てたり

奇をてらったり、新素材を駆使してみたりは

意外と簡単で、実は普通や何でもないを装い、

なんか良いんだよな~って思えるものには実は

手間や技術や経験がないと出来ないというコト。

 

 

 

今も一件、横浜の中では景色が抜けている地域に建つ

平屋の家に手を入れています。

平屋は良いんだけど、

ここに、たいそうな入母屋造りで玄関の

屋根が存在感をとんでもなく発揮している。

 

なんか偉そうで受け入れられていない。

 

工期も金額も当たり前で制限があり、

やれることも限られているが

これをどうやって大人しくさせるか。

 

必死になって悩み中。

 

 

内部も築年数のおかげで、柱の水平垂直も悪い。

全ての筋違や火打ち(歪みを出さないようにする部材)

を外して、大工さんが矯正。

 

普通の何でもない良さはやっぱり歪んでいては

整わない。

手間もお金も(とほほ)かかるけど

何でもない良さを作っていくためには

必要な作業。

 

手間はかかるけど、あのとき結果として手間かけて

良かったねと言えるように。

 

一歩づつというか0.5歩づつです。

 

 

こちらも宜しくどうぞ。

 

元井

 

 

 

 

 

 

 

 

家と木

2018.04.20

写真 右側

 

牧歌的な雰囲気もするこの緑の大地から

小さなおうちがアメニモマケズ カゼニモマケズ

今にも上棟を迎えようとしています。

 

鈴木ブログ

 

家作りを生業としている人間たちの間でよく言われる

周辺環境(社会)と家(個人)との理想の在り方で

 

周辺環境に家が溶け込むような、、、

森からキノコがにょきっと生えてくるように、、、

 

なんて表現があります。

 

 

まさにここは緑の大地からニョキッと生える家づくり

家の在り方としてそんな住まい作りができたら理想です。

 

 

要は周辺環境をとことん読み込み、

そこに馴染むようなシルエット、

屋根の形や外観を持ち、そこから取れたような

素材を用いて家を造っていくということ。

 

当たり前なんだけど、そうすれば

その環境に馴染み、街の景色を壊さない

独りよがりではない家が作れるとおもいます。

 

まあでも、

都心に土地を持つとそんなことばっかり

言ってられない現実もあり、そこに

主眼を置くとまったくもって家が建たないけど

ただ、ほんの少し、

その家ひとつひとつのデザインや家の形が

その町の景色になるという事を頭の片隅に

いれて家作りをしたいなと思っていますし

できるだけ、それを住まい手さんにお話し

し、ご理解を頂きながら家作りをしていきたい

な常々思っています。

 

 

 

ここんちのご主人、奥様もデザインや素材選び

センスに関しては怖くなるくらいのセンスを

お持ちなので、DIYを交えながら一緒に造っていきます。

 

 

 

話は変わり、ここんちで使っている柱。

森の印字がありますが、FIPCという

木材表示推進協議会の略になります。

 

この印字があると、この木は正しく伐採された

正確に言うとFIPCの横にL印字があると合法的に

伐採された木というコトになります。

 

樹種名、原産地、加工種などを分かりやすく表示し、

この木を知ってもらうということがこの協議会の目的です。

 

この制度は、今や食品業界では当たり前な光景ですが

トレーサビリティーの一種です。

 

実は建築業界は、ほかの業界に比べて、どこで伐採され

どこで加工をして、どこから来たのかを

知るすべがない木材が多く存在します。

 

特に熱帯雨林からくる木材種などは遡っていくことすら

難しいと言われています。

 

 

自分たちが口入れる食材もそうですが

家の素材も肌に触れ、空気を作るものなので

あまり神経質になるのも問題ですが

家の材料の素性を知っておきたいと

個人的には思っています。

 

合わせて

料理もそうですが、良い素材や素性のわかる

素材を使うと、おいしく料理をしなければと

気合も入るし、どうにかしてこの素材の良いところ

を生かしてやるかというような心持に自然となります。

 

こういうところ、金額が安くて、便利で、早くてみたいな

現実社会の流れにのったモノに目が行きがちですが、

実はすっごい大事だと思っていて、なかなか全部とは

言わないですが、常日頃から、自分たちが口にする食材と

同じように、家作りに使う素材もいつも気にして

おきたいものです。

 

 

 

FSCというこのマーク見たことありますか?

 

FSCとは、木材を生産する世界の森林と、

その森林から切り出された木材の流通や

加工のプロセスを認証する国際機関のことで

その認証は、森林の環境保全に配慮し、

地域社会の利益にかない、経済的にも継続可能

な形で生産された木材に与えられます。

 

このFSCのマークが入った製品を買うことで、

私たち消費者は、世界の森林保全を間接的に

応援できる仕組みとなっています。

 

 

こういう気負わない仕組みは好きです。

 

 

意外といろんなとこにこのマークがあって

お菓子のパッケージや有名事務用品の包装紙・

パッケージにも。

 

 

そういえば、このブログ書いてて思い出しましたが

昔、ボランティアで作業してたら

同級生から やれ偽善者、やれ自己満足と

言われましたが、そういう時いつも思うのです。

 

 

例えそれが自己満足・偽善者であっても

確かな事。

 

 

やらないよりやったほうがまし。

 

 

ということ。

 

 

人生も同じ感じがしています。

なにもしない人ほど、あーだこーだ言います。

 

 

何気に包装紙やパッケージをいつもちら見しています。

1人で気にしていても致し方がないのだけれど

自分の物差しでこいうのは選びたい。

 

話が飛びました。

 

 

 

いい家にしよう。

 

 

 

 

元井

 

 

はじまりとおわりの一区切り

2018.03.29

春は始まりと終わりの、出会い別れのシーズンですね。

 

私たちの仕事柄、工事完成してお引き渡しをすれば

一先ず工事は終わり。

 

ですが、作り手・住まい手としてのお付き合いは

ここからが始まり.

 

だから実は区切りはあっても、終わりも始まりもない。

 

 

そして、住まい手さんに住み始めてもらって

メンテのときに、ど正直な感想を聞けるのが

僕ら最大の収穫所。

 

 

本当にいつもタメになるし、反省もします。

同時に心から喜んでもらえてる反応もひっくるめて

何よりの養分になります。

次にまた小さな花を咲かすための養分を頂くために

今回もまず一先ずのお引き渡しです。

 

 

 

町田 O邸

 

敢えて天井を勾配天井にし、天井高を抑えて重心を低く

して、空間に大人の落ち着きを持たせる構想。

障子との相性も良く、凛とした空気感と肌馴染みの良い

雰囲気が共存している感じ。

 

手前の梁の色味も少し色を乗っけたかったので

OS塗装で他より少し赤身をいれた。

主張しない存在感があり、視線が抜けて同じ部屋だけど

用途が違う空間と空間に緩やかな境界を付けることが

出来た。

 

テーブルは古今オリジナル。

元井・鈴木共作。

よく見ると円ではなく、楕円。

でも手作りっぽくてそこがまた良かった。

鈴木君頑張った。

 

 

 

色々、実践。

 

強度的にはお墨付き。

建築金物を利用した棚受け。

 

 

外壁の杉板貼りやウッドデッキのレッドシダ―などの赤身材に

用いると色が酸化をして膜を作り、耐久性が向上する耐候性塗料

を内部の杉に塗布したオリジナルキッチンとバックセット。

理想の暮らしを模索、整理して、物件案内10件程度

廻りからまずは始まったプロジェクト。

 

使い勝手や耐久性・デザインや色味も含めて、

目に見えない居心地がそこに

生まれるよう3人であーだこーだ。

こんなことも

 

 

一緒に妄想しながら作り手+住まい手で作った空間。

 

3か月後、半年後、1年後。。。

この家についての感想を聞くのが今から

楽しみだ。

 

 

 

 

 

終わりの一区切りもあれば

始まりの一区切りもあり。

 

古今での生業を通して、私、元井が誰よりも

お世話になっている人のいえ。

 

始まります。

 

気合十分で、フライングスタートしそうですが

元来の心配性が顔をのぞかせて、今一乗り切れていませんが

先ずは解体工事から。

 

現場からまずは整理して、組立てていきます。

 

 

 

 

もう一つ気合の物件が。

この物件の二期工事。

賃貸リノベ フェーズ2

始まります。今回はキッチン・浴室を!

 

また三人であーだこーだ言ってます。

 

1期工事はこちら

 

 

石橋を叩きながら、たまに飛び越えつつ

着地ではまたしっかり踏みしめながら

GO FOR ITです。

 

motoi

建築とその後と強さと

2018.02.17

昨年の夏からから古今の近所で携わっていた

近所の住まい手と作り手でつくる、

地元青葉区内屈指のビンテージマンションの

リノベーション地産地消工事。

 

 

昨年末にお引き渡しをしておりましたが

先日、晴れて、関係者とご友人、お声掛け

させて頂いた方々のみでOPEN HOUSE

を行い、私も参加させて頂きました。

 

 

古今ブログでもたびたびご紹介している物件です。

 

 

相変わらず、住まい手のセンスに脱帽。。。

 

 

 

写真が下手で伝わらない。。。。

ゴメンナサイ。

 

ご主人は某インテリア大手のバイヤー。

奥様も雑貨とインテリアのプロとして

生きてこられた方々。

本当にセンスのいい人たちは雑多にモノを置くくせに

汚くないし、おしゃれに見える。

 

置いてあるものが実は安物だったりするし。

 

こういうのを見ると建築とインテリアの違いを

まざまざと見せつけられる。

 

素敵だー。

 

建築とインテリアが化学反応しているのを

久しぶりに見た気がしました。

 

 

 

 

 

今回、引き渡して二か月ほど生活をしてもらって、

この物件には実際の所、使い勝手はどうなんだろうと自分達でも

挑戦させて頂いた部分が大きいでも取り上げたモルタル壁の

実用性を確かめる良い機会となった。

 

住まい手にも実際、施工が初めてなので実験みたいですが

精いっぱい配慮しますのでやらせてくださいって

あらかじめ承諾を得て実行していますので住まい手にも感謝です。

 

 

 

 

 

見た目ついて

やはり、いい。

質感がいい。

色味もモルタルと松煙の配合を吟味したのですこぶるいい。

浸透製の防水塗料を塗布しているが

塗装での嫌なテカりもないし、空間に馴染んでいる。

 

 

 

 

クラック(ヒビ)について

おそらく、棚にモノを置きだすとクラックが

入るだろうなと危惧していたが、入っていたが

わずかな小さなクラックのみ。

 

あらかじめクラック防止で棚の下にテーパーを付けたので

これが相当効いているようにみえる。

 

 

 

左官屋さんと現場であーでもこーでもないで試行錯誤したのを

思い出します。

 

先ずは結果オーライでよかった~。

 

 

 

 

 

 

水跳ね・油はね

一番実用性で気になるところ。

 

結果、目立ちづらい。

 

想像していた以上に上手くいった。

 

ガンガン使ってくれているみたいなので一安心。

防水塗料も効いているのか、水浸みや油の染み込みも

ごくわずか。

 

 

 

 

 

考察&結果

 

大成功。

 

デザインもよく、使い勝手、実用性が高く、メンテも楽。

 

キッチン前の仕上げと言えば

タイル

キッチンパネル

ステンレス

 

第4の候補、現れました。

値段もタイルと同等です。

 

 

 

今動いている古今物件でも採用していますので

そちらも楽しみです。

 

 

 

 

そういえば、先日その採用物件に行ったら

大工さんが休憩時間に外でノミのお手入れしていました。

じつは最近の大工さんて、世の中既製品ばっかり使うから

木でオリジナルの造作をしなくなったので

ノミを研ぐ習慣がなくなっています。

 

この大工さんは今でも丁寧にノミを研ぎ、革のノミ袋で

管理し、丁寧に道具を手入れされています。

 

なんか、この風景に懐かしさすら覚えました。

僕が建築始めた頃、当たり前の風景だったんだけどな。

道具も進化したからとは一概に言えない気がします。

 

古今では相変わらず木を使って大工さんと共同で

モノづくりしているし、左官屋さんとも

上述の壁を創ったりしている。

 

無理強いの部分もあるとは思いますが、古今の現場は

職人さんもやりがいを持って楽しんでいてくれる現場でいたい。

 

 

相性もおおいにあると思うけど

結局、人は楽しい事が好きだ。

だから、楽しいことを楽しそうにやっている人の周りには

人が集まって、また新しく楽しい事が起こる。

 

今の時代に確かなものって不確かであったり、

体操の平行棒を素人がわたっているような不安定さが

あるけれど、至っていつの時代も「楽しさ」は普遍的な

変わらず確かな強さを持っていると思っている。

 

この強さがなければ、道具のメンテナンスはしないと

思う。自分もそうだから。

 

 

今の時代にもっとも確かな強さとともに一歩づつ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018 初稿

2018.01.26

2018 皆様もようやくエンジンがかかってきた

頃でしょうか。

 

 

今年も古今を宜しくお願い致します。

 

 

新年のあいさつを兼ねて

昨年弊社設計施工で引き渡している尾上農園さんに

ご挨拶とお引き渡し後の3ヶ月メンテにお伺いいたしました。

 

 

 

今物件のお引き渡し後の定期メンテでは外部で木を使った

仕様としたためこれらの部分を中心に確認しています。

倉庫側の木製の外壁のスキマなど木の収縮で多少動きが

あるようですが、上手く追随してくれているようです。

ドイツ壁仕様の雨垂れなども危惧していましたが

そのような様子はなく、綺麗な状態を保っていました。

 

 

しかし、お伺いしたのが

10時OPEN前の9時にも関わらず

相変わらずの盛況ぶり。

 

 

 

中ではせっせとトマトの袋詰めをされていて

ばったばったでしたので写真は取れませんでしたが

倉庫兼直売所にもかかわらず、綺麗にお使いいただいて

いたのと、

後々きっとこの壁には色々つくだろうから

仕上げはベニヤと打ち合わせしていた部分には

年末年始で上手くご自分で棚やフックなどを

付けて使い勝手良くお使いになられていて

この物件が現在進行形で成長している姿に嬉しくなりました。

 

 

またお伺いしますね。

 

人気なので11時にはほぼトマト売り切れですが

 

尾上農園

海老名市中河内1183の前

定休日 月・木

 

どうぞ、買ってみてください。

 

 

 

 

 

新年をお迎えて、新しく物件も動きます。

すでに動いている青葉区の新築

相模原の新築

海老名団地リノベ

町田の戸建リノベ

青葉区内の賃貸借家二期工事

戸塚の平屋全面リノベ。

 

 

下の写真は

海老名市の団地内装リノベ。

キッチンやお風呂などはすでにリノベ済。

内装をお任せいただきました。

 

壁・天井などが全てコンクリート直貼り。

 

電気配線も内装もやれることに制限が

でてきて、その中でどこまで手を入れて

上手く既存のもの、ご要望などを織り交ぜて

融合させながら心地よい空間を創れるか、

限られた予算内で試行錯誤していきます。

 

床は紀州(尾鷲)杉を使用。

今物件は防音規定があるため

防音処理を行った床に無垢杉を貼っています。

 

3月のお引き渡しに向けてしっかりと。

 

全物件、しっかり目を通せて

質も当然落とさず、かつ自分たちも楽しみながら工事を

していける巧い落としどころを探りつつ

丁寧に丁寧にひとつづつ。

 

 

年末年始をすこし大目に古今では頂いたので

私も新たなエネルギーを吸収するべく

栃木と群馬にアントニン・レーモンドの建築を

見学に行ってきました。

 

しかも、学生時代から気になっていた

軽井沢まで足を延ばし、聖パウロ教会も。

 

いやー感動しました。

 

思いのほか市街の中にあってびっくりしましたが

しっかりメンテされていて、しかも立ち入り時間内自由。

 

不特定多数の方が出入りするのに、この保存状態の

良さにもびっくりするし、懐の広さにも感服。

 

この建物。

愛されていないとこうはなりません。

 

綺麗に保たれているのも頷けるほど

内部の仕様、外部の板金の納まりなど

建築的に注目してしまうポイントが多く

存在しました。

 

 

 

他にも前橋の井上邸。

レーモンドの自宅そっくりに作ったものです。

これも想像以上に素敵でした。

 

 

今日は本業が少し滞っているので、書きたい欲をおさえて

この程度に。また次回へ。

 

元井

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

欧の匂いと和の匂いと

2017.12.14

おさむーございます。

現場にいると、女子なみの足の冷え性が

大声で叫び始めます。

タイツと厚手の靴下ではこいつらの口を塞ぐのは

難しくなってきていますが、なんとか耐えています。

 

 

 

青葉区で9月より工事をしていた物件。

以前、モルタル塗でご紹介していたRC造の戸建リノベ。

キッチン前のモルタル塗のニュアンスがステンレスの

カキっとした雰囲気とよく合います。

 

既に搬入済みの住まい手さんの家具や照明なども良く合います。

素晴らしいチョイスです。

 

 

 

 

 

床の斜め貼りもシンプルな空間の中、変に恰好を付けない

けどセンスの良さを醸し出す今回の住まい手さんの

スタイルに良く合っています。

 

 

大人になると、一見、普通なんだけどやり過ぎない程度の

作り込みが心地よいです。

 

洋服もそう。

着飾るのは若い子の特権。

 

こなれた感を出すのが、住まいも洋服も

丁度いい。

 

ここの線引きは、今でも難しく、時にやりすぎて

あざとい感じになってしまう部分。

 

勉強になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和の趣の寝室。

全体のベース色の柔かいグレーが醸し出す

懐かしい欧の雰囲気と和の雰囲気は相性抜群。

 

障子も新規で。

築年数のある住まいはなんせ窓回りが弱い。

隙間風、断熱、気密、結露。

カーテンやブラインドもいいけど、隙間風は防げません。

だからどうしてもこの時期、サッシからの冷気がひや~と。

障子はぴったりで作るので、冷気も降りてきにくい。

ということは断熱と気密、結露を防げるというコト。

日本古来の障子。四季のある日本の気候風土に合った

建築手法。

 

直射の陽光を優しい光にしてくれ、映る木の影も粋です。

破れにくい障子紙も時代と共に登場しているので

小さいお子さんのいるお家にも、ぜひあらゆる方に

お勧めしたい。

 

日本古来の障子は、上記の不具合を見事に解消してくれる。

着工後に入れましょうってなったのですが

この環境、この住まいの窓装飾には最適解だと思っています。

 

 

 

 

 

 

もう一つの寝室はまるでフェルメールの絵。

欧の雰囲気がすごい。でもいやらしくない。

 

壁の色のチョイスと塗装はDIY。

この物件における塗装工事はほとんどがDIY.

夫婦でコツコツ、時には夜なべ、ウチの職人と

しゃべりながら作業をされていました。

 

自分たちの「心地よい」をつくるために

頑張れるのは、自分を良くわかっていないと

頑張れないのです。

頑張れないというより頑張り方がわからないから

諦める、妥協するが正しいか。

 

生業としている僕らもたまに自分を疑い

心が折れそうになるのに、自分たちの

感覚を信じていました。

 

それが出来てしまった彼らにリスペクトです。

 

 

 

今週末、お引き渡し。

 

 

しっかり、お掃除してきます。

 

 

 

 

 

インスタ映え

2017.12.02

 

 

今年流行のインスタ映えを狙ったこちらの写真は、

 

先日古今ショールームで行った【SOCORA】さんのイベントで差し入れいただいたchocolateと、

先週のブログで紹介のあった【尾上農園】さんのTOMATO。

 

どちらも本当に美味しくて、見積もりをしながらパクパクモグモグと食べてしまいました。

 

 

 

鈴木 デブまっしぐら。です。

 

 

 

 

 

 

このままではいけません。外は寒いですが、なまった体に鞭を入れ現場へ向かいます。

 

屋根の上では大工さんがこれまた、以前のブログで紹介をしました【びおソーラー】の

設置工事を行っていました。

 

 

 

 

小さく空いた屋根の穴に合わせて、集熱パネルを乗せていきます。

 

 

 

屋根全体で暖まった空気を、この集熱パネルで加熱して床下まで送り込みます。

 

 

設置後、寒い日だったのですが集熱パネル下のダクト接続部分に手を入れてみたら、

あきらかに気温とは違う温かい空気を感じました。

 

 

これは期待出来そうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴木

 

 

 

2017.11.22

 

 

祝 OPENです。

 

 

1期工事、中段を挟み、二期工事・施主DIY・外構と

計画からだと1年半以上の時間を経て、去る11/19に

トマト農園小屋 OPENを迎えました。

 

 

 

 

朝の7時台からちらほら。

OPEN時間過ぎにはどわっと。

待合を造ったかいがあります。

30分後トマト完売。はや

 

 

 

 

 

うちのOBさんで、今も定期的に古今のショールームで

お花屋さんをやっている KONITA さんに

お花造ってもらいました。

 

 

建物外観と内観を写真と口頭で説明すると

こういうセンスでお花造ってくれます。

いや~すごいセンス。

外壁にぴったり。

 

 

調子に乗って、自宅用も作ってもらいます。

 

 

 

建物はやはり植栽が入ると締まりますし

活き活きしてくる。

 

 

 

 

この子たちが春から夏のぐい~んと伸びる

成長期に是非写真と取らせてくださいと

お話しています。

 

 

 

ここんちのトマト。

 

ホントに美味しいトマトです。

味を占めるとスーパーでトマトを買うのをためらいます。

売り切れ早いですが。。。

 

 

 

宣伝です。

あまり宣伝してくるなといって

オーナーが仰ってましたが。。。

 

 

尾上農園 トマト小屋

海老名市中河内1183の前

 

 

皆さまもぜひ。

 

 

 

元井

 

 

 

師走かよ 2

2017.11.03

なんだかバタバタバタバタしています。

少々息切れしてきてますが、ギリギリ スポ根世代に入るので

気合で苦しくても面白い時期を乗り切りたいと思っています。

 

 

先日、合間を縫って古今で手の工務店NET主催の講習会

に参加してきました。

 

先日、鈴木のブログでさらりと話があった

びおソーラー関連の講習会と、そのびおソーラーを取り付けた

建築家の堀部さんの設計した鎌倉のお宅を見学・体感できる

という設計手法的にもびおソーラーの体感という意味でも

両方興味があったのでず~っと楽しみにしてました。

 

 

結果、古今のメンバー、テンションあがりました。

 

 

堀部さんの建物も外観ではのぞきに行ったことは

有ったのですが、内部を見せて頂くのは初めて。

 

 

住まい手さんもいらっしゃって実際の住み心地や

びおソーラーのエアコンのものとは明らかに違う暖かさ

を実感されていて、以前は大きい古屋ににお住まいだったそうで

冬になると、温熱環境が整っていないため

生活スペースは暖房を炊いている部屋だけが

生活圏になってしまい、広さを使えていなかったが

この家に住んで、デザインや住み心地はもちろんの事

前の家よりかなり小さいおうちだけれど、全ての場所が

生活圏になったので、むしろ広く感じるとおっしゃていたのが

印象的でした。

 

これはリアルな意見で体感でしか得られない言葉だと

思いました。

実際に、1F2Fの温度差は全く感じませんでした。

 

語るより体感です。

百聞は一見に如かずならぬ、

百聞は一感に如かずです。

 

現在、設計中の町田の新築でもびおソーラーを

採用予定です。ここの住まい手さんにもぜひ

味わってほしいなと思っています。

 

 

 

もちろん、デザイン、スイッチの位置や建具のデザイン

も食い入るように見てました。

 

天井高さが低いのですが、窓の位置が絶妙でしっかり外に

目線が抜けるためむしろ日本人のスケール感には

気持ち良く感じる空間になっていました。

 

堀部さんと寝室の天井に貼られていた羽目板

の事に関してもお話しでき、とても有意義な時間でした。

 

写真はNGだったので、みんなしっかり目に焼き付けて

帰って来たのですが、帰り道や昼食時にその話が

尽きないんですよね。

 

自分たちの建築好きに改めて気づいた気がします。

 

 

 

 

現在、改装中の青葉区の物件。

ここは、キッチン前に、モルタルを塗って、防水塗料を塗布予定。

 

ここで使用するモルタルは通常のモルタルではなく、

表面に自然な感じのグレー色とマット感と滑らかさを出すため

左官屋さんと施工事例見ながらあーでもない

こーでもないと意見を出し合い、

モルタルに珪砂と松煙を混ぜて、いくつかサンプルを作成。

 

 

 

みんなでこれまたあーでもないこーでもない。

 

下が、通常の何も入れていないモルタル。これだと

モルタル塗にする意味もないし、内装がぼやけてしまう。

 

上の三つが珪砂と松煙を混ぜて松煙の量を変えたもの。

上の左が良い感じのグレー感で、乾く前にコテで押さえていくと

多少のムラ感も出ることがわかったのでこれで行こうと

思ってます。

 

キッチンはステンレスで、棚は杉の敢えて仕上げていない荒木。

このグレーとは相性良さそうです。

 

さあ!どうなるか!

 

 

 

 

 

海老名で外構工事中の倉庫側壁も仕上がってきました。

ここでも、杉板の自然な色味を風化したような自然な色味に

したかったため、特殊な塗料を採用し、すでに

杉板がグレーに変色してきました。この色になると実は

耐候性が増します。質実剛健です。

 

 

 

新築、ぴかぴか、は嫌なのです。

 

元々ここにあったような、風景に溶け込むような

趣に少し近づきました。

 

この外壁の貼り方。

上述の堀部さんの物件でも同じ外壁の貼り方をしていました。

堀部さんも日本の原風景、鎌倉という地に似合う外壁にした

かったと仰っていました。

 

同じ杉でも、同じ貼り方でもお値段

えっらい高そうな杉材を使われていました。。。。

さすがっす。

 

その部分の差を感じましたが、ベクトルが同じ方向向いていた

ので少しばかり嬉しかったです。

 

 

 

 

海老名の上記物件の大工さんが

こんな鉛筆の削り方してました。

普通かと思いきや

 

 

こう

丸く均等に削るのではなく、片面だけ削ることで

1mm2mmもずらさないよう正しい位置に墨が出来るように

合わせて、時短も兼ねてこうしているそうです。

シャーペンは耳にかけていると汗で落ちてくるから

嫌なんだそうです。

 

うん。正しい。

 

こういう個人的で普通じゃないけれど

いい仕事をするために

自分で工夫して既製の物を変えていける

前向きさというかこだわりというか少しでも良く

したいという向上心。

 

 

ホントに好きです。職人だと思います。

わたしたちもこうでありたいと思ってます。

 

 

そんなこんなで本当に師走が近づいてきていますが

案件も重なってきているので、しっかり丁寧に丁寧に

ひとつづつ。

 

 

 

元井

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これだからね。。。

2017.09.23

最近、コンコン咳き込む人が周りにちらほら。

必ずこういう温度差のある時期には私も

喉が痛い。。。ってなるのですが

今年はならず。なぜだ。逆に怖い。

 

 

 

古今は、8月後半からひと段落していましたが

9月から10月にかけて青葉区内で新築・リノベーション

が始まり出すのでその準備を着々としています。

 

 

上記のようなわたしたちが準備できる段階まで来てしまうと

住まい手さんも私達のような作り手側も目の前の

今後作られていくであろう空間を妄想し

あーだこーだで打ち合わせしていけるので

お金だけは頭の片隅に置きつつ、何も気を揉まず楽しく

やれるのですが、今回のブログは

先日、場所を絞った中古物件探しから改装までを目論見、

弊社に来て下さっていた方の事に関して綴りたいと思います。

 

 

その方々は

 

中古戸建を自分たちのライフスタイルに合う場所で

探し、お金の許す限り自分たち色に改装し住みたい

 

という、緑が好きで虫さん上等、住まいの中には

自然素材で経年美化していく素材を使いたくて

火を愛でながら暮らしたいとお考えになっている

古今にとって一緒に住まい作りをしていくと

純粋に楽しい!って思えるご夫婦とお子さんたち。

 

 

今回、近くの不動産屋らしくない不動産屋

アーキプロジェクトの田尻さんと共同で

場所を絞りつつ物件を探して、物件を一緒に見て、

建築士目線で建物調査して

というのを繰り返し、ようやく私達のような

建築屋が見てもこれなら改装時に悪いところを作り

変え、良いとこを生かして行けば

ご要望に応えられそうだと思えるものが

2件でてきました。

 

 

この方々は、物件金額+リフォーム金額をセットで融資を受ける

リフォーム一体型で融資を受け

住宅ローン減税や税金関係を考慮しながら自分たちが

考えるリフォーム金額にどれだけつぎ込めるかという

色々な狭間を調整しなくては納得できる形には

ならないという、すごく調整力が必要となる

案件で。さあ契約に向けて動きますかっていう

段階で

 

 

ここで出てくる

既存住宅売買かし保険。

 

 

これが今回の問題児。

 

 

売主は

買主が抱えている住宅購入の不安の解消策として、

競合他社との差別化や売買金額等に役立てることができ

 

買主は

住宅購入の不安を解消するだけでなく、

一定の要件を満たせば住宅ローン減税や税制優遇等の

適用を受けることができる

という、本来、

中古物件の購入の際、一番心配なこの物件、大丈夫か?など

中古物件売買取引において

双方がメリットを享受しながら中古物件を流通させようという

思惑の制度。

 

 

がしかし。そんなに甘くない。

いくつかの基準があって、検査を受けて晴れて

保険を付けれるのですが、物件1に関しては

 

売主さんが調査検査NG。仲介の不動産屋制度知らない。

 

ということは説明が出来ていない可能性が大いにあるのだが

そもそも売り出ししているくせに、中は見ていいけど

検査はNGって。

 

正直、ええっ!売る気があるのって言いたかった。

 

合わせて下記で出てくる床下点検口がないということで

実は検査も受けれない事がわかった。

 

物件1 終了。。。

 

 

住まい手さんは諦めきれない感じで。。。

この時はわたしももやもやと幾ばくかの怒りがすこし。

 

 

既存住宅売買瑕疵保険を利用するにあたっては、

専門の資格を有した建築士が建物を瑕疵保険検査基準

に照らし合わせて検査を行ない、“基準を満たしている場合に”

のみ、保険が付保されます。

 

この時に発行される「付保証明書」が、築20年(又は25年)

を超える物件で住宅ローン控除等を利用する際に必要となる

わけです。

 

 

 

じゃ、基準を“満たしていない場合”はどうなるか?

物件1もそう。床下点検口がないだけで。

 

満たしていない場合というのは、例えば雨漏りの形跡が

あるとか、外壁にひび割れがある(ヘアクラックを超える)

といった場合。

その他、床下点検口が無くて床下の検査項目が

確認できなかった場合もなどもそうです。

これらに該当があった場合には、“物件の引渡し前

までに”瑕疵保険検査基準を満たすよう

是正工事を行なうことで、瑕疵保険が付保され、

付保証明書が発行される。

 

 

ここで問題になるのが“物件の引渡し前までに”です。

 

 

引渡し前ということは、所有権がまだ売主にある時点で

工事を行なうということです。

中古物件は売却活動中も売主が居住していることが

多く、感覚的には半分くらいの確率でしょうか。

 

 

売主としては、できるだけ買主の意向に沿うようにしたい

という気持ちもあるでしょうが、買主の都合で自分の家が

まだ住んでる状態で、赤の他人が入ってきて

工事されるのも受け入れがたい気持ちも当然ある。

 

 

ということは、いくら引き渡し後のリフォーム計画で

床の貼り直しや外壁塗装や屋根塗装、

床下や天井に点検口ない場合には

工事して付けて行くなどの指摘事項部分の工事が

考えられていても、売り主さんが引渡し前に

工事をさせてくれないと

この制度は受けれないということなんです。

 

 

簡単に言うと検査に是正項目が出た時点で

この保険で住宅ローン減税が受けれない

ことが大方確定されるということなんです。

 

この保険には「引渡後リフォーム工事タイプ」

というものもあるのですが、

 

瑕疵保険を付けるという目的については、

これで解決できるのですが、

付保証明書を取得して

「住宅ローン控除等を利用する」という目的は、

この「引渡後リフォーム工事タイプ」では

解決することができない。

 

つまり、住宅ローン控除等は利用できないのです。

 

なぜならば、住宅ローン控除等を利用する場合には

、“引渡前までに付保証明書が発行

されていなければならない”からです。

 

 

なんだかな~。

 

 

じつは、耐震で適合証明(現行基準の耐震力)

が取れれば、住宅ローン減税を受けれるのですが

築20年以上の木造の在来工法では一般的に

現行基準の耐震力はありません。

 

大規模リフォームをして耐震力をあげて、断熱を

新築同等にしていくような形ですと考慮できるのですが

使うところは使って、悪いところは直すような形の

リフォームだと無駄に費用がかさみ、本来お金を

使い所にお金が回せなくなり、

暮らしたい暮らしがそこで実現できず

本末転倒な出来事になってしまうということもあり

 

なかなか中規模リフォームだと手が出ないのが実情。

 

 

住まい手さんは物件2においても指摘事項が

屋根等で出てきていやーこれもだめかー

って思っていたのですが、幸い売主さんや

仲介の方の考慮、アーキプロジェクトさんの押し

など様々なものが起因してか引渡し前に工事に

入らせて頂くという形で合意でき、

ようやく前に少し進められる段階までになった。

 

 

結論

この制度は本当に使いづらい。

買主とっても、世の中にとっても。

 

 

中古が今後、世の中に流通させるって息巻いているけど

これじゃ全くもって使えない制度。

 

 

日本の中古住宅が欧州や欧米のように手を入れられたもの

にはしっかり価値あるものとして世の中に流通していけるか

どうかにおいては買主の購買欲を補てんする

減税処置が受けれるかどうかということはすごく大事な話だ。

 

 

中古なんだからある程度の不具合があって当たり前。

それを直して住み続けられるようにする改装技術や

残すべきポテンシャルがその住まいに大いにあっても

今の制度では何の意味をなさない。

 

 

今の制度では、

しっかりきっちり手入れされた築20年を超える中古住宅。

築20年内の住宅。(あっという間に出来る建売も含まれる)

耐震力が担保されているプレハブ住宅など

この制度が使える物件は限られている。

 

 

でも実際は、

残したい物件や残すべきポテンシャルを秘めている家って

上記にあてはまらない、築年数が古い家の方が多い。

 

そこには

当時の大工さんの技術のとんでもない手法や

今では手の出ないような木材が柱や梁で

使われていたりとこれらの評価基準にはのってこない

価値基準の住まいが残っている。

 

 

 

 

既存住宅売買かし保険

 

 

 

実際に、築年数は古い家だけれども、素晴らしい構造を持ち

大規模リフォームで新築同等のスペックに耐震力も温熱環境も

変えていけるとわかっている側からすると、

なんとも表層的なと思ってしまう。

 

 

この制度を使いやすくするには

ただ単純に引渡し前に検査をして

指摘事項があれば、リフォームで修補して

再検査→合格→付与証明受け取り→

確定申告で控除・還付。

 

 

こんな簡単な事ができないのだろうか。

 

 

ここには想像に容易く、不動業界の闇があり

本来の中古流通の意図なんてないがしろな事実が

あるとかないとか。

 

あるでしょ。

 

 

これだからね。。。

 

 

 

今回は幸運なことにこの住まい手さんは引き渡しが済んでない

以上まだ安心はできないが、アーキプロジェクトさんの

尽力もあり、良い方向にいきそうだ。

 

今回、色々右往左往して、検査基準の曖昧さに嘆き

色々電話して聞いたり、やることはやった気でいるが

無知で、もしかしたら知らないことも有るのかも知れない。

 

だけども、きっと世の中の実情に照らして制度がそぐわない形で

あることは間違いはない。

 

色々心が折れそうなものを踏ん張ってきた彼らのために

妄想の暮らしに出来るだけ近づけて、僕らは建築でしっかり

その踏ん張りに応えてあげたいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017 夏

2017.08.30

四季の中で一番個人的に嫌いな夏がようやく

終わってくれようとしています。

 

8月はわたしの誕生日があり、一年の早さを痛感する

月でもあるのですが、日々の中で

ピーターパンシンドロームなんではないかと

自分の幼稚性が垣間見えた時にいつもそう思うのです。

 

そんな正当化が出来なくなるくらいの年になってしまいました。

とうとう30代最後の一年です。

 

廻りの40・50代の大人でこんな男の事を大人って

呼ぶんだろうなと思える人に自分で思えるように。

 

でも結局、その周りの素敵な大人も

中年の中の少年性というか

おっさんの中の透明感というか、そんな部分

持ってるからこそ素敵だなと思えるわけで。。

 

経験を経ないと見えてこない

そこら辺の線引きを決して偏らず、

大きく間違えず、色々な狭間で

上手にバランスをとれるような人の事を

大人と呼ぶのかも知れませんね。

 

 

 

 

 

さて、春から始まった工事も残すは外構工事です

農作業舎だけれども、信念は忘れない施主の想い

が入ってます。

 

 

 

 

良い雰囲気に仕上がりました。

 

大工さんと共に

俺たちって冷静に考えるとアホだよね、って工期とかお金とか

考えるべき事を、ある一部ではすっ飛んで。。。

でも、こういう直感的なのが作り手側は楽しいのです。

好きじゃないと難しいなとあらためて思います。

 

完成したら、御来訪頂けるようまた告知します。

 

 

 

元井

やったことのない外壁

2017.07.27

夏真っ盛り。

海老名にある農園小屋新築工事も内部がだんだん仕上がり

全貌が見えてきました。

 

 

一見、教会のようです。(言い過ぎか)

 

 

 

お盆を前に外部を固めたかったので、7月某日の雨のない日。

外壁工事がスタートしました。

 

この農園小屋の外壁はドイツ壁という私も経験のない

ヨーロッパの城郭などに用いられてきた左官工事。

 

オーナーが気に入り、この壁ありきで打合せを続けてきました。

色合いもこれに紺色とグレーの中間色のような色を付けて

仕上げます。

 

 

左官屋さんは、この現場の大工さんの親類で歴史ある建物や

公共建築物のこだわった左官工事をしている方に

お願いし、全国を飛び回る中弊社の現場に入ってもらいました。

 

 

そして、いよいよその時が来ました。

私も大工さんもオーナーも遊園地を前にした子供ような

目をしてたと思います。

 

 

先ずは下地にエアーガンで大まかに吹き付けます。

 

先ずはこんな感じにしていきます。

かき落としという左官の壁に似た表情。

 

 

 

さて、ここからです。

こんなツールを使い、壁に外壁材を弾くように

ぶつけていきます。

左官屋・大工・私・オーナーみんなで施工していきます。

手首と腕に乳酸がたまっていきます。

要は手首をスナップさせて、竹の道具をしならせ

骨材を弾き飛ばす手法です。

左官屋さんが、リズムだよリズムって言ってました。

左官屋さんがやると、散弾銃のように綺麗に骨材が

弾き飛びます。

 

 

大工さんやオーナーはコツを徐々に掴んでいく中、

私だけ上手く外壁の玉が飛ばない飛ばない。

皆さんにいじられ、私担当の部分には左官屋さんによる

手直しが入ってました。

大工さんはほんとに上手。YDKだそうです。(やればできる子)

 

 

 

外壁工事に珍しく、一面ずつ仕上げていく形をとります。

おおよそ二時間後にはこんな感じ。

みんなでいいじゃない~の風景。

 

 

 

ここからさらに厚みをつけて、30mmの厚さにしていきます。

 

 

 

決して工業製品・機械製品のように均一にはなりません。

同じ左官屋さんでも表情が違う。

均一化していないのが、手仕事らしいし、本物の証拠。

手仕事にしか出せない表情が出ています。

 

廻りを見渡せば、

均一化された

工業製品ばかりの家が目立つ。

均一化が悪いわけではなく、均一化がある分

手間は安くなり、上手ではない人が関わっても

それなりの物になる。

 

 

 

木も壁材も本物を使えば、同じ樹種・同じ素材の

紙や土を使っても色も木目も艶も、同じ白でも

黄身がかっていたり、グレー気味だったり

様々な表情がそこにあります。

人間も十人十色。

 

 

これを悪い意味でムラととるか

良い意味でアジととるか。

 

 

どちらを選ぶかはその人次第。

正解も不正解もない。

 

 

僕は、表情が違う自然のモノや人の手による仕事の質感が

残るモノがやっぱり好きです。

 

 

 

良い経験が出来ています。

明日も手首を効かせてきます。

 

 

 

元井

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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